minimum maximum
ねこのひげは、バランスよく。

2007年12月08日(土) まだまだ考えはまとまらないけど。

2年前、クモ膜下出血で倒れた父。
レベル5。
手の施しようのない、最悪の状態。
59歳。まだまだ若くて強い心臓だけが、がんばってくれてた。
一度は止まった、おとうの心臓。

瞬きしない、おとう。
でも、伸びるヒゲや爪。脈打つ手首。
なにより、あったかい、手。

医療の進歩があったからこそ、温かい手をつなげたし、
語りかけることだってできた。

離れて暮らしていたわたしが、倒れた翌日、おとうに会えたのだって、
医療の進歩のおかげ。

冷めてる娘なのかな。わたしは。
どこかで、もう、希望を持つのは怖かった。

おとうのことは、大好きだった。
ファザコンだって言われても、否定なんてしないし。

だけどね。。なんだったんだろうな。
あの、おとうが眠っていた38日間。

「医療(学)の進歩」「疑問」
そんなキーワードで検索すると、意外にも、同じような考えの人がいた。

わたしはもうすぐ30歳。
病院のお世話になった回数は、人並みにある。
歯医者だって。

だから、矛盾はするんだけど。


「人は死ぬべきときに死ぬもんなんだ」

心にしまってたこの言葉を口にするのはこわかった。
だって、それに反論する自分だっているもん。
だけど、友達は、ちゃんと受け止めてくれた。

一言で片付けられないことは、この世に山ほどあるけれど、
なんとなく今日は、このことを、書きたくて。



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ひろ [MAIL]

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