泡とガラス玉


2010年11月20日(土)      モリノアクマ


運命の人

だと
思い込んでいたと

そう

認めてしまう


たぶん
その時も
知っていたけれど
泡のように
突然現れる疑問は
すぐに消えて

見えなくなってから
また
走り出していた

それ以上に
想いは
強かった

独りよがりで


森の悪魔は


私に間違った道しるべを示す

でも私はもう狂わない

森はいつか
幻になるでしょう
もう少女ではないから


  ←    +    →