またまた久し振りのエントリーになってしまいました。web拍手経由でくださるメッセージ、どうもありがとうございます。なかなかレスができない多忙な毎日ですが、最近GCを読み始めてくださった方や、久し振りにチェックしたらBLを始めてて嬉しいと仰ってくださった方のメッセージまで、ひとつずつしっかり読ませていただいてます。RPSも再開したいのですが、今こうしてブログを書けているのは、久し振りに何にも追い立てられずにぐっすり眠れる日が戻ってきたからだったりします。といっても、私が自分に課したノルマには、最新映画やTVシリーズの最新のエピソードをチェックする、などの半分プライベートなことも含まれているんですが。 いくつかお知らせ。 まず、12/13発売の小説b-Boy (ビーボーイ) 冬号 2016年 01月号 [雑誌]に、4PのYaoi Conレポが掲載されます。イベント内容を網羅してるというよりは、イラストを中心に雰囲気を伝える内容にとどまっていますが、ご覧いただけるととっても嬉しいです^o^ もう一点。これは少し先の話ですが来年3月、スコット・ヘイム著の『謎めいた肌』の翻訳本が発売されます〈翻訳担当)。ジョゼフ・ゴードン・レヴィットが主演・グレッグ・アラキ監督で映画にもなった作品であり、帯にはジョーの写真も使われます。確か彼主演の『ザ・ウォーク』が日本では1月から公開。この流れから少しでもジョーファンが増え、『謎めいた肌』も手に取っていただけると嬉しいです。 Boothで同人誌販売を始めましたが、GCの1巻はとりあえず品切れとなりました。また帰国がてら在庫を追加する予定です。他の本(GC2含む)はまだ在庫があります。 最近、フランスのBL作家さんの小説の挿絵を描きました。全部で6枚でしたが、半分は上げてよいことになってます。自分ではめったに描かないファンシーな髪型! ![]() 挿絵&表紙の仕事、スケジュールが合えば承ります。海外のBL作家さんたちと仕事をして、小説家がどれほど絵描きさんを必要としてるか実感しています。上記のような漫画風タッチも描きますし、本来のリアル路線のイラストでも大丈夫です。 自分の漫画プロジェクトの方は地道に描き続けており、今はベンジャミン・ビーチという台詞ライターを雇っています。男性作家の視点を交えていくのも良い経験ですし、やはり私の素人英語とはわけが違います。日本語版は20Pくらい書いたらまたPixivに載せる予定です。 何度も書いていますが、私が漫画を描くのはストーリーを語りたいからで、本当は小説の方が細かく描写できて好きなのですが、今は外国人にアピールするため 漫画という手法を取っています。 自分のストーリーを語りたいから小説でも漫画でも書/描く私にとって、作家さんとのコラボで絵だけ担当というのは、余程こちらにメリットがない限りありえない話です。 アメコミの大手作品はどうか知りませんが、私が知る限りBLで作と絵を分業している方たちは利益を折半しています。そういう場合、絵描き(漫画家)さんは純粋に絵を描くのが好き・楽しいという方で、ストーリーを練ることには興味がないんだろうと思うんですが、私なら利益配分は3:7が妥当だな、と思います。 なぜなら、書く/描く作業そのものは(私にとって)苦痛以外の何物でもないからです。「うまく書/描けた!」という喜びは確かにあるものの、「頭の中に描き出した空想を、誰か他の人がうまく形に(しかも自分よりも具体的に緻密に)してくれたら」そんなに楽なことはありません! 世の作家さん、漫画家さんは同意してくれると思いますが、何かクリエイトする過程での楽しみの順番というのは、「仕上がった直後」>「閃いたり、想像したり、それを形にするためにリサーチする前段階」>「実際に書/描いてる過程」だと思います。だいぶ形になってきた、という時も楽しいですけど、特に漫画の最初の1Pなんて辛いもんです笑 何が言いたいかというと、コラボ作家さんはこの3段階の2段階までの楽しい部分を担当しているので、一日の同じ時間をそのプロジェクトに割いているとしても、地道に書/描く作業に没頭してる側と比べたらやっぱり「美味しいところ取り」だと思うわけです。 ただし、このコラボ作家さんに普通の人が知らない・知り得ない特殊な知識やコネクションがあれば別です。いわば、プロのフットボール選手とコラボでフットボール界の裏側を描いた話を、互いの意見を出し合って完成させるなら、喜んで折半で仕事します。14世紀の城と、そこでの貴族や騎士の暮らしに関する学者並みの知識がある、なんて方とも。 なんでこんな話をするかというと、海外の作家さんからよくこんな話を持ち掛けられるからです。中には私の物語に対する「ダメ出し」とともにすり寄ってきて、「もっといい話をぼく/わたしが提供してあげてもいい」なんてやつもいて、さすがにこういう身の程知らずとは、日本で暮らしてると出会わねーな、と思います笑 しかも彼らは利益の折半を要求してくるわけ! モー信じられません。「利益はいらない、ただぼく/わたしの物語をもとに、きみに絵を描いて欲しい」というならまだ可愛げがあります。自分の小説をグラフィックノベル化して欲しい、というのも。彼らの目的はただひとつ=ビジュアル化すれば目立つ・より自分の作品が売れる。「ベストセラー作家とまではいわないけど、1000部くらい売ってから声かけてね」と思います笑 そんなことをしたって、私には何の得もないですから。今の私に一番必要なのは、時間なので、できるのは表紙と挿絵までです。 といいつつ、実はこちらでは腸有名なゲイのライターさんにコラボを持ち掛けられたのに、断った経緯もあります。彼の本はサンフランシスコのカストロなどの書店でも並んでるので、アメリカで名前を知ってもらうには悪くない話ではあったんですが、問題は彼がデブ・ハゲ・ヒゲおじさん(60歳以上)の話しか書かないことにありました…笑 こう並べるとなんだか悪口を書いてるみたいですが、本当に、まごうかたなき、デブ・ハゲ・ヒゲおじさんです笑 さすがにそのプロジェクトのために、貴重な半年を費やすことはできませんでした。ペアの片方がせめて40代の痩せ型だったら検討の余地もありましたが……。 でも一番やりたいのは、やっぱり小説を書くことです。腐女子向けの萌える映画・TVシリーズのレビューなんかも翻訳の仕事と合わせて時間を見つけてできればと思っています。 話はかわって、今日はついにクリヘム、キリアン、ベン・ウィショーその他共演のロン・ハワード監督作品In the heart of the seaの公開日。すでにIMAXのチケットを押さえています! 残念ながら厳しい評価をいただいてますが、楽しみで夜も眠れません。同じような期待に胸を膨らませて見たトム・ハーディ&タロン・エジャートン共演、ついでにポール・ベタニーも隠れキャラ(!?)として登場のLegendも先日観賞しました。感想はおもにtwitterに流しています。が、In the heart...に関しては、できればこの日記にネタバレ込みの感想も書きたいです。 久し振りのエントリーで長くなりました。それではまた。
Boothにて本の通販を始めました。 まずはなくならないうちにこちらのブログを読んでくださってる希望者にお知らせせねば、と。GCは少部数しか送っていません。 前回のブログ内容には大きな反響をいただきました。どうもありがとうございます。RPSもちょっとずつですが再開していきます。でもちょうどまた一件仕事のオファーが入ったので今月(11月)は潰れます……。フランスのBL作家さんに挿絵描きます。 Booth
Lost in the snowの英語版オフィシャルサイト立ち上げました。お見知りおきを。 ![]() サンフランシスコからおはようございます。J庭を終えて、またまたこちらに戻ってきました。 J庭で、というよりその前日にBLの編集者の方たちとお会いしたり、J庭で知り合うことのできた方々がいらしたりで大変実りのある帰国になりました。その中で新しい仕事の方向性も見えてきたり……。 J庭で本を買ってくださった皆さん、どうもありがとうございました。海外作家さんたちの本も好評で、初参加にしては良い成績を残せたんじゃないかなと思います。ただ、まだ様子見の方が多かったことを思えば、やはり海外作家さんはもちろん私の存在も「知られてない」な、と感じました。Pixivでは、Lost In the Snowは1000以上お気に入りに入れていただいてますが、Pixivで読むBLファン=J庭に来るお客さん ではないようですね。忙しかったのは最初の30分くらいで、あとは比較的まったりでした。様子を見て結局買わない方も多く、そのあたりもまだ、読者さんと私の間に信頼関係がないからだな、と思いました。確かに、見知らぬ人の本で1300円は手が出しにくいか。 J庭で感じたことは、同じ1000スペースでもMPと違い、その中での細かいジャンル分けがないので、零細サークルは本当に零細なんだな、と……。MPならひとつのジャンルに10もしくは20のサークルがあっても全部回ってもらえるけど、オリジナルBLは1000サークルがいわばすべてライバルなわけで、需要と供給のバランスを考えると買い手が強いわけです。 なので、本当に宣伝と準備が肝心。Pixivやtwitterを使ってでどれだけ事前に知名度を上げておけるかが勝負です。かなり目を引くポスターや表紙を置かない限り、すでに「決め打ち」でパンフレットでチェックしてきてる方は足を止めません。そういう意味では、今回はかなり頑張って事前に宣伝していたのが良かったのかな、と思いました。 先程も書いた通り、J庭はオリジナルなので書き手が多い「買い手市場」です。なので、二時間も経過するとけっこうガラガラ。さっきまで壁に行列ができていた大手さんも暇してました。このへんもMPとは違うところでしょうか。 今回驚いたのは、男性が多かったこと! サークルもお客さんも男子率が予想以上に高く、ちなみに私のスペースは男性の立ち寄り率がかなり高かったと思います。6,7人はいらしたかな? 私の作風や絵柄は一部のBL女子には間違いなく見向きもされないので、その分、男性読者に気に入ってもらえるといいんですが。 もうひとつ、洋画・TVシリーズに長年いる身としては、やっぱりBLの色や作風は全然違うな、と。特に売れている方たちは商業で有名な方以外は、ほぼエロ押しでした。表紙も美少女モノを男子に置き換えた感じの露骨なものが意外に多く、その点も洋画や、その他のパロ系ジャンルとは違いました。細々とやっているサークルさんたちの作風の方が、どちらかというと他のジャンルで見かけるような、いわゆるsmut(エロが作品のメインテーマ)ではない、段階を踏んでいくタイプの話を書いてる方が多いのかな? という印象。今回、やっぱりエロが大事だろうと濃い目のを入れましたが、私のはまだまだ甘かったかも……? まあとはいえ、やはり何事もブレずに継続することこそ大事なんだろうと思います。今回、某出版社の方とお話したんですが、「BLファンには、物語から�犲匆餃瓩魎兇犬觝酩覆魴姫鵑垢觀晃�がある」とのことでした。つまり、男同士でいちゃついている、それを他人が「ゲイだ」と認定する…これはゲイというラベリングをする行為で、社会が介入してきてるわけです。BLファンにはそういう�犲匆饑��瓩魎兇犬燭�ないという人が多い、と。 そこへ持ってくると、私の作風は完全に社会性を重視してるものです笑 もちろん最初から万人受けしないとわかってやってますけど、ギロチンシティなんか「むしろ社会性しかねーよ!」と言いたくなります笑 逃げられない社会の中で七転八倒するキャラの話が好きなので。だから私は、「ゲイじゃないけどたまたま男に惚れた」系の話を書いたことが、実は一度もないかもしれません。今描いているファンタジーのLost in the snow(『誘惑は夜と雪のささやき』)ですら、宗教や政治が絡んできます。この話の今後のテーマは「異端とは何か」ですので。 私が海外に活動拠点を移したのも、実はこのへんが大きな要因でした。外国人は社会を感じる話が好きなんです。ここでいう外国人とは主にアメリカ人ですが。なぜなら、アメリカは人種や宗教、セクシャリティが混在した一筋縄ではいかん社会だから。スタートレックシリーズなんかいい典型ですよね。あれは宇宙を舞台に現代社会を風刺していました。 そして今回聞いた色々なお話や、J庭での経験から、私は洋画・海外TVシリーズでRPSを書き続けてきて、いかに自分が読者に恵まれていたかということを痛感しました。ここ、重要だから太文字です笑! 『ギロチンシティ』や『狼の目覚め』のような長くて複雑な物語に付き合ってくださる皆さん、本当にありがとうございます。ギロチンシティはweb拍手経由でこれまでに500以上のご感想をいただいてます。こんな複雑でまどろっこしい作品が、本当に読みたいと思っている方たちのところまで、さまざまな障壁を掻い潜って到達できるって、なかなかないことです。J庭で、きっと面白い話を描/書いてるんだろう作家さんたちがぽつんと座ってるのを見て、「潜在的読者にまだ到達できてないんだな」と思いました(「好きな物を書きたいだけだから�猯躡扠瓩世蹐Δ塙修錣覆ぁ廚箸いκ�たちも多いと思いますが)。作家さんの矢が的(読者の心)を射るって本当に難しい。そこには別の要素が絡んできます。そのために電通や博報堂のような広告会社があるわけですからね笑 まあ、裏を返せば、15年もやってればそりゃいつしか矢も届くよな、というのもあります笑 だからやっぱり継続は大切。 前にも少し書きましたが、私はいずれどうしても書きたい、いわゆる�犲匆餃瓩魎兇犬気擦襯�ロチンシティ並みに濃くて長い話が2本ほどあります。これは『狼の眼ざめ』の前から考えていたような話です。今やっている活動はすべて、その話をもっと大勢の人に読んでもらうための下地作り。でも私の作品は日本のメジャーストリームには乗らないので、海外に目を向けたわけです。 ちょっと話はそれましたが…今回のJ庭でどう感じたかというと、まだ一回目なのであまり容易く判断してはいけませんが、私の作品や、今後私が紹介しようと思っている海外の作品を受け入れる土壌は、やはり洋画や海外TVシリーズ、アメコミのファン層の方があるのかな、と。でももう少しJ庭も出続けてみて、今後の方針を考えていきたいと思います。 余談ですが、今回もまたまたお手伝いしてくれた私の�猯垢涼膣岫瓠△い辰夙狃�がフロドで私がサム、という感じのOさんと、MPではレンガ(GCのこと)を売ってたけど、それに比べたら今回は薄い、という話に。で、J庭中にたまたま、前回参加したMPの値札が出てきて……「うわー私はあんなレンガみたいな本を1700円で売ってたんだ! それを皆重たい思いをして持ち帰ってたんだ…なんて鬼畜で暴君なことをしてるんだ!」と眼が覚めた思いでした。そしてJ庭にも「GC読んでます」と言ってくださる方が。中には「シガレットのイメージです」と犬のポストカードをくれた方も。ホントすいません、そしてありがとうございます…ちょっとこれを書きながら泣きそうです…。 ギロチンシティ、すっかり忘れられてしまわないうちに続きを書きます。この話は複雑なので私自身すら、再開するなら頭から読み返し、資料にも眼を通し直さないといけません。残念ながらその時間は今はない。だから、このお休み期間中に、短い番外編だったらちまちま書いていけるかな、と思い始めました。 GC関連の番外編と、まったく別の読み切りの役者RPSどちらが希望が多いでしょうか? ヘムトムやハーディとジョーなどで書きたい話ならけっこうあります。 今日はクリムゾン・ピークとthe walkに行ってきます! 楽しみ!
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