20話まで終了。あと2話! オクタヴィアヌス様へのアグリッパへの生温かい放置プレー、最高だなあ……。そして人生に躓くとなぜかプッロが見えなくなり、アントニウスに走るヴォレヌス。このドラマ、腐れ縁が多すぎます笑 --------------------------------------------- Rome[Ep.3] An Owl in a Thornbush --------------------------------------------- ![]() 冒頭、アティアが奴隷を気晴らしに鞭打ってるところをギャグにしてしまう、このドラマのニコニコサディズム、大好きです。 カエサルにローマ側の防御地点を探りにいく斥候任務を任されるヴォレヌス。このシーン好きだ ウビア人の騎兵部隊を率いる。連れていくローマ人兵士はプッロのみ。総司令官の前でも不機嫌そうなヴォレヌス。二人が去った後、カエサルは「おまえの部下はなぜあんなに不機嫌なんだ?(what makes Your man Vorenus so morose?)」と尋ねるが、この任務を授かったのも、鷲奪還・護民官のアントニウスの護衛などで、アントニウスに目を掛けられたからだと思われる。ガリア時代から、ヴォレヌスとアントニウスの腐れ縁は始まっている。実はこの関係はシリーズの最後まで続くことになり、二人はslashも多いです 人としては決して好きではないのに、上官と部下としての相性だけはいい。アントニウスのろくでなしだけど軍人としては優秀で、部下からは好かれている人となりが実に魅力的。 ![]() カエサルの質問に対して「生真面目な奴ですから、われわれは罪を犯したと思っているんです。神が厳しく罰すると」とアントニウス。 カエサル「ヴォレヌスは信頼できる男か?」 アントニウス「第十三軍団でも筋金入りの男です(Oh, deep 13th, him)冥界にだってついて行きます」 部下の性格はすでに見抜いている。嗅覚でわかるんですね ところでこの時代、一個軍団は騎兵などを含めると兵士六千人で構成され、そこに軍団長1人、千人隊長(大隊長)5人、百人隊長50人おり、首席百人隊長というのは、第一大隊の第一中隊を指揮する下士官とのこと。首席百人隊長は、総司令官が開く作戦会議にも通常出席したそうです。当時、貴族の子弟は戦場経験がなくても将官クラスに配されたので、さらに第十三軍団はカエサル軍の主力軍団なので、現場を指揮する下士官の中でもトップクラスのヴォレヌスに対する兵士の信頼は相当厚かったはず。ここでは、アントニウスがこの時点ですでに、実はすごーくヴォレヌスを買っていることがわかる。実は、、、というのは、この二人の腐れ縁の面白いところなんだけど、アントニウスは本人を前にしてはめったに褒めないどころか、いつも檄を飛ばすだけ飛ばす。そして頑固な部下がいよいよポッキリ折れそうかな〜? というところを見計らって、「おまえのような優秀な部下が必要だ」とささやくわけ。間違いなく、Romeの見どころその1はアントニウス閣下のいやらしさ。後半ではこの男の下で、ヴォレヌスは部隊長、将官クラスまで昇進。アントニウスは、カエサルやオクタヴィアヌスにだけは「あいつは信頼できる」と言っています。本人には絶対に言わないけど、ヴォレヌスはお気に入りの部下。 またいらん脱線をしてしまった…(;'Д`) 私、プッロ/ヴォレヌスと同じくらい、アントニウス/ヴォレヌスが好きです ![]() ところで、ヴォレヌスが不機嫌な理由はEp.2に書きました。カエサルの政治理念に共感できないものの、軍人としてはどこまでも忠実。そのへんジレンマが彼のキャラの魅力的なところだけど、一枚も二枚も上手のカエサルやアントニウスのような成熟した男たちは、そんな彼をうま〜く懐柔して利用していくことになる。 斥候任務に出た二人とウビア人騎兵たち。夜は、ばか騒ぎをするウビア人たちからは距離を置き、たき火にあたっている隊長を気遣って、水を差しだすプッロ。プッロは隊長に敬意を払うようになっている。もともと軍人としての優秀さは認め合っていたし、改造人間にはなったものの命は助けてくれた相手に、忠誠心が芽生え始めたんだろう。 彼にはわかんない政治のアレコレに悩みながらも、カエサルの命令には従う隊長を、ちょっとずつ「カッコイイな」と思い始めてるんです。←別に青字にする必要ないcanon. んでもって、普段から女の話ばかりするプッロに、妻との関係について命令口調で相談する不器用な隊長ヽ(´Д`;)ノ そんな隊長を、今度は「鬼みたいな顔してっけどカワイイな」と思うプッロ。 プッロ「わざと嫌われるよう仕向けてるんだと思ってました〜」 隊長「わざとなわけないだろバァカ!」 プッロ「知りませんよ、頭がいいのはあなたでしょ?」 ニオベを愛してるのに愛してもらえないならおれはあいつの奴隷だ……そんなの許せん、と隊長。 プッロ「どうせもうすぐ死ぬんだから別にいいじゃないですかぁ」 隊長「死んだら誰が冥界の神に捧げものをし、おれの墓に葡萄酒をかけてくれるんだ?」 いちいち細かい隊長。すると、そのくらいならおれがやってあげますよ? とプッロ。部下→隊長への敬意がうっすらと感じられ、「ありがとう」と返す隊長が微かに意外に思っていそうなところがいいです。 ![]() 翌朝、二人はローマの正規軍と出くわすが、プッロはまたもや隊長に対する命令違反。この後ガッツリ怒られたんでしょうか。相手の兵士たちは顔立ちも幼い新兵ばかりで、戦闘にさえならない。実はこの時期、ローマの防衛にあたっている三個軍団は新兵ばかりで、カエサルはこの点をついてきた。ポンペイウスたちは、カエサル軍の進軍スピードに恐れをなし、いったんローマを捨てて退却することを決意する。ポンぺウス側には、キケロ、カトー、スキピオに加え、母がカエサルの愛人で子供の頃から彼に息子のように可愛がってもらっていたブルータスがつく。 そんな事情も知らず、ローマへ向かうプッロとヴォレヌス。「女のハートを掴む方法」として繰り出すプッロの方法がことごとく的外れ。「敵の心臓を見せるとおっかながるが、ホントは濡れてる」などと言われてもいまいちピンとこない隊長に、 プッロ「「一番大事なことはコレです。奥さんと寝る時は、あそこのちっちゃい出っ張りを責めれば、奥さんは花のように咲き乱れます」 隊長「(むっとして)なんでおまえが知ってる?(how do you know this of her?)」 プッロ「は? ……女なら誰だってありますよ!」 隊長「……そ、そうか」 女に疎すぎです、隊長。 知らねーのかよ、とプッロにとっては衝撃だったに違いない。 夜、寝転がって星を見ながら「アレどうなってんだ?」と話し合う二人が可愛い(●´ω`●) でかい鳥に掴まれば天にあいた穴(星)から出ていける、というプッロに、「それでも無理だ。哲学だよ、哲学。難しい話だ」といい加減なことを言う隊長。すっかり打ち解けてる。 プッロは友達がいない男だから、隊長とこうして与太話をしながら過ごす穏やかな夜(明日死ぬ運命だとしても)を通して、「この人といるとなんか落ち着くな」と思うようになっていったんだな 普段は兵士仲間と下品に大騒ぎして過ごしたことしかない。隊長は寡黙で、女の話にさえ付き合わない。気難しくて感情表現がド下手だけど、心の中では家族や国のことを真剣に思っていて、指揮官には、信条に反していれば不満を態度に出すこともやぶさかではないけど、任務は忠実にこなす男。そのどれも、プッロには欠けているもの。ローマの城壁が見える距離まで迫る二人。正規軍の姿はない。その様子にショックを受けるヴォレヌス。「神はローマを見捨てたのか」本当は正規軍にいるはずだった自分。 二人は荷馬車に乗った男たちと遭遇。男たちは、ポンペイウスの部下で、ローマの国庫の金をこの混乱に乗じて横領しようとしている。農民を装った男たちが、軍人の靴を履いていることに気付くヴォレヌス。交戦になる。 ![]() プッロは男たちに奴隷にされている娘に一目惚れするが、男たちを追走しているうちに、荷馬車に引かれた女は積み荷ともども行方がわからなくなる。娘を気に掛けるプッロに、ヴォレヌスは「任務優先だ」と言って譲らない。 プッロ「冷たいですね(you are a mean bustard)、それがあんたの問題だ。あんたの中には愛がない」 ローマに入城し任務を果たすヴォレヌス。その場で剣を捨て、プッロに言う。 「任務は果たした。悪事はもう十分だ。辞めるよ」 プッロ「それじゃ逃亡兵だ」 ヴォレヌス「おれは反逆者だ。逃亡兵くらいなんだ」 プッロ「第十三軍団を見捨てるんですか!」 「じゃあな、プッロ」と別れを告げられるプッロの視線が切ないです。自分の主義を曲げられない隊長。頭が固いなと思いながらも、プッロはやっぱり惚れ直さずにはいられなかったに違いない(^曲^;) 妻の愛を得られますように、と血を捧げて神に祈るヴォレヌス。プッロのはちゃめちゃな助言はそれなりに役立ったようで、再会すると妻に「きれいだ」と言う。「13のおまえを娶り、すぐに戦場へ行ったが、ずっとおまえをないがしろにしていた」過去は忘れてやり直そう、と言われ、ニオベは落涙する。彼女には、夫には決して言えない秘密がある。自分はいつもぶすっとしているけど、石で出来ているわけじゃない、と言うヴォレヌスがいい感じです。 ところで13ですぐに戦場へ行ったのなら、娘二人の年の差は何なんでしょうか? 長女と次女の間には4,5歳の年の差がありますよね。ついでに、このドラマで娘二人の名前がほとんど出てこない理由は、ローマの習慣に則っているなら、二人とも同じ名前、ヴォレナだからではないでしょうか。それとも、次女の名前も出てきましたっけ? 当時女には名前さえなく、ヴォレヌス家に生まれたらヴォレナ、ユリアス家に生まれたらユリアだったそうです。女たちは物扱いだなあ…。 プッロの方は隊長に捨てられて、例の女でも助けに行きます。ついでに、積み荷の金まで見つけて仰天する彼は、なーんも考えず金をがめちゃう。 時を同じくして、カエサル軍が、正規軍が退却し蛻の殻となったローマに到着します。 ![]() ところで今回のエピソード、タイトルはAn Owl in a Thornbushですが意味がわかりません Owlは何のことを意味してるんでしょうか。でもRomeのこうした考え抜かれたタイトルは大好きです。裏設定でも二人がまだヤッてないので、つまらない感想に終始してしまいますが、5話あたりで初エッチだと思ってます(←その宣言いるのか?)ところで感想を書くと、いろいろ気付かされていいですね。書きながら気付くことも多いです。
Rome、16話途中まで見た……ブルータスの受け受けしさはもはやカシウスには受け止めきれないレベル。んで、アグリッパ/オクタヴィアヌス? なにこれ? アントニウスとヴォレヌスは、プッロがいない3,4カ月の間に終わったんだな……まあ、当然です。もともと破滅的な二人だ。 しかしカエサルやオクタヴィアヌスを描いた歴史物で、ここまでクレオパトラをどーでもよく扱った作品はないですね。重要人物だけど、ちょっとカワイイ普通の女。 ちなみに、今回青字はありません……だって裏設定いらんくらいcanonなんだもん。 -------------------------------------------------------------- 【Ep.2】ルビコン渡河 ![]() アントニウスは護民官になるためにローマに戻る。彼が率いる第十三軍団の精鋭50人と共に8年振りにローマに戻ることになったプッロとヴォレヌス。このエピソードはアントニウスのキャラのデベロップメントに重点を置いている。「護民官には品位と慎重さが必要ですよ?」という台詞の後に、羊飼いの娘を木の下で犯しているアントニウスと、事が終了するのを一列になって待っている小隊笑 こんなアントニウスがどんどん好きになっていくのは、たぶん私に同じくらい品位と慎重さがないからだと思います。 プッロ「帰ったら街中の娼婦とやるぜ」 ヴォレヌス「品位を保て」 プッロ「彼(アントニウス)に言ってください」 ヴォレヌス「……あの方は特別だ」 二人の間にいるオクタヴィウス様がちゃんと会話に乗っかってきてちっともガキンチョじゃないところがいいです。ヤッた後のアントニウスの雄叫びにエコーかかってるし。 プッロ&ヴォレヌスがアントニウスと一緒にローマに帰ってきたのは、たぶんオクタヴィウスを送り返すためですね。鷲奪還の功績が認められたこともあるのかな。母親のアティアに友達だ、と言ってるくらいだから、ガリア滞在中も二人がオクタヴィウスの相手をしてたんだろう。鷲を取り戻して以来、二人はそれなりに仲良くするようになったんだろうけど、それもオクタヴィウスが間にいたからかも。アティアの家でプッロのことを「私は彼の上官」と、最初の頃はあくまでこいつは友達じゃないですオーラ発散しまくりなところが笑えます。 アティアの家で、信心深くて、共和政信奉者だとはっきり明言するヴォレヌス。一方プッロは「神官は悪党だ。おれは神に自分で頼みます」と言い、ここにもヴォレヌスの保守的な一面が出てる=しきたりや風習を守ることが大切。言ってしまえば、時代遅れの男。 「共和政は保たねば。どうして変化が必要なんです?」とアティアに言うヴォレヌスにまだ少年のオクタヴィウスが「民衆は苦しみ貴族がいい思いばっかしてるから」とすでに内側から腐り始めていることを指摘するところが面白いです。 オクタヴィウスのキャラのデベロップの過程は、ただただ素晴らしいの一言に尽きます。このドラマは何を取っても匙加減がスゴイと思う。 オクタヴィウスはカエサルが軍を率いてローマに攻め込むという噂があると言う。ヴォレヌスは「それは冒涜です。誇りある兵士は従いません」と返す。この発言が、Ep.2のキーワードですね。一方、プッロは「おれは誇りなんかないからカエサルが象を連れて来てくれりゃいいと思ってるよ。んでポンペイウスもカトーもやっつけちゃえばいいよ。法律なんて関係ないね」 なーんも考えてません。で、ヴォレヌスは怒っちゃう。 ここで今更オマエが説明するまでもない、と言われそうですが念のため、Romeにおいて押さえておかなくてはならない大事な背景その1:ここでいう共和政というのは、「人民の大部分が統治上の最高決定権を持つ」政体のこと。ローマの元老院やヴォレヌスのような一平民までもが、当時カエサルを怖れていたのは、彼があまりにも強大な権力を握るようになったため、独裁者になるのでは? と人々が勘ぐり始めていたから。裏を返せば、カエサルやアントニウスが作中で気にし過ぎと言っていほど「民衆パワー」を気にしているのは、当時まだ民衆が政治的決定権を握っていたから。プッロは何も考えてないけど、共和政信奉者のヴォレヌスは500年間ローマ人が血を流しながらもなんとか維持してきた共和政が崩壊することを怖れている――その兆しがある。しかも、もし現実となる場合、それは彼が仕えているカエサルによって断行される……というジレンマを、彼は抱えている。 つまり、彼らはエサルを経てオクタヴィアヌスが初代皇帝となるまでの大きな転換期を生きている。まあ、これがスゴイことだというのは現代人の私たちにもわかるわけで、だからこの時代を、カエサルやアウグストゥスのことを、2000年経っても私たちは歴史の授業で叩きこまれるわけだけど、だからこそシェークスピアだって戯曲で描いたし、現代人も映画やドラマですでに散々描いてきたから、Romeはアプローチを変えてみたわけですね。「よし、どうせなら、為政者の側からだけじゃなく、時代に翻弄される民衆の視線を通して描こう!」 この作品の野心的なところは、そこだけじゃない。平民が時代に翻弄されるばかりじゃ面白くないじゃないか。このEp.2の原題が��How Titus Pullo brought down the republic.�瓠覆い�にしてティトゥス・プッロは共和国を崩壊させたか)であることからもわかるように、翻弄されているはずの民衆代表その1(プッロ)とその2(ヴォレヌス)が、実は時代の流れを変えていた、という大胆不敵な切り口なわけです。 ……話を元に戻します。「おれは上官です」という発言に「まあ階級上、だけっすけど」と口を挟むプッロにブチ切れるヴォレヌス。隊長に怒鳴られて反射的に姿勢を正すプッロに萌え〜。(←結局コレ) 通りに出て、ぎこちなく別れを切り出すヴォレヌス。一応寄っていかないか、と家の場所を教えるも、プッロは遮って「幸運を」これって、最初見た時はただのお誘いなのかと思ったけど、よく考えると、ヴォレヌスがアホを家に誘うわけがないですね。そしてプッロが「幸運を」と言っているということは、ヴォレヌスは8年ぶりの妻との再会が怖くて、プッロを連れて行こうとしたってことなんでしょうね。プッロの方は誘われたのを断ったんじゃなく、ただ売春宿に行きたかっただけ。 妻との再会のシーン。8年も戦場にいてお互いの顔も知らないような家族。でも一目見て、お互いがわかる二人。でも妻ニオベは乳飲み子を抱いている。早速頭に血が昇って問い詰める隊長に、もうすぐ14になるあんたの娘の子どもよ! とニオベ。娶った時、まだ13だった妻。女の扱いを知らず、ほとんどプッロに対するのと同じような態度しか取れないカタブツ隊長ヽ(´Д`)ノ 不器用すぎます。剣をテーブルに置く大きな音にびっくりする妻。戦場しか知らない男と、娘二人&乳飲み子だけで8年も暮らしてきた女の、埋められない溝。8年ぶりの夜も一方的に挿入するだけ(たぶん)の隊長と、どっちらけの妻。前戯なしだ。間違いない。 ところでこのエピソード、そこらじゅうでアントニウスのキャラが炸裂しています笑 一方、酒と女に溺れた後、ギャンブルに注ぎ込んだ金をイカサマ師に巻き上げられ、怒って酒場で乱闘するプッロ。簡単に人殺しまくるんだから。 これが主人公ってところが。でも今思うと、この頃はまだ荒くれ者のプッロが、その後のヴォレヌスと付き合っていく過程でいろいろ学んでいくんですよね。Ep.11で「プッロにはヴォレヌス以外友達もいない」ことがわかるんですが、プッロにとって、ヴォレヌスは運命の人なんですよね。しかもこれが、canon(公式設定)なんです。その事実をプッロが受け入れていく、、、そこがまた、感動的なんです(●´ω`●) 話戻って、喧嘩で頭を怪我して、隊長の家に転がりこんでくるプッロ。染物屋の裏、というミニマムな情報でも隊長の家を割り当てるなんて野犬並の嗅覚です。この後、麻酔なしの時代の皆大好き外科手術が始まり、プッロは頭を開かれて改造人間になります。ちゃんと医師に自腹切って治療費を払ってあげる隊長と、そんな夫に不満たらたらな妻。プッロが迷惑をかけて、隊長が代金を払ってあげるシーンはしょっちゅう出てくる。亭主関白な隊長は、自分の娘とその恋人にも、強い父親の権威を見せつける。 改造人間として復活したプッロが、隊長の娘の子ども(ということになっている)である赤ん坊をあやしているシーン、萌える(;'Д`) 赤ん坊抱えた男夫婦、たまらんなあ。ヴォレヌスは帰ってきてこっそり聞いているんだけど、夫の冷たさに困惑していると告白するニオベに「あの人女に疎いんです。ガリアにいた間も女には(捕虜も含め)いっさい手を出しませんでした」とプッロ。8年も女日照りだった隊長orz 部下の可愛い男くらいには、さすがに手を出したんでは。この時代の軍隊ですから、若い兵士を抱くことは浮気でもなんでもなかったはず……でもどうかな? カタブツ隊長だから。 ニオベは微笑み、プッロに「ありがとう……あなたは友達じゃないって言ってたけど」腹イタでした…! プッロは隊長をかばってあげてるのに、妻には「あいつ友達じゃないから」と言ってある隊長 ![]() ![]() さて、元老院はカエサルを「ローマの敵」とみなすかどうかで揺れている。ポンペイウスたちは、敵と見做せばカエサルがローマに進軍してくることを怖れて、アントニウスに護民官の拒否権を行使させようとする。プッロとヴォレヌスはアントニウスの護衛を任されるが、カエサルを敵とみなし交戦したい勢力によって暴徒に襲われ、流血沙汰に発展。ヴォレヌスは負傷し、プッロに抱きかかえられてアントニウスらとともに退散。プッロが隊長を守った記念すべき第一回目。、過去にも戦闘中にあったかもしれませんが。 ガリアへ戻ると、カエサルは演説で兵士を煽りたてながら、ローマへ進軍することを宣言(もちろん、カエサルはこうなるよう望んでいたし、仕向けてもいた)。ここで、アントニウス救出の際に活躍したプッロが兵士たちの前に呼び出され、カエサルに功績を讃えられる。一緒に来るかときかれ、元気よく「ハイ(´∀`)!」 兵士たちも一緒に鬨の声を上げる。もしこの時、負傷したのがヴォレヌスではなくプッロだったら、、立場が逆だったら、この物語はここで終了していたかもしれません笑 ![]() ラストシーンはルビコン渡河。有名な「賽は投げられた」のシーンです。ルビコン渡河の意味をwikiからとってきました。「共和政末期の古代ローマにおいては、本国である「イタリア」と属州ガリア・キサルピナの境界線の役割を果たしていた。軍団を連れてこの川を越え南下することは法により禁じられており、その南下行為はすなわち共和国に対する反逆とみなされた」 軍団はルビコンの北側で一度解散し、兵士たちは、各自で移動しなければならなかった、というのはよく考えるとすごいですよね。何万もの兵士たちが、川辺で解散になるわけです。また、軍の最高指揮権を持つ者(独裁官など)は、元老院の許可がなければ、ローマに入ることも禁止されていました。独裁者が軍事力を掌握して体制を転覆させないために考え出されたことなわけですね。 そんなわけで、ルビコン渡河は共和国ローマへの反逆を意味していた。ちょうど怪我して荷車でお持ち帰りになっていたヴォレヌスは、窓から外を見ると河が見えて愕然とする。怪我でもさせて寝かせておかないと、ここはお持ち帰りできないですよね。かいがいしく看病しているプッロに萌えます。 ヴォレヌスは「おれは反逆者じゃない…!」と大慌て。前述した通りの共和政信奉者、そのうえ祖父の代から共和国に尽くしてきた軍人一家で育った(マリウス以前は軍役は義務だったが、父親は志願兵のはず)ヴォレヌスにとっては、世界がひっくり返るような出来事だったはず。彼の「カエサル……カエサル……なんてことを」というつぶやきがいいです。ともかくも、彼はこうして自分の意志とは関係なく、共和国にとっての反逆者になってしまったのでした。 ![]() ラストのラスト、実は乳飲み子は娘の息子、というのはウソでニオベの息子だということがわかります。 私はイタリアへ行った際、ルビコンのすぐそばを通りましたが、なんとバスの乗客が皆眠っていて、ガイドさんが「こちらがルビコン河で〜す♪」と紹介してくれるのを控えました。忘れたのかもしれません。そんなわけで、いまだ見たことのない、渡ったことのないルビコン河(自己暗示)、いずれ行ってみたいです。 以上! 長いよっ!! --------------------------- Web拍手レスですヾ(´ε`*)ゝ --------------------------- >私も! >狼読んでみたいです!ジンさんの原点では??? そうかもしれないです、でも今読み返すとたいしたことありませんww でもいまだにこう言っていただけると、嬉しいです ありがとうございます〜>Yさん >このなかの一曲を耳にして、誰だろう?と気になっていたので、紹介して頂いてありがとうございます。わかって嬉しい♪ 控え目に言ってすごく好きです、Mumford & sons(´ε`) 年寄りくさく、「若い人たちなのに……」と言いたくなる曲ばかりですがww 曲もいいですが歌詞にも彼らのスピリットがこめられてますね。ちなみに、I gave you allなんて、プッロ→ヴォレヌスぽい…… >ななしさん >『ウソになる前に』、すごくよかったです…!久しぶりのジンさんの映画ficで、しかも藻豆前提のブラピ/豆(!)で、オーリも登場で、すごく読み応えがあって…。切なく爽やかな読後感でした。 そう言っていただけて、UPしたかいがありましたヽ(´Д`)ノ 藻豆という表記もなにやら懐かしくて微笑ましい昨今ですが、今トロイのことなど思い出しても、あの頃の萌え映画って指輪の余波を受けて出てきたんだなーと改めて感じます。だから豆とオーリが共演してるわけですけどw 自分の文章って時間を置いて読むと、他人のものみたいで楽しいです。 >狼はずっと、また読みたいと心願っていましたので、そうだとしたら嬉しいです!!!!でも、もったいなくて読めないかも…(謎な心理です/笑) 当時読んでくださったんですね、ありがとうございます〜。ちょっと前に読み返したら、今なら書かない、入れない描写もあり、良くも悪くもむず痒かったですw >ななしさん >できるだけジンさんの書かれた作品をそのまま読みたいです。役者さんの名前はそのままの! おっそうですかヾ(´ε`*)ゝ ご意見ありがとうございます。過去に書いたものを、壁の落書きのように一覧にして、ジャンル分けさえせずに放置しようかと思ってたんですが、RPSは役者名が出てるのでそうもいかないかな、、と思っていました。やっぱり、パスワード&ID制にすべきか、また考えてみます〜。 >FANさん Fanさんこんにちは。さきほどメールいたしました(^ε^)ノ ブラピ豆w 一読ありがとうございました。お豆さんの相手についても、メールしましたww >ヘパイスティオンものも大好物なのでまた読ませていただけると嬉しいです。 この時期に古代ギリシアものを掘り起こすなどして、さらに古代萌えに拍車をかけてしまいました。大王ものも、また書きたいな……。 >そういえば、Romeそんなにいいのですね。大そうリアリティがあるそうで。 すでにobsessionの領域であります。今さらハマるなって感じですが、萌える、という意味では、たぶん過去にはまったTVシリーズの中では、一番じゃないかと。面白いドラマが見たい、という動機で見始めたのに(いやホントです…)、萌えまくってシャウトしまくりの面倒臭い人になってます。 >たしかに名前が変わっていてもすぐに読ませていただけるのはよろしいかもですね。 「恋愛小説家」のようにモデルが誰とあらかじめ教えていただいているとS/Xという事で脳内変換して楽しませていただいてますので;D そうですね、名前、とくにファミリーネームなら変わっていても、想像に支障が出ないんじゃないかなーなんて思ってもいます。ファンならぴんとくるだろうし、来ないなら、それはそれでいい気もします笑 それか、その場ですぐわかるような簡単なパスワード。slashとか ←とここに書いて本当にそうする可能性大いにあり >martianさん お久しぶりです、martianさん! メッセージくださって、どうもありがとうございます♪ >指輪物語の頃から、映画やドラマや本や歴史や旅や犬やリャマ(!)や、ジンさんが日記でお話されていた色んな話題にいつも刺激を受けつつ リャマwww ここに上げていただいた中に二つもアニマルなワードが入っているwww 私の与太話を肴に一杯ひっかけていただければもう満足です(いつからmartianさん酔っ払いキャラ)。 >2005年制作の「エンパイア」というドラマで、カエサル暗殺後に姿を隠していた若きオクタヴィアヌスを剣闘士タイラノスが守りながら、二人で逃避行を繰り広げるという、とんでもねー設定です。 これ……これ、笑ってしまいましたwww しかも映画ではなくて、ドラマなんですか? それで全10シーズンだったりしたら泣くしかないですwww >なんとか助けに入らないといかんタイラノスが見つけた口実というのが、「The whore is my property!」なんですよ! 苦しいですwww もうそこでオクタヴィアヌスのことをwhore呼ばわりしちゃうんですねww またオクタヴィアヌスの役者が「ヒーローズ」で未来を視る画家を演じた俳優だというのは、まだ見ていないのでわかりませんが、けっこう冒険してますね(^曲^)v ぜひRomeの後で見ようと思います。たま〜に、古代ものやファンタジーものって、ゲイな獣欲を満たすためだけに作られたような作品がこっそり存在したりしますね。私がはるか昔見たファンタジーでは、ムキムキ戦士が人質になった王族を助けに行くのですが、その人質がやたらセクシーな衣装の上目遣いが色っぽい王子でした……おいおい、そこはお姫様、だろ。 貴重すぎる情報、胸にしまっておきます。どうもありがとうございました〜。
![]() Rome14話まで見終わりましたが、グロッキー状態です。完敗です。シリーズの頭からラストまでプッロ/ヴォレヌスとその他の穿った見方込みでfic書こうと思っていますが、私が勝手に妄想するまでもなく、作品自体が丁寧にフラグを立ててくれてるので、ほぼcanon(公式設定)と言ってもいいくらい。久しぶりだな〜TVシリーズのペアにこんなにハマるの ![]() エピソードごとにプッロ/ヴォレヌスレビュー&裏設定を。歴史の話は書き始めるとキリがないので最小限に。Twitterの裏アカに流した感想は二度書くの面倒なので、そっちから引っ張ってきます。これから見る気がある方でネタバレが気になる方はご注意ください。青字は裏設定ヽ(´Д`)ノ ------------------------------------------------------------- 【Ep.1】盗まれた鷲 1話は色々思うところもあり長くなってしまった。 ![]() カエサルとその軍団がガリアにいるところから始まる。主席百人隊長ヴォレヌスは、戦闘中に命令違反を犯したプッロを鞭打ち刑に処し営倉にブチ込む。鞭打ち中に部下たちにヴォレヌスが「プッロは第十三軍団の英雄だったが、命令違反をすれば誰でもこうなる!」と怒鳴っているので、プッロは隊長の下で少なくとも戦力としては評価されていたってことですね。命令違反した挙句に、ガリア人と交戦中に自分を「バカ者」と怒鳴った隊長に腹を立てて ぶん殴ってる ので、以前から、このカタブツ隊長のことが気にくわなかったに違いない(^曲^)8年ガリアにいたというヴォレヌス。たぶんプッロも同じ立場。営倉から出された時、プッロが「なんでこいつがいるんだよ?」「隣に立つのも嫌だね」と言ってるところを見ると、犬猿の仲だった可能性もありますね。隊長は、権威に対して反抗的だけど腕の立つプッロの取り扱いに困っていたに違いない。ただし後半で、「こんな酔っ払い」と言われているので、戦闘中に上官に手を上げてしまったのは、酔っ払ってたから? 荒くれ者のプッロの方は、戦闘もなく女日照りが続いたりしている時期に隊長にやかましく軍紀の乱れだのなんだのについて叱られるたび、あの赤毛の犬野郎、いつかブチ込んでやると野蛮なことを考えながら、例のチンコ絵描いてたに違いない(子どもか)。 よくわからないのは、アントニウスとヴォレヌス。隊長が陣幕に呼び出された時、「おまえは頭がいい……と、護民官が言ってる」とアントニウスが言ってましたが、百人隊長は大軍団だと他にも何十人もいるだろうから、この当時はまだヴォレヌスのことを、そのうちの一人くらいに考えていたんですかね。でも主席百人隊長なので、お見知り置きはされてるんだろう。ぷっろの鞭打ち刑の時、アントニウスも見てるんですよね。 二人で馬に乗って鷲を取り戻しに行く場面、上官に敬意を払う気いっさいなしのプッロに、言葉遣いを注意する隊長。この頃はまだ超お堅い(´∀`)楽しくいきましょうよ」と言われてもバカ話に付き合うつもりのない隊長。 この間、プッロが「ティトゥス・プッロは決して恩を忘れません」と言ってるのは、後々まで実践してるとこを見ると彼のたぶん一個くらいしかないポリシーなのかも。 そして以後大切なキーワードになる第十三軍団は失敗しない、という表現が出てくる。自分にヒドイ仕打ちをした償いをしたくて、営倉から解放し盗まれた鷲を取り戻す任務に連れてきたんでしょ? というプッロに、この任務は最初から失敗だから、どうせ死ぬ運命だったおまえを連れてきたんだよ、と隊長。隊長「おれたちはもう死んだも同然なんだ。酔っ払いが一人いなくなったところで軍団に痛手はない」……どこまでも自分の第十三軍団のことしか考えていない隊長であります。 コレに対して、「死んだも同然で失うものがないなら、あんたを切り刻んで逃げるかも」とプッロ。隊長の後ろ姿見ながら、ヤッちまって逃げようかな? という考えが頭を掠めてるわけだねヽ(´∀`)ノ すると「第十三軍団所属の兵士としての誇りが十分でないというなら、おれの優れた戦闘技術(superior fighting skills)に頼るしかないな」と隊長。 彼らが軍団でも精鋭である第十三軍団所属である、ということをどんなに誇りに思ってるかがわかりますね。 どちらがより強いかと火花を散らしてる二人、可愛いです。 夜、二人でたき火を囲むシーン。ずいぶん打ち解けたようです 女の話ばかりする部下に「他のこと話せないのか?」で、部下が「女は嫌いですか?」…男同士もセックスのバラエティの一つくらいに捉えられていた時代なので、もしここで隊長が「うん」と言ってもプッロは「あっそ」と言っただけに違いないですが、隊長の答えは、もちろん女は好きだが妻がいる、というもの。妻とはガリアに来る前に結婚し8年会っていない。男の方がいい、と言われていたら、プッロは「じゃあやっぱ食っちまおう」とさっさと乗っかったに違いないね。プッロもアントニウスも、作中に出てくる女たらしは男だろうと穴さえありゃいい、と思ってると私は思っています(裏canon)。まず少年は女と同じようなもんでしょう。とにかくムラムラっときた相手はなんでもいいから肉槍で突き刺す(つ´∀`)つ→ ただ、プッロの方はもうちょっと優しいですけどね。 ちょっぴり個人的な話をした隊長は、部下に見張りの時間になったら起こせというけど、朝になったらプッロは横で熟睡しており馬を盗まれている。自分の一族は祖父の代はザマの会戦(ハンニバル戦役)で戦い父はスッラの下で戦ったのに、おれは子どもに馬を盗まれなんだこのざまわっと怒り狂ってもプッロは「ナントカナリマスヨー(´ε`)」…つまりヴォレヌスは筋金入りの共和制信奉者。祖父の代から、共和国に尽くしてきたわけだ。 ![]() この後、鷲を見つける二人。オクタヴィウスとの出会いの場面ですが、奴隷の子供だと思って手出しもしなければ構ってもやらない、空気のように無視するところがいいです笑 プッロは、素性を明かすオクタヴィウス様を信じないけど、おそらくその身なり喋り方から、ヴォレヌスの方は信じると言う。だからといって、ことさら親切するわけでもないところがキャラクターに添ってる。 ヴォレヌスは惚れずにはいられない秀逸なキャラですが、身分制度が確立した社会で育った者が身につけているスルーしていい存在に対するスルーっぷりが、あまりにも自然ですばらしーなーと思います。 無事、鷲を手に戻る二人。カエサルとアントニウスは、たびたびこの二人を使い勝手のいい捨て駒として使う(他意はなし。任務を遂行できる能力者なら誰でもいいのだ)んですが、そのたびに二人が危機や困難を乗り越えて予想外の結果をもたらしてくることになります。 ---------------------------------------------------- 二人がまたヤッてないEp.1でこの長さか……まあ導入部分ですからね。Ep.2以降はもっと簡潔になると思います。 ところで……20日のオンリーですが、もう薄々お気づきでしょうが、たぶん新刊ムリヽ(´Д`)ノ ダメでした…これまでイベントに新刊を持たずに行ったことはほとんどない、あってもそれは作業が終わらず間に合わなかった、という、とりあえずはトライした結果(結局本は通販)だったんですが、今回は厳しい。Romeにはまってるというのも理由の一つですが、もう一つの理由は、また右腕〜右肩が痛い。昨夜は横になってじっとしている間も痛かった。膝の上にラップトップを置いてタイプしてる分にはいいけど、机に向かってタブレットで描くのはかなり厳しいんですよね〜。 それでもコピ本くらいは何かできるかなあ……あと10日、様子見ます。
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