初イキウメ

新宿、紀伊国屋ホールにてイキウメ観劇。
「ダ・ヴィンチ」でよく見かける前川知大が作・演出。

語りの比重が大きく、非常にドラマ的だった。
それゆえ、作者の気配を強く感じてしまう。
(メッセージ性みたいな?)
ともすると、能弁たれになってしまいそうなこの芝居を
最後まで私に引き付けさせたのは役者の魅力(個性)。
特に、内田慈の表情の豊かさに魅力を感じた。
以前に五反田団で見かけたときもグッときたのだが
今日の役柄も非常に良かった。
これからがとても楽しみな役者である。

この芝居は何かになるのではないか。
小説、ドラマ、はたまた映画。
商業の戦略をすごく感じるのである。
2008年07月02日(水)


一つの想いが終わりを告げて
それはもう始まることのないものになる。
あってもなくてもどうでもいいと思っていたのだから
特別な痛みを感じることではないけれど
消失のあっけなさには驚くばかり。

忘却は死よりも悲しい。
あるものをないと思うこと。
あったことさえ忘れてしまうこと。

忘れられた悲しみを繰り返すのはなぜだろう。
いつまでも記憶を留めることができないのはなぜだろう。

2008年07月01日(火)

映画の感想2

「キトキト!」という映画。

主役は誰だろう。
大竹しのぶ、かな。
息子役の石田卓也の視点で物語は進むけれども。

キトキトというのは富山の方言で「活きが良い」という意。
富山の観光特集にもよく使われる単語。

元気な母さん。
一人立ちしていく子どもたち。
親子愛。

と言った感じ。
ドタバタ劇かと思いきや、別にそうでもなく
落ち着いたトーンで物語は進む。
息子の母への愛がしっとりと大きい。
また、その逆も然り。

平山あや、もっと見たかった。
(方言がかわいらしい)
伊藤歩の存在感大きく、ぐっときた。
(愛情と悲哀を併せ持つ)
二人とも、天真爛漫さが非常に良い。

家族愛に完全に回収されてしまっているのが残念。
何か一つ欲しかった。

受身の姿勢できた青年が、彼女に「会いたい」と伝えるシーン。
見せ場なんだろうが、告白が母の死をきっかけとしているとすれば、
あまりにもステレオタイプな成長譚であると言えるだろう。
2008年06月30日(月)

映画の感想

「夕凪の街 桜の国」を見た話。
本の感想のところにも書いたけれど
誰にでも起こりうる決して終わらない物語がそこにあって
かなしさとか憤りといった感情では表すことのできない
自分でもうまく説明できない気持ちがあふれ出た。
共感や同情に回収されてしまいそうで
泣くのはフェアじゃないような気がするけれど。

感動なんて言葉じゃ片付けることができない。

できるだけ物事を冷静に見るんだ。

そうすることでしか真っ直ぐ進めない。
2008年06月27日(金)

現状

命じられていた仕事があって
その締め切りはずっと先と思っていたら
どうやら金曜がその締め切りだったらしく
(忘れていた!!)
どうにかしないといけねえなあと思うわけだ。
しかし、様々な資料を職場に置いてきており
どうしたものかと悩んだところで情報公開の世の流れに感謝。
家にいながらにして、多くの情報を手に入れることができる。
(なんとかなりそうだ!)
学校のPC教室で印刷をすることにしよう。
(紙は自分持ち)
ちなみに、自分の仕事は、データをもとに
職場の現状分析を行うことである。
今までどうしてきたのか。
現状分析なしに前に進んできていたのか。
多くの疑問が浮かんでくるが、あえて口にしない。
(どうせ、何もしてこなかったのだ)
自分でハードルを上げて始めたことなんだから
きちんとしたものを作り上げるまでだ。

ドイツ語講座についていけていない気がする。
アリキリ理解するのが早すぎる。
(テレビなんだから仕方が無い)
私には語学の先生がいないんだから
しっかり独学をしないといけないわけなんだね。
買った教本をちゃんとやろう。

再来週の発表はうっすらと演劇風味。
現代演劇を論じるのはとても難しいのと
今回の授業内容に即していないので
明治期の演劇を取り上げることにした。
どう日本文学に結実させていくかが課題だ。
ジェンダーに偏れば社会学、翻訳に偏れば独文学、
上演研究と称するには明治期の作品ゆえに難しい。
(上演映像がないから)
だから、鴎外さんに出てきてもらうしかないのかも。
むぅ、本意でない。
先行研究の文献が367の辺りにある時点でアウトである。
研究にジャンル分けをする必要はないと思うが
そういうことを気にする人もいて
しかも、今までやらなかったことに手を出すのだから
誰もが納得する意味や意義を研究に見出さなければならない。
そうすることが、今後、現代演劇を論じていくための
大切な足がかりになるであろうことを信じて。
先生からは研究には十年必要と仰っていて
非常に長い道のりを示してくれた。
(先生は私が何になると思っているのだろう?)
継続は力なり、ということか。
歴史と理論を知っていることが研究者の強み。
これはまあ、先生の言うとおりだろう。
物事を論理的に捉え、現実を見返していくことができるのが
研究者にとっての武器なんだろうから。
これを私が手に入れられるのか。
というのは、ちょっとわからない。
先送りにしている将来をどうするのか。
もう少ししたら(今年中には)考えないといけない。
2008年06月26日(木)

そらいろのねこ / コギト