久しぶりの筋肉祭♪ まあ、フットボールの選手たちも筋肉ではありましたけどね。 新刊漫画作成中。2つくらいは漫画を入れたいのですが、今描いてるやつは、プロットを見返したらそういえば8割方マッパシーンしかないことに気づきました。修正前・効果入れる前ですが、ちょっとだけ ![]() WEB拍手レスが溜まっていてすみません 2日後、クラシコだ……。Sherlockも見れてない。原稿の合間にこうした仕事を片付けてゆきます。
前回からずいぶん時間が経ってしまいましたが、RomeのEp.6のレビューです。遂にプッロ@犬が本懐を遂げるエピソードでもあります(違)。裏設定は青字で書いてます。 ------------------------------------------ Rome[Ep.6] Egeria (アントニウスの決断) ------------------------------------------ ![]() アントニウスの下で働くことになったヴォレヌス。前回のエピソードから二ヶ月経ってます。仕事は順調、生活に困窮するこもなくなったものの、彼の家には、夫が行方不明になった義妹リュデが居ついて毎日めそめそしているもんだから、ニオベとの夫婦生活にも支障が出始める。 仕事に出掛けるヴォレヌスが、物置みたいな外の小屋で眠るプッロ(元祖居候)を蹴飛ばして起こすところ、二人のファンにはたまりません(^曲^) ![]() 井戸の水を頭からかぶっただけで、プッロ「行きましょう」 隊長は定期的に大衆浴場に通っていそうだけど、プッロは隊長に「くさいっヽ(`д´)ノ」と怒られるまで行かなさそうです。 ところでプッロの方は武具を何一つ身に着けていないところを見ると、部隊長になったヴォレヌスが勝手に連れていってるみたいです。怖いけど面倒見だけはいい隊長 ![]() エイレネに親切にするプッロに、 ヴォレヌス「奴隷に礼なんか言うな」 プッロ「どうして?」 ヴォレヌス「躾だよ!」 プッロ「今朝も機嫌がいいですねー」 護民官となったアントニウスは自分のクリエンテス(被保護者)たち(現代でいうロビィストたち)の陳述に付き合っている。その場で護衛や人払いをしているヴォレヌスとプッロ。隊長がプッロを文字通り顎で使っているところがいいです。 3人の日課 �〔姪歃�くなった閣下の命令「ヴォレヌス!」 ![]() �¬燭犬蕕譴織凜�レヌスの不満顔(一日最低でも一回) ![]() ��ヴォレヌス、プッロに命じる ![]() �せ瑤ぜ腓量仁瓩縫�ートマチックに従い、人を追っ払うプッロ ![]() いいカンジ(´∀`)ノ 二ヶ月間、ヴォレヌスを傍において理不尽なこともいろいろさせたんだろうな〜。Yさんのネタ(?)じゃないですが、うっかり娼婦じゃなく隊長にナシを剥かせようとして、ポスカが顔を覆ったり。そのたびに軽蔑してますって顔で睨まれて、閣下はwkwkだったんだろうなあ。 重要な有力者のクライアントとの交渉の場で圧力をかけるアントニウス。娼婦を侍らせたり、相手の細君に「夫が死んだら結婚しようか?」と言ったり、閣下、全開です。 お勤めが終わり、帰宅途中。プッロは「カエサルとアントニウスは約束を守りますかね? 市民の味方かな? それが気がかりなんでしょ? 暴君になるんじゃないかって」モヤモヤしてる隊長の心模様に気づいている。アホもアホなりに気にしてるんですね。 プッロ「みんなに仕事を与えるって。それには文句は言えないでしょ?」 この時、プッロは後ろから隊長の肩をぐいっと押してるんですよね。手癖が悪い オクタヴィウスには怒られていたけど、ヴォレヌスは怒らない。この二人見てると、まるっきり主人と大型犬だなーと思います。たまに犬が興奮し過ぎて主人に乗っかり、「おまえは一から躾し直し!」と怒られてしゅんとするんでしょうね。ヴォレヌス「娼婦を侍らせて交渉するなんて、キンキーナートゥスやマリウスはもちろん、グラックス兄弟だってそんなことをしたと思うか?」 プッロ「誰(´∀`)?」 ヴォレヌス「ヽ(;`д´)ノ」 帰りたくない、酒でも飲むと言い出すヴォレヌスに、「あなたが?」ときいて「悪いか!」と逆ギレされるプッロ。怒られ慣れてます。 ところ変わって、酒場で飲んでいるプッロとヴォレヌス。酒入ってるせいか、ニオベのことを熱心に相談する隊長を、やさしい眼差しで見守りながら聞いてあげているプッロ。プッロ「女のこととなると不器用な隊長、カワイイな〜(´∀`)」 殴るべきかな、と相談され、美人だからひどい顔になるともったいない、とプッロ。そう言われてはじめて、自分の妻が美人だということに気づいたような隊長のはにかみがカワイイです。 ![]() しかし! 奴隷も金も与えているのに、他に何が望みなんだろう、と嘆く隊長が思わずポロリと「夜もずっとご無沙汰だ……」。その瞬間、犬の表情が豹変。 プッロ@真顔(マジかよ〜っおれがエウアンドロスを殺して以来だから、二か月間も!? そもそも隊長と奥さんのために殺したのに……じゃあずっと、一人で処理してたんだ(;´д`)」 突然ざわざわし始めるプッロの頭の中は「たっ溜まってるはずだーヽ(;`д´)ノ」ということでいっぱいだったはずです。ホントに大型犬だったら、無駄に耳の裏を後ろ足で掻いたり、壁の方まで駆け足で行って帰りは歩いて戻ってきたり、という奇行に走っていることでしょう。 ヴォレヌスの方は酔っ払ってることもあって、自分の犬の異変には気づいていない プッロ「……なぜ」 隊長「妹がいるとできないそうだ」 …という会話の後のプッロのちょっとした沈黙が、そういう腐った見方をするといわくありげで愉快です。 ![]() ここで、Romeファンのslasherが本格的にプッロ/ヴォレヌスに落ちただろう場面が登場です。 深夜の物騒なローマの街角を、正体を失い、くだを巻きながらプッロに寄り掛かって帰路につくヴォレヌス。いつの間にか甲冑を脱いでいると思ったら、ちゃんと外套も鎧も、プッロが運んであげてるんですよね。脱ぐのも手伝ってあげたに違いない。無防備な隊長を脱がしながら犬はもうビンビンなんだけど、気づかれないよう慎重に。でもよく見ると溜まってる隊長も元気になりかけていることに気づく犬。「いやいやだめだ、手を出したらおれ、友達として終わりだ…」と理性的になろうとするが、隊長の方はそんな葛藤には一切気づいていない。 「なんでこんな目に遭わなくちゃいけないんだ〜泣」と弱音を吐く情けないヴォレヌス。プッロはその顎をドサクサ紛れに掴んで上向かせ、「別れた方がいいかも……そんな辛い想いをするんでしたら」 犬、下心が丸見えです。 別れるくらいなら死ぬ方がましだ、とプッロの胸倉を掴んで逆ギレし、そのまま地面に崩れ落ちて眠ってしまう隊長。そんな彼を見下ろすプッロの息はなぜか荒い。 無防備に足元に横たわる隊長の姿に、とうとう我慢も限界に達した瞬間。「おれだけじゃなく、隊長もホントは欲しがってるはずだ。それにどーせ明日目が覚めたら何も覚えてないんだから、食っちまおう(´∀`;)」 ……と言いたいところですが、このへんはまたいずれficで書きたいと思います。きっと隊長は隊長で、酔っ払いが絡むような感じで荒々しく求めたに違いない。たち悪すぎます。 ぶっ倒れた隊長を腕に抱き、耳元で「大丈夫ですよ、大丈夫だ……」とささやくプッロが、canonだというところがこの作品の恐るべきところ。ちなみに、英語では��It's all right,lamb... it'll be all right��で、このlamb(子羊)というのは愛しい人、大切な人という意味で用いるらしく、英語圏のslasherたちはびっくりしたらしい。 ![]() というけで犬は子羊を、肩に担いで無事お持ち帰り。ニオベのもとに持ち帰る前に、自分の寝床に寝かせて、、、でも意識のない隊長を襲ったりはしません そのへんは工夫が必要です。(どんな…)実はこの頃から、二人の関係はただの犬と飼い主の関係ではなくなっていく。迷惑をかけて世話になるのはプッロの役回りでしたが、後半はどちらかというと、いろんな感情に溺れそうになるヴォレヌスを、プッロが甲斐甲斐しくサポートしていく関係に変わっていきます。それがまた、無償の愛なところが犬と飼い主っぽいんですが。 数日後(翌日?)プッロはヴォレヌスのいぬ間に、ニオベの前でリュデに、エウアンドロスは揉め事を起こして殺された、という話を町の噂として話す。その場にいるニオベにも、過去は(エウアンドロスとの関係は)忘れろ、と同時に釘を刺すプッロは、大好きな隊長のことを苦しめている奥さんに、納得できない部分もあるに違いない。でも昨夜、はじめて隊長とセックスして、彼の中でも落としどころが見つかったようです。プッロ「隊長が奥さんのこと好きだっていうからこれからもサポートしてくけど、おれ今日から隊長の旦那でもあるからね(´∀`)ノ」 プッロが出て行くと、リュデはニオベと夫のことで大喧嘩をはじめ、絶交を言い渡す。息子ルキウスが孫じゃないことはヴォレヌスには黙っておくと約束するが、それはもし真相がバレると、ルキウスがヴォレヌスによって殺されるからである。 当時、子どもが生まれると一家の長がその子を生かすかどうかを決定したそうです。たとえば生まれた子どもに障害があるとわかったり、不貞や強姦による妊娠によって生まれた子どもだと判断された場合、子どもは高確率でその場で殺されるかゴミ捨て場行きになったとのこと。当時も、赤ちゃんポストのようなものはあったようです。 また、妻が浮気したり、子どもが他の男の子どもだと判明したら、夫は彼らを殺しても問題にはなりませんでした。この作品の中で、ヴォレヌスは名誉のために生きる男というキャラを割り振られてるので、彼にとってこのような家族の問題は重大事でした。 今日は、プッロはオクタヴィウスに剣の稽古をつける日。用がない時はこっちのバイト(本業?)で日銭を稼いでいるらしい。 予想では、昨日、自分の飼い犬と熱い一夜を過ごした隊長は、恥ずかしさとやっちまったという後悔の念もあって、きっと朝はプッロの顔を見ずに出掛けたんだろう。妙にそわそわしている旦那の異変に気づいたニオベ、「……はっ! まさかあの犬、とうとう夫に手を出したんじゃないでしょうね!?」と焦るも、旦那が出ていった後にエウアンドロスのことを犬に釘刺され、何も言えなくなったに違いない。 話は戻って、オクタヴィウスに、男になるためにギリシアの戦場へ行ってはどうか、とすすめる母アティア。アティアはプッロに、息子が童貞を捨てる手伝いもするように頼む。トーガを用意させると言っているので、この時オクタヴィウスは15、6歳という設定らしい。 ![]() 夜、勤めから戻ってくるヴォレヌスとプッロ。またまた美味しいシーン 家に入る前に何か言いかけるヴォレヌスを遮るように、ヴォレヌス「――ああ、あのな」 プッロ「おやすみなさい」 ヴォレヌス「……おやすみ」 何も言わせないとわ、男前だプッロヽ(´д`)ノ もちろん裏設定的には、昨夜はみっともない姿を晒してしまった挙句、酒の勢いを借りて犬小屋でサカッた犬みたく交わってしまい、今日は眼も合わせられなかった隊長という具合なんだろうけど、その設定抜きにしても、こういう場面をcanonで用意してくれるのはすごいです。 リュデとの一件を経て、もう一度この夫とやり直そう、と思っているニオベは子どもたちを女友達(クラリッサというらしい)に預け、ご馳走を作り、化粧をして待っている。夫婦の不器用だけど微笑ましいやりとりが素敵に描かれています。ニオベは今夜は大丈夫よ、と言って夫を受け入れる。 一方その頃、プッロは外の犬小屋で、神に捧げものをし、一人寂しく飯食ってるのだった。隊長のために彼が夫婦の仲を執り成し、二人が結ばれてる頃にプッロはさみしく狭苦しい塒にいる、という演出……男同士の濃厚な愛の物語としか思えません。 ニオベ「……あれ? 夫とは久しぶりだってのに、この人ってば妙に淡白だわね?」 プッロ「あ〜昨日の隊長可愛かったな〜(´∀`;)ゴシゴシ」 ほどなくして、カエサルからアントニウス宛に援軍を要請する書簡が届く。兵力では劣るカエサル軍の先行きが怪しくなってきたとみて、アントニウスは決断を渋る。というのもその頃、ポンペイウスの邸宅でろくなことをしていないアントニウスは、実はポンペイウス側からも自分たちの側につくようにと接近されていた。 一刻も早く戦場に駆けつけるべきだと考えているヴォレヌスは、決断を渋る上官の態度が腹に据えかねている。 で、この怖い表情↓ アントニウス「おまえはうっせーなあもう(´д`)」 ![]() プッロはオクタヴィウスに筆下ろしをさせる。娼館に連れていき、気に入った異国の娘を抱かせる。プッロはついでに自分も高級娼婦を抱けないかと交渉するもあえなく撃沈。 アントニウスはアティアのもとを訪れる。圧倒的不利な立場にあるカエサルを助けるか、ポンペイウス側に寝返るか決断できずにいる彼をベッドに誘い、カエサルを見捨てるようそそのかすアティア。 アティア「あなたは友達だからって、カエサルと運命を共にするほどバカじゃないでしょ」 計算高い彼女の一言によって、逆にアントニウスは激怒し、カエサルのために立つことを決断する。 実はこの少し前に、寝室における余興として裸の女二人に剣を持たせて戦わせ、負傷した女の腹の傷を嘗めるというアントニウス閣下の名場面がある。ゲスな閣下を見せておいて、後半では誇りを思い出し奮起するという流れにもっていっているわけですね。 その頃、ヴォレヌスはニオベとベッドにいる。ニオベは夫を誘うが、夫は物思いに耽ってその気にならない。 ニオベ「どうしたの?」 ヴォレヌス「アントニウスはカエサルを助けに行かないつもりだ。おれはそんなやつに忠誠を誓った」ブツブツブツブツ... ニオベ「ならギリシャに行かなくて済むじゃない。それにあなたもカエサルは間違ってるって」 ヴォレヌス「それとは話が別だ。人として正しいかってことだ」ブツブツブツブツ... ニオベ「(笑い出し)もう、あなたって本当にバカ」 隊長カワイイ(●´ω`●) そんなわけで夫婦の心が通い始めたと思った矢先、ギリシアに発つと決断したアントニウスから、第十三軍団に召集命令が下される。 戦いに行く男たちを見送る家族との別れ。プッロは一応エイレネに別れを告げ、エイレネの涙を誘っている。二人はギリシアへ。ところが、大海原に漕ぎ出したローマ軍の帆船が嵐に遭い難破する場面、次回へ続く。 このエピソードは、プッロが本懐を遂げたという意味でも好きなエピソードですが、これからまた二人が戦場へ行くんだ、という理由でもわくわくしたエピソードでした。 ![]()
見てください、この切ないありさまを↓ photobucketめええ! ![]() というわけで、さっそくサーバを移動した。 ![]() 新刊の表紙に……と思ったんですが、さすがにどぎついかな汗? 右端のあたりをもう少しカットすれば大丈夫でしょうか。やっと二人の絡みが描けて満足です。 Romeではお馴染みの焚き火といえばセックスシーン。でも、描きながらずっと頭捻ってました。隊長がこんなふうに犬に身を委ねるなんてありえないヽ(`д´)ノ しかもアオカンです。でもちょうどぴったりだから、彼らのセックス観について書いてみましょう。 先日書いた、古代ローマ人のセックス観についてはこちら。 もちろん私が取り上げるのは男性キャラですが、どう考えても、このドラマは製作者が意図して男同士の関係をセクシーに描いています。残念ながらもろやってるようなシーンはちょっとしか見せてくれないのですが、では含みを持たせている部分の、一体どこまでがcanonにおいても成立しているのか、つまり「明言はしてませんが、このペアはデキてる設定込みです」という制作者側のメッセージが感じられるペアは存在するのかを検証してみます。史料とは別にしてあくまでこのドラマにおける設定の話です。 まず、私が一番可能性があると思うのはカッシウスとブルータス。二人とも最後まで女の影がないままだし、手をつなぎ合ったり、カッシウスが甲冑姿のブルータスに「とても素敵だよ」と言ったりします。史実として伝えられるカッシウスは、クラッススを早めに見限ったりと、けっこうやり手なんですよね。二人は物腰柔らかな貴族として描かれており、当時の価値観では自由人の、しかも貴族が奴隷以外の同性を愛人に持つというのはあまり好ましくなかったはずですが、このくらい身分が高くなり二人とも同じような階級となれば、実際には問題がなかっただろうと思われます。 ブルータスの弱さは魅力的ですよね。カエサルがヴォレヌスを気に入って、ブルータスが若干嫉妬する、というような場面がありましたが、Romeに登場する数多くのbitchの中でも彼はbest bitchだったと思います。というわけでベッドでも身分が高いくせに組み敷かれていた方だと思いますが、絶対秘密を守ってくれよ、と事あるごとにカッシウスに臆病な仔犬みたく言いつけていたに違いない。ブルータスは父親を早くに失くし、カエサルに父性をみたりしてましたが、男らしさに憧れるタイプに違いない。母親の存在が大きかったですし、典型的な�犲�分が獲得できなかった男性性を、強い男の中に見出すタイプ�瓩離殴い世隼廚い泙� そんなブルータスのことはもちろんですが、男であれ女であれbitchを見分ける嗅覚が誰よりも優れていたに違いないのがアントニウス。彼はそういうキャラです笑 つまり、一目で相手がbitchかどうかを見極め、彼のお眼鏡に適った気に入りbitchはもれなく組み敷く、それを生き甲斐にしていたのが閣下です☆ 彼のセックス観に関しては今さら分析する必要はありませんが、アティアに「あなたが抱いていた奴隷は男も女も売り払ってくださいね」と言われていた通り、両刀男です。そもそも、この時代はゲイや同性愛者に該当する単語が特に存在しなかったことからもわかる通り、男同士、女同士で寝ることはセックスのバラエティの一つ程度に考えられていました。だから彼のような権力を握る好色男は美しい男女を片っ端から食い荒らしていたはずです。型破りな男なので、慣習を気にしていたかどうかはわかりませんが、正しいローマ人なら彼より上席であるカエサル、三頭政治以降は同格のオクタヴィアヌス、レピドゥス以外で、彼を床で組み敷ける相手はいなかったはず。といっても、何度も繰り返すように実際には、アウグストゥスに続く数多くの皇帝たちが、男性の愛人相手に自分は女役を務めていたという記録が残っているので、私の印象では偉くなれば偉くなるほど関係ないという気がします。 ともかくドラマのアントニウスは権力で相手を組み敷くことを明らかに楽しんでいたので、受身になることに喜びは見出していなかったはずです。何でも欲しいものは奪える立場にあるアントニウスにとって、相手が思い通りにならないほど夢中になるわけで、だからアティアやクレオパトラ、ヴォレヌスが気に入ったわけですね。狩りみたいなもんです。 カエサルはまるで男には興味がないキャラとして描かれていましたね。前にも書きましたが、彼は男との浮名も流した人であり、オクタヴィアヌスも愛人だったという噂がある人なのでもう少しうまく料理して欲しかったです。 オクタヴィアヌスとアグリッパの関係はかなりきわどいです。史実では、アグリッパはオクタヴィアヌスの娘を妻に迎えていたはず。とても仲良しな二人でしたが、このドラマではアグリッパが主人に忠実な犬のようでした。制作者が、裏設定として二人が寝ていた事実を含んでいたとは思いませんが、オクタヴィアに「あなた(アグリッパ)は私より弟と、弟が与えてくれた権力を愛してるのよ」と言わせています。 もし二人に肉体関係があるとしたら、もちろん組み敷かれるのはアグリッパ。私は下克上も大好きですが、この作品においてそれを多用すると逆に魅力を損ないます。超えられない身分の壁が、このドラマの一番面白いところだからです。そして、自分より格下の人間に肩を叩かれるだけで怒りを露にするオクタヴィアヌスが、ベッドで辱めを受け入れることなんて絶対にないはず。彼は奴隷の男女を自由にしていただろうし、SMプレイなどもやっていたでしょうね。 マエケナスも奴隷は男女とも食っていたようなタイプ。史料によると、彼は毎朝奴隷に脛毛を抜かせていたそうな。文化人としても名を残している通り、いかにも優美なものが好きそうなので、高級な男娼なんかを囲っていそうなイメージです。古代ローマにも男娼はいましたが、彼らは特別な存在で、市民としての権利を一部剥奪される一方で、お茶一杯の値段で買われる女の娼婦よりもはるかに高給取りだったそうです。宦官たちのように、才色兼備な男娼で後に皇帝や執政官の愛人になって名を残した者もけっこういます。 では肝心のヴォレヌスとプッロは? まずはセックス観から。プッロは女好きというキャラですが前述の通り、当時はきれいなら性別はあまり気にしなかったようなので、オッパイがある方が好きだけど若くて美形の奴隷男なら食っていたはずです。特に軍隊生活が長かったので、カワイイ新米兵士なんか見つけたら、あのアホ犬のことだ、酔っ払ってなくても絶対襲ってる。娼婦と寝ている場面を見ても丁寧な扱いはしていなかったようなので、男相手となれば一切遠慮はしなかったに違いない。たぶんプッロの好みは男でもカワイイタイプだと思うので、隊長は特別枠(´∀`) 基本、男らしい男には食指が動かないはずですが、ヴォレヌスのことは可愛くて仕方がない。ある意味、これまで見た目の可愛さでしか「ウヘヘ」とならなかったプッロが、初めて容姿じゃなくて性格や行動を見て「ウホホ」となったのがヴォレヌスじゃないでしょうか。最初は「なんだこのbitch」としか思っていなかったんだけど、いつのまにか「な〜んかカワイイんだよなー」になって、彼みたいな男は男に心酔しちゃうと、相手の容姿なんか関係なくなりそうです。厳密に言えば、もしヴォレヌスが醜男だったら寝ることもなくそのまま友情関係続行なんだけど、とりあえず見てたら勃起しちゃったから、これは体の付き合いもありだな、と。きわめてシンプルな思考であります。 ヴォレヌスのセックス観は興味深いですね。彼の場合、妻以外の女にも手を出さないくらいだから、男はナイ(´-`) 平民の身分でありながら、百人隊長、部隊長、最後には元老院議員にまで上りつめたので、いくらでも欲しい相手がいれば好きにできる立場でした。後半では月に一回、相手を選ばず娼婦を買っていたようだし、プッロに指摘されるまで自分の妻が美人だということにもピンときていなかったので、美しさに惑わされない分、プッロにも多少チャンスはあるってことです。ただし、ベッドで相手に主導権を握られるなんて、男であれ女であれ、彼にはその発想自体思い浮かばないでしょう。 canonにおいては、限りな〜くホモセクシャルな関係を匂わせていますが、実際に彼らが制作者側の意図として愛人同士だったか、というと肉体関係まではなさそうでした。「二人はデキていると深読みしたいならしていいですよ」という声が聞こえてきそうでも、二人がセックスまではしていない、と思うのは、ヴォレヌスがそんな不名誉を受け入れるとは思えないから。自由市民として生まれた名誉を重んじる彼にとって、受身に回るなんてまずありえない。たとえば忠誠を誓ったアントニウスに襲われたとして、彼が取るだろう行動の選択肢1:相手を殺す 2:自分を殺せという 3:相手を殺して自分も死ぬ であって受け入れるという選択肢はないと思います。ただし、これは精神を病んでいなかった頃の話ですけどね(まだ�猝祥性瓩�彼にとって価値あるものだった頃の話)。 じゃあプッロはどうか? 意外と彼の方は、この相手ならと思う場合には、受身を務めることを拒否しないんじゃないか、と思います。というのも、彼は解放(逃亡)奴隷だからです。育った環境の違いから、プッロの深層心理には、この人には絶対服従という奴隷根性が潜んでいるように思います。逆に、ヴォレヌスは奴隷や、女子どもや、自分の部下たちを空気のように無視したり、罰したり、場合によっては殺すこともできる。もうこれは、彼らの中に染み込んでいるものなんですよね。その分プッロには名誉だのなんだのという縛りがない。ただしプライドはあるので、自分をコケにする男を許すとは思えませんが。自由市民と解放奴隷のペアならプッロの方が受? とも思いますが、その可能性は別の理由で否定できる。それは何かといえば、ヴォレヌスの側にはプッロを組み敷くという発想がまったくないというもの。作品を通して、この主従関係でいえばヴォレヌスはずっと受動的です。彼は禁欲的過ぎてプッロにduty以外で何かを求めるということがない。間違ってもプッロを見て勃起することはありません。プッロが「あんたを抱きたいです! 無理なら妥協しますから、おれを抱いてくれてかまいません!」と訴えれば真顔で「ヤダ」と即答すること間違いなしです。ヴォレヌスは奉仕体質で、いつも名誉のために奉仕することに飢えていますが、プッロはどう転んでも彼が奉仕する対象ではないわけです。ただの犬ですから。プッロがあんなに甲斐甲斐しく彼の面倒をみても、平気で「おまえがおれのために何をした」とぬかします。 と、いうわけで、↑この絵のように隊長が犬とアオカンなんてありえません(全否定かっ) ……でも、マイ裏設定では、すべてが終わった後(22話後)、ヴォレヌスはついに無償の愛の大切さに気づいて、子どもたちと一緒に男夫婦で幸せに暮らした、ということになっています(^曲^) だって、そういう話でしょ? ↓濃い色見の方がよい、と言われ自分でも見返したら間違いなくそう! と思ったので薄い方はさげました(^曲^)
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