スーツ/夏の墓参


2004年08月27日(金)
起床は7時45分。
目覚ましをかけたんだから、一発で起きなくちゃなぁ…

今日はスーツに身を包んで、都内へ用事。
中学高校と制服がブレザーだったから、
あまりスーツを着るのには違和感ないのだけど、
如何せん滅多に着ないものゆえ、気持ちは馴染んでも、体が馴染んでない。
歩き方とか、不自然じゃなかったかなぁ。

スーツ姿でカバンを持ってオフィス街を歩き、
18時台の混んだ電車で家路に着くと、にわかにサラリーマンな気分。
というか、とっくにそうなってなきゃいけないだろう……自分の馬鹿。
結局は、自己嫌悪に落ち着いたのでした。


その用事の行きがけ、ちょっと寄道をして墓参。
お盆は過ぎてしまったけれど、どうしてもご先祖様にお祈りしたい事があった。
勿論、お祈りで現実がそれで変わるというわけでない。
それでも神様やご先祖に祈るのは、信心深さか、不安を消したいから。
…いずれにしても、自分は弱い存在という所には変わらない。

お盆の墓参で思い出すのは、「蝉の証」という本多孝好の短編。
氏の小説の中でも、一番好きな1篇。
話の終盤、蝉の声が聞こえる墓所での、
主人公のばあちゃんの言葉は、とても心に残る。
身近に「死」を意識し始めると、それは殊更に。

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我慢していた読書を、今日から再開。
読み始めたのは、保坂和志「プレーンソング」
なんだかサクサク読めてるような…

BGM : Two Moons / 槇原敬之♪



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