父を殺したくて仕方ない。母のことを私に丸投げで、それに対して罪悪感がこれっぽっちもないばかりか、24時間心身ともに張り詰めていなければならない私の苦しさをまったく理解していない。というか、理解できないのだ、アイツは。普通の人間の神経をもっていない。もしやアスペルガーじゃないかと思い、精神科の先生に聞いてみたら首を振っていたけれど。でも普通じゃないのは先生もわかってくれていて「お父さんはあの年だからもう変わりようがない。あなたがうまく付き合っていくしかない。」と。それができるほど私は大人じゃないし、アイツは先生が思うよりもっと手強い。抑えていられるか自信がない。
3月に中古のパソコンを買ったら、CDが途中でとまってしまうという不具合が。「初期不良は修理無料送り返してくれ」と言うのでそうした。そしたら、クリーニングだけでよくなったという。結局そのままで返送されてきた。が、この頃またおかしくなっている。クリーニングでよくなったといっていたので、CDクリーニングで検索したら、CDレンズクリーナーなるものがある。これをセットするだけでクリーニングできるんだとか。この頃外出がままならないため、安いものなのでと昨日さっそくネットで注文しておいた。が、今日都合が変わり、外出できて図書館に寄ったら、CDレンズクリーナーがレンタルコーナーにあるではないか。とりあえず借りてきた。で、それを使ってみたら、あっさり直っている。・・・。あの業者、なんか誠意が感じられなかったけど、こんなものがあるのならはじめからそれを教えてくれればそれで済むのに、わざわざ送り返す手間をかけさせやがって。バカなのは私なのか、それともあっちか。
人と関わると必ずストレスを感じてしまう。介護の方の日記にいつも声をかけてくれる人がいるのだけど、この人がどうにも苦手なのだ。善人だしいろいろ大変なのはわかるけど、私を励ましてくれる一方で、それ以上に自分を肯定してもらいたいのが本音のようで、それを感じる取るともううんざりしてしまう。他人に自分の評価と肯定を期待していたらいつまでたってもきりがない。それを支えにしようとしては駄目なんだと思う。かといって、100パーセント私自身がそれを割り切れているわけではないが。
先週の水曜日、斜め向いの家が火事になってしまった。ちょうどその時間、普段はそんなところにいたこともないのに、たまたま北の部屋の片づけをしていたら「パンパン」とバクチクのような音が。私はあれが大嫌いなので、こんな寒空の下に誰が何のためにやってるのだ?といぶかしく思いながらふと窓の外を見たら、その家から火柱が上がっていた。慌てて父に知らせる。私はただおろおろとするばかりだったけれど、父が消防に電話してくれた。そのうち有線で「○○さんの家が火事です」と放送されるが、それがなぜか全然違う家の名前。ああいう時って情報がちゃんと伝わらないものなのか? それにこういう時って時間が長くてなかなか消防車が来ない。そうこうしているうちに消火が始まる。けれど、火の勢いが強くてなかなか消えないばかりか、うちの方に火の粉が降ってくる。逃げなきゃいけないかと思ったけど、何を持って出たらいいのかさえ判断できない。母を驚かせてはいけないと「落ち着いて。大丈夫だから」などと口走るが、私が一番落ち着かない。隣の家のおばさんは「うちの電気がつかない」というので「おばちゃん、うちで一緒にいよう」といってみたが頑なに拒否される。おばちゃんも大パニックだ。とりあえず思い立って、私はホースで屋根に水をかけるがうまくいかない。そうしているうちに火が弱くなってきたがなんとも落ち着かない。実は火事の前、母にひどいことを言ったので、それを思ったらこみ上げてきて号泣。いつもと同じように生きていられるだけでこんなに有り難いじゃないか ! 「さっき言った事は全部嘘。世界で一番大事だからね」とこんな時だからこそ言えた。 ちょっと疲れてきたので、後はまた書きます。 というわけで追記です。 なんとも落ち着かない気分のままその日を終える。翌日、あれは夢なんじゃないか、と思うものの窓から覗くと半焼した家が歴然とある。朝一番でその家の人が昨夜父が貸した半纏を返しにきてくれたが、私は「大変でしたね」とした言えず。ボケている母は人が来てくれたことに喜んで「嬉しいよ〜」などと言う始末。本来の母であったら、たぶん一緒になって泣いて慰めていたと思う。かく言う私も、もうはるか前の学生時代にお風呂を沸かそうとしてボヤを出したことがあり、事故というものは気をつけているつもりでも、ほんの少しの隙に入り込んでくるものだという実感がある。だから、とにかく同情心しかなかった。でも、とりあえず火事の原因を知っているかと父に聞いてみたら・・・ 「ストーブの火を消さずに給油した」ことなんだって。 いい加減にしろ ! !
この頃、母のシリメツレツが加速。どういうことがいけないんだろう? ただ痴呆が進んでいるだけなのか? 朝から晩まで気をもんでスリへっている私のことは忘れ、邪険にしてばかりで、何一つとして協力しない父のことはわかることがたまらなくくやしい。二人とも殺してしまいたい。 「早く死んでよね」と母に言っておいた。
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