最近山手線で見た。そのスーツを着たサラリーマンと思われるその中年のおじさんは明らかに間に合ってなかった。ぎりぎりおじさんの目の前で電車のドアが無常ににも閉まっていく。と、ここまでは日常よく見かける光景なのだが、今回はここからが違った。その戦士はおもむろに、ドアに手を掛けた。そして次の瞬間何を思ったか、両手でドアをこじ開け始め、見事ドアを開けきり電車の中への進入を成し遂げたのだ。その姿は、牢屋の格子をこじ開ける拳四郎の姿に他ならなかった。そして私は思った。やはり、北斗神拳は確実に伝承されているのだと。浅井
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