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2009年04月27日(月) 「誰も、リーグ優勝するために苦しまなくてもいいとは言わなかった」


Nobody said you don't have to suffer to win the league.
(誰も、リーグ優勝するために苦しまなくてもいいとは言わなかった)
                                        -Andres Iniesta-

バルサファンはご存知だろうサイトに載っていたこの言葉で、セビージャ(対白)戦の憂さも一気に吹き飛びました。これがイニたんが言った一言だってところが。セビージャを棄てスパーズをはちゃめちゃにしたファンデラモたんの帰還とあってはセビージャファンじゃなくても(そしてバルサファンじゃなくても)、これはものにしたいゲームでした。セビージャは前半は獅子奮迅していたのですが、なんだか知らんが後半でガタガタに。1点取ってパスが見事に繋がるようになったところを見ると、彼らの問題はメンタリティのような気がします。バルサ戦なんて終始一貫して死んでたもんな…。

マルセロの反省っけまるでなしの謝罪会見を見た後では、宿敵ながらマンチェスターUが強く美しい誇り高き名門に思える。ペペを擁護したファンデたんはベンゲルやファーガソンと、"名門"の監督として同列に並べるわけにはいかないですよ。まだカペッロ時代の方がましでしたね。 

イニたんが言うように、クラシコは厳しい戦いになるはず。スポルト紙の今日の一面も「ベルナベウでは決して負けられない」でした。正直私は、引き分けで上々と思っていますが(チェルシーサンドイッチの具ですよ!?)、そこはバレンシアが手助けしてくれるでしょう。バレンシアになら白は討てる! しかしだ、イグアインはすごい。それとラス・ディアラは一皮剥けたようです。10連勝の白はプレミアのクラブ、中でもチェルシーのような戦い方をしていますね。面白くも美しくもないが勝てる。もしかしてプレミアがCL4強に3つ残ったのも、あれこそが「勝てる戦い方」だからではないか。
対するバルセロナは、今季地球上で一番美しい、完成形に近いフットボールを展開していると言われています。これで無冠に終わったら世界中のフットボールファンを失望させることに。フットボールというスポーツのためにも、バルセロナはタイトルを獲らなければならないのだ。ユーロで「美しいが勝てない」はずのフットボールで優勝したスペインのように、クラブレベルでもそれを証明するんだ。

(そこで華々しく負けるのがクライフのバルサ、という心の声が聞こえてきますが…)

バルサTVの金達の解説はなにやらすごいことに……。選手全員に「一生に一度の10点満点」って、ボヤンにもくれるの(嬉)? ファンデたんと違い英語も堪能なPEPは「カタルーニャにとってバルサはどんな存在か」という金達いわく「びっくりするほどまぬけな質問」に対して「あまりにも大きい、説明するのは難しい」としながらも、「カタルーニャは偉大な国家だ……おっと」と(わざと)口を滑らせてましたね。こういう事が繰り返されるたびに私の中にあるPEPへのわだかまり的なものがいともたやすく解消されていくのです…。イタリアでは愚痴っぽいおっさんになりつつある(笑)モウリーニョのレベルに近づきつつある、というとチェルシーファンに怒られるでしょうか。

ところで、ビー・ボーイ4月号の小説は賛否両論あったものの、評判は悪くなかったみたいです。私としてはマイルドな終わり方を選択したつもりでしたが、やはりもっと明確なハッピーエンドが欲しかったという声もあったようです。最初編集さんに渡したプロットの中では、ヴィトはラストで死んでました(笑)。

最近小説を書きたい気分なので、近いうちに何か書ければ…と思っています。最近は怠け癖がついてきちゃってダメだわ〜。
前に描いたボヨタンの絵は、スペイン人に「ボヨタンはもっと大きいと思う!」と言われてしまいました。やはり男、見るところはそこか……(笑)。

……CLはバルサが優勝、とは、よくぞ言ったナンド! 間違いなくバルセロナ好きのスティービーも同じように思ってるよ(他の面子を見れば、そりゃそーか。でも意外にチェルシーを応援してたりして)。



コメントもこちらから。私が旅の途中で撮っただいたいが欧米の風景写真が表示されます(地味に交換してます)



2009年04月26日(日) 久しぶりの引き分けも、価値あるバレンシア戦

OK、バ ル セ ロ ナ とバ レ ン シ ア の結果は、ス パ ー ズ対 マ ン Uの結果よりかだいぶましだった。

バ ル サ はいい練習ができたと思う。チ ェ ル シ ー 戦は余裕だなんて言う人もいますが、やはりC Lは、私はチ ェ ル シ ー が有利だと思います。まず間違いなく、チ ェ ル シ ー は今夜のバ レ ン シ ア のような戦い方をしてくるはずです。それも、もっとスピーディに、アグレッシブに。バ ル セ ロ ナは今夜前からみんなが知っていた弱点を露呈しました。相手にバックラインと中盤の底の選手(今夜はブ ス ケ ス)にプレッシャーを掛けられ続けると、いつものパ ス ワークに乱れが生じ中盤を思うように支配できず、前 線にいいボールが供給されない。そのためにエ ト オはまったく目立たなかった。そして、バ レ ン シ アは効率よくこぼれ球もよく拾い、強烈な前線(ビ ジ ャや股)にフィード。このカウンターに何度となく沈められかけた今夜のバ ル セ ロ ナ。これこそがチ ェ ル シ ー が得意とする戦い方であり、この戦い方によってバ ル セ ロ ナ は今季エ ス パ ニ ョ ー ル にもア ト レ テ ィ コにも負けているのです。もう一つ、セットプレー(特にCK)からチ ェ ル シ ー は得点を取れるチームです。リ ヴ ァ プ ー ルも1 s t l egで二点やられましたが、何度も相手にチャンスを与えればバルサは今日のように簡単に失点しますよ。

この試合のバックラインにおいては、驚くべきことにピケが一番よくやっていたと思います。彼は読みがいいんですね。フィードもうまい。ただしプレッシャーには若干弱い。チ ェ ル シ ー はここを必ずついてきます。でもたぶんチ ェ ル シ ー戦 はマ ル ケ スが先発でしょう。ピケの高さが生きていた試合だっただけに、彼を外すのは惜しい……。

しかしそういう意味ではひじょうにいい練習になった。バ レ ン シ アもチ ェ ル シ ー も中盤にシ ル バ やラ ン パ ー ド のようなワンタッチで正確に前線にボールを繋げるスキルフルな選手がいて、トップにはビ ジ ャ /泥たんという爆発的なアタッカーがいる。生ぬるいセ ビ ー ジ ャだの バ イ エ ル ン だのの直延長でチ ェ ル シ ー じゃなかったことを、いっそバ レ ン シ ア に感謝しよう。

ところでブ ス ケ ス はいいプレーもあったものの若干経験のなさを露呈したと思う(チ ェ ル ス キ 戦はヤ ヤ だろう)。イ ニ エ ス タだけがいつもの彼、つまり世界最高の中盤の選手らしいプレーをしてた気がします。私が一番気になるのはダ ニ ア ウ! セ ビ ー ジ ャ戦も良くなかったのでいつ休ませるのか、と思っていたけど、どうやらこのままチ ェ ル シ ー 戦までいきますね? ク ラ シ コ 前には少し休みが入るのでいいとして……。しかしバ レ ン シ ア 戦のダ ニ ア ウは悪かった! 彼らしからぬミス(それはバ ル サ以外のクラブではミスではないことも)連発。せっかく メ ッ シ が休養たっぷりだっただけに……。

グ ジ ョ ン セ ン よかったですね。やはりここぞという時に活躍してくれる男! そしてもちろんア ン リも。
バ レ ン シア は最後の10分疲れていた。でもチ ェ ル シ ー は最後まで疲れを見せず戦えるチームですよ。ダ ニ ア ウ に休養を与えたかったけれどそれが敵わなかった今、ますます不安になってきました。

ところで、ネットでは中途半端に見ていたメ ッ シ とボ ヨ タ ン の映像がーー!!! ニキビ面のめっしのアニキっぷりもいかしたけど、時々言葉につまったりしながら「え、今季?89ゴール。きみは?」とかイノセンっぽく言ってにっこりしてたボヨタンにペドよろこび。永久保存版だな、ありゃ……。そのボヨタンはまた「ぼくはバ ル サ に残りたいです。もっと勉強します」とインタビューに答え、え ら い 、とクレに感心されてました。

くそったれス パ ー ズ 、期待持たせやがって……彼らはいつも90分集中力とスタミナがもちません。
まあでも、港町は虎に勝ったからよしとしよう。しっかしイ ン ス ー ア にはアッタマきたな。
最近萌え話をそっちのけで「ただのフットボールの話」になっています……すみません。でもこの時期は皆さんも同じでしょうね。

また中2日か……とりあえず1st legまでが正念場だ。

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2009年04月23日(木) スペイン旅行(3/4)


バルサ対セビージャ戦が待ち遠しくて(マンU戦もありますが時間がかぶる)時間を持て余してるのでスペイン旅行記の残りを。

リヨン戦の翌日は一日バルセロナを堪能。当初の予定では、ガウディ建築を楽しむつもりでしたが、新しく買って持って行ったラップトップが、カメラの専用ドライバに対応していないことが発覚。これでは今後の旅の写真を撮影できないとあって、仕方なくデータをCD-Rに移すために午前中を費やしました。結局カタルーニャ広場近くのフナックで目的を達成。このフナックと一回のオープンカフェがとってもすてきでした(有名なのでご存じの方も多いはず)。

午前中はバルセロナの旧市街を中心に歩き回り、午後はツアーに参加するためにふたたびカンプノウへ。このツアーが 余 計 だった。まあ会員なので無料だったのでよかったとはいえ、スペイン語知らずの外国人は入口入って、誘導サインに従って勝手に巡ってください、ってな感じで、私以外のお客さんも皆ぶらぶら歩いてる感じでした。前日にスペクタクルな試合を観戦しているのでスタンドに出ても大して感動もない(九万人の観客がスタンドを埋め尽くしている光景の方がずっと壮観)。ちなみに、ボックスオフィスのじいさんは昨日と違って不親切な感じだし、世界のバルサがこんなんじゃダメだろって、投書してやってもいいな。スペイン語のツアーは充実しているのかもしれませんが、オールドトラフォードの方がはるかに要所要所に気配りが感じられましたよ。メガストアも私的にはイマイチだったかな。

ベナユン! ベナユンすごいよ……!

……失礼しました。今再放送を見ていてヨッシがあの追加タイムの同点弾を決めたもんだから……。
しかしarse-shavinはイラつくけど最後にシャツを頼まれたのだろうトーレスが彼に対しリスペクトをこめて対応している姿が好印象ですね。素晴らしいなトーレスは、人としても選手としても。ボヤンにはぜひ彼のような選手になって欲しい。

とにかく、会員でないならツアーに参加するのはオススメしません。そうそう、カンプノウの一番上からミニエスタディが見えたんですが、下部組織の選手たちがプレーしてました。そしてツアーを終えて帰る時に、ミニエスタディでプレーしてた選手かどうかわかりませんが、バルサの練習ウェアを着た明らかにアスリート体型の下部組織の選手たちと擦れ違いました。アスレティックとフベニールの選手くらいなら見てわかったと思うけど、少なくともガイ・アスリンやジョナタンではなかった。

さて、翌日ですが、私が試合観戦の次に楽しみにしていたのが、レンタカーを借りて海岸線を走ること! 到着してすぐに、スペインの街中を走るというのがいかに恐ろしいことかをタクシーに乗って実感しただけにかなり緊張してたんですが……予想以上にとんでもない世界でした。

まずはホテルをチェックアウトして、地下鉄で二駅のレンタカーショップへ。何かと不安だらけだったのですが、カウンターの女性は(きついスペイン語訛りの英語を話すものの)とても親切。バレンシアまで行きたいと言うと、道順も教えてくれました。今回、なんとなんとまあ、私は損害保険に一切入りませんでした。針に糸を通すように走行するこの国で、なんて無謀な。でもだって高かったんだもん。

オートマ車を用意してくれた男性は「スペイン語少しも話せないのかい?」とスペイン語で笑ってきいてきました。この時ポキート(少し)という単語を覚えた(笑)。けっこう向こうでスペイン語を覚えることも多かったです。ちなみに、彼の方は英語をポキートも話せなかったですけど。

もう走り出したらきゃ〜っていうよりは、ギャーって感じ。サンフランシスコも大変だったけど、一通が激しく交通量の多い大きな都市から走り出すって本当に無謀だと思う……特にヨーロッパは道が狭い上に誰もがルール無用で走る・そして何よりの天敵は車間に次々と割り込んでくるバイク! 最初のころはブーブーブーブー言われながら走りました。ロータリーもケアンズで慣れてるから大丈夫と思ってたら、ヨーロッパの巨大ロータリーなめたらアカンですね。ロータリー内にたくさん信号あるんだもんなー。

とにかくも奇跡的に宿泊先のホテルに戻り、駐車違反している車列の横に(こちらの常識に倣い)二重駐車して、フロントで預かって貰っていたスーツケースを急いで取って戻ってきてトランクに積み込み、スタート。

実はバルセロナを出るまでがまた大変でした。まず手始めに、道を間違えて海軍の敷地内に入ってしまい、入口で軍服の怖い兄さんたちに止められる、と。兄さんたちは英語が通じず、とりあえず「あのバレンシアに行きたいんですけどv」とナメ腐ったことをたずね、なんとか元の道にカムバック。バルセロナのモンジュイックの丘に続く海岸沿いの道をご存じの方が、この日記を読んでくださってる方の中にどんだけいるかわかりませんが、あそこはわかりずらいですよね!? もう国道(かなんだか知らんが)に乗るのに大変でした。一度モンジュイックの丘の方にも行ってしまい、バルセロナを見渡せる景色は素敵だったけど景色を楽しむ余裕などその時はなかった。

まずその日は、タラゴナへ行ってローマ時代の遺跡を見て、その後ペニスコラまで行く予定でした。タラゴナまでの道のりが……最初タラゴナって看板が出てたはずなのに、途中で田舎の丘の町みたいなところに入り込んじゃって、もー不安で不安で。今にして思えば、あの不思議な丘のまちの写真をパシャパシャしてくればよかったんだけど、あの時は「このまま道に迷って夜を過ごすことになったらどうしよう!?」という不安でいっぱいでした。

結局、道を歩いてる兄ちゃんにタラゴナへの道をきいたら、彼は何度も仁エスタのごとく(笑)「あまり英語は得意じゃないんだけど…」と断りながら、頑張って道を教えてくれました。スペイン人は英語はできないけど本当に親切!!
彼に言われ通りA7などというハイウェイに乗ると、無事、道路標識にタラゴナの文字が。タラゴナはバルサの南のはずなのに、この時点でなぜか思いきり東へ進路をとることになり、自分がずいぶんとおかしな方向へ走っていたことがわかりました。そうそう、サラゴサまで行きそうになってたんだった。

ようやく到着したタラゴナの写真が↓ このあたりでだいたい私は気がつき始めました。固有名詞以外のカタラン語の標識がわからん。ローマ時代の円形競技場を見に行きたい、とたずねるにもスペイン語でなんと言うかわからないし、看板を見てもどれがどれなのかピンと来ない。便りになるのはざっくりとタラゴナの紹介をしている『地球の歩き方』のみ。しかしそこは勘で、海はこちらの方角で、旧市街とカテドラルがこっちと矢印が書いてあるから、まあこんな感じかななどと言ってなんとかそんな雰囲気のある地区に到着。







写真のような海が見えた時は本格的に感動した。天気は最高だし、町並はこれぞ思い描いていたスペイン、という感じ。しかも運よく、海と町並みを見渡せる坂道にPの空スペース発見。石畳の坂の上に車を止めてパーキングチケットを切り、ほっとしながら眺めた海は最高でした。

ここでまた通りすがりの人に『地球の歩き方』の写真を指さして英語で円形競技場までの道を尋ねると、その男性は英語もできる親切な人で、詳しく教えてくれました。

うおー



これも地味にお気に入り。


この小さな町の唯一の高級?ホテルが海と円形競技場を見下ろせる場所に建っており、そのすてきなホテルの大きな庭から見た景色がこんな感じ。ここでそういえばおじーちゃんに話しかけられたんだけど、まったくコミュニケーションが成立しませんでした(笑)。でもお互いニコニコしながら別れました。

円形競技場の中には入れませんでしたが、庭でしばらくゆっくりしてました。この町に一泊しようかとも思っていたんですが、小さな町だったので数時間で十分でした。とはいえ、あの海岸や景色を一日かけて堪能するのも、それはそれでよかったかと思うんですが。今時期、オフシーズンでホテルや海岸はガラガラ。タラゴナは涼しいくらいでしたが、バレンシアなんかもう暑かったですよー。






お昼はタラゴナの町の小さな食堂でサンドイッチ的なものを食べました。これまたいい感じの食堂で、ウェイターも店主も笑顔&親切でした。サンドウィッチもおいしかった。こういう地元の店に立ち寄ったり地元民とのふれあいがまた旅の楽しみです。


でもここからがまた大変だったんだ。私の致命的なミスはなんだったのか。言うまでもなく、外国の見知らぬ街を初めてドライブするというのに、満足な地図ひとつ持っていなかったということですー! ア ホ か …。だって『地球の歩き方』を見る限り、海岸線の単純な一本道を南下したらバレンシアにつくことになっていたんだもの。さんざん私を窮地から救ってくれた『地球の歩き方』のせいにする気はないですけどね。

そんなわけでタラゴナ脱出も苦労しました。気持ちよく海岸線を走っていたら、そこは突堤に続く特別なドライブコースだったり、わけのわからない沿線の住宅街に出てしまったり……仕方なく、小さな地元のお店に立ち寄ってカタルーニャとバレンシア周辺を大雑把に取り上げているmapaを買いました。設定はザックリした感じでしたが道は詳細でした。余談ですが、この店でふと見かけたSPORT紙の表紙が、なんとジェラードとアロンソが二人並んでいる写真で、Gerrard y Xabi(ジェラードとシャビ・アロンソ)という大きな見出し付き。小銭を持っていたらその場で買ったのに……結局ペニスコラに到着してから買おうと思っていたのですが、ペニスコラでは見つけられませんでした。残念。


さて、ようやく地図をゲットしたので、予定より3時間くらい遅れてペニスコラへ出発。といってもこのせっかく手に入れた地図はカバーしてる地域が広すぎてタラゴナ脱出の手がかりを与えてはくれませんでした。信号待ちをしている間に勝手にフロントガラスを磨き出した兄ちゃんに、小銭を渡してバレンシアへの道をきくも、いい加減なこと言ってるなとピンときて、彼が教えてくれた道とはあえて反対に行ったら、これが正解。しかしこの道端で窓ふきをする若い移民の兄ちゃんは、なかなか達者に英語を話していたというのが面白かったです。

こりゃまたヤバいな〜と思って、ガソリンスタンドの売店に立ち寄ってバレンシアへの道を尋ねたのですが、その女性はまったくわからない、とのこと。この時サングラスをかけた、太い腕にバリバリ刺青を入れたバイカー風のおじさんが、じっと私の顔を見て聞き入っていたので怖かったんですが、店を出ようとするとそのおじさんが「バレンシアへ行きたいのか?」とスペイン語でたずねてきました。彼は英語ができないのに、一生懸命親切に教えてくれました。彼いわく、ガソリンスタンドが面している道をまっすぐ走れば、数分でハイウェイへの道と交差するから、標識に沿ってバレンシア行きに乗ればつく、とのことでした。

その通りでした。ここまで勘で走ってくるなよ…と自分を呪いつつ、心底ほっとしてバレンシア行きのハイウェイに乗っかりました。ペニスコラまでは二時間ほど走るので、もうゆっくり景色眺めながらU2の新譜を堪能。スペインのハイウェイはアメリカなどと同様に、かなりスピードを出します。私も150キロから170キロ出してました。
ハイウェイからも十分に景色は堪能できるのですが、やっぱり海岸沿いの一般道を走りたい、ということで、ペニスコラの少し手前でハイウェイを下りました。左手に時々海が見えて、観光客が訪れることはあまりないんだろうこじんまりした田舎のスペインの町並みも興味深く、楽しかったです。でも海辺なので、この地方の人たちにとっては有名なんだろうと思われるリゾート地も通りました。オフシーズンとあって、どこもがらんとしてましたが。

さて夕方、いよいよペニスコラです。本当は昼ごろに到着して、旧市街をゆっくり歩く予定だったんですが……。でも、この時間に到着したのもよかったかも。ハイシーズには海水浴客でいっぱいになるだろう美しい海岸線に突き出た中世のお城。そしてその足元に広がる旧市街。息をのむ美しさは写真の通りです。



これはお城ではないんですが、海外から見た丘の町。この町からは、海辺もお城も見えることでしょう。


ペニスコラのホテル選びは悩んだんだー。リゾート地として有名なのは、ペニスコラの少し手前のベニカルロ(だったっけな)というところで、こちらの方がリゾートらしいホテルがたくさんあるんですが、高いし、お城の眺めがちょっと遠すぎるんじゃないかな〜と思ってあえて、ペニスコラのホテルを選びました。これが大正解。そもそもこのホテル、シーズンオフということで格安料金を設定しており、なんとまあ、自分の部屋からこの眺め↓を堪能できて、朝食付4500円ですよ!! みなさん!!
しかも、ホテルのオーナー夫婦&息子がいい人たちで…(感涙)。英語も堪能で親切。たぶん私のことは一人旅をする珍しいアジア人女性、と思っていたかと思いますが、裏通りに面した部屋になる可能性もあったのに、ちゃんとお城が見える側の部屋を準備してくれてました。部屋もきれいでした。部屋のドアが開きにくくて二度ほど、従業員に開けるのを手伝ってもらったというトラブルはあったものの、朝食も美味しかったし…なによりこの部屋の眺め! ちなみに、ドアが開かなくなり格闘していた時、隣の部屋から17歳くらいのかわいい男の子が出てきて開けてくれたという特典つき。 






夜は近くの屋外のレストランで生ハムメロン食べました。メロンも生ハムもものすごいでかさ。前菜のつもりでオーダーしたのに、ウェイターのおじさんがさっと踵を返してしまい、あれ? と思ったら、運ばれてきたのがこのサイズで納得。これひとつでお腹いっぱいになりました。


夜の海辺も散歩しました。ペニスコラはビジャレアルから近いので、こんな旗も。ちなみに、この周辺のお店でちょっとしたものを買ったんですが、そのお店のおじさんも観光客慣れしてて親切でした。



翌日、朝早く朝食を食べて旧市街へ。ホテルから歩いて5分くらいで、お城のふもとまで来られました。



この写真の奥に広がるのは漁船の港で、船で近くの洞窟観光ができるということでしたが(『地球の歩き方』情報)。おじさんがそれらしいことを言ってきたんですが、時間がないしコミュニケーションに難がありそうなので遠慮しました。本当は行ってみたかったな。この旧市街、きれいでした。











残念ながらお城に入城できるのは午前10時からだったので(昨日お城が開いている18時までに到着できなかったツケが)、外から眺めて写真を撮ってホテルへ帰りました。私がホテルへ帰る頃に、年配の男女を中心とした観光客が旧市街の方に向かっていきました。

ホテルをチェックアウトする時は息子さんが対応してくれたんですが、これがカンプノウで私の席を横取りした(私が悪いんだけども)ビクサンに続き、私の中ではカシージャスに誤変換されてるんだな。でも雰囲気的にはあんな感じの人で、またまたこの人も私に道を聞かれる犠牲者になりました。ここでしっかりバレンシアへの道のりを伝授してもらいました。

偽カシージャスさんの道案内のおかげで、ペニスコラからは何ら不安なこともなくハイウェイに復帰できました。バレンシアまでの道のりも快適。ここで、バレンシアファンの皆さんなら大興奮していたことでしょう! 私がイギリス旅行でマンチェスターやリヴァプールを前にして大興奮したように。
でもバレンシアが近づいてくると、私の中には不安が立ち込め始めました。また……大都市の恐怖が襲ってくる!

バレンシアはまた次回。






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