まだ、肌寒い春の始め位に公園で足にピンクの糸が絡まった鳩に出会いました。 両足に足枷の様に絡まった糸は歩行の妨げになるだけで無く、足指に食い込んで立つ事すらままならない酷い有様でした。 何とかとっ捕まえて両足を繋ぐ糸は切ったのですがあまりに食い込みすぎた指の糸は取れなくって。 それから公園に通って、その鳩中心に(笑)パン等をあげていました。 そのうち、その鳩は私の近くに座り込んで手から食べる様になりました。
暫くして、公園に来る鳩の群れが変わってその鳩を見かけなくなったので、あまり公園に行かなくなりました。 あの足だしもう亡くなってしまったかも、と、うすらぼんやり考えていました。
今日、その鳩に出会えました。 糸の絡まった足指は腐り落ちて無くなっていましたが、残った足指でしっかりと歩いていました。 もう、手からパンは食べませんでした。
なんだか、とっても嬉しかったです。 [キョン]
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