食物日記
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2008年01月29日(火) 晴れ

7時半起床。コーヒーのミルクなし、レーズン入りシリアルにヨーグルトとミルク。スタジオに出て撮影準備して10時Zach Feuer Galleryへ。Luis Gispertの撮影を行う。写真作品は、大きい車の運転席か、飛行機の操縦席のような場所からフロントガラス越しに見た町の風景で、その風景の中には射的のように人工的に人が配置してある。そして、ピンク色の革が張り巡らされ、音の出る部分がハート形にくりぬかれたスピーカーがフロアにおいてある。絨毯もピンク色だ。次の部屋にはガラステーブルがあり、脚の部分が焼けただれた犬の彫刻になっている。展示は意味深でよくわからない。同時開催でMary Boone Galleryでも映像作品を上映しているというので、作家が来る前に見に行く。この映像に、とにかく、圧倒される。想像力が低いところから高いところへ、ものすごく広いレンジで飛びまくる。屠殺場の豚、足の中指が無い女性、ブーンボックス、自転車の少年、登場する人々の間で交わされる視線、俯瞰で見た広いY字路、暑い夏の空気、ママの寝室とハイヒール、おねしょのプール。アメリカン・シネマ風に一見エンターテイメントな映像であり、大きなプロダクションだが、内容は一筋縄では行かない。グロテスクなのだけれど、ぎりぎりのところでポエティックで、多分子供のときに見た夢をそのまま映像化しようとしたのだろう、と思う。30分近い作品。もとのギャラリーに戻って、作家に会い、少し話をすると、やはりこれは子供のときの悪夢をベースにしているという。舞台となった80年代っぽいピンク色の家(プール付き)はバーブラ・ストライザンドが住んでいた家だが、今は誰も住んでいない。映像作品を見た後にインスタレーションを見ると、意味がつかめる。Luisは、なんと、わたしの犬写真シリーズを知っていた。とてもうれしくなって、話が弾んだが、時間がないので撮影開始、活き活きとした感じのかっこいいポートレートが撮れる。その後、12時からAnton Kern GalleryにてEllen Berkenblit
を撮影。ピノキオのような、鼻が特徴的な少女の横顔のモノクロペインティングがリピートされる。少女は赤ずきんのようにも、魔女のようにも見え、絵柄は漫画的だが、背後に流れる暗い感じがある。そして、絵の少女にそっくりな丸い鼻の作家が現れる。今日の2人は、ライティングを使ってコントラストを少しつけて撮影。とても面白い作品に出会えて、刺激になる。1時過ぎスタジオ戻り、疲れて少しぼーっとしながら、ポッキーを食べる。下のデリでshrimp salad on whole wheat rollとチップスを買ってきて、食べるの忘れてあみちゃんと電話したり、メールをいくつか書いたりする。そして結局食べて、今日撮影した写真のセレクト。6時前には出て、5th avenueを歩いて南下しながら、H&MやGAPをみる。Union Squareに入る途中のブロックに、新しい下着屋を発見、中に入ると、比較的お手頃なランジェリーが多く、俄然買い物する気に。スザーナという愛想良くてきぱきした店員さんにものせられて、ブラとショーツ購入。1月は風邪で痩せたのでワンサイズ小さくなっていて、これ以上小さくなったらかなりやばいと思う。デリで買い物して帰宅。豚肉のマスタード煮込みを作って、ごはんも炊く。


宇壽山貴久子 |MAILHomePage