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2011年11月08日(火) 『ROME』が挑戦したタブー


ここに書いた身分制度とRomeについては、一旦保留することにしました。最近になってまた文章(推敲がいるようなちゃんとしたやつ)を書くようになり始め、より完璧に近い文章を書くことを目指そう、という気持ちが強くなっていました。昨日の段階で推敲は入れたけど、朝見返すとやっぱり冗長だし、理路整然としていない気がしました。それと読み返して、自分で疑問が生じました。

そのうちのひとつは、�狢佚�とはなんだろう?�瓩箸いΔ發里任靴拭�私が昨日書いたのは、あくまで身分間の不平等の話であり、被征服者と征服者との間の人間関係が辿り着くべき理想形、ハッピーエンドは、必ずしも身分間の溝を埋めることで達成できるものじゃないのかも、という意見は同じです。でも昨日上げた例、サムとフロドや、ヴォレヌスとプッロは、心の上では対等なのかもしれない、、、と思い、いやでも、あの二人は明らかに対等ではない、と思い返し、じゃあ対等ってなんだ? という疑問に行きつきました。

まあいずれまた、昨日上げていた文章を修正・補足して上げる予定ですが、ひとまず保留ですヽ(´Д`)ノ

コメントもこちらから。私が旅の途中で撮っただいたいが欧米の風景写真が表示されます(地味に交換してます)



2011年11月06日(日) 『ROME』にくびったけ


すっかり夢中になってしまった『Rome』ですが、本格的に ヤ ヴ ァ イ 。アントニウスがヴォレヌスをもう一度召し抱える場面にはわーって感じでした(すっかり無抵抗に死を迎える人の反応)。「死ぬまで忠誠を尽くせ」と命じて首筋だか頬だか(その中間)にキスして抱き寄せ、目を見つめて「おかえり」と言った時にはもう息もできませんでした(;'Д`) そしてさんざんジャブを喰らってKO寸前のところに、アントニウスの踵を返しての「以上だ!」の一言。リングにぶっ倒れたものの、ままま、まだですよまだ行けますよ……ロープを掴んで立ち上がろうとしたところに、帰宅したヴォレヌスの妻への悔しげな一言。「暴君に身売りしたよ……」

血というよりはヨダレ垂らしてリングに横たわるジンたん。しかしまだ息の根までは止められていない……まだ助っ人にタッチできればこの劣勢を挽回できるかもしれん(いつの間にかプロレスになってる)プッロ……プッロはどこだー! 隊長が将軍にガブチンされそうになってる大変な時にどこで油売ってるーー!!!

シーンは変わって、屋敷を抜け出すオクタヴィアヌスとプッロ。二人が捉えるのは、隊長の妻を寝取った間男。男が愛する隊長の妻との関係を認めると、雄牛のように怒り出すプッロ。オクタヴィアヌス様の思いやりのある指導のかいあって、無事隊長の無念を晴らすプッロ。その詳細は、残酷すぎにつきあえて書かない。まあ、オクタヴィアヌス様@うら若き美少年の台詞、「よし、拷問しろ。そうだな、親指を切り落とせ☆」だけは紹介しておきます。

ジンたんもはや感涙であります。日本に入ってきたのは07年頃だったと思いますが、本国では05年放送。BBC&HBO共同制作で古代ローマのドラマを作るというのは04年頃にもこの日記で書いていたはずですが、あれから6年以上、、このドラマについて周囲のslash仲間が誰一人騒いでいなかったことが信じられません。まあ、私もその一人なわけですけどね。

 基本、Romeは主従関係を楽しむドラマだと思います。夫婦の愛も友情も家族愛さえも脆いもの。結婚は身分が高ければ政略結婚だし、竹馬の友も信用できず、家族も殺し合う時代、そんな中だからこそ契約で、あるいは信頼に基づいて築かれる主従関係が輝くのですねヽ(´Д`)ノ


『Rome』のことは、たびたびOZやSFUのことを書くように、私は5年後もいいドラマだったーと繰り返していそうです。でも日本では驚くほど知名度が低いですね? プッロ/ヴォレヌスはこんなに美味しいのにslashが少ないところを見ると、もしや私があまりにもラディカルに脳内変換し過ぎてて、腐った目で見過ぎてるからなのかと心配になってきます

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2011年11月05日(土) 古代ローマに夢中。ドラマ『Rome』



例の剣闘士/主人と、ボヤンがASローマにいてローマというキーワードが身近だったものですから、しばらく古代ローマにはまりまくっていました。この4日間で読んだローマ関連の本は8冊ヽ(´Д`)ノ でも通史として知っているカエサル以降ではなく、共和制時代を重点的に押さえました。2006年にもスペインへ行った時の日記に、マシニッサとスキピオのことは書いていましたが(初めてのバルセロナの感想も。写真消滅…)、詳しくポエニ戦役に関して読み耽ったのは初めてで、マシニッサ&ラエリウス/スキピオ、ハンニバル/スキピオ、萌えるな〜(;'Д`) 

特に騎馬民族ヌミディアの王子マシニッサとスキピオは、最初はマシニッサが敵側だったのに、そんな彼にスキピオが捕虜になった甥を丁重に送り返してやるところとか、スキピオ死後もマシニッサがローマへの忠義を裏切らなかったというところとか、最高っす(●´ω`●) そもそもヌミディア人とは現在のアルジェリア人ですから、褐色の肌に精悍な顔立ちだったことは想像に難くなく、当時地中海世界最高の騎馬民族の王子だったわけだから、少女マンガに出てきそうな設定です。一方のスキピオは二十代で軍団を任された、天才肌の溌剌とした好青年。ここに昔からのスキピオの親友、海軍を率いるラエリウスがいて、この三十代の若者たちが対するのはイタリアに攻め行ったカルタゴの将軍ハンニバル。戦場で半生を過ごした歴戦の兵士……。これで萌えないわけがなーいヽ(`Д´)ノ

しかしその後のスッラや、地味ですがスッラに心酔して黒海周辺諸国の制圧を任されたルクルスなどもいいですね〜。スッラはどういうわけか完全にヴェンゲルで想像してますけど。スッラの方は腸保守ですから、見当違いも甚だしいわけですが。


さてさて、そんなローマ史を巡る旅ですが、その目的の一つには、2005年に造られたBBC&HBO共同制作の大作(製作費200億円)、『ROME』を見る前の下準備というのもありました。『Rome』はカエサルの時代なんで、共和政ローマを勉強しても仕方がないといえばそれまでですが、やはりベースがあるのとないのとでは、理解度も違ってきます。今回もそれを思い知らされました。

そんで、今日の本題にやっと入るのですが、どっぷりハマってしまいました。今更5年前に終わったドラマに……いつもの私の悪い癖です。コレはスゴイじゃないかーヽ(`Д´;)ノ
私の中では、『15歳以下の子供に見せてはいけない大人のドラマ』の栄誉あるブラックリストに、『OZ』や『デクスター』と共に名を連ねました。殺人やレイプシーンがてんこもり、なのはもちろんのことですが、年端もいかない美少年のオクタヴィウス(後のオクタヴィアヌス)が、大人の奴隷をぴしゃっとビンタし「断りもせず私に触れるな」と命じたり、戦場では敵の生首を見せられたり、母親の姦通を覗き見したり、このドラマ罪深過ぎます。 当然のように見せつけられる奴隷や女たちの非人間的扱い、兵士たちの残虐な行為、匂いが伝わってきそうなローマ市街の様子、為政者たちの謀略などなどを臆面もなく見せ付けてくれます。

でも、なんといっても魅力なのは、、、『Rome』ファンならもうお察しの通りだと思いますが、平民出の兵士プッロとヴォレヌスのストーリー。平民の眼を通して当時のローマを描くというところに重点を置いているようですが、この二人はslash史にも残るペアではないですかっ。当時は騒がれていたんでしょうか? slashはいくつか見かけましたが、彼らがslasherのアンテナに引っ掛かっていないわけがないですね。



平民出の粗野で女好きで頭は悪いが腕は立つプッロは命令違反で、首席百人隊長ルキウス・ヴォレヌスに鞭打たれて投獄されるところから二人のストーリーラインは始まるわけですが、隊長&部下というわけでうっすら主従であります。プッロがばかやってはヴォルヌスが頭ごなしに怒鳴りつける、という関係の二人が、友情を育んでいくというのがドラマのメインストーリーのようです。

プッロもいいんですが、ルキウスがいい(`曲´;) 考え方は保守的。信心深い共和制ローマの信奉者で、任務に身も心も捧げる実直だけが取り柄のカタブツ百人隊長(当時、百人隊長は重要な下士官だったはず)。ずっと戦場でローマの軍団を率いてきたので7年以上妻に会っておらず、女の扱い方がわからないヽ(´Д`)ノ でもアントニウスいわく、部下からの信頼が最も篤い男。彼の方は生真面目で頭がいいだけに共和制→帝政ローマに変わる過渡期にあって時代に翻弄される平民の役を演じていますが、なーんも考えていなくていつも無駄に楽観的なプッロは「なるようになるさ」と上官を無理やり!? 引っ張っていくようなところがすごーく萌えます

とっつきにくい暗い話になりそうなドラマにあって、一見安っぽくなりそうなオリジナルのライン――それもディズニーアニメによく出てくるひやかしコンビみたいな二人の話――が、こんなに魅力的で生き生きしているのは、ドラマを一貫しているリアリズムのおかげです。ヴォレヌスはガリア人を容赦なく磔にするし、プッロはギャンブルでいかさまをされただけでその相手を殺してしまうし、娼館で女も買う。当時の平民の生々しい姿がちゃんと描かれているところが、ただの茶番劇に終わっていない理由だと思います。





ヴォレヌスは妻との関係がまたいいです。Slashでは、もちろんプッロ/ヴォレヌスが一番人気ですが、アントニウス/ブルータス、大人オクタヴィアヌス/アントニウス、
アントニウス/ヴォレヌスも人気らしいです。大人オクタヴィアヌス/アントニウスはぴくぴく反応しちゃいますね。




アントニウスは、これぞまさにアントニウスって感じです笑 M&Cで有名になったマックス・パーキス演じるオクタヴィアヌスも素晴らしくオクタヴィアヌスですけど笑 
彼はすごく美男子だったし、一節には若い頃はカエサルの稚児だったと言われていますね。




今後も引き続きローマ史を制圧しようと思っていますが、共和制ローマについて本を読んでいてあらためて思いました。この時代には一つをのぞいてすべてがある! そのひとつとは、女性の自由。ドラマを見ていても女性は大変だったな……と思います。もちろん男子の奴隷にも自由はありませんでしたが、こちらはたとえば名門家の奴隷として買われたら、その家の息子たちと一緒に学べるなど階級によってある程度、文化的生活ができていたそうです。でも当時の女性で、経済的自由はあっても文化的な生活、あるいは精神の自由を得ていた女性はほとんどいなかったわけですよね?  カエサルの母は賢母で有名だったそうですが、それはごくごく一部ですよね。

しかしその点を抜かすと、この時代には、当時の人々にとっては大変だったでしょうが、現代人の私にはロマンといえるものがすべて詰まっています。行き交う地中海民族、アレクサンドリア、アテネ、ロードスなどの学問の都、神々の神殿、絶え間なく続く戦争、そんな中で確立した奴隷制度、トラキアや小アジアから連れてこられる剣闘士たち、海には海賊がはびこり、北アフリカには騎馬民族の王国が。美しい若者を組み敷くなんて日常茶飯事

繰り返しになりますが、戦争では何万人という男たちが死に、当時から一神教を信奉するユダヤ人はたびたび異端視され虐殺され、女たちには精神の自由がなかったわけですから、タイムスリップしたいとは思いませんが(^曲^;)

私は相変わらず古代地中海の歴史の虜です。Romeは全22話。日本版もあります。特に欧州では好評だったようで、ディスク6枚で1100円&5枚で1600円は異常に安いです。見終わったら、剣闘士/主人の小説に戻ります。映像でも見たし、だいぶ想像しやすくなってると思います。

WEB拍手レスはまた後ほどヾ(´ε`*)ゝ

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