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2007年02月01日(木) 英国旅行(マンチェスターその1)

無事帰国しました。途中、いろいろあって日記が書けなかったので、続きはこれから書きます。ともかく英国を知るという意味ではとてもいい旅行でした。テロの被害にも遭わなくてよかったです。
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現在リバプールのホテルに滞在しています。なぜに!? どのようにして!? 私自身もよくわかりません。リオに遭遇する確率高しというロンドンの素敵なホテルをなげうって、なぜこんな貧乏くさいリバプールホテルにたったひとりなのか……そもそも私はツアーで来たのでなかったのか!

どのようにして港町の罠に落ちたか、これからお伝えします。そしてこれによって、事前に計画せずすべて行き当たりばったりで旅をするということがどういう結果を生むか、みなさんが学ぶきっかけになればと思います。私は朝から一体何人の人に話しかけて道順や料金や時間を教えて貰ったでしょうか。どうせだから頭から数えてみましょう。

朝6時半に起きる。電車の時間とスタジアムツアーの時間だけはネットでざっと調べてほぼ無計画の旅に出発。

08:00 この時点でけっこう遅くなってしまった。ホテル前のタクシーの運転手に、「ここからユーストン駅までどのくらいかかる?」と訊ねる(1)。けっこう時間がかかるというのでウォータールー・イーストまで乗せて貰う。この日ほぼ唯一といっていい賢明な選択。

08:10 ウォータールー・イーストがあまりにでかい駅で鉄道っぽいものまで走ってるので、もしやあのタクシーの運転手、間違えてユーストンに連れてきてくれたのか? でも構内の駅名表示を見つけるためにぶらつく時間はないので、手っ取り早くインフォメーションのおじさんに「ここからマンチェスターへ行けますか?」と訊く(2)。やっぱり行けないと言われ、ついでにユーストンへの行き方を教えて貰い、northern lineに乗る。無事ユーストン到着。

08:45 惜しい。35分のに乗れなかった。チケットを買う。このチケットは何かおかしいな、と思いつつ£58という値段で購入。イギリスの物価高すぎ! 現在地下鉄一回乗るのに£4(約1000円!)かかります。

09:05 無事マンチェスター行きに乗る。車掌さんが回ってきて、「このチケットはダメ」と言われる。ショック! 実は前日にガイドさんに当日券だと£100くらいするよ、と恐ろしい話を聞いてたのでやっぱり……という気はしました。車掌さんに理由を訊ねると、「この格安チケットは九時半(ラッシュ後)から使えるもので、この列車はまだ09:05だからダメなんだよ」と言われ、追加で£51支払う。

列車の旅は楽しい! ガイドブックに乗ってた陶磁器の町ストーク・オン・トレントなどを経由。二時間半でマンチェスターに到着。
果たしてマンチェスターの印象は? 近づくにつれレンガ色の町並みが目立ち始めましたが、本当に、驚くほどに、想像通りの、陰気で汚れた街って感じでむしろ感動でした。この印象はピカデリー・ガーデン周辺を歩いているうちに変わったのですが、郊外はやはり、この10日あまりのイギリス旅行ではあえてバスが避けて通っていた理由がわかるような、いかにもlittle Britainに登場しそうな荒れた街という印象でした。正直、オールド・トラッフォードでバスに乗った時はヒドイと思った。

11:40 到着はやや遅れました。でもここまでは無計画なわりに順調すぎるほど。と思ったら、やっぱりきた。予想外の展開が! メトロリンク駅で待っている時、「これに乗ったらオールド・トラッフォード行けますか?」と女性に訊きました(3)。みんな親切に教えてくれました。ところがipodなんぞのんきに聞いてる間にアナウンスが流れ、人々の顔つきが変わった。別の女性に「オールド・トラッフォードに行きたいんだけど、今何かアナウンスありました?」とアナウンスのことを聞くと、OTの方のラインはトランジットの問題が生じたらしい、とのこと。この時、三名の方に詳しい事情を尋ねました(6)。皆親切でしたが同様に困ってる様子で、男性のひとりはGMexに行って乗り換えるといいかもしれないと教えてくれたけど、車掌さんにほかの女性が訊いたところ結局その方法もだめ。困った。よりによって私が到着した日、その時間にOT行きのラインでこんな事起こらなくても……。それにこの騒動でずいぶんと時間を無駄にしてしまった。

12:30 タクシーに乗ることを決心。ただし市内から何分くらいかかるかが心配。タクシー乗り場で運転手に尋ねると(7)、なんと10分で行けるとのこと。だったら最初からメトロリンクなんて使おうとするんじゃなかった。でもこれは地球の歩き方に乗ってた情報だったんだけどなあ。「オールド・トラッフォードまで」と言ったはいいが、「アドレスは?」と訊き返される。アドレス!? OTへ行くのにアドレスを訊くなんて、この人大丈夫なのか!? 「OTといっても広いからどこにつければいいかわからん」とのこと。私はスタジアムのゲートについて訊いてるのだと思ったのですが、わざわざそう訊ねるということは単純にメインゲートに行けばいいわけじゃないのかも……「ツアーに参加する予定なんだけど……」
すると運転手のおじいちゃん(インド系)「オールド・トラッフォードといっても広いんだぞ! どこへ行くんだ! おまえが言ってるのはフットボールか? スタジアムか?」
イエッサー、そうっす、隊長! なるほど、OTというのはあくまで地名なので、いきなりそんなことを言われても困るというわけですね。

12:25 マンチェスターの街の南側を横に突っ切り、一路オールド・トラッフォードへ! 運転手のおじいちゃんは「へへ、ユナイテッドだな!?」としたり顔。途中大きな大聖堂らしきものが見えたので「あれは(ガリー兄さんが挙式した)マンチェスター・カテドラル?」と訊くと、違うとのこと。MCは街の反対側だ、と言われてがっかり。

12:35 見えてきたぞ、憧れのオールド・トラッフォード。スタジアム周辺(というか一角)にはRed Devilesなどの名前のユナイテッドゆかりのバーやパブが軒を連ねていました。このあたりから、顔のニヤニヤをおさえるのに必死。
 正面、サー・マット・バズ ビーの雄姿を拝んだ後は、トイレを探して(死)メガストアへ。シーズンオフということもありお客はまばらだし、いろんなところで改装工事してました。やっぱりシーズオフに行くべきじゃなかったかな。何かこう、マンチェスターもリバプールも、現在選手がオフで街にいないってだけで不思議とテンション下がりました。もしオフでなければ、こうしている間もシャビたんはこの街のどこに今いるんだろう、なんてわくわくしてるところです。メガストアでスカーフを購入。今回の旅では買い物はしないと決めてたので、こんだけ。店の人にトイレはどこか訊ねる(8)。中にあるけどメガストアにはないとのこと。早めにツアーに参加しとこう、ということで北口へ。この北口、入口のドアのガラスが黒くて中が見えなくて踏み込むのが不安でしたが、とりあえず開けて受付嬢に予約してあることを伝える。時間帯の説明などなしに3階へ行ってくださいと言われ(この時またトイレの場所を訊いたので9)、三階へ行く途中でチケットを見たら13:30に。まだ12時代なのに、これじゃあリバプールに行けないよ! でもツアーは1時間だからまだ急げば間に合う。

13:00 三階はメモリアル展示室の入口の他、カフェやツアー参加者の受付なども行われており、Red Cafeではファンの皆さんがくつろいでいる様子でした。オフシーズンだけどけっこう人はいました。ちらっとカフェのメニューなど見ましたが(トイレを済ませて)時間がないので展示室へ。

この展示室が想像以上に楽しかった〜。私は比較的マンUと親しんだ期間が長いから、きっとリバプールやちぇるしーとなるとここまで楽しめないだろうな、と思いました。90年代のギグシー、ベックスらファーギーベイブスに加え現在、それとジョージ・ベストやデニス・ろー、ミュンヘンの飛行機事故など、馴染み深い出来事ばかりなうえ、最近キーンやサー・アレックスの自伝を読んでいたのもよかったです。

展示室はなんといっても、ガリー兄さんが寄贈した展示物ばっかだってところがまた楽しい。兄さん、無私無心に寄贈しすぎ……。いつもメダルとか獲得するたびに「よし、これも寄贈だ」とか思ってるのか……。代表50キャップ目、クラブ500キャップ目など、節目節目にチームメイトに自分のユニにサインして貰って、それを寄贈してます。代表ユニにして貰ったメッセージ入りサインとか、ユナイテッドの展示室に寄贈する必要あるのか!? 残念ながら私の能力ではどのサインが誰のかわからなかったのですが(帰ったら写真をもとに調べる)、中には500キャップ目に対して"How!?!?" などと書いてる選手もいて、誰か知りたい! と熱烈に思いました。リオあたりかな、と思ったり。あと「次の50まで頑張れよ!」みたいなのもあったな。この中でギグシーやベックスを見つけるのが楽しみだ。ギグシーといや、ウェールズとイングランド代表のキャプテン同士として試合した時、お互いのユニをスワップして、それも二枚とも飾ってありました。
ガリー「ライアン、記念にユニ交換しようぜ」
ライアン「なに? おれのユニほしいのか?」
ガリー「じゃなくて、ふたつ揃えてユナイテッドの展示室に飾るの」
ライアン「どこまでもユナイテッド一筋なやつ……(涙)」

あと、先日結婚する前の独身パーティにニステルも現れたと聞いて、仲がよかったのかな、なんて思ってましたが、この50キャップ目の代表試合の相手がオランダだったようで、ニステルは自分のユニに「おめでとう」と丁寧に書いてスワップしてくれたようです。確かイングランドが勝った試合だったと思うので、寛大ですね、ニステル。

文字数が多すぎると拒否されたので、続きは翌日の日記で。

コメントもこちらから。私が旅の途中で撮っただいたいが欧米の風景写真が表示されます(地味に交換してます)



2007年01月31日(水) リバプールの壁紙を作ってみた

素敵なリバプール写真(ウォーターマークなし)を見ていたらうずうずしてきて、リバプールの壁紙を作ってみました。いきなり大きいのですが日記にも1024*768版を貼ります。もうワンランク大きいのはLJに置いてます。

『リバプールは我らが宗教、アンフィールドは我らが教会』とはサポーターのバナーに書かれていた文句です。サポーターのバナーは面白い〜。ということで、


こういうのも作ってみました。うるさすぎて壁紙にならないかも……写真を切り貼りした雰囲気を出してみました(写真の擬似裂け目みたいなとこはフォトショップで塗った)。これはレッズサポータに人気のバナーを、ファンサイトのスレッドから発掘して気に入ったものを拝借しました。特にベラミーの背中部分に大きく貼った、
『うちのヤツらは世界各地から集まってきた
 しゃべらせると死ぬほどウけるが
 球を蹴らせりゃ死ぬほどウマイ』
はサポーターの間でも有名な人気バナーみたいです。でも一番ウけるのは同じ英語圏の人間にも理解できないリバプール訛りをしゃべるキャプテンと副キャプテンという噂も……。でも『球を蹴らせりゃ死ぬほどウマイ』わけですが!

私が気に入ったその他のバナー文句は(今後また壁紙などに使うかもです)、最高にいかすと思ったのは、
Picasso was a painter
Alonso is an artist
Basque in his glory
うーんかっこいい。バスク人として嬉しかったろう、シャビ。シャビのチャントもけっこうカッコよかった気がしたけど、覚えてない。

No Toffee for feast tonight,
Kopites party with Turkish Delight,
Jose,Alex, London Press,
All choking on our sweet success,
Money not love is your drive,
But tell us can you count to 5

これはイスタンブールでCL優勝した後に作られた数あるバナーのひとつ。
あと、DON'T BOMB IRAQ. NUKE MANCHESTER(イラクを爆撃するな。マンチェスターに核を落とせ)という悪辣すぎるものも。やはりマンクスとチェルスキをコキおろすものが多いようですね。
バナーとしてはカラガーものが一番多いみたいです。

そうそう、Cさんに去年のリバプール選手のクリスマスの仮装の写真を教えて貰いました。ジェラードは観た事あったんだけど、想像以上にすごくて、もー死ぬかと思った。
まだ見てない方は、こちらでどうぞ、ご自由に……。
http://www.redandwhitekop.com/forum/index.php?topic=133131.1080

ファウラー@フセインはハズレなしなところが、経験の違いを見せ付けていますね(そうなのか?)。
核爆級なのは、倉内君とカラガーかな……カラガーと疑わしき人物はなんとなくさらっとツボにはまった。あの写真のせいだろうか……。ルイス・ガルシアも抜群。ヒューピアはちょっと似合いすぎ。しかしなんと言っても一番惨めなのは何をやってんだかわかんない中途半端なシャビだろう。何がしたかったんだ、彼は。ここぞとばかりにキメているデュデクにも高得点をあげたいところ。
こんな素敵な写真を教えてくださったCさん、ありがとうございます〜。

同じクリスマスパーティでも、私服に家族連れてきたブレーメンがすごくまともに思えてきました。いずれにせよどちらもアットホームなチームでいいじゃないか〜。

先日ゲイ写真投稿サイトにシャビたんのもっこりが投稿されてましたが、それに「バラック並かも?」と書かれていました……デカイ代名詞になってしまっているバラックの立場は。確かにすごいジャーマンソーセージのようではあるが……。まあシャビたんもまさかバラック並ではなかろう。そのシャビたんは本当にずっとリバプールに残ってくれそうで、嬉しいなあ。

ルンメニゲがまた今度はベッケンバウアーに噛み付いた様子。あのおっさんどうにかしてやれよ、誰か! 
テリーはコーチとしてのプラクティスを開始し、ランパードはミランとインテルが狙っているとか。ランパードとクローゼはスペインとかどっか動きそうでいやだなー。

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2007年01月30日(火) 映画の簡単な感想と、改めてフットボールへの考え


昨日はDVDを二枚借りてきました。まず『グッドナイト&グッドラック』。おお、いい映画。素晴らしい映画。シンプルで落ち着いていて成熟した大人の映画。時代とその文化の香りのする映画。50年代の赤狩り時代を通し、現代アメリカのブッシュとその信奉者を痛烈に批判する映画。良識ある人間が常々感じていることを代弁してくれた堂々とした作品。でも、最後に期待をこめてエド・マーロウが言った事ですが、多分彼自身がわかっていたように現状はそれほど楽観視できないのでは、というのが私の考えです。最後に演説を聞く人々の表情をまったく映さなかったのは、彼らの顔が私たち観客の顔だという事だろうと思いました。話を聞いて、つまりこの映画を観て「うわ〜いやだ」「面倒臭いこと言ってる」という表情をしている人間が、あの聴衆の中にどのくらいいるのか、つまり観客の中にどのくらいいるのか(あの映画を観に来るような観客は意識の高い集団でしょうから実態はまた少し違うでしょうが)、それは憶測で判断することじゃない、とジョージ・クルーニー本人も思ったのではないでしょうか。ロバート・ダウニーJrが言う「もし我々が間違っていたら?」という問いかけも、とても共感を寄せられるものでした。

お次は『フーリガン』。おお、クソ映画。もちろんこの映画の原題は『フーリガン』なんかではなく、内容はフーリガニズムの実態を掠めてもいません。多分監督もその意図はなかったのでは。それをまた、日本の配給会社が都合のいいよう捻じ曲げてしまったのだ! しかしその点を差し引いても、観るべきところのほとんどない二流映画。女性監督は見るからにタフそうな人。私は元来そういう人は好きですが、男同士の世界を理解していることを示そうとして、その世界にどっぷり浸かって撮ってしまった表層的な映画。こういう映画を撮る場合は、その世界と一体化しても客観性を失ってはいけません。嘆かわしくも安っぽい台詞と展開の連続(まるで自分の小説を読んでいるようで嫌気が差した!)。エンドロールで流れる�爐海譴澆茲�しな"ヒップホップ。同じテーマを良い監督なら二、三段階高次元で扱えるはずです。これは私も最近になって気づいたことですが、良い作品には絶対にユーモアが必要で、それはつまり「自分を笑い飛ばせるくらい」のゆとりがあるという事です。この映画に客観性という観ているものがほっと一息つける側面を味付けできたのは女たちの存在だったと思います。チャントを歌いながらスタジアムへ向かう男集団を、何ばかやってんだか、という眼で見る女たちの存在です。あるいは、フットボールファンとしての意見ではありますが、選手たち。「まいっちゃうな、こいつら……」とヒいちゃっている当の選手たちの姿を盛り込んでいれば充分面白く観れるテーマです。ところが映画はあまりにも「真剣そのもの」。その真剣さが、観客を真剣10代しゃべりばを見ている大人の気持ちにさせてしまう。しゃべっている10代は真剣そのもので、彼らは大人になる前に直面すべき重要な時期にいるんであって、茶化す必要はない。でも大人の娯楽がその領域にとどまっていてはいけない。イライジャ扮する主人公の姉は、トロイのヘレン並に弱々しいネオンサインでした。

最近、自分が「ちょっと肩の力を抜いた」作品に惹かれるようになったのは、よく言うところの「丸くなった」ということなのかと思っているんですが、フットボールというのはまさに今の私の求めに応じてくれるぴったりの「存在」です。今、ぴったりの……なんだろう、と考えて結局答えが見つかりませんでした。フットボールがすでに私の中で単純にスポーツと呼べるものではなくなっている事は確かです。純然たるフットボールファンかと訊かれたら、自信を持ってイエスとは言えません。試合そのものへの関心は、フットボール全体への関心の半分も占めないんじゃないかな。むしろフットボールの文化としての側面に惹かれています。フットボール自体が文化とも言われるし、時には 世界最大の宗教なんていわれます。なんであれ単なるスポーツとは思っていません。でもひとつ言えることは、「笑い飛ばすゆとり」もなくフットボールやそれを取り巻く社会と向き合うのは滑稽だし危険なことだということです。宗教を笑い飛ばせない社会が危険なことと同じように。事実、戦争はフットボールのメタファーであり、それはごまかしようのない事実だと私は思っています。でも映画や音楽と同じように、フットボールを通して人生を理解するきっかけを得ることができる、とも思っています。フットボールは悲劇と喜劇を生み出す巨大な装置だからです。これはアレクサンドロス大王に興味を持ったことをきっかけに、歴史を学びながら獲得した考えですが、人間は争い続けるし、協調よりも競争によって利を得ようとするY染色体に定められた運命は今後も変わらないはずです。だから、フットボールにおける「相手を打ち負かそう」という暴力性を非難するのは、純潔教育と同じくばかげている。「人間はそんなもんだ」という事です。
時にはフットボールのどこがいいの? と言われたりもするし、フットボールファンはアドレナリンに駆り立てられて一時の低次元な陶酔感を得たいだけの連中だ、という眼で見られることもある。私もこの3度か4度巡ってきたW杯年に、女友達に「まったく興味がない」と(フットボールだけに)すげなく一蹴された経験があります。最初こそ私も子どもっぽくむかっ腹を立てたりもしましたが、今ではそんなことを言われる自分を笑い飛ばす余裕ができました。フットボールというものの位置づけが私の中で確立しているからです。それは映画と同じで、観て感動することもあるけど、そのすべてを現実と混同したり過剰に影響を受けたりはしない。そういったものは私にとって、自分の人生や、身辺的な社会や、国際社会を理解する手助けになっていて、自分の人生を豊かにするという点では重要なのです。だから、ファビオ・カペッロが「サッカーとはなにか」と訊かれて答えた「この世のくだらない物の中で、一番重要なもの」という発言は、実に言い得て妙だ、と思うのでした。

さて残念なニュース。兄弟の腎臓を移植したクラスニッチですが、拒否反応が出て再手術とのこと。深刻な事態に発展しないことを祈るばかりです。

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