本の中の、違う自分。


2005年03月05日(土)
親は子供の名前を付ける時、一生で一番悩むのかもなぁ…と思う。
ある意味、その子の一生を左右しかねない大事なことなのだろうし。
姓名判断という仕事が成り立つくらいなんだから、間違いないと思う。

じゃあ、実際にどうやってつけてるのかなぁ…と考えてみると、
その年に活躍したり、注目された人にあやかって、名前を付ける親が少なくない。
去年のランキング(明治安田生命)で伸びた名前を見ても、
「みずき」や「こうすけ」てのはオリンピックの影響かと思うし、
「りん」ていったらあのドラマかなぁ…と思ってしまう。
だとしたら、今年は去年以上に「あい」が増えそうな気もするし。

もちろん、話題の人じゃなくたって、
感動した映画や小説の主人公の名前をとったとか、
尊敬する人にあやかって名前を付けたなんてのも、よくありそう。
自分の場合はこの前者で、母親曰く、当時読んでいた小説の主人公がかっこよく、
それにあやかって名前を付けたらしい。
ちなみに、あやかった所で、実物が同じようになるわけではない。
自分がその何よりの証拠だし。


と、長い前置きの後で、今日の話。
なんでここまで名前の話で引っ張ったのかというと、
今日読んでいた文庫本で、自分と漢字まで同じ名前の人物が出てきたからだ。

たしかに母親は小説の主人公になぞって名前を付けたらしい。
ただ、実際にそういう名前の人物を小説の中で見た事はなかった。
それなりの数の小説を読んで、漢字違いで同じ読みはよく見かけたけれど、
漢字まで一致ってのは初めてで、思わず驚いてしまった。

で、同じ漢字のユウヤ氏が出ているその小説は、恋愛短編。
よくよく読んでみたけれど、女性の作家さんが書いている為か、
女性から見て、かなり魅力的な男性に描かれていた。
読んだ後、「うーん…あまりに自分と違いすぎる。」と、
筋違いとはわかっているのに、作中のユウヤ氏と比べて、
自分のカッコ悪さ、不甲斐なさを感じてしまったのでありました。

少し、自分を磨こう…

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今日一日は、大した出来事もなく、平穏に終了。
講義では、缶コーヒー2本を投入して、先週比75%の居眠り削減を達成。
ルーツの「スプレモロッソ」が、かなり好み。
色々缶コーヒーも飲んだけど、どうも自分は「ルーツ」系との相性がいい感じだ。

BGM : リバーサイドホテル / 奥田民生♪



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