記憶

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■2010年03月31日(水) 短歌集14■

こちらから連絡できないから過去のメールを読んで時間をつぶす

「暇潰し」そんな関係でも暇を持っているのはわたしだけだよ

幸せは遠いどこかに置いてきた行く先のない悪い恋をし

わたしにも思い人ならいるけれど「言わぬが花」ね誰かの貴方

人愛す君の姿が美しく我が身を少し恥じてみている

君が今日笑っていればそれで良いそれだけ願い眠りに落ちる

大切にしてくれるのねありがとう貴方のできる精一杯で

「同罪」と君に言われてじゃあ罰もちゃんと一緒に受けてと思う

守るもの壊せないもの持つ貴方それはわたしじゃないものたちで

大切な誰かを守るため君はいったいいくつ嘘をつくのか

嘘つきな貴方の腕に抱かれつつ嘘の嫌いな誰かを思う

伝えない気持ちがあって良いでしょう叶うばかりが恋じゃないから

この前は酔っていたから次にするキスを君との最初にしよう

「最愛」だなんて錯覚せずに済むそれなら既に持つ人だから

始めから失っている恋をして傷つくままに進むと決めた



■2010年03月25日(木) 短歌集13■

君からのメールがなくて色変わる心をそっと不安に思う

君の手がわたしに触れて心ごととろける甘い魔法にかかる

君の名でネット検索やばいもう踏み入りかけた恋の端っこ

君とならきっと戻れる友達にだって恋などなかったのだし

始めから別れのことを思ってる既にゴールはない恋だから

夜が好き君がわたしを抱きしめてキスをするのを思い出すから

「おやすみ」のメールがないと眠れないなんて言わないけど眠れない

恋人じゃなく友達の距離でいて君には守るべき人がいる

忘れてた友達だったわたしたちただ「大事な」とつけさせてくれ

貴方には悪魔がひそみ生け贄はわたしだけではまだ足りなくて

冷や水をかけられたよう君からの言葉良かった目が覚めたから

さっきまで友達の顔してたのに欲情できる貴方が不思議

酒に酔いあることないこと調子良いこと言う癖が嫌でやめたい

飲みすぎて解放されて良いこともあってたびたび過ちもあり

貴方には酔って電話をかけぬよう迷惑そうな声が怖くて

大切な人と暮らしている貴方わたしはじっと息をひそめる

ねえやめて束縛するの嬉しくて貴方に深く惹かれてしまう

君のこと愛さずに済み良かったと思える理由必死に探す

君からのメールフォルダを作るのは一括削除しやすいように

絶妙なときに迷惑メール来てこれが人なら惚れると思う

今君はどうしているの?聞きかけてやめる寂しくなるだけだから

官能を込めた歌なら送ろうか恋心なら奥に隠して



■2010年03月19日(金) 短歌集12■

その指の熱をふたたび知りたくて踏み出す道は秘めたる恋路

ねえ怖い?楽しい?わたし?怖いわよ違うわ怖いからこそいいの

好きなのは君がスリルか答えなど忘れるくらい絡ませる舌

会ってすぐ服を脱ぐにもそれなりの羞恥はあるの顔は見ないで

この間会ったばかりでもう二度も夢に出てきた片恋の人

貴方とは違う種類の偽りを重ね楽しむ一夜の契り

どの顔で貴方は嘘をつくのだろうそ知らぬふりで笑うのだろう

夢でしか自由に会えぬ君思う寂しさ隠しまた目を閉じる

本気にはならない辛いだけだから寂しい人と呼ばれてもいい

恋ならば君だけという常套句言わずにいてね信じてしまう

恋でなく欲かも知れずそれさえも言えず抱き合う関係を持ち

恋人と人に言えない君恋し秘密重ねて逢い引きをする

親の目を盗み悪さをした若き日を思い出す君との逢瀬

会える日を待つ不安だけ募らせて貴方が恋を忘れないかと

君からの連絡を待つこの姿犬が「おあずけ」するかの如く

誰彼も裏切る欲で汚しあう罪の意識は身を切る痛み

盛り上がり揺らぎ薄らぎ浪費する会えない日々に移ろう心

会えないとわたしが言っただけど今抱きしめないと君を忘れる

夢だった?だって名前も知らないし約束だって無いに等しい

女の子好きよね貴方わかるわよ誰でもいいの?それでもいいよ

お互いのことはこれから知りましょう今はひとまず抱き合いましょう

会える日を待ち邪な想像をするのが好きよ貴方の不在



■2008年12月31日(水) 短歌集11■

カラオケで「歌って」なんて言われても盛り上がるような歌を知らない

気まぐれな迎えを待って待ちぼうけたまに来るから性質が悪いよ

退化する脳を危惧して歌を詠む心も鍛え一石二鳥

笑ってる君を見てると幸福の音色が響き世界は揺れる

雪を今初めて見たと言う君は遠い異国のクールビューティー

顔を寄せ良いにおいだとつぶやいた君に可愛く返事もできず

好きですと言ったら君に知ってると返事をされてなにも言えない

寂しいと言わない君の強がりをこの両腕でそっと抱きしめ

それは誰嫉妬の炎が荒れ狂う他の女に優しいあなた

クリスマス君はどうして過ごすのか電話をかける勇気も持てず

また会おうそう手を振るの憎らしいほんとはもっと一緒にいたい

また君に会えない日々が続くけど忘れないでねずっと好きだよ

君がいる隣にいるよ笑ってるそれがこんなに幸福だとは

もう会えぬ君の幸せ願う日は空にきらきら星が光るよ

「今度」などわたしの辞書に載ってないこれが最後といつでも思う

大好きと何度一人で呟けば君の心を盗めるだろう

君は花わたしの花よここに来て隣で笑顔咲かせていてよ

わたしたち出会えたことが不思議だなこんなに好きで嬉しい人に

不思議だね嫌い嫌いと言うのにはほんと嫌いと好きとがあるよ

夜の闇に隠れて君を抱きしめるどうかこの腕解かないでよ

君がいる今夜が嬉しすぎるからもったいなくて眠れないんだ

会えないと言ったくらいでそんな顔しないでわたし君が好きだよ

君の声聞けた昨日は二重丸会える明日は花丸つける

君に触れ伝わる熱は冬の日に幸せの花咲かせる魔法

良い年を言われてしまい年内はメールするのもがまんしてみる

触れられぬ過去の傷痕そのままに新しい日のページをめくる

何度目の別れでしょうかちらちらと君を見送る雪が降ります

歌たちはわたしの秘密君だけは開けちゃいけないパンドラの匣

まだ君を好きでいるのは内緒です君を困らすだけのことです



■2008年12月16日(火) 短歌集10■

ありがとうなんてわたしも言われたい君には優しくできないくせに

なぜ君はいくつも秘密を持ってるのわたしに少しわけてください

覚悟決め君のアドレス消したのに「どうしてる」なんて今さらなによ

さよならを言わないままで距離置いたいつかあなたが追えばいいなと

こんな日は泣けたのならば楽になるかもしれないね赤子みたいに

「詐欺にでもあったと思って諦めろ」詐欺にあうのもかなり嫌です

雪積もる君のいる国どうですか気候も君の気持も知らず

キスをなぜしなかったのと聞いてみた月が見ていたからってなによ

繋がりを求めて書いたコメントの返事をいまかと待ちかまえてる

足跡をべたりべたりとつけている気にしてることばればれである

ねえ君にわたしの言葉伝えるの諦めていた間違いかなあ

偶然にわたしと君の人生が一時だけど交わる奇跡

待っている可愛い君にプレゼント春色の風共に贈ろう

クリスマス過ごせないのは知ってるが君が恋しく仕方がないよ

僕たちは交わりはせぬ平行線だけど一生隣同士さ

わたしたち盛り上がりには欠けてたね幕を下ろそうせめて二人で



■2008年12月10日(水) 短歌集9■

「竹食べたい」寝言で言ったと教えられ食べたくないです食べられないです!

染み付いて消えない君の痕跡を愛しく思い指で辿った

霜降りて凍りつきたる自動車を触り来た冬確かめて居る

友たちと交換しあうプレゼント君からならば本体がいい

「最近は夢に出てきてくれないね」電話口にて君を困らす

金曜日君に抱かれる夢を見た意識せざるを得ぬ土曜日だ

現実は特に変わったこともなく夢ばかり見て時間を潰す

悲しみは大きくわたしを覆ったが小さな喜びわたしを照らす

この空のどこかで笑う神様よ今日の不幸を蹴飛ばしてくれ

母親の傷つく姿見てなにもできぬ自分に腹がたってる

苦労して貯めたお金のごたごたは腹も立ちます肩落とします

へたっぴなわたしの料理を喜んで食べてくれたねお父さんてば

結婚をするならパパのような人わたしの料理喜ぶ人と

好きなんて言えないけれど君のこと応援してる遠いここから

会えないし声も聞けずに何ヶ月思い出ばかり何度噛み締め

こんな日は君の声でも聞きたいがつめたくひらく異国との時差

休日に朝起きしても予定なく暇持て余し隣人構う

偽って誰かの胸に身を寄せたそんな気持ちを思い出す今日

寂しいとあまり思っていないけど詰まらないとはいつも思うよ

君の不在当然のことで寂しさはもうなかったのまた逢うまでは

高山で見上げた空のその星等僕らの恋を乗せて流れた

五百円の偽の真珠の首飾り母に送りし幼き日には

祖母からの電話はいつも独り身を責める言葉で耳痛くなる

スピードをあげる自転車「あと5分」最速記録遅刻寸前

日記には敢えてコメント残さない他のコメントに紛れないよう

君の夢叶いますよう祈る日々私のぶんまで天に届いて

わたしの名呼ぶ君の声心臓を掴んでしまう優しい響き

指先に痒みを感じ見てみれば虫に刺されたなぜここなんだ

冷静な君がわたしの前だけじゃ失敗をする可愛くて好き

恋愛を話したいのに君はまたセックスばかり聞きたがってる

その人の話をしてる君の顔満ち足りていてわたしは嫌い

爪痕が君の彼女のしるしなら心の傷がわたしのしるし



■2008年12月03日(水) 短歌集8■

わかれ道踏んだあなたとさようなら迷わず進め想いは消えぬ

夢に見たその邪な恋情があまり甘美で現を忘れ

裏切って傷つけ捨てたその心欲しいなどとは二度と言えない

綺麗だと君があの日に褒めた指ひとり絡ます寂寥の秋

君といた短い時間いつまでも覚えているよ大切なんだ

恥じらって口にできないことばかり積もり積もって後悔ばかり

あのときのことを許してくれたのかなにも言わない君にごめんね

君のこと未だに不思議解析は終わらぬきっと一生かかる

今浮かぶ言葉はとてもストレート君の心を射抜く隼

なんとなく誰にも言えぬ君と手を繋いだことと高鳴った胸

知れぬよう想像するわ君の肌わたしを殺す毒のある肌

雨くらいしっとり降ってもいいのにね君との思い出晴れ晴れ女

キスくらいさせてくれてもいいじゃないいやいやまだだも少しお待ち

君の気持ち無視したキスは悲しくて味気ないからチャンス見送り

初恋の君の名前をネットにて検索してる暇な夜更けに

恋してる気持ち押さえて友達でいるもう二度と困らせないよ

酷くしてくれても何も求めないのにしないのは親友だから?

短気だと言われる待ちが足りなくて上手に罠がかけられなくて

「ルネッサンス」真似したいってそんな気分味などさしてわからないけど

こどもから見ればわたしも大人かな?(おばさんかなあ?)不思議な気分

寂しいという意味のこと書いてあるメール届いたわたしの不在

離れても君だけいつも想っているよそれで私は生きているのよ

君はいない隣にいない未来にもだけどわたしの心にはいる

君のその隣にいるのはわたしだと根拠もないのに信じていたの

ごめんなさいあなたが好きよ困らせるだけと知ってる聞かぬ振りして

本当は奪ってほしい君のこと愛してしまったわたしを全部

心なら通じていたが欠けていたどこかがあったあの日の二人

もう一度この手をとってくださいな忘れちゃったわ君のぬくもり



■2008年06月13日(金) 短歌集7■

YesともNOともつかぬ曖昧な関係を今変える告白

携帯はまるでネットの専用機たまにはあの子に電話しようか

たんぽぽの黄色が映える春の土陽炎ゆらり太陽香る

色変わる心を君よ責めないで気まぐれいいえいつでも本気

胸痛む気分はずっと晴れなくて「嫌い」となにかに向かって叫ぶ

口つぐみ君の背中に顔埋め言えない言葉は二人の秘密

こんな日は気分が少しましになる惨めな僕を隠す雨雲

新しい友ができたよ嬉しいな子供のように胸ときめかせ

目覚めると味噌汁の匂い香る中もう一眠りできる幸せ

一目惚れした君はもう人のもの詰まらぬ日々だ口笛を吹く

別れの日何度も思い出している最後の君を忘れぬように

諦めぬまだ諦めぬ呟いて崩れかけそな心を諌め

雨の降る愛する人の誕生日一人で祝おケーキを買って

君がいて僅かな光差し込んだ遠く輝く君にありがと



■2008年04月28日(月) 短歌集6■

この人のお腹の中にいたことがあった覚えていない過去でも

幸せな君と過ごした夜達が痛みに変わり眠りを阻む

酒の席見知らぬ人と緊張し味もわからぬまま杯重ね

この前は楽しかったねみんなでね今度はふたり飲みに行こうね

何回か触れた君の手思い出す心臓掴むようなその指

こんなとき髪を切りたくなる気持ちなにかを切って忘れたくなる

キスしようなんで駄目なのまだ二人好きあってるよ悲しいけれど

恋をした途端失恋婚約者いたとは知らず流す涙よ

君以外誰も嫌とは言わないけれど君が良かった過去形だけど

新しい恋に向かっていきたいが障害多し!どうなる!?この先

風強くヘアスタイル乱れたらあははと君に顔見て笑われ

顔洗い素顔の私に戻るときしかし詐欺だな鏡見つめて

一人きり慣れすぎていて付き合うの面倒なんだ干物でいいさ

横顔の睫毛の長さに気付くとき君の心は他を見ていた

君を待ち年も随分とりました後悔ないとは嘘になるわね

夜桜と客の喧騒君と手を繋いで無言で歩いたあの日

病院に行く道すがら桜見てその綺麗さに心癒され

草花が春の陽受けてすくすくと出ずる不思議さ手品の如く

髪の毛に知らぬ貴方の香り付く過ちの事後後悔募る

朝方に目覚めて残る酒の香が纏い付くよに寂しさを増す

君はもう私を見ない興味ないそれがこんなに痛いこととは

二人きり会ってもデートと呼ばれない親友同士それが寂しい

勘違い恋と思った違うんだ少し寂しく間違ったんだ

気まぐれな君のメールは僕のこと幸せにする不思議なメール

目に見えぬ分かれ道を今通り過ぎ君の姿は見えなくなった

大好きな手で抱きしめてほしいもう会えないとまだ信じられない

「ごめんね」と断ることが怖くって曖昧にする私は狡い

その癖は君がしていた同じ癖違う人にも君を見ている



■2008年04月16日(水) 短歌集5■

痩せたいと願いながらも「明日から」なかなか進まぬ吾のダイエット

メイクして「よし!」と気合いで振り向けば「別人ですね」と笑う母あり

お留守番いい子で待っててくれたならご褒美にソーダ飲ませてあげる

こんな名をしているけれど春がまだ続くといい派過ごしやすくて

風邪ひくよもう春だけど油断せず暖かくしよう三寒四温

絶望を色にしてみてそう言った君の瞳が氷のようで

君が背を向けて発したさよならを受け止め切れずただ立ち尽くす

愛してる一生一緒にいようねと誓った言葉が嘘になった日

呆気なく終わった恋は仲の良い二人をただの他人に変えた

あのときに君の手をとるべきだった後悔してももう戻らない

君の今噂で聞いて涙出る幸せでいてほしいはずでも

さよならがまだ言えなくてずるずると終わった恋と顔突き合わせ

闇の中月の光に照らされて浮かぶ体を強く抱きしめ

愛もなく繋がる僕ら月が見て笑っているよもう眠ろうか

今度また会う時はキスしてほしいでもキスだけよ他は駄目だよ

君達が付き合ってるという噂聞いたよ隠していたようだけど

君がいて寂しくなるよ不思議だね一人のほうがすごく楽だよ

寝た振りでそっと頭を乗せてみた君の肩まだ忘れられずに

思い出が少しも褪せぬこの恋は実を結ばずに良かったかもね


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