ビリヤードしようぜ!初心者歓迎★番外編★...金の字

 

 

西原さんのアダム - 2007年09月28日(金)

あれはもう20年ほど前。
ビリヤードを始めて半年ほど経ったころ。
俺はキューを買うために都内のショップをうろうろしていた。

新宿の山本商店(つまりアシベの事ね)。
そこにかっこいいアダムがあった。後から思えばTADのコピーだったのだが。

「これ幾らですか?」と俺。
すると店員さん
「あ〜、これねぇ。予約が入ってるんだよね。知ってる?西原理恵子さんて言う人、雑誌に何か描いてるよね」
「あ〜う〜(かっちょええ・・・)」

西原ねーさんはあのキューを買ったのかな?
確か七万円くらいだったかなぁ。あの頃は極貧だったらしいが。

もし予約が入ってなかったらあのキューは俺のものだったのになぁ・・・。


さっき、そんなことを思い出した。


...

西原理恵子という人 - 2007年09月27日(木)

西原理恵子という人。
ビリヤードマガジンでハウストーナメント日記を連載していたことがある。

玉を撞く人だったのだ。
ド下手だったらしいが。

人の運命というのは不思議だ。
もしも彼女にビリヤードの才能があって、玉の道に行っていれば数々の名作は生まれなかったのだから。


彼女は昔言った。
「いわさきちひろが描く子供が大嫌い。あんな済んだ目をした子なんていないよ。子供が純粋なんて嘘っぱち。」

でもね。
縁起でもないことを承知で言わせてもらうと。
今あなたが夭折したら多分ちひろと並び称されると思うよ。

あなたの描く子供。
「ぼくんち」
「いけちゃんとぼく」
そして世界中の決して豊かではない子供達。
素晴らしい。



これからも俺をゲラゲラ笑わせ続けてください。

もう泣かないぜ!・・・のつもり。











...

いけちゃんとぼく - 2007年09月26日(水)

六回読み直して五回泣きました。

西原ねーさん。
あんたは最高!

子供に手がかからなくなったらお隣の西荻窪に玉撞きでも来てくれ。



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人生は一度きりだから - 2007年04月20日(金)

前回この日記を書いてからかなりの間が空いた。

大きな理由としては体調を崩し、2004年の8月から2005年の2月まで入院していたという事が挙げられる。

入院時の病名は肺結核。
結核は全身病であるのだが、転移が入院後見つかり病巣切除の為の手術も受けた。
医師には
「普通の人が10なら君は2だよ、生命レベル。」
とあっさり言われた。
つまりは死にかけていたということだろう。入院時の体重は50キロを切っていた。

閉鎖病棟で半年近く過ごした。
ベッドの上で色々考える。

出た結論は「人生は一度きり」。
言い換えれば退院したら好きに生きよう、ということ。

だから好きな服を着る。
素敵な香りの香水をつけて。
いかついスタイルの車を乗り回し。
ケバくドレスアップしたバイクに時々乗って。
気が向いたらビリヤードの試合にも出る。

それでいいじゃないの。
笑われたって。

人生は一度きりなんだから。


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てなわけで退院して二年。
体力の回復をしつつ、時々東京に行き好きな服を買ったりなんかしつつダラダラすごしてました。
玉は入らなくなったけど、これはまぁしょうがない。

病院内というものは香り物は禁止だから香水の事なんか考えてもみなかった。
だけど看護婦さんの髪から香り立つほのかなシャンプーの香り、週に二回の風呂の時の石鹸の香りに癒されていた事は確かだ。

「やりたがり200を探せ!」はおいおいまた書いて行きます。






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今年の最後に - 2003年12月31日(水)

昔、ビリヤードを始めて間もない頃。
初詣に行き願をかけた。

「来年はマスワリが沢山出ますように。来年こそはA級に上がれますように・・・」と。


今考えれば漠然とした願いだった。そんな願では到底成就しないだろう(実際何年も成就しなかった)。

これを読んでる人にもそんな願をかけた人がいると思う。
また成就したかと言えば、成就しなかった人も多いと思う。


今年(というかまだ来年か)は少し違った願をかけてみよう。

「A級にあがれますように」ではなく、「去年の自分に一つハンデをあげられる位上達しますように」と。


一つのハンデ。

簡単といえば簡単。

引きの加減を撞点で刻んでみる(これで0.1セットくらい)。
左手、レストの練習をする(これは・・・0.05セット分くらいかな)。
5&ハーフをきっちり憶える(これは0.1セット。応用を憶えれば0.2セット分くらいになるかも)。


「A級になりますように」という願よりは「去年の自分より1セット分強くなる」と考えた方がよっぽど成就の可能性が強いですよ。


よいお年を。


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訳あって伏字多数 - 2003年11月13日(木)

前にも書いたが・・・My Refererという機能がついていて、どこのリンク先からその方がいらしたのかが判るようになっている。

検索エンジンからいらした方も多く、別にそれは気にはしていなかったのだが・・・。


検索エンジンの表示順。
その上位に自分のサイトを持ってくるというのは結構大変な事らしい。
1.対象となるキーワードを多く使う(今はそういうのはハジかれるみたいだが)。
2.タイトルタグ、METAタグにキーワードを使用するとか(判らん)。
3.SEO(検索エンジン最適化)を実施するとか(更に判らん)。
4・ある検索エンジンではそのページがどの位リンクされているかが表示順決定の重要ポイントになるのだとか。


例えば「ビリ○ード タ○プ(ッが入る)」で検索するとYahoo!の場合88件目位でこの日記は見つける事が出来る。

まぁこの位だったら良いのだ。いや、まだ高順位過ぎる。
大体タ○プ付け、俺出来ないし。

だが「ビリ○ード 初○者」で検索すると・・・

一件目
Yahoo! JAPAN - 趣味とスポーツ > ゲーム > ...
... , ジンプール - ルールやマナー、プロ制度の解説等。

これは当然なのだが・・・。

二件目に何とこの日記がHITするのだ。
Yahoo!の場合8900件中の二件目。
Googleの場合約20000件中の二件目。

ビリ○ードをこれから始めようとする方のために真面目に作ったHPが他に沢山あるというのに・・・よりによってこんな役立たずの日記が実質的一件目とは・・・鬱だ。


だが何故なんだろ?

1の「対象となるキーワードを多く使う」
いや、他のHPに比すると使ってない方だろう。小説や競馬、香水などの話ばっか書いているんだから。

2の「METAタグやタイトルタグにキーワードを入れる」か?
確かにタイトルには入っているが他にも使ってるHPは腐るほどあるしなぁ。

3.「SEO(検索エンジン最適化)を実施する」
できるわけ(以下略)。

4.多くのページにリンクされている。
う〜ん、されてないやろ。
Googleだとポイントみたいなのがあって重要なページにリンクされるとより多くのポイントになるらしいのだが・・・そんな気配なんて全く無いし。


誰か教えて〜!
この日記が妙に高順位な理由と。
検索表示順を下げるワザと。


#ビリ○ードの話は主にYahoo!掲示板でしております。
#右の「HOME」をクリックしてくれると飛べるはず。


...

さえんなぁ・・・ - 2003年08月19日(火)

ダ・カーポという雑誌に「西荻日記」というエッセイが連載されている(多分まだ連載されている)。
デニーズが出来て西荻は24時間体制で酒を飲める町になったとか書いてあって中々面白い。コンビニとかで見かけたときは立ち読みしている。

このエッセイの書き手、大崎善生。
「聖の青春」というノンフィクション小説で有名。
「さえんなぁ・・・」というセリフは村山聖の師匠森信雄六段の口癖で、何故か気に入ってしまい時々使うようになった。

最近・・・さえんなぁ。
医者通いが一段落ついたと思ったら、また違うところがおかしくなってしまった。
医者には熱が出たら即入院と宣告され、まぁそんな訳でしばらく安静にしていたのだが・・・気がつくと東北オープン締め切り直前。
今日五日振りに玉を撞いた。

あかん。
玉はそこそこ入るが(暫く撞かなかったので悪いイメージが抜けた感じ)セットマッチを三回やっただけでヘトヘトになってしまった。
悪いところをかばいつつ歩くので不自然な歩き方になってしまう、腰が異様にダルい。

結論として、この状態ではキューケースをかついで仙台のような大都市をウロウロするのはちっと無理。
万が一でも熱が出たりしたら廻りに迷惑をかけてしまう。

という事で年に一回のお楽しみは今年は無し、という事で。
新しいキューもその前に届くはずで、そのデビュー戦としても楽しみにしてたのだが。


さえんなぁ・・・最近マジでおはらいをしてもらおうか、と思っている。

井草八幡宮でも行くか・・・。


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試してみないと分からない〈ロードゥイッセイ・プールオム〉 - 2003年08月14日(木)

このエンピツという日記。
MY REFERERという簡易アクセス解析という機能がついていて、どこから飛んできたのかそのリンク先が分かる機能がついている。

検索サイトから来られる方も多く、そのキーワードで多いのがやはり「ビリヤード 初心者」のAND検索。
真剣にビリヤードの情報を得られようとして30男の与太話を読まされるのではやっぱり申し訳無い、という事で今回はキュー選びの話も絡めてみたいと思います。


キュー選びに言えることは「試してみないと分からない」という事。
同じブランドの同じ型番にしても一本一本違うものと考えた方が良い。だから「MEZZのUJはどうですか?」「アダムのMUSASHIは?」と聞かれても明確な回答をする事は無理なんだよね。
勿論ブランド毎の傾向はある程度あるにしても、素材が木材である以上一本一本に個体差が出るのは当然と言える。

しばらく借りて使用してみて自分に合っているか検討し、そこから具体的な売買の話に移行するというのがベストなのだが。
これは売り手と買い手の個人的な信頼関係が無いと不可能。

キューショップで買う場合はそういうのは無理なわけで。
となるとバランス、重さ、太さなど振った時の自分のフィーリングに賭けるしか無いんだよね。
後はデザインか。

ただ留意して欲しいのが「自分に合ったキュー」を探すというのも大事だが「キューに自分を合わす」という意識も忘れてはならない、という事。
その意識が無いといくら良いキューを手にしたとしても無意味なんだろう、と思う。


個人的には。
初心者の方には安いキューをお奨めする。
これは「下手なんだから安いキューで十分!」という意味ではないですよ。

実生活においてこんな長い棒を扱うことってまず無い。
最初の内はあちこちぶつけるし、倒す事だってあるだろう。
タップの手入れや交換で先角を傷つけてしまう事なんてのは、まぁお約束みたいなもんで。でもそれも修行の内なんだよね。

そういう事に慣れてしまうまでは高いキューというのは勿体無い。

そのキューが気に入ればずっと愛用するのも良し。
高いキューにグレードアップするのも良し。

楽しいビリヤード人生の始まりです。


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ロードゥイッセイ・プールオム。
調香師はブルガリ・プールオムと同じジャック・キャバリエ。

イッセイというのはギャルソン、ヨージと共に日本人で初めて洋服というジャンルで世界中を「スゲェ!」と言わせたブランドというイメージがある。
何かの本で「三宅一生自身の体型(身長180CM)を念頭に入れてデザインしている」と読んだことがある。またタケシがツービート時代にイッセイをわざとブカブカに着ていた事もあり、人を選ぶ服という印象が強い。

だが香りの方はサイズ等気にすることも無く、しかも安価に身につける事ができる。
さてどうか。


つけてみると今まで嗅いだことの無い柑橘系の香りが立ち上がる。
柚子の香りだそうだ。
甘みが無い。その分爽やかと言えば爽やかだがキツイといえばちょっとキツイ。

その後柚子の香りが若干弱まり、瓜というかスイカというかその手の香りが出てくる。
これは少し甘いかな。


玉屋にいた女の子二人の意見。

「あ、あたしこれ駄目。ブルガリの方が好き」
「あ〜!金ちゃん、すっごい良い香り〜!何これ?めちゃ爽やか!」

極端に割れた。


柚子の香りを使った、という時点でこの二つの違った印象というのは当然の事だったのかもしれない。
グレープフルーツを嫌いな人はあまりいないが柚子を嫌いな人は結構いるからね。

イッセイの服自体が着る人を選ぶ。万人受けするデザインでは無い。
この香水は同じ柑橘系でも万人受けするグレープフルーツを使用したブルガリ・プールオムとはその生い立ちからして違うんだろう。

三宅一生のスピリットにジャック・キャバリエが応えた一作と言えようか。


〈結論〉
試してみないと分からない。

ネットでのこの香水の評判というのは良い。
だが俺の第一印象は悪かった。柚子の香りがやはりキツく感じた。
「試してみないと分からない・・・量り売りで試してみて良かった」
そう思った。

だが一日おきに何日かつけている内に
「あぁ、良い香りだなぁ」
と思うようになって来た。その意味でも、やはり試してみないと分からないんだなぁ、やっぱり。

ただ毎日、年中はつけられない香りだと思う。
柚子の香りは主張が強く単調で、毎日つけていたら飽きちゃうな、俺は。

ボトルはちょっと・・・買えないかな。

やりたがり100。

今までつけた香水の中では爽快感は文句無しのNO.1です。
試してみるのも悪くないですよ。

「試してみないと分からない」


(追記)
メッズのハイブリッドプロシャフトは良いねぇ。
この前試してみたら感触が凄く良かった。手玉をしっかり捕らえてるという感じが手に来る。
最近某プロがシャフトをハイブリッドプロに替え、去年の不調が嘘のように勝ちまくっているというウワサあり(あくまでもウワサです)。

(追記・・・「ビリヤード キュー 手入れ」などの検索で来た方へ2007.5.7)
キューが滑らなくなった時、僕はおしぼりで強く拭く派なのですが、この前知り合いのプロが秋田にチャレマに来た時、キューグライドという薬をティッシュや乾いた布につけてキューを拭いていました。
水気をキューに近づけるのが嫌な方は試してみるのも良いかと。「キューグライド」でググってみてください。


...

黒い海賊船〈ドラッカー・ノアール〉 - 2003年08月03日(日)

中島らものエッセイの中に「人生固め」というものが出てくる。

これはどういうものかと言うと、例えば
「最近彼女の様子がおかしいなと思っていたら二股をかけられてたんです。どうしたら良いでしょう?」
「・・・それが人生だよ」
とか
「上司とソリが合わないんです。でも今会社を辞めても新しい仕事なんて簡単に見つかるわけ無いし・・・」
「それが人生というものだよ、君」
とか。

その手の眠たい相談に答えるのに便利なワザ。
「人生」という一言を出しただけで何か深い含蓄のあるような答えになる(何も解決しとらんのだが)。
特に飲み会などでからまれた時など、あちらもこちらも思考能力が落ちている場合には非常に重宝する。
ぜひ使っていただきたい。


もう一つ俺オリジナルのワザがあって。
ロッカー・スープレックス・ホールドと言う。

「何で酒ばっかり飲んでいるの?」
「・・・俺はロッカーだから」

「どうしてちゃんとした格好しないのよ?」
「それがロックってやつだよ」

痛いところを突かれた時に咄嗟に返すのに良い。
まぁ笑ってくれるか、あきれた顔が返ってくるか半分半分ですね。

「あんた音楽なんてやってないじゃない!?」
という返しワザも存在するのだが
「ロックは音楽じゃない・・・、生き方なんだよね」
という逆転不能な再返しワザまで覚えておけば完璧です。


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ドラッカー・ノワール。
「ロッカーの香り」をコンセプトとして作られた香りらしい。

売場のコットンとかで嗅いでみると、ひたすら辛い香りしかしない。胡椒を嗅いでいるような感じになる。
だが肌に乗せてみると違うという事もある。

ミニチュア瓶を買い、試してみた。

やはり変化する。わずかに甘くなる。
だが基本的にはトップノートがそのままラストまで続くと考えた方がいいかもしれない。
体温の低い人だったら尚更だろう。最後まで辛い香りしかしないかもしれない。
トップノートがそのまま突っ走るというのは「ロッカーの生き方」を体現してると言えない事も無い・・・かな?

男の香りです。オスの匂い。

スパイシーさが爽やかと言えば爽やか。
だがつけるのは難しい香水だと思う。
ブルガリ・プールオムの対極に位置づけられるだろう。

女性ウケするかどうかという評価も難しい。
女性の方を向いていない香水とも言えるし、逆に「男!」という部分が女性を魅了する場合もあるだろう。
拒否られるか、「う〜、この香りたまらん〜!」と思われるか。
二つに一つ、中間は無い。さすがロッカー。


実は今回実際につけてみるまで、この香水の俺の中でのイメージというのはあまり良くなかった。
昔立ち読みした雑誌の中でB系男(職業DJ)が語っていた。
「ナンパしに行く時はコレ、ドラッカー・ノアールで決まり!」と。

「やりたがり200を探せ!」と言っている俺が言うのもなんだが「ナンパしに行く」「B系」「職業DJ」というのが拒否反応を起こす。

まぁ「それもロックって奴だぜ、オジサン」と言われればそれまでなのだが。


〈結論〉
俺は好きです、この香り。かっこ良い香り。
安っぽいボトルもまた良し。ロッカーですから。

お香系という香水のジャンルがあるとする。
俺の手持ち、量り売りで取り寄せ今まで試したものからセレクトしてみると
レルム・メン>アンテウス>ドラッカー・ノアール
の順で
ジャワカレー甘口>中辛>辛口という感じ。

どうせバーモントではなくジャワを喰うんだったら中辛か辛口だよね(レルム・メンは・・・まぁ良い香りですと言っておきます)。

やりたがり130。


...

海、足りてますか?〈ダビドフ・クールウォーター〉 - 2003年07月27日(日)

今日買うつもりだったんだよな。これ。この夏の香りとして。
40mlで1900円。
お店にあるコットンでもなかなか良かったし、WEB で調べてもやたらと評判が良いし。
1900円でひと夏気分良く過ごせるのだったら安いもんだ。

だが、慎重になってしまった。
もし使わなくなったときの「俺を使わんか〜い、ぼけ〜。坂口憲二御用達やで〜」という瓶からの怨念の声が怖い。
「つけてみないと分からない・・・」

どうせ買うつもりだったので量り売りを取り寄せるのもかったるい。
マツキヨに行ってつけてみて、ビリヤードでもしながら香りの変化を確かめ、良かったらその足で買って帰ろうと思っていた。

つけてみた。
まずはトップノート。
う〜ん、複雑ですね。ハーブっぽい匂い。思ったほどの爽快感というのは感じないなぁ。
確かに甘さは殆ど無いので夏の満員電車で香ってきてもそれほど嫌じゃないかも。
良い香りだと思うけどクセというか違和感がある(結局最後にその違和感の理由が分かる)。

つけて30分程経つと甘い香りに変化していく。
この甘さはすごく良い!
甘いけど嫌味じゃ無い。スカルプチュア・オムが洋菓子の甘さだとしたらこちらは和菓子の甘さ、とでも言おうか。
この香りがふわりと漂ってきたらかなり男前だと思う。
ただ・・・あくまでも“ふわりと”漂ってきたらの話で、自分のシャツの中に鼻を突っ込んでよくよく嗅いでみるとやはりどうしても拭えないこの違和感。
なんだこれは?

そして数時間してその甘さも消えていく。
そして残ったラストノート。
トップから一貫して香りの奥底にあったこのノート。これが俺が感じていた違和感だったのだ。


海の香り。
それも海をイメージさせる香りではなく海そのものの香りと言って良いだろう。

悪く言えば磯の匂い。
舐めるとほろ苦い海水の匂い。

嫌な匂いじゃない。
この香水自体のクセというか個性なんだな、こりゃ。好きな人はハマるだろう。

だけど俺には合わないよなぁ。
自分でも海とか似合わないと思うし。

この香り、ダビドフ・クールウォーターはやはり人気になるだけあると思う。
海が大好きな人。
都会に住みつつもどこかで海を感じていたい人。

そんな人にはこれしか無いだろう。

硬派な海の男の香水という気がする。



[結論]
年齢を問わず、また着る服を選ばない香水だと思う。
浴衣姿にも合うよね。

1900円でひと夏の男前が買えるんだったら安いよな、やっぱり。
ミドルの甘さがもうちょっと持続して欲しいかな、少しナンパになっても良いから。
タバコの匂いに良く合うというのもヘビースモーカーの俺には魅力的。

やりたがり140。



(追記2003/7/29)
あれから二日経ったが、またミドルの甘い香りを嗅いでみたいと思う。
不思議な魅力を持った香水ですね。



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