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2006年02月19日(日) スラッシャーがスラッシャーたる所以

夏コミは結局申し込みをしませんでした。多分夏は忙しいと思いまして。でも、9月の映画オンリーにはできれば出たいと思っています。本を作る気はあるんですが、売ろうと思えば通販もありますしね。

私はさっき、自分の反社会性、反体制性、自分が社会不適合者であることなどを考えていて、ひとつの究極の結論に達しました。社会性のある人間と、反社会的な人間の衝突こそが、私にとっての萌えの究極なんだという結論です。まさにこれは「罪と罰」に共通するテーマですが、前者は後者の自由に、後者は前者の自己犠牲の精神、その寛大さに密かな憧れと反発を抱き、惹かれあう。お互いにこうはなりたくない、と思いながらもどこかで憧れている、自分はこうはなれない、という気持ちを抱いている……そしてそんな相手を受け入れ、認めることが赦しであり、愛なんだろう。それは男女の関係そのものでもあると思う。うーん今日は偉大な発見をしたかもしんない。


先日読んだ本の中にとても興味深い一説が載っていました。キリスト教と女性原理について、
『この点で、イシス信仰に関して、心理学者フォン=フランツ(1915-98)の解釈は興味深い。彼女は、男性が自分の内にある<女性的なもの>にどのように対峙していくかに男性の成熟がかかっていると指摘する。言い換えれば、<女性的なもの>を抑圧していては男性の成熟も達成できないのである。異性としての女性に対する抑圧は男性の内なる<女性的なもの>への抑圧でもあるのだ』

まったくその通りだ! これこそ我々スラッシャーがスラッシャーたる所以であり、男同士の愛に快を見出す理由の重要な部分であり、また逆に言えば成熟し切れていない男たちが、ゲイやスラッシャー(腐女子)を嫌う理由なのです。

こうした「惹かれながらも反発する、認めながらも拒絶する」という複雑な心理は、自己を見失うことへの恐れから生じているのです。でもそこまでして護ろうとする自己とは何なのか。ああもうこれはまさに「罪と罰」が辿り着いた結末です。すべてが脆くも崩れ去った時、ラスコーリニコフはソーニャの眼の中に、本当の自分、紛れもない自己を発見するのです。

すべての愛がこんな荒々しい、嵐の海のようなものであってもらっても困りますが、でもこれはすごいな〜。もちろん、純粋に異性としての男の肉体に性的興奮を覚えるということも大きな理由ですが、男が男に抱かれてアンアン言う瞬間とは、女が「女としての自分に対する男の抑圧から解放される」瞬間でもあるのです。そのことを女たちは、漠然と、それこそ本能的に、察知していたのですね。


さっきまで、自分がこれまでいかに反社会的だったか(学生新聞の記事など)を書いて楽しんでいたんですが(それがそもそも反社会的だ)、それはまたいつか。

コメントもこちらから。私が旅の途中で撮っただいたいが欧米の風景写真が表示されます(地味に交換してます)



2006年02月18日(土) テレビ! テレビ! テレビ!

シャープの地上デジタル対応テレビ、アクオスLC-22AD5を買った!
あまりの嬉しさに、部屋を大掃除して、ベッドで本を読むためにスタンドまで新しくしてしまいました。いつも半分体を起こしてスイッチを切らなければならなかったところが、スタンドの先っちょにスイッチがついてるもんだから、楽に消せるというわけです。今までベッドに置いていた14インチのブラウン管・ザ・ヘボテレビはデスクの横に鎮座しております。こっちにもV/Hアンテナを繋いでるので地上派を見れるし、ビデオもあるのでデスクの横でビデオのチェックなどができます。寝室となっているロフトに置いたアクオスはデジタル対応なのですが、札幌の地上デジタル放送の開始は6/1からなので今のところ、美しい22インチ画面というほかはあんま活躍できてないです。しかし、J-comアナログを私の部屋にも引く予定なのでそれだけでも嬉しい。そして居間のJ-comアナログをデジタルに変えてやるんだ。そうすれば、大学時代ずっと見ていたミステリチャンネルが、やっと見れるようになるというわけだ! シャープをやっていることは知っていましたが、実はDue Southも「騎馬警官」というひじょうに判りやすい邦題で放送されてたのですね。DSは海外のスラッシャーの間で「センチネル」などと並んで人気が高かったクラシック作品です。

これがスタンド。ベッドのとこにずらりと並んでるのは、買ったくせに私がまだ読んでいない本たちです。本当はまだまだたくさんあるのですが、ひとまず片付けなければならない者たちをここに配置し、戒めとしました。


アクオス! 内側が赤い下のボックス(560円)は急遽買ってきて組み立てました。ここに寝転がって観るに相応しいDVDやビデオを入れるのです。なぜかポワロが流れています。明日にはJ-comに電話をして、部屋がきれいなうちに工事をして貰おう。

観捲くっている映画ですが、「大脱走」は面白かった! でも、実話を元にしているということで、あれほどシビアな物語だとは予想してませんでした。単純な痛快劇だと思っていたら、あれよあれよという間に登場人物たちが死んでいくではないか。捕虜収容所からの脱走物語は、映画でも小説でもいくつか読んだり観たりしているのですが、やはり「大脱走」がベースになっているのですね。ノルマンディー上陸作戦が決行されたDデイに、実際に英米の兵士たちが敵の後方線を撹乱するために脱走に及んだそうです。この映画はスティーブ・マックィーンの代表作のひとつと思われがちですが、マックィーンは大勢の名役者の中のone of themだったんですね。ですがやっぱり、マックィーン演じるヒルツは味のあるかっこいいキャラです。
以前、観てもいないくせに「大脱走」のキャラに役者たちを割り当てて、しかもホモテイストを交えてリメイク版を書いたら楽しいだろうなあと妄想を巡らせていたことがあります。最初は「岩窟王」だったんだけど、アニメで既にやってると聞いて、太うさぎのようにふてくさって諦めました。
“脱走王”ヒルツの役はカール、“ビッグX”ロジャーはヴィゴ、彼と一緒に逃げる男(セドウィックでしたっけ)にショーン、“土処理屋”エリック・アシュレイ・ピットはオーランド。“調達屋”ヘンドリーはコリン、彼に誑かされるドイツ兵士にジャレッド、“穴掘王”ベリンスキは……うーんクライヴなんかいいな。その相棒ウィルはヨアン。そしてドイツの収容所所長に、デイヴィッド。これで映画作った場合、全然適役ではないのですが、萌えをふんだんに詰め込めば面白いリメイク版になりそうです。

WoTですが、今日のエピソードは車内でのシーンで、被害者の少年が好きな女の子にあげるために作ったCDの音楽が流れたのですが、それがMobyの好きな曲でした。でもこれは好きな女の子のために作ったんだよな、だったら違法だよな、と聴きなれた音楽が流れる中、劇に集中できなくてなんだかわからんうちに終わってしまった。マローンが犯人の少年たちへの執着に理解を示すふりをして相手に心を開かせていきながらも、マローンの眼には涙が浮いている。それを運転しているマーティンが聞いている、BGMはMoby、というシーンはけっこうよかったんですが、その後でマローンが吐くのはなんだかとても偽善ぽいと思った。少年への欲望に対する嫌悪感はわかるけど、これが少年ではなくて少女相手だったら案外飄々と事件を解決するはずだから、結局は普段マローンは実感を持ててないということですよね。吐くなんて、「なぜ、今更」と思ってしまいました。それこそhopelessだけど根暗人間の気持ちをよくわかっていた心理探偵フィッツだったら、犯人に心から理解と共感を示し、最後に約束した15分は無理でも「1分だけならやる」と言って与えたかもしれない。そういう憐れみと残酷さが、私は好きですね。
結局、WoTというドラマ自体は好きじゃないんだな。ただダニーとマーティンにハァハァしちゃうから見ているんだ。及第点をあげられるドラマだけども……。

ところで……
http://www.sukotan.com/news/new956.html
こちらの情報をご覧ください。
だいぶ前から私のデスクトップ背景はブロークバックマウンテンになっているのですが、最近本気でハワイあたりに観に行こうか、なんて鬱陶しい考えに取り付かれていました。それが、3/4に日本で見れるというなら……よし、行くぞ!
ヴィゴの来日ももうすぐなのにのんびりしているというのに、たかだか二週間早く公開するというだけで映画を観に上京するつもりなどと、本当に手に負えない奴だな。どうせ行くなら、3回くらい見ようと思います。
公開されるとすぐにスペインへ旅立ってしまうので、早く見ておきたいのです。

いま、公式(英語版)では、「あなたの物語を分かち合おう」というセクションが設けられているのですが、そこにはたくさんの男たちの淡い恋物語が寄せられているっ。ネタバレに注意。
しかし本当にこの映画のブームはすごいや。この社会現象自体が、人々にもたらす影響は大きいに違いない。

それから、すごく古い話題なのだけど、
http://www.sukotan.com/news/new937.html
ジョージ・タケイがゲイだったとは! そうだったのかー。そもそもスラッシュという文化は、スタートレックTOSのカーク/スポックから発生しはじめた、といわれているだけに、もし当時スラッシャーにしてトレッキーだった女性がいたら、しかもカーク/スポックにカトウ(タケイの役)が絡んでくるフィクなんざ書いていようものなら、さぞかし驚きだったことでしょう。

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2006年02月14日(火) トイストーリー2に今更泣く

ツタヤが半額キャンペーンを実施しているので、思い切ってずっと見れずにいた気になる映画を12本借りてきました。ビデオ屋に行くと、気になっていた映画なんて山のようにあるので、なんとかこのキャンペーン中に借りまくろうと思うのですが、うち5本は一日レンタルにしたので、なんと12本借りてたったの1000円ですよ! これにはびっくらした。
さすがに名作と名高い映画ばかりなので、白黒映画などでも面白いと思うものばかり。ただひとつ仏映画の「天井桟敷の人々」は辛かった。ジャン・ルイ・バローはうっとりするほど素敵でしたけどね〜。フランシスコ・ボッシュを骨太にした感じです。意外にも見ていなかった「大脱走」と「カッコーの巣の上で」なども。

サスペンス、犯罪映画としては太田推薦の「夜の大捜査線」(in the heat of the night /1969年)は、先日BSで放映されたのを見た母が「何度見ても面白い」と言っていたので、見なければと思って借りたんですが、やっぱりすごくよかった。ハードボイルド映画の傑作です! 黒人差別が残る南部の田舎町での殺人。運悪く通りがかり容疑者扱いされたシドニー・ポワチエ演じる都会のエリート刑事が、やぶ睨みで小太りな地元の白人警察署長と本音をぶつけ合いながら、事件を捜査していくという話です。いかついフォード車かキャデラック車のドアをしめた時のバタンという安っぽい音が、余分なものをそぎ落とした会話の合間に挿入される、BGMのほとんどない心地よさ。最後の最後までハードボイルドを貫徹する姿勢が素晴らしい。

そして「トイ・ストーリー」1&2を今更見ました。1でもかなり泣けたけど、私は2のカウガール・ジェシーの歌んとこで号泣。巻き戻してもう一階聴き直してワンワン泣いた(爆)。あれは女同士の絆が泣かせるんですよね〜。男女ではだめ。男男でもちょっと新鮮味に欠ける。でもカウガールが女の子の主人を想うという、その新鮮な感動にやられました。CGアニメものは、ニモもマダガスカルも他にもいろいろ見たけど、トイ・ストーリーシリーズが私の中では一番ですね〜。ウッディ&バズコンビがカッコいいし。

あとは映画ファンのくせに今更観るなと言われそうなのが「エデンの東」。これも意外なことに、キャルが父親に金を受け取ってくれと迫るシーンで号泣。聖書によって否定されたヒューマニズム、現代人なら誰もが腑に落ちないと感じるだろう神のカインへの仕打ちを、同情的に、人間味溢れる視点で描き換えた映画です。作者のジョン・スタインベックの名著にどこまで忠実なのかわかりませんが、今ちょうどアメリカ古典文学に手を出してるところなので、スタインベックの「エデンの東」も読んでみようと思っています。

他にもいろいろと観ていますが、また何か萌えなど報告があったらいたします(所詮そういう目的)。

次回(今週金曜日)のWaTですが、男子校の校長が生徒にいたずらをしている云々というエピソードで、主演のアンソニー・ラパリア一押しのエピソードとのことで楽しみです。

ところでオスカーも、どうもブロークバック・マウンテンがとりそうですね〜。こりゃすごいことだぞ。ほんと、素直に心が啓かされるという意見などをよく耳にします。でも、中国では上映禁止で、米国に住む友人の地域も保守的なので観れないという話も。ともかく早く見たいです。

コメントもこちらから。私が旅の途中で撮っただいたいが欧米の風景写真が表示されます(地味に交換してます)




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