食物日記
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2011年05月01日(日) 曇時々雨時々晴れ

5時半起床。目玉焼き、いちごジャムトースト、コーヒー、ヨーグルト。7時前には車で気仙沼へ仕向けて出発。途中ローソンで飲み物おにぎりサンドイッチなど購入。小雨から曇り空。東和町から藤沢抜ける深い山の中に朝靄と山桜。停車して写真撮りたくなるが先を急ぐ。結構車の数が多い。歌津の小泉海岸の大分手前あたりから、大きい木がなぎ倒されて流れ着いている。こんな手前なのに、ここまで波がきたのか、と思うとあ然とする。国道45号に出た辺りから、大谷海岸まで、津波の跡でがれきの山、山。ここは一瞬どこなのか?と地図上の位置が頭の中でぼやける。しかし車の流れに沿って行けば着くはず、と思って運転し続ける。次第にまた道はいつもの道に。津波が来たところと来なかったところの、落差。気仙沼バイパス通り過ぎ、無人ガススタンドで地図を確認して松川インターチェンジでおりてすぐのセブンイレブンで再び道確認、気仙沼駅へ。特別に駐車場を無料開放している。ここでたみえちゃんてっちゃん夫妻と待ち合わせる。車1台に合流し、たみえちゃんの運転で街中を案内してもらう。市役所前を通り過ぎ、海岸。船が乗り上げている道と、元は港があった場所。そしてほどなく、仲町。え?と思うほど、まったく以前の様相をとどめていない。ここはどこだ?と思う。たみえちゃんの実家は津波後の火災で鉄骨が少し残っている程度。まわりには流されてきたトラックや車、冷蔵庫などが山積みになっている。しかし、車が通れる道は比較的きちんと整備されていた。しばらく街をみてから、森田医院へゆりこさんを迎えに。風邪でのどががらがらだそう。一緒に、新居へ。気仙沼駅と線路を見下ろす眺めのよい明るい2階建ての家だった。公一郎さん、じゅんこさんも元気。家の目の前の道に、ぼけのはなが薄淡いピンクの花を咲かせ、西向きの台所の窓から濃い桜の花が見える。さっそく片付けよう、と思ったら、まずお茶にしよう、ということになり、チョコレートやコーヒーをいただきながら休憩。その後、わたしは風呂とトイレと廊下の拭き掃除。あっというまにお昼。カップヌードルと、もってきたツナマヨおにぎり。たんぽぽなどの野の花を摘んできたゆりこさんがきれいにガラスの花瓶に活けて台所の棚に飾った。午後は支援物資として届いた食器類を洗う作業。ゆりこさんが次々に拭いて棚に並べる。窓から桜が見えてとても嬉しい、キッチンの棚には、ヴァンガードみたいに色付きのグラスを並べたらきれいではないか、と言う。洗い終えて、家族の記念写真を家の前で撮影。達郎さんという小山さんのいとこが東京から訪ねてきて、家の前で立ち話。ごあいさつ。3時ころ再びお茶タイム。コーヒー。3時半にはおいとまし、気仙沼駅でたみえちゃんたちと分かれ、佐沼へ戻る。大谷海岸の販売所で車を止め、少し撮影。途中間違えて65号線に出てしまうが、あまりに閑静な山道に、はっとするような桜の木。散った花びらが、薄暗くなってきた道路に浮かんで、音は全く無い道。駐車場にとめて撮影し、Uターンすると、そこは少し高台で、津波に荒らされた低地がすぐ近くに見える。少し高いところと、少し低いところで、こんなにも違う景色、違う世界がひろがっていることに愕然とする。6時佐沼着。おみやげでいただいた亀の子せんべいを食べる。晩飯はカレー、揚げととうふのみそ汁、ナス田楽。


宇壽山貴久子 |MAILHomePage