お宅訪問

九時四十分、池袋駅中央改札口に集合。
いよいよである。
勢いで計画をぶち上げてから一ヶ月。
念願のお宅訪問ツアーが始まった。
メンバーは学部の三年生二人と私。
なお、ツアー名は本当は違ったのだけれど
ネット日記ということから妙に伏せることにする。

サンシャインの裏まで突き進む。
時間が早いため店が閉まっていて静か。
人気がないことが自分らを際立たせて気恥ずかしい。
が、お目当ての喫茶店は空席が無く入れず。
元々が予約制の店であることに加え、
今日は三連休の最終日ということが原因だろう。
非常に残念でならなかった。
というわけで、高いビルに行く。
開店早々にも関わらず客が多いことに驚く。
コミックやグッズを見て回るがよくわからない。

と、ここで食事になる。
朝早めの集合のためにみんなお腹が空いていたのだ。
サンシャインに行って最初に目に付いたのが
日本再上陸して少し経ったバーガーキング。
食らう。

再び、裏へ。
先ほどとは打って変わって人がたくさん。
十一時を過ぎて店々がオープンしたからだ。
店に入る、入る、入る。
どこもかしこもぎゅうぎゅうだー!!!
そして、見所がわからないので楽しめない。。
周囲の高揚感を私も味わいたいのだが
いかんせん観光客の私にこの地は冷たい。

なんとなくくたびれた三人。

田端へ。
ここには駅前に田端文士館がある。
田端に住んでいた文豪を紹介する所だ。
が、見た目とは裏腹に小さい。
展示の横では社交ダンスのようなことをしていた。
公民館も兼ねているのだろうか。
受付のおじいさんもネジが飛んでいるようで非常に不安。
展示そのものは文豪の原稿の模写が多く
文豪の筆跡など雰囲気を味わうことはできるのだが
現物ではないことが私には不満であった。
足を運んで模写というのは来た意味が無い。
とりあえず、田端には芥川龍之介を初めとして
多くの芸術家がいたということを知った。

やはり、くたびれた三人。

秋葉原へ。
ミキコさんからの助言をもとに中央通りを歩く。
まずはAkibaヌードル。
ここでは数あるインスタントラーメンの中から
自分好みの商品を選び、その場で食べることができる。
調理、トッピング、素敵な器がお店のサービス。
新聞やテレビなどでも取り上げられている。
ラーメンの味はインスタントそのものだけれど
トッピングのチャーシューがおいしい。
これで280円はまあよい。

中央通りのパフォーマンス集団を横目に店に入る。
池袋とはまったく違う客層に驚く。
そして、ミキコさんオススメ(?)の喫茶へ。
店員は猫耳だった。
その後、東京アニメセンターに行って解散。
十七時。

いろんな意味でおなかいっぱいになった。
2007年11月25日(日)

六本木のこと

かなりの思いつきで六本木へ。
これは横浜とは違い、二日前の思いつき。
働き者の友人を急な連絡にも関わらず運良く捕まえ、
国立新美術館とサントリー美術館のはしごをすることに。
どちらも初めて、どちらも大きな展覧会中。
楽しみでいっぱいである。

国立新美術館は「フェルメールとオランダ風俗画展」
サントリー美術館が「鳥獣戯画展」である。
後者は私の大好きな絵巻物である。
両方とも夏から行きたかったのだ!!

乃木坂駅で友人と待ち合わせ。
美術館のオープンとともに突入。
すでにして人はたっぷりだったが話題の展示にしては少ない。
やはり、朝早いためであろう。
入場制限もなくさらりと入ることができた。
通常であれば幾重にも重なるだろう絵の前もせめて二列程度。
ただ、フェルメールだけは別で人だかりがあったか。
たらんたらんと見ていると人が増えてきた。
でも、まあまあ楽しむことができた。
会場を出ると、入場制限が始まっていた。
いい時に来たようだ。

「御飯でも食べて次行くかー」などと行っていたが
様子を見に行ったサントリー美術館が空いていたので
行った勢いで見てしまうことにする。
若干の混雑も国立新美術館よりはマシ。
美術館で列になって観覧するのは好きではないのだが、
絵巻物は順に見たいので列に並ぶことにする。
国宝の「鳥獣戯画」、兎と蛙が本当にかわいい。
こちらも会場を出ると、入場制限が始まっていた。
これまたタイミングがよかったらしい。

この日はまだまだ見ているのだが昨日と同じように
つづく。
2007年11月24日(土)

横浜のこと

随分と冷えるようになってきたようで。
今年の秋というのは一瞬で、気がつけば冬がきた。
あまりの寒さにロングコートを引っ張り出した。
去年のバーゲンで買ったこのコートは
薄手で細身のため防寒の効果はほとんどないうえに
ぴったりとしてややきついのが難点である。
伊勢丹のようなデザインに一目惚れして買ったが
びっくりするくらい実用性に欠けている。
でも、お気に入り。
(アンビバレンスな私を許してください)

朝起きて、母さまと「どこか行きたいね」を繰り返し
新聞やらネットやら調べた結果、横浜に行くことになった。
完全なまでの思いつき。
行き先を横浜に決めて40分後には駅のホーム。
こういう時だけはお互いに準備が早い。

渋谷から東急東横線(みなとみらい直通)に乗る。
特急だったのでびゅんびゅん飛ばす。
「客層が違うねー」
「お昼どこで食べようか」
などとぐだぐだ話す間に降りる駅に到着。
文明の発達に一同(と言っても二人)感謝

横浜中華街で昼御飯。
スープ炒飯と餃子を食べ、中国茶を飲む。
炒飯がスープに入っているのは「おっ!」となるが
食べてみるとあっさりとした味わいでおいしい。
しかし、水で米が膨れるのでお腹にたまるのが惜しい。
油物に中国茶はベストマッチ。
後味がさっぱりとして良い。

なんとなく元町へ。
母さまの思い出話とともに通りを散策し
昔ながらの店を見ながら楽しむ。
東京とは違う趣があることを知る。
ちょっとしたハマっ子気分。

そして、最終目的地の横浜美術館!
立派な外観に驚く。
ちょっとした国会議事堂であった。
ただ、外観に負けない内容がそこにはあった。

つづく。
2007年11月23日(金)

バカの壁

今更ながらと思うかもしれないが、
養老孟司の『バカの壁』を読んだ。
人間には理解をしようとしない「バカの壁」がある、と
ものすごく簡単に雑に言えばそんなことを言っていた。
『国家の品格』よりはいいと思った。
しかし最初の数十ページで十分。
新潮新書はタイトルのつけ方はがとても上手いが
それに中身が伴っていないのが難点である。
2007年11月22日(木)

ねじまき

今日は『ねじまき鳥クロニクル』の発表があった。
私ではなくて先輩の発表。
この先輩は大学院に通いながら職に就いている。
長いこと休学していたが修了しようと思ったのか
今年、修士論文を出すことになっている。

期待していた。
先輩がどのように村上を論じるのか。
そして、村上作品の中でも難解とされている
『ねじまき鳥クロニクル』をどう解釈するのか。

しかし、わくわくすることはできなかった。
修士論文の提出は来月に迫っているというのに、
内容はあやふやで何も突き詰められていない。
穏やかな先生さえもが厳しい口調だった。

私の通う大学院では
近現代文学の同じ研究室に所属していても
研究分野はそれぞれ違っている。
ケータイ小説を論じるものもいれば
坪内逍遥や二葉亭四迷を論じるものがいる。
だから、同じ方向を向いて研究することはない。

一年も終わりに近づいて思うのは、
誰にでも興味をもってもらえるように発表すること。
関係ない分野の人にも「おっ」と言わせたい。
自分の意見を伝えること。
そして、興味を持ったことを人に伝えること。
それが論文の意義だ。
2007年11月21日(水)

そらいろのねこ / コギト