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2013年03月16日(土) Peter and Alice 大人になることの残酷さ




ベン・ウィショーとジュディ・デンチの舞台、"Peter and Alice"を見てきました。批評家のレビューはまだちゃんと読んでいませんが、個人的には今回の旅で、これは見て/体験してよかったことのベスト3に入ります。とてもいい舞台だったので、観る前はステージドアまでは行かなくていいかな? と思っていたのですが、これはサインを貰わなければと決心。ウィショーは乙女な笑顔の可愛い、マイペースで親切丁寧で素敵な人でした。わかると思いますが、上がウィショー、下がデンチのサインです。

簡単な筋書き&レビューです。一回見ただけだし聞き取れないところも多々あったので、正確性には欠けると思います。以下、ネタバレ

ピーターとアリス。もっとも有名な西洋児童文学の主人公たち。ピーター・パンは海賊と戦った永遠に大人にならない少年。アリスはふしぎの国を冒険した少女。それぞれの作者、JMバリーとルイス・キャロルは、実在の少年と少女をモデルにこの物語を書きました。ピーター・デイヴィスはバリーが養子にした5人の兄弟のうちの一人。アリス・ハーグリーヴスは、ルイス・キャロルがボートの上で物語を話して聞かせた小さな友達。二人の作者の死後、何十年も経ち、35歳になったピーターが、80歳のアリスと出会うところから話が始まる。

テーマは、大人になることの残酷さです。永遠の子ども、無垢の象徴であるピーター・パンとアリスのモデルとして、二人は周囲の人々の過剰な期待と理不尽な失望に晒されて育つ。児童文学の主人公たちと違い、現実を生きる二人は年を取る。夢見る子供のままではいられなくなる。
ピーターとアリスは、自分たちの葛藤を相手に打ち明ける。ピーターは、バリーが最も愛したのは弟のマイケルであり、ピーター・パンのモデルも本当はマイケルだったこと(マイケルは21歳で恋人と噂される元同級生の男性と溺死。入水自殺という見方もある)を、アリスは、少女時代はジェーン・オースティンのような自立した女性を夢見ていたのに、立派な紳士に求婚されて結婚を決意したこと、今は夫にも子どもにも先立たれ、経済的に困窮していることを打ち明ける。

二人の人生を変えたバリーとキャロル、それぞれの思い出には、彼らだけが覗き込むことができるブラックホールがある。というのも、この二人の児童文学作家に後世に残る物語を書かせたのは、彼らの心に巣食っていた孤独であり、現実からの逃避願望だった。偉大な作家たちとの関係は美しいと同時に残酷で、人々が想像するほど純粋でも完璧でもなく、とりわけ人々が(あるいは彼ら自身の心の声が)�猊垠鯀瓦粉愀賢瓩世辰燭里任呂箸気気笋�時、記憶は歪められ、現実と幻想のギャップは大人になったピーターとアリスを悩ませる。

けれど彼らは、バリーやキャロルとは違って現実と向き合い、自分の人生を生きていく。仕事をし、結婚し、家庭を持つ……そうした一人前の大人になるための通過儀礼をひとつずつ経て、現実と折り合いをつけていく。
ところが、現実は彼らが想像していた以上に厳しかった。兵士として戦場へ送られたピーターは、ドイツ人兵士を殺す。息子たちを戦場へ送ったアリスは、電報で全員の戦死を知らされる。ピーターは妻に隠れて浮気をしている。妻が知っていることを知りながら、知らないと思い込もうとしている。バリーを憎みながら、彼の遺産で暮らしている。
現実に打ちのめされる二人の耳元で、永遠の子どもピーター・パンとアリスがささやく――「大人になるなんてやめて/一緒に空を飛ぼう/不思議の国へ行きましょう」彼らは、現実のピーターとアリスに無邪気に纏わりつき続ける。

物語の最後では、アリスはピーターにある秘密を告白する。彼女の夫は息子たちを失い、心を病み、妻を残してこの世を去った。すべてを失い、独り身になった彼女は、生活費を稼ぐため私財を売り、小さなライブラリーに閉じこもって暮らしている。親戚もおらず、訪れる友達もいない。
彼女はピーターに言う。「ずいぶん前から、私は不思議の国に住んでいる」
80を過ぎた彼女は、惨めで残酷な現実に生きるよりは、夢の世界にまどろんでいる方がはるかにいいのだ、と言う。そして手を差し出し「おいで、行きましょう。私たちの世界へ」とピーターを誘う。

ピーターは手を伸ばしかける。そしてまた手を引っ込めて疲れたような口調で言う。「ぼくはもう年を取りました(I've already grown up).」
アリスはピーターを残して去っていく。舞台上で二人を見守っていたピーター・パンとアリスが、この邂逅の後、二人に待ち受けていた運命について語る。アリスは二年後、安らかに息を引き取った。ピーターはしばらく後、近づいてくる列車に飛び込んだ。


現実を拒絶したことで最期は安らかに死ぬことができたアリスと、現実に押し潰されたピーター(彼なりの現実からの逃避だったのか)。二人の中に潜む病理には、私自身共感できるところが多々あり、ある意味でモーホーの幻想にうつつを抜かして毎日をやり過ごしていることは、晩年のアリスが選択した生き方の実践のような気もしてきます。
一見プラグマティックで、現実的に思えたアリスが、実はとっくに逃避していたというところが面白いのですが、彼女をジュディ・デンチが演じ、苦悩する�猖淪任兵禺圻瓮圈璽拭爾髻�不思議の国に迷い込んだままざっと十年くらい経ってるように見える笑 ベン・ウィショーが演じているあたり、さすが脚本家ジョン・ローガンはSkayfallを書いた人だ笑 彼らが持つイメージやパーソナリティを熟知しているからこそできたキャスティングですよね。ちなみに、グラディエーターも彼が書いたそうです。ラスト・なんちゃって・サムライも手がけたようですが、古代ローマから19世紀の英国まで書いている彼は実はアメリカ人。PaAはとてもブリティッシュだったけどなあ汗 すごい。

ピーター・パンと弟マイケルの影の中で生きるピーターが憐れです。wiki情報ですが、バリーが養子にした5人兄弟の、1970年代まで生きた末っ子によれば、マイケルは5人のうちで最も聡く、奇抜で、天才的だったとのこと。21歳で溺死する前は、友人にして恋人でもあったかもしれないバクストン(一緒に溺死した相手)とは離れがたい関係だったそうです。マイケルのイートン校時代の学友の一人で、後に保守派の政治家になった人物(過去に新聞に同性愛者と書かれたことあり)の回想によると、(マイケルは)バリーとはおそらく性的関係はなかったが、不健全な関係ではあった、バクストンとは性的関係にあったかもしれない、とのこと。なんだこの濃厚なモーリス臭

劇中には、現実のアリスが求婚相手と、ピーター・パンがアリスと、キャロルがバリーと手を取り合ってダンスをする場面があるんですが、その間を俯き加減に、暗い表情でうろついている孤独なピーターが印象的でした。

ところで、私はこのchildhoodからの卒業、自分の人生を生きようとする人々の話に目がありません。評価が高く、私自身も好きなドラマには、こうしたテーマを内包している作品が少なくありません。『マッドメン』は成熟した大人の男ドンが心のうちに秘める子どもっぽい逃避願望を描いているし(美しい妻がいながら、平気で女たちの胸の谷間=冒険に飛び込む)、『デクスター』はとんでもない秘密を抱え自分を偽ることに慣れている結婚適齢期の男が、初めて他人と向き合い、社会の中で一人前の人間として機能していこうとする話。『シックス・フィート・アンダー』の主人公ネイトは、まさにピーター・パン。平穏だけれど、退屈で、刺激のない日常で足掻いている。

Sherlockにもこういう側面がある。ジョンと出会い、シャーロックは自分の頭脳の中から飛び出して人生を始める。時として、シャーロックがfan ficの中で子どもとして描かれたり、そういうのが人気なのは、ジョンに出会うまでの彼は、まだ本当には人生に踏み出していない子どもそのものだったからでしょう。童貞だしね笑


Peter and Alice、演劇的評価は素人の私にはわかりませんが、とても楽しみました。できることならもう一度見たいけど、チケットをとるのは難しいようです。

コメントもこちらから。私が旅の途中で撮っただいたいが欧米の風景写真が表示されます(地味に交換してます)



2013年03月14日(木) Vikings on ヒストリーチャンネル




このところのインタビュー紹介は好評でしたので、また暇を見つけてやりたいと思います。WEB拍手&メッセージをくださった皆さん、ありがとうございました。また後ほどレスさせていただきます。

さて、今日は違う話題。スパルタカスのペアにはまってることは書きましたが、最近、ヒストリーチャンネルで放送されている(欧米で)Vikingsというその名も8〜9世紀にスカンジナビアを拠点として勢力を広げた北方民族ヴァイキングを描いたドラマ、これに登場するヴァイキングの戦士/農夫とイングランドのキリスト教徒のペアが、なかなか面白いです。
ドキュメンタリー専門チャンネルだったヒストリーチャンネルは、ここ数年、歴史ドラマの製作にも力を入れ始めていました。古代ローマについて描いたドラマ&ドキュドラマの中には、私も気に入って録画保存してる作品もあります。現在はVikingsのほかに、Bibleというその名も聖書を題材にしたドラマも好評のようです。

また日本にはいつ入ってくるかわからないVikingsのあらましを。みんな大好きwikiによると「西暦700年代末頃からヴァイキング集団はブリテン諸島やフリースラントへの略奪を始めたが、この頃には季節の終わりには故郷へと戻っていた。793年には北部イングランドのリンデスファーン修道院、795年にはヘブリディーズ諸島のアイオナ修道院を略奪している」とのこと。ドラマの第二話は、まさにこの事件をベースにしています。

主人公はラグナール(Ragnar)という農夫。農夫といってもヴァイキングは男も女もめっぽう強い。彼は西からやってきた旅人に航海術を教えられ、西方にあると言われる国へ略奪の旅へ出ることを夢見ている。いつもは夏になると、彼らは東のロシアへ大好きな略奪へ行っていたんだけど、彼だけは西にも絶対略奪できる土地がある! と信じており、#1はそんな彼が、ガブリエル・バーン演じる族長みたいな人に「今年は西に行きましょう!」と直談判する話。そこはヒストリーチャンネル、航海術や船の構造などには、背後に時代考証の鬼がついている気配が感じられる。立場上、いい加減には描けませんよね。ラグナールやヴァイキングは軒並み脳筋なんだけど、スパルティと違って作品の造りからは製作サイドの知性の香りがします笑

#2、ラグナールは仲間を募って航海に出る。#1は地味な内容で大丈夫かと思ったけど、#2はイングランド上陸を果たし、前述したように沿岸部の修道院を襲うエピソードが描かれていて、とても面白かったです。善良なイングランドの修道士たちが、野蛮な主人公たちに次々と惨殺されていく様子は、異教徒の側からすると当時は(古代からずっと)侵略・略奪は当然の行為という雰囲気で、描き方に好感が持てました。何人かの修道士は捕虜になるのですが、この中に、アセルスタンという名の若くてハンサムな修道士が混じってます。
それが彼




ちなみに、↑こうして見ると可愛らしいけど、剃髪してるので頭頂部はつるっつるです。
アセルスタンは布教活動でスカンジナビアに来たことがあるようで、ラグナールたちの言葉を理解します。十字架や聖杯など、金や銀の財宝がある中、祭壇の後ろに隠れていたアセルスタンが聖書だけを胸に抱き締めていたことに興味を持つラグナール。アセルスタンはその問いかけに、「なぜなら、神の御言葉がなければこの世は暗黒だからだ」と。他の連中(主に兄貴)は殺せというけど、彼はアセルスタンを殺さずに捕虜にするのです。

で、ラグナールは略奪品や奴隷として捕らえた修道士たちを国に連れ帰るのですが、アセルスタンのことが妙に気に入っちゃって、首に縄つけて連れ回します(´-`) 族長みたいな人は狡猾な人で、ラグナールたちが持ち帰った略奪品を全部自分のものにしちゃう。で、彼に、欲しいものがあればひとつだけ持ち帰ってよし、という許可を与える。
ラグナールはお宝をひとしきり眺め渡した後で、「ではこれを」と奴隷になったアセルスタンを選ぶのでした。

ラグナールには旦那より強いくらいの奥さんと、二人の子供がいるんですが、奴隷のアセルスタンを連れ帰って、子どもたちに「触ってよし」と許可を出すと、子どもたちは珍しい生き物を触りまくり。つるっつるの頭を触って「おまえ、どこが悪いの?」

ちなみに、アセルスタンのつるっつるの頭頂部は、お手入れができない奴隷の身分に落ち、毛が生えてきてふわっふわっした感じになっちゃって、本人が嘆くシーンが。「河童なのかな」と思うと笑いがとまらなくなり、自分で血まみれになりつつナイフで頭剃ってる場面は、私の中では河童が皿に水を入れているシーンに変換されてます。

まず略奪品の中から奴隷を選んだ時点でおかしいんだけど、ラグナールの目的がアセルスタンの知恵だけではないっと判明するシーンが。
ラグナールは早速帰ってきてセクシーな妻レガルタ(名前違うかも。忘れた)とセックスするんですが、純潔の誓いを立てたアセルスタンは「あっ悪魔よ消えろっ泣」とばかりに、最中の音や声を聞きながら聖書を読んでます。するとだ、ラグナールとレガルタがまっぱで現れ、
ラグナール「修道士、おれたちに混ざれ! (Come on! Join us!)」
レガルタもセクシーな足を見せて手招き。
頭が真っ白になるアセルスタン。「わ、私は純潔の誓いを立ててるので、女性には触れない。触ったことはない……(肉欲は)罪深いことだ」
するとラグナールが傍へやってきて、
ラグナール「バレやしないさ」
アセルスタン「神はすべてご存知だ」


そうなんです、ラグナールはちょっとハーディに似てるんです。あと、ブラピにも似てます。演技も上手いしスター性はあるので、この役者、有名になって欲しいです。

ヴァイキングの文化はキリスト教に支配される以前の、古代の文化に似てる。ソーやロキといった神の話もしょっちゅう会話に登場するのですが、古代ローマやギリシアの多神教と同じように、嫉妬深い神がいたり、強欲な神がいたりする。そういう環境では、人間はもっと自分たちの欲望に素直で、純潔や清貧といった美徳で自分たちを縛り付けていない。
ヴァイキングを、古代の民族のように、無邪気にかつ野蛮に描いているところにも好感が持てます。

結局ラグナールとレガルタは自分たちのベッドに戻るのですが、やっぱりラグナールは、アセルスタンに圧し掛かること前提で誘ったんだろうな。現実においては、奴隷の扱いは、もっとharshだったのではという気もしますが、それも主人によりけりだったのかも。

なんだかんだ言いながら、ラグナールはアセルスタンが好物大好き。彼を酔っ払わせて情報を引き出したり、自分に言葉を教えるように迫ったりする。

顎持ち上げシーンの萌えは古典だけど永久に不滅




#3では、再びイングランドに略奪の旅に出かけることになったラグナール。今度は、妻レガルタを連れていくかわりに、奴隷のアセルスタンに農場と子供たちの世話を任せる。この提案にはアセルスタンもびっくりなんですが、ラグナールの中ではしあわせな三人暮らし(&子供たち)の計画が着々と進行中です。
夫婦とハンサムな男奴隷との三角関係なんて、本当に古代ギリシア・ローマみたいですね。まあ、本編ではそこまで描かれないでしょうが笑


アセルスタンもいいけど、私はハーディに似てるとあってラグナール(役)がかなり気になってる。野蛮で狡猾だけど無邪気でどこか憎めない、そして役者の表情の演技がとてもいいキャラです。


ちなみに、中の人は若い頃はこんな感じ(左)ラグナール役は右。信じられないほど変身してますが、こういうモデル風イケメンにも演技派っているんだなあ笑 
彼もオージィだそうです。


今後、二人がどうなっていくのか目が話せません。ちなみに、現時点で出ているfic(すでにチェック済み)の主流はレガルタとの3Pもの。
アセルスタンが「彼のように彼女に触れたい。彼女のように彼に触れられたい」と考え罪の意識に苦しむ、とかいう内容はたまらないです。


スパルタカスは残すところあと4epです。最近は劇中の動きよりも、パナ(ナシア役)とダン(アグたん役)の役者関連の話が面白いです。

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2013年03月11日(月) ギロチンシティ36

ギロチンシティ36

認知行動療法について勉強する時間が必要で(と、いってもざっとですが)遅くなりました。エピソード4はあと2回で終わりますが、次回はマーティンとバッチの再会。エピソード5はもっと大きな動きや、キャラやペア同士が縦断的に絡んだりといった流れが出てくるはず…。セロン、ベン、アンヌ・マリー、そして再登場ではあったけどキリアンなど導入が多くてややこしいエピソードだった。もしTVシリーズだったら、ひとつのエピソードにこれだけ新キャラが登場することはまずありえませんね笑

ベン・ウィショーはインタビューを読み終わり、イメージに修正があったので少し書き直すかもしれません。もっと彼はフェミニンでミステリアスで俗っぽくない人でいいということがわかりました。性格的に現実とは一番離れているキャラはジョーだと思うけど、彼は元々アーサーのような感じでいこうと思っていたからこのままで。


ところで、インタビューを読んだ雑感を書いていませんでした。どのインタビューも面白かったけど、とりわけ面白かったのはハーディとジョー、ウィショーも面白かったですね。ジェリーはEsquierのインタビューの出来自体がよかった。
修正が入ったナイーブ/vulneravilities番付は、
ハーディ>ウィショー>ジェームズ>ヒドルス>ジョー>ヘムヘム>マーティン>バッチ>ファス
という感じになってきてますが、傷つきやすさでも種類が違うんですよね。ウィショーは自覚があって垂れ流しの傷つきやすさで、誰の目にも明らかなんだけど、ハーディやジェームズやジョーはそれをもっと隠そうとしている感じ。バッチは変な隙があるんだけど、坊ちゃまは無自覚笑 

ヘムヘムについては、もう少し情報が必要。ただ、彼はアベンジャーズの撮影時、養子に関するブラックジョークについて、理解できなかったと言っていました。これは「(ロキのことを)あいつは養子だ」と彼が言うシーンで、米国では観客がドカーンと笑うわけです。いろんな要素が複雑に絡み合ったブラックジョークですが、ワシントン・ポストはこの一件を記事で取り上げて批判していました。撮影時、ヘムヘムは「理解できない」「これでいいのか?」と何度も監督に確かめたそうです。これ読んで、彼はオーストラリアの大平原で家族に愛されて真っ直ぐに育ったんだな、という気がしました。ヘムヘムの私のイメージは、朴訥で先入観がない、だからみんなが経歴を読んで色眼鏡で見てしまうトムトムと会っても、ありのままの彼を受けれてうまくいったんじゃないかな。うーんでもヘムヘムのことはもっと読む必要がありますね。

ヒドルスは自分に自信がある人。でも他人に対して慈悲深い。とはいえステレオタイプな貴公子イメージで終わることを恐れているようですね。でも個人的には、デ・ニーロタイプに挑戦するのではなく、冷酷なマフィアの殺し屋とか、そっち方面で彼の演技の幅を見てみたいですね(^曲^) 彼の顔が本当に無慈悲になる瞬間が見たい。

ハーディは自分でナルシズムがあると言ってます。きわどい写真を自分で撮ってるらへんからも、それはうかがえます。たとえばこの写真なんか、誰に見て欲しいの? (一昔前、彼のmyspaceに載っていたらしい)やっぱりゲイの男たちに自分に欲情して欲しいんでしょうか。


フェミニンな部分を持っていると自覚しており、ゲイの男たちに惹かれる傾向がある。今はちゃんと男性性を獲得して、彼を叱ってくれる強くて美しい妻と出会い、元気にやっているようです笑

マーティンはしっかりとした大人。リアリスティックで、知的で、地に足がついている点はジェームズに似ています。自他共に認めるリベラル派。「ミスター・フリーマン」と呼ばれることを時に好む、と言っているので、いきなり「マーティン」なんて突然呼ぶより、礼儀正しくアプローチする方が気前よくサインしてくれそうですね笑 もし一日市長になったら、路肩を走る自転車を規制すると言ってたけど、歩行者には申し訳ないがドライバーとしてはものすごく共感。路肩の自転車ほど気障りなものはないっ笑

ジョーが、昔根暗だったというのは、現在の彼からは考えられませんね。彼は以前、東部(NY)でアイデンティティを確立したと言っていました。つまり煮え切れなさを抱え込んだセンシティブなLA出身のユダヤ系の若者が、東部へ移り、大学へ行き、新しい世界を開拓したんでしょう。初めて彼を見た時、東部出身だと疑わなかった私ですが、彼から滲み出るリベラルだけどインテリでやや気難しい雰囲気から察するに、LAよりNYと相性が良かったに違いないです。彼、しばらくフランスにもいたようですね。文系笑

カンバーバッチは想像以上に空気読まない坊っちゃま。なんとなく世間知らずなところが垣間見れて、人気絶頂の今は特に浮ついているところがある気がします(ひどい言い方w) でもその分子どものように無邪気なところがありますよね。マリー・アントワネットタイプ笑!? それは冗談にしても、彼が地に足がついたジェームズやマーティンと仲良しで、彼らを好いているところが面白いですよね。「誕生日で散財して、クレジットカードの明細を見てびっくりした」とかコンサバティブなエリア(ハムステッド・ヒース)に総額10億円くらいのフラットを二つ買い、テラスだかを改築して近隣住民の反対に遭ったけど押し通したとか、もう笑っちゃいます。政治的には、暴動に加担したようなろくでなしには厳しい対応をすべき、と言っているところや、その他の発言を読んでも、典型的な保守派だという気がします。WEB拍手で、彼のカージャック事件の詳細が書かれているページを教えてもらったので、後で紹介します(^曲^)v

ファスは「もちろん自分に自信がある」と言い切れる人。細かいことは気にせず、現在が楽しく人生が豊かならそれでいい。売れない頃はバーテンなんかをやっていたらしい。多分女を口説く方法を100通り知っている。彼、アイルランド建国の父(IRAの前身の創始者)マイケル・コリンズの縁戚(確か、母親がマイケル・コリンズの兄弟の孫?)らしいんだけど、そういうことも彼にとってはおそらくどうでもいい。ジェームズが彼のことが好きなのは、からっとしてるからでしょうね。私が関心があるのは、ヘムヘムとファスは、ここで上げた他の役者たちと違い、ゲイやブロマンスとの付き合い方や向き合い方を決めかねているような気がするんだけど、どこかに積極的な発言があるでしょうか? ジェリーでさえ以前、自分の出演作について「うん、この二人の間にはホモ・エロティックな関係があるな」と言ってました。

ウィショーも面白いですね。日本でいうところの典型的な草食系男子。彼には双子の兄弟がいるらしいけど、どの程度似てるんでしょうか。ジェームズ同様、あまり自分のことや家族のことは語りたがらない。あがり症で、レッドカーペットなどでも見ていて「テンパってるなー」と思うことも。
彼は自分を持て余している分、他人を演じることによって、間接的に自分を解放している感じがします。『レイヤーケーキ』のチンピラ役面白かったな〜。彼こそまさに「天職を発見できてよかった」人。

ジェリーは想像以上に、ギロチンで書いているろくでなし男に近いワイルドな人でした笑 女と酒が好きなところがまた(^曲^) しかし、ジェームズは彼ともバッチともファスとも仲良し、幅広い人だ笑

ジェームジーのことはいつも書いてますが、地に足がついてる人。彼にはたくさんの美点があるけど、まず人との向き合い方が素晴らしい。子どもからお年寄りまで、簡単に懐に飛び込む。私たちみたいな外国人のファンにも「あれ、きみたち昨日も来たよね?」なんて気安く声をかけてくれる。でもただ気さくなだけじゃなく、必要なら「人とぶつかり合う」ことも恐れない。彼のいろいろと小器用で労を惜しまないところに、人を使ったり人に押し付けたり任せたりせず、なんでも自分で思案しこなしてきたdown-to-earthなバックグラウンドが透けて見える。



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