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2006年02月22日(水) 立花氏のビデオ

特殊なダイエットを試して一週間で2.5キロ痩せることができました。一週間後ふたたびこのダイエットに挑戦します。あんまり関係ないけど、3/4に上京するまでに痩せられるといいな。

今日はヴィゴが来日したようですが、ファンの方は飛行場で会えたのでしょうか。私の友人のヴィゴファンも行ったようです。
『ヒストリー・オブ・バイオレンス』、デニス・ルヘインが書くような話で、面白そうですね。まずもってタイトルがいいですね。公開されるのが楽しみです。

いきなり関係がないのですが、立花隆のこのビデオの後半30分あたりから、非常に面白いのでライブドア関連に興味がある方はどうぞ。立花隆もまさかこんな腐女子のページからビデオにリンクされるとは思ってもみなかったろう。後半30分あたりから見ても大丈夫です。
http://www.videonews.com/asx/fccj/020306_tachibana_300.asx

少し血なまぐさい話ですが、この記事の後半にもっと詳しく載っています。↓
http://nikkeibp.jp/style/biz/topic/tachibana/media/060211_blt/index.html

コメントもこちらから。私が旅の途中で撮っただいたいが欧米の風景写真が表示されます(地味に交換してます)



2006年02月21日(火) 英会話をはじめる

さきほど「カッコウの巣の上で」を見終わりましたが、名作! ミロス・フォアマンは「アマデウス」などの監督でもありますが、やっぱり凄い監督です。まさに昨日書いた社会不適合者による社会への挑戦の物語であり、人間の自由と尊厳を賭けた戦いの話です。重たいテーマを扱いながらユーモアを忘れていないし、何気ない台詞でも心を掴みます。
ジャック・ニコルソンのオラオラな反社会的行動とあのニンマリ笑顔は、見続けているとどんどん心地よくなってきます。
優れた脚本は、ほんの少しのヒントを与えるだけで、観る側に登場人物の背景を想像させることが可能ですが、たとえばカッコウ〜では、ビリーという患者は強い母親の影響下にあり、その束縛から逃れられずにいるのですが、じゃあその母親がどんな人物なのか、なぜ彼は母親を恐れるのか、といったことが、具体的には何も語られません。普通なら、多分ひとつやふたつのエピソード(子どもの頃の出来事を語らせるとか)を挿入してもう少し観る側にヒントを与えると思うのですが、そうしないのです。「言いすぎない」というのは特に映像や漫画では重要ですが(小説だと内面を刻々と描写することが文学的だという見方もあるし)、「言いすぎる」のと「言い足りない」のは、失敗度でいえば同じようなもんです。でも、具体的なエピソードを挿入しないで、他の場面の行動や発言でその人物の背景を伝えるってのは、それこそ才能がないとできません。M&Cなんか、あの人物たちはみんな物凄く沢山のもの(時代を含む)を背負ってるのに、たった2時間ちょっとで、あの世界を私たちに理解させ、かつ私たちを虜してしまったというのは、大変なことですよね。それには、あの衣装だとかセットだとか、視覚的情報が大きな役割を果たしているんだけど、もしもそれを漫画でやるとなると、漫画は個人作業だから、いろいろ限界が生じてしまうんですよね〜。
「言いすぎない」とか「言い足りない」とかいうバランスの大切さは、たぶんみんな分かり切っていることなんだけど、やっぱり難しい。特にその作業に没頭しているうちは、自分ではわからない。少し時間をおいて客観的な眼で見た時に、やっとわかる感じ。だから理解があって、率直な感想を聞かせてくれるベータ(下読み)の存在ってとても大切です。
ところで、このビリー役を演じてるのは、な、なんとブラッド・ドゥーリフだったんですね! どこかで見たことがある……と思っていたら! 若い頃はこんなにハンサムだったんですね。さすが昔からクセのある演技をする!


昨日、近所の英会話スクールに行ってきました。サンフランシスコに行く前に少し勘を取り戻しておこうと思って。スクールといってもアパートの一部屋を借りて個人で行っているのですが、あそこにして、よかった〜。まず経営者の女性(英語を喋れる)が親切で、事務的な感じじゃなかったので、すぐにどこで英語を習得したのかこちらから尋ねたりできました。今ちょうど、すごくきれいなイギリス英語を喋るイギリス人男性の講師がいるから、どうせなら今日から始めないかと言われて、講師の方を午後に紹介してもらったのですが……。
28歳で、がさつなところがまったくないおっとりしたタイプ。アートが趣味というからうなずけます。ちょっとポール系。でも名前はマット。お互いに緊張したムードもなく会話を始めたのですが、ハズレくじを引くのは免れたようです。
ケンブリッジのカレッジを卒業後、イギリス各地の博物館や美術館で勤務していたそうで、現在はケンブリッジで出会った日本人の奥さんと札幌に住んでいるとのこと。アート繋がりで、私は美大に行っていたんだけど、今は漫画を描いたりしている、と自己紹介。そこで彼にどんなアートに興味があるのか尋ねたところ、「本」だというんですが、これが難しい。いわゆる本の装丁や体裁に興味があるらしく、現代の左右どちらかを綴じた形の本や、スクロールも好きだし、でも何より、屏風の形をとった古い本が好きらしいです。内容にも興味はあるけど、アラブやエジプト、アジアの本は眺めているだけで内容は読めない、でもそれだけでも満足なんだそうです。

それからイギリスやアイルランドについて色々尋ねたのですが、そのうち歴史が好きだというと、「僕も好きだよ」といって、私が英国の歴史に関して質問すると、ホワイトボードにさらさらっと年号を書いて説明してくれました。その他の会話でも、彼がとても教養高い人だと感じられて、話も合うし、考え方も合うし、年齢が近いけど彼には奥さんがいて煩わしい心配や遠慮をしなくていいし、とても嬉しいです。19世紀の話になり、ネルソンをどう思うかときいたら、英国海軍が世界中に散らばって植民地にしたりした行為は、あんまり好きじゃないと言ってました。それで外から見る分にはいいけど、当時生きてた平民は大変だったろう、実は自分の祖先にも、元々良い家柄だったのに零落れて、飢えのために盗みを働いてオーストラリアに流刑に処された人がいる、と言っていました。最初にオーストラリアに監獄船が送られたのがいつか知ってるかときいたら知らないというので、1787年だと教えてあげました(笑)。ファレル一等海尉とか胡散臭いことは話しませんでした。
コリン・ファレルが好きだと言ったんですが、彼はあんまり好きじゃないみたいです。わはは。このレッスンで一番心配なのは、単なる世間話で2時間終了してしまう可能性があることです。次回は木曜を予定していますが、楽しみです。

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2006年02月19日(日) スラッシャーがスラッシャーたる所以

夏コミは結局申し込みをしませんでした。多分夏は忙しいと思いまして。でも、9月の映画オンリーにはできれば出たいと思っています。本を作る気はあるんですが、売ろうと思えば通販もありますしね。

私はさっき、自分の反社会性、反体制性、自分が社会不適合者であることなどを考えていて、ひとつの究極の結論に達しました。社会性のある人間と、反社会的な人間の衝突こそが、私にとっての萌えの究極なんだという結論です。まさにこれは「罪と罰」に共通するテーマですが、前者は後者の自由に、後者は前者の自己犠牲の精神、その寛大さに密かな憧れと反発を抱き、惹かれあう。お互いにこうはなりたくない、と思いながらもどこかで憧れている、自分はこうはなれない、という気持ちを抱いている……そしてそんな相手を受け入れ、認めることが赦しであり、愛なんだろう。それは男女の関係そのものでもあると思う。うーん今日は偉大な発見をしたかもしんない。


先日読んだ本の中にとても興味深い一説が載っていました。キリスト教と女性原理について、
『この点で、イシス信仰に関して、心理学者フォン=フランツ(1915-98)の解釈は興味深い。彼女は、男性が自分の内にある<女性的なもの>にどのように対峙していくかに男性の成熟がかかっていると指摘する。言い換えれば、<女性的なもの>を抑圧していては男性の成熟も達成できないのである。異性としての女性に対する抑圧は男性の内なる<女性的なもの>への抑圧でもあるのだ』

まったくその通りだ! これこそ我々スラッシャーがスラッシャーたる所以であり、男同士の愛に快を見出す理由の重要な部分であり、また逆に言えば成熟し切れていない男たちが、ゲイやスラッシャー(腐女子)を嫌う理由なのです。

こうした「惹かれながらも反発する、認めながらも拒絶する」という複雑な心理は、自己を見失うことへの恐れから生じているのです。でもそこまでして護ろうとする自己とは何なのか。ああもうこれはまさに「罪と罰」が辿り着いた結末です。すべてが脆くも崩れ去った時、ラスコーリニコフはソーニャの眼の中に、本当の自分、紛れもない自己を発見するのです。

すべての愛がこんな荒々しい、嵐の海のようなものであってもらっても困りますが、でもこれはすごいな〜。もちろん、純粋に異性としての男の肉体に性的興奮を覚えるということも大きな理由ですが、男が男に抱かれてアンアン言う瞬間とは、女が「女としての自分に対する男の抑圧から解放される」瞬間でもあるのです。そのことを女たちは、漠然と、それこそ本能的に、察知していたのですね。


さっきまで、自分がこれまでいかに反社会的だったか(学生新聞の記事など)を書いて楽しんでいたんですが(それがそもそも反社会的だ)、それはまたいつか。

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