丁度深い眠りに入りかけた頃、久し振りに聞く着メロが遠くで鳴っているのを理解し始め、訳の分からない必死さで伸ばした手がつかんだ携帯に吉田航と出ていた。思いがけぬ電話に急いで通話ボタンを押した。 何と仲間を引き連れて、これから家に遊びに来ると言うではないか!考えてみれば、卒業して以来、メンバーは誰も遊びに来てないし、自分も行ってない。にわかに胸を躍らせつつも、疲労と深い眠気と翌日からのスケジュールへの心配から朦朧と断ってしまった。おとこぎ失格だったなぁ。吉田さん参りました。おとこぎ磨きなおします。ヒロシ
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