人生の午後に書く日記

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6月15日 月曜日
2009年06月15日(月)

父がほったらかしの畑の草刈をシルバー人材センターの人に頼んでくれたと言う。有り難い。畑どころじゃないけど、草だらけにしておくと他の畑に迷惑になりそうで、気をもんでいたのだ。

そんなことがあったからと言うわけではないけれど、父のことを悪く思うことはやめなければと思う。私たちはお互いに許し合って利用し合うしかしょうがないのだ。それに父のことを悪く思うと、自分の波長が下がって邪霊の思う壺になるような気がするから。正直父を思い遣るというより、邪霊に負けたくないのだ。それに、他人の欠点に目が行く人ほど、自分がろくでもないのは間違いないのだから。


日曜日の憂鬱
2009年06月14日(日)

日曜日は「ママはニューハーフ」がない。そのため笑えることがなく辛い。

父に対しては、当然悪いことばかりではなく、有り難いこともいろいろあるので、なるべくそちらに目を向けようと思うのだけれど、そう考えている間に平然と嫌味なことをされて、また憎しみをかき立てられてしまう。

お昼過ぎ、ちょっと散歩に出ている間、近くで救急車の音がしていた。「まさかまた母じゃないよね?」とうっすら不安で帰ってみると、そうではなくよかった。救急車って他人事と思ってはいなかったけど、予期しない形であっさり体験者になってしまったことがなんだか不思議。あれに乗らなきゃいけない人も、それを迎える人たちも、両方ともとても大変だ。母の場合、命が残ってすぐに退院できたことだけでも、幸せだった。ほんとに有り難かった。・・と頭では思うのだけど、そう思いながらもこの憂鬱感。

Mr.Childrenの一番新しいアルバムを聞くのを日々の楽しみにしているんです。
「エソラ」の2番の歌詞がすごく好きなんですよね。



疲労
2009年06月02日(火)

疲れている。寝る時間も含めて一日を全部母のために捧げているような毎日に疲れている。母の症状が出始めたのは7年ほど前なのだけど、かかり付けの先生が驚異的と言ってくれるほど、母の病気の進行は遅かったらしい。なのでこれまでは私もそんなに苦しいと思っていなかったのだけど、脳腫瘍のこともあるのかここ3ヶ月ぐらいで急に変化してきて、それを受け止めきれないでいる。それ以上にストレスなのが父親だ。あの人は、他人を思い遣ると言うことができない。困っている人がいたらあざ笑うというタイプだ。母が入院したときも、思い遣るどころか怒ってばかりいた。さらに、最近は母が早く寝てしまうため一番先にお風呂に入ってもらうようにしたら、母の風呂の使い方が悪いと言って、寝ている母に文句を言ったりするのだ。我が父親ながら、ほんとにバカじゃないかと思う。ただのバカならまだいいが、あいつは自分が教育者だと思っているからさらにタチが悪い。子供の頃から異常人格者のアイツが憎くて仕方なかった。ただ、あの人は必ず地獄へ行くはずだと思っているので、そう思うことでなんとか自分を抑えているが。


救急車で入院
2009年05月27日(水)

日曜日、母と買い物に出たら店で母が急に倒れ、引き付けを起こしてそのまま気を失ってしまった。すぐに救急車で近くの病院へ。救急車の中で既に意識は戻っていて救急隊の質問にも答えていたし、病院の診断も特に異常がないと言うことだったが、意識を失くした人をそのまま帰すわけに行かないと言うことで、私が付き添いでそのまま入院することに。母が他の患者さんに迷惑をかけそうなので一日だけのことと思って個室にしてもらったので、もしかしたらこれは家にいるより休めるんじゃないかと色めいた私がバカだった。母は点滴が気になるようで一晩中外そうとしてばかりいてまったく寝てくれず。実際に二度も外してしまって、看護婦さんをイラつかせていた。それに病院の寝具のお粗末さで、寝返りをうとうとするとガサガサといちいち大きい音がして母の神経を高ぶらせるので困った。翌朝、お昼ご飯をもらった後の様子見で帰ってもいいと言われたけれど、なんせ母が落ち着かず、こっちも手に負えないので、もう退院したい旨を伝え、帰り際やっと先生の話を聞くことができた。特に悪いところはないけれどとしながら、良性の脳腫瘍がある、と言われてしまった。命にかかわるものでなく、認知症にも関係ないと言われ、そのときはそういうものかと思ったけれど、帰ってきて調べてみたりしたら、良性と言ってもやはりいろいろ問題はありそうで、なんだか気になっている。最近の症状の進みはそのことも多少なりとも関係あるんじゃないかと思わずにいられない。医者は母を目の前にして本当のことが言えなかったんじゃないかと勘ぐってもみる。まぁ、どうであれいつ何が起こってもおかしくないのだ。今回は命が残ってよかったけれど、本当のお別れはそう遠くない将来確実に訪れるのだと思わされた。


思いがけなさ
2009年05月22日(金)

病院に行ってまいりました。このところ状況が変わったので、それを先生に聞いてもらいたくて、来週の予約を今日に変えてもらいました。と言うわけだったのですが、なんか期待はずれだったような? 母のこと意外にも父親との昔からの不仲、それから始まった私の精神不安定についてとか、森田療法にかかっていたことなど言ってみたけれど、さらっと流されてしまった感じ。さらに最近の母と関わり方について、この状態を続けるのは難しいだろう、様子を見て、母のトイレ後の徘徊の頻度が少なければ、私は元のようにする方がいい。そうでなければ、睡眠薬を与えて寝かしてしまう方法があるがこれは失禁を伴うかもしれない、とのこと。認知症の患者を家庭で面倒をみる上で、介護者の生活を守ることも大事な要素だから、と。・・・・。お医者さんの言うことはもっともなんだろうけど、一方で他人の無責任な発言と思えてしまう。やはり一度あのような夜間の徘徊状態を目撃してしまうと、呑気に構えているわけにいかないのが家族だ。とはいえ、母の隣で神経を尖らせながら眠る生活がまだ一週間にもならないうちに、私はもうとても疲労している。父親はあのような人なので相談することもできず、私一人で問題を抱えたまま苦悩するだけなのだ。どうすることが最善なのかわからない。  

今日の占いに「思いがけないことに直面する」とありビクビクしていたが、やはり診療にやたらと期待を持ちすぎていたため、それが裏切られたような思いがけなさがあった。現実って、必ず予想外のことを仕掛けてきてくれる。



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