孝行行脚。


2005年02月11日(金)
今朝は7時起床。
勿論、今日は祝日で会社があるわけじゃない。
それでも早起きしたのは、東京に行くため。

目的は、上野の東京国立博物館でやっている「唐招提寺展」。
自分も行きたかったし、母親がそれ以上に行きたがっていた。
そこで、親孝行を兼ねて出かけることに、昨日のうちに決めていた。
(初任給もらってから、そういうことをしていなかったので…)

実際に展示は素晴らしいものばかり。
展示品の数は決して多いとはいけないけれど、その一つ一つは実に見事。
展示物も実に間近で見ることが出来、内容の濃い展示だと思えた。
展示会のタイトルにも含まれている鑑真和上像、盧舎那仏が見事なのは勿論、
それ以上に印象的だったのは、盧舎那仏の周囲に安置されている四天王立像。
それぞれが一木造りという事実にまず驚いて、
表現されている豊かな表情に、思わず見入ってしまった。
この展示会、絶対行って損はないと思います。

博物館を出た後は、鶯谷の「笹乃雪」で昼食を御馳走して、
母親が小学校時代に住んでいた文京区界隈を散策し、
銀座をまわって買物をして帰宅。
自分なりに、親孝行ができたんじゃないだろうか…と思っている。
ちょっと、歩きすぎてしまったかも知れないけど。

鶯谷近辺では、林家こぶ平の正蔵襲名披露のお練りの宣伝ポスターを見かけた。
そのお練りに同伴するのは、木久蔵、小朝、志の輔、鶴瓶…の大師匠たち。
古典に力を入れていると聞く、こぶ平の落語は聞いたことがない。
自分の中では、テレビでのイメージが先行してしまっているので、
落語家としてのこぶ平の力量が、果たしてどの程度かはよく知らない。
今度、一度聞きに行ってみようかな。

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北森鴻「狐罠」読了。なるほど、これは面白い。
登場人物のキャラクターがとても個性的で、ストーリーもけっこういい。
骨董の知識も手に入るから、一石二鳥かも。

BGM : Million Films / コブクロ♪



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