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食物日記 DiaryINDEX|past|will
12時半代官山、wifi電源切れで焦りながらも中島さんと奇跡的に蔦屋前で合流、トムスサンドイッチで横山さんと3人でランチ。チキンサラダのサンドイッチとオレンジジュースとコーヒー。3時練馬のカイロ。帰宅、6時40分頃清澄白河ではねださんと待ち合わせ、snacのマームと誰かさん公演。路上に黄色い車、その場所のある通りすべてが劇の空間になっている。かえるさんとごあいさつ、勧められた近所のだるま食堂で急いでごはん。生ビール、ナスの一本漬け、きゅうりの浅漬け(お通し)、ニラレバ炒め、やりいかの刺身。8時から公演開始。小さな蝉の声と蚊取り線香の匂い、明滅する微かな照明。飴屋さんの訥々とした語り、異界への扉がひらく声。大破した車の中から起き上がる青柳いづみの平坦な差すような声、そしてカウントダウンのくり返し。車にひかれて死んだ男の、引かれてから死ぬまでの3秒間の話がすべてだが、声はそのままに、表情は徐々に泣き顔になっていく。鼻水も涙も流れる。飴屋さんが操作する、何かが落ちたり壊れるような音にびくっとする硬質な効果音。そして、突然椅子のままガラスの上へ何度も倒れる。会場の扉は外に向かって開け放たれ、路上においてある車、通行人、そして役者が渾然一体となって演出に加わる。いつのまにか外に出た飴屋さんや道路を猛スピードの自転車で走っては止まり、走っては止まる。そこにやってきた車から降りて入場してくるコーラス隊の天使の声。自転車に乗り、レシートを確認してりんごをカゴいっぱいに盛り、その自転車に乗ったまま容赦無く倒れる飴屋さん。りんごがわたしの足元にころころところがり、再びそのりんごを拾ってかごに入れて、全力で倒れる、その繰り返し。何度も死ぬ。青柳いづみは車の上に立って、生理の日に自殺しようとするなんてわたしはどこまで痛い女でしょう、と語る。車を乗り越えて外に出た飴屋さん、黄色い車に駆け上がる。台詞はうろ覚え、だが、空をみてください、月を見て下さい。と。その日は満月の前夜。1時間あまりの時間、すすり泣きする人もいた。わたしも涙が出そうな瞬間がいくつもあった。このパフォーマンスを体験できてほんとうによかった。
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