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2014年08月04日(月) ハーディ映画、Mad Maxなど


今回のジョーとハーディのシーンは嫌な予感がてんこ盛りでしたが、今後もっと痛い展開になっていく予定です。ついて来てもらえるかな、ちょっと心配です(´-`) トム・ハーディの話。先日、サンディエゴ・コミコンで公開は来年5月のMad Maxのトレイラーがお目見えしましたが、コミコン会場は騒然となった、とラジオで言っていました。私が普段聞いている映画系のラジオ番組では、「今回のConでの一番の衝撃はMadMaxだった」と複数のパーソナリティが話していました。

確かに、このトレイラーを見て私もぶっ飛びました。



ハーディは9月だったかな? 米国ではわんこと絡むThe Drop, 今年の終わりに、チャイルド44の公開が控えています。C44は原作も素晴らしい(そして萌える!)のですが、先日作者トム・ロブ・スミスがゲイだと知りなんだか妙に納得。そして、キリアン・マーフィが主演の、戦間期のバーミンガム・ギャングの暗躍を描いたTVシリーズ(BBC)…なんと、タイトルを忘れてしまった、ともかくそのTVシリーズに、ロンドンのギャング役としてゲスト出演。最高です!! 現在は実在したロンドンの双子のギャングを一人二役で撮影中。このギャングは二人ともゲイだったようなので、そのへんの描かれ方が楽しみです(ヒロインとの絡みが撮影されてましたが、まさかこの要素:ゲイを無視しないよね!? 自分の奥さんを殺したそうですし)
ここまで公開が控えている映画が楽しみで仕方がない役者はそう多くありません。ヒドルスのハンク・ウィリアムズ役なんて、なんでだ? と思っています笑
今はもちろんホビット、そしてマコノヒー&ノーランのインターステラ―、ヘムヘム&キリアン&ベン・ウィショー共演のHeart of the Seaが楽しみです。HotSは監督がロン・ハワード(Rush、フロスト対ニクソン、ビューティフル・マインド)、18世紀の海洋ものです。鯨と闘ってサバイバルするらしい。

明日、web拍手レスします。


今日の一枚。しかしこの映画は特にコブが喋りまくります。アクション映画のようでいて、実はしゃべってるシーンがめちゃくちゃ多い&長いです。ディカプリオは強敵。年を取ったとはいえ、基本的に顔の作りがきれいな人は難しいです。

コメントもこちらから。私が旅の途中で撮っただいたいが欧米の風景写真が表示されます(地味に交換してます)



2014年08月03日(日) クイックスケッチ漫画化計画


というわけで、12時間マラソンしたりマリファナをやったりして『インセプション』をだいぶ理解したので、以前から計画していたクイックスケッチ漫画化計画を始めました。一日1Pが目標。一コマに20〜30分以上かけない、というルールでカットを短時間で漫画にしていくプロジェクトです。5Pまで描きましたが、すでにいい勉強になってます。目的は絵の練習、シナリオとカメラワーク(コマ割り)の研究、台詞の研究、ついでに英語の勉強などなどですが、以前、『ティンカー・テイラー・ソルジャー・スパイ』でも始めたのですが4P目で題材として不適切だったことに気づきました。素晴らしい映画で、好きな役者がいっぱい出て来ますが、アクションがほとんどない、カラーを勉強するために始めたのに、実はほとんど白黒である、などの問題がありました。そうなんです、TTSSは非常に抑えた色合いの映画だということはわかっていたのですが、いざ描てみると、あの映画はカラーというより白黒に近かったのです。




完成したらもちろん無料で公開しますが(今のところ英語で作ってます)、完成させることが目的ではありません。

今は自分でも余計な情報を詰め込み過ぎていることがわかっています。100P目くらいには、本当に必要な情報だけを抽出することができているといいのですが。カットをデッサンしながら、何を省きどこを強調すればいいか、どんな動きを抽出すればいいのか、ということを考えていますが、ここまで描いてわかったことは、やはり映画と漫画の表現は違うということ。映画のカットそのまま描いていくとかなり単調になります。なので自分なりの意訳カットのようなものも挿入しなけらばならないことがわかりました。

またカットを丹念に見ていくと、非常に細かいことに気づき、驚いたり感動したりします。たとえばこの↑シーン、サイトーは食事していますが、日本家屋(城)、和風デザインなのにナイフとフォークで食事をしている。食べ物自体はほとんど映さない。箸で寿司食ってるとか、そういう余計な情報を入れて観客の集中力を削がないようにしている。特にこのシーンは、コブが世界観を説明する重要なシーンです。
アーサーはやはりこの映画では損な役回りを引き受けています。イームス、アリアドネ、コブは天才肌ですが彼は秀才肌です。イームスはアーサーのことを「イマジネーションが欠けている」と言います。実際、彼のセリフや行動は、唯一、彼の夢の中で、エスカレーターを使ってキックを起こすというアイデアを思いつく以外の場面では、イマジネーションが欠けています。敵を倒すのにマシンガンを使っていて、イームスに「夢ん中なんだから大胆に行こうよ」とバズーカ―みたいのを取り出されるシーンは、二人の性格の違いがよく表現されていて、このキャラクターの一貫性は本当に素晴らしいです。
ようするにアーサーは�爐弔泙蕕覆づ朖瓩覆鵑任垢茲諭�このシーン↑で「つまり、ミスター・コブが言いたいのは――」と口を挟もうとする場面(撮影台本では"try to save the pitch"と表現されている)や、寝ている時にキックされてイームスに笑われるシーン(その後のシーンではコブも見ている)などをとっても、彼はこのチームでは貧乏くじを引くキャラだ、というところが実に絶妙です。
絶妙といえば、素晴らしい演出はたくさんありますが、なんといってもブロンド美女に扮したイームスを、アーサーがちょっとだけ嬉しそうに眺めている、、、そのカメラワークといいジョーの表情といいまたまた絶妙なんだ(´-`) 

こんなことを言い出すとキリがないからやめますが、つまり私は、いかにしてこの絶妙としか表現できない、センス・オブ・ワンダーの領域を絵(漫画)でも表現できるか、というところに挑戦したいのですが、私の絵のレベルはそこまで達していないので、仕方なくこのようなクレイジーなプロジェクト(練習)を始めたというわけです。役者の魅力をもっとよく表現したい、というのもあります。

最後の場面のコブは描き直さなくてはなりません。映画では、彼はサイトーをちゃんと見上げてはおらずコマを見ていたはずです。また、練習だからいいのですが拳銃のバレルの形が2コマ目と3コマ目で変わっています笑


twitterでユージュアル・サスペクツについて書きましたが、思えば私は、高校時代にこの映画を見て、ガブリエル・バーンと仲間たちが車に乗ってるシーンで、こんなカッコイイ世界を絵で表現したいなあ…と思っていました。そう考えると、ユージュアル・サスペクツの漫画化計画もよかったですね。候補としては『旅の仲間』『ファイト・クラブ』『ミリオンダラー・ベイビー』『ブロークバック・マウンテン』『モーリス』『ガタカ』などなどありましたが、どの候補にも憂鬱になる要素がひとつやふたつ混じっているので笑 まあ『インセプション』で正解だったと思います。ハーディのWarriorでもよかったか。


shooting script(撮影台本)と読み比べながら描いていますが、たまに役者たちが指示に従っていなくて面白いです。

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2014年08月02日(土) GC105&106 『インセプション』とバッドトリップ

ギロチンシティ105&106

長らく時間が掛かってしまいました。ジョーは打たれ強い人です。マーティンも逆境に負けない人です。でも彼等もいずれぽっきり折れてしまうかもしれません。ある意味でヒドルスは折れてしまったんだろうと思います。

前回のレビュー。おませな小娘オメガに言い負かされたジェームズ。彼がチンピラのくせになぜセックスに関しては幼児並なのか考えてみました。彼は小さい頃から裏社会で生きてきました。12才でヒートを迎えるまでポン引きなどをやってました。でも彼自身はヒートによる性衝動をまだ知らなかったので、口から出まかせ喋ってたんだと思います。その前に彼には「出来損ないのオメガ」だという自覚もあったので、自分は�狎�の対象�瓩�ら外れた存在だと思っていたんだと思います。で、12の時に事件が起こり、それ以来アルファが大嫌いになり、臭いで吐きそうになるほどダメになった。ファスと出会うまで、ジェリーを日頃から適度に虐待しつつ、セックスに関連することからは距離を置いてやってきたんだと思います。でも欲望がなかったわけではなく、ヒートになるとちゃんと興奮した。彼にとっては、自分が欲望を感じたり、アルファを素敵だと思ったりすること自体が不愉快で、許しがたいことだったに違いないです。


ところで、先日兄に会うためにコロラド州へ二泊三日の旅に行ってきました。ツィッターで流しましたが、コロラドはマリファナ合法地なので、マリファナ吸ってきました。初めてではなかったのですが、今回は人生初、酷いバッドトリップを経験。この原因は主に、焦りと不安、そしてインセプションでした。
ネットでバッドトリップの体験談を読んだところ、多くの人がthe worst experience in my life(人生最悪の経験)だったと言っていましたが、同感です。


詳しい話は省きます(いずれ小説の中ででも書きます)。しかしこの経験から学んだこともいくつかありました。夢の中で夢から目覚めたり夢に落ちたりという経験を繰り返し、インセプションの影響のせいで、下の階層にはもう10時間くらいいたはずなのに、そこからやっと目覚めたら実はまだ3分しか経っていなかったり、モルのように自殺すれば夢から覚めるというアイデアに取りつかれて、夢というか幻想というか錯視というか妄想の中で、何度も自殺しようとしました。自分は自殺してしまうかもしれない、というアイデアに取りつかれると、次々に自分があらゆる方法で自殺したり死んだりするアイデアが浮かんでくるのです。それを打ち消そうとすると、もうインセプトしたから逃げられないぞ、お前の中に、アイデアを植えつけた、と自分の中で声がするんです。私は恐怖に震え上がり、自分が本当に自殺するんじゃないかと、一度などは自分の車のサイドミラーに両手でしがみ付いていました。その時頭に広がっていたアイデアは、このまま10メートル先のハイウェイまで歩いていけば、私のトーテム(こま)が回っていて、それを見つければ夢から覚めることができる、というものでした。ハイウェイは車がびゅんびゅん走ってるので、確実に死にます。つまり、サイトーやモルが言っていたleap of faithをしろ、と言われているわけです。
結局私は、なんとか正気を保って(そうとしか表現できない)コブのように現実に留まりました。

コロラドのマリファナショップ


一番恐ろしかったのは、そのハイウェイのleap of faithと、バスルームにこもった時、映画『エミリー・ローズ』のように見るものすべてが朽ち果て悪魔的になっていった瞬間でした。このバスルームは気味が悪い、というアイデアに取りつかれると、そこが壁が水垢に塗れた、床の薄汚い何年も使われていないバスルームに変わるのです。そして次には、シャワーカーテンの向こうから誰かが出て来るかもしれない、と思う。すると、シャワーカーテンの向こうに、膝を抱えて座っている裸の男の足が見える。

しかし精神的に一番きつかったことはマリファナでバッドトリップしていると、私の場合、現実ではなんとかごまかしている自分の本心というか、潜在意識が湧いて出て来ることです。
以前、初めてマリファナを米国で吸った時、こういうことがありました。私の潜在意識にずっと存在していたあるアイデアが、顕在意識に浮上してきたのです(ある意味、あれもバッドトリップだったのかも)。
それは、フットボールのブログなんて書き続けてても何の意味もないよ。というものでした。もっと正直なことを書くと、フットボールにこのままのめり込んでいたら人生終わっちゃうよ、というものでした。

効果が切れた時、私は「すべて妄想だったんだ」と自分に言い聞かせました。ところが、これは私の中にずっと潜っていたアイデアだったのです。コブたちが私が眠っている間に、私の中にこのアイデアをインセプトしたのでなければ、これは私自身のアイデアでした。それからしばらく後、バルサとスペイン代表に衰退の兆しが見えてきたことを機会に、私はフットボールというジャンルから距離を置くことにしました。この経緯はどうしても説明できるものではなかったので笑 ある日からブログを更新しなくなりました。私の潜在意識が顕在意識レベルに浮上してきて(マリファナの力を借りて)、現実において私はそのアイデアをもとに行動したのです。

私は以前から、『インセプション』はユニークだけどあのコンセプトにはさまざまな穴がある、と思っていました。先日、二日に渡り12時間かけてインセプションを見た時も、まだ釈然としない点や矛盾点は残りました。理性や論理では理解できないところがあったのです。そもそも、夢の中で(潜在意識に)アイデアを植えつけられたからといって、現実に戻った時実際の行動に出るだろうか? という基本的な疑問がありました。

前述したフットボール云々は、私が『インセプション』という映画を見る前に起こったことだったと思います。今回、完全にこの映画にインセプトされたマリファナ珍体験を経て、あの時のことを思い出しました。私は自分もキリアン演じるロバートと同じような体験をしていたのだ、と。実は私には昔からこういう面がありました。中学校の時に親友の一人と大喧嘩して、翌日から口もきかなくなり、そのまま二年間過ごしたのですが、ある時夢の中で仲直りして、私は死ぬほど大喜びし、でも目が覚めて実は全部夢だった、と気づいた。そして「本当は彼女と仲直りしたかったんだ」と自分の本心に気づいて、実際なんだかんだやって、現実でも仲直りしたのでした。

今回もいろいろと、恐ろしい本心と向き合わされました。あまりにも恐ろしく、罪深く、生活を一変させるようなことなので書けませんが笑 しかし重要なことは、本心に従って生きることは必ずしも現実での幸せを保証してはくれない、ということです。『インセプション』で感動的なところは、ロバートを救ったアイデアは、つまるところ彼の単なる妄想でしかない、という点でした。たぶんコバヤシ……いや、彼の父親は(ブライアン・シンガーのファンならこの冗談がわかるはずだ!)、実際には息子のことをどうとも思っていなかったのだろうと思います。

ところで、『インセプション』の理性では理解できなかった点を今回ラリッたことで追体験し、理解することができましたが、この理解した、という認識自体がインセプトされたアイデアだという可能性もあります。つまり私は夢というかラリッてる中で、彼ら(というより監督)が言ってることを体験を持って理解した。けれどそれは、私が映画を先に見ていたからであって、妄想の中で3分か10時間に感じられたのも、『インセプション』で現実での○時間は下の階層では1週間だ、と設定されていたからかもしれません。ある意味、催眠術というか洗脳ですね。そしてこの経験を期に、私は『トランス』の結末なども多少信じられるようになりました。


実は私は、ここで言われているインセプション批判にもひじょうに共感できました。初めてこの映画を見た時、そしてトランスを見た時、私も多少このように感じました。


『トランス』は特にそうです。最初から終わりまで、特にラストシーンは、このアイデアを信じられなければ、すべてが単なるファンタジーです。私はどうも信じ切れない派(楽しみ切れない派)でした。「まあそういうことにしてって言うなら、それでもいいけど……」実はX-Menの新作などにも、このような理由でハマり切れませんでした。でも、今回のバッド・トリップで、何か少し考えが変わりました。

ノーラン監督はこの映画のコンセプトは、『モレルの発明』に影響を受けていると言っているそうですが、間違いなくマリファナ体験にも影響を受けているはずです。彼の年齢のアメリカ人でマリファナでトリップした経験がないなんてことはないと思いますので。PASIVで使うユーセフが調合している薬は麻薬で、スモーカーにとってはこの発想はごくあたり前なのではないでしょうか。実際、スモーカーのフォーラムなどを見たところ「ジョイントを吸いながら見る映画」としてインセプションは人気でした笑

今日、書いたことは何を言ってるのかよくわからん、という方もいるかもしれませんが、共感していただける箇所があったのなら幸いです。


デンバーから30分のマウント・エバンズ

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