Sotto voce
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2021年08月26日(木) 「さよなら」を始めよう。

この日記の空白の七年は

40代にして「音楽人生激変期」を迎えた私の7年。
40代にしてできた「パートナー」との私の7年。

出会ったときは
二人ともまだずっとずっと弱くて
ずっとずっと自信がなくて
その傷を舐めあいながら
二人は共に歩き始めた。

弱い二人だけど
互いを思う優しさは
今よりもたくさんたくさんもっていた。

先に認められたのは彼だった。

それと同じころに、
私は諸事情で一度音楽活動を制限せざるを得なくなる。

どんどん世界と人脈を広げる彼を私は羨み
そんな私を、彼は明らかに見下し始めた。


「この先、俺と一緒にやりたかったら
俺を振り向かせるようなものを持ってこい
どうせ口ばっかりで、何もできないだろうけど」


並んでいたはずの二人は
いつしか明らかな上下関係ができてしまって
彼は傲慢になり
私は卑屈になっていった。

それでも、
対外的な態度と、自分に対する態度
明らかに違う顔を見せる彼に対して

「今に見ていろ」
その気持ちが
できないなりに音楽を続け、
いつかまた表舞台に立つときのために
努力する原動力になっていた。

思えばもうすでにこの時、
私たちは「恋人」ではなくなっていたのかもしれない。

記憶が確かなら、2016年の夏〜2018年の夏。

そして、2018年の夏
私の世界を変える出来事と、出会いがやってくる。
(続く)


安積 紗月 |MAILHomePage

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