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2004年12月06日(月) ficや捏造写真など

久しぶりに「役者島」を楽しく書きました。いつもとは違う
パートナーを組ませたりするのが楽しいです。ハワイから帰って
きたら、コリンアニキがまた一層違う存在となってしまってます。
コリンは12/11のSNL(サタデー・ナイト・ライブ)on NBC(だったはず)
のホストを務めます。誰か、録画してくだされ〜。かわりに出来る
ことがあれば言ってください。

ファンフォーラムで驚きの事実が発覚しました。なんと! なんと!

もちろんヘファイスティオンだと思われていた、このアレキサンダーの隣の
少年、ヘファイスティオンじゃないそうです!

何度か映画を見たファンが発見したんですが、これはアレキサンダーと
レスリングをする少年とは、違う少年とのこと。

アリストテレスの話を聞いているシーンなんですが、
少年カサンドロス(下の写真の後ろに座る長髪の子)が

「アキレスとパトロクロスの愛は、お互いを破滅させる結果になった
んじゃありませんか」といかにもアレ&ヘパにあてつけるように
言うと、アリストテレスは自信満々に、師であるプラトンの
プラトニックラブについての高説を垂れます↓(ネタバレ)。
「男が欲望を持って男と寝とき、それは悪しきことだ。
だが男が信頼と愛のために男と寝る。それは純粋で素晴らしいことだ。
それが真の男同士の愛だ! 少年たちよ! ハァハァ!」


そうすると少年アレキサンダーは自信満々になり(笑)、ヘファイスティオン
を見るのですが、このヘファイスティオンが、隣の子ではないそうな!
うん確かに、このシーンのヘファは大人びてるとは思った。
蝋板に尖筆を持ち、「おとこどうしのあいとは…」と書いてるのかと思うと
かわいいったらないです。

今日はアレ受サイトにこんな写真が登場して大爆笑してました。

アレ「いいか、私とヘファイスティオンはこれから7時間に渡り、
このあたりでセックスをする。何か他に征服できるものを見つけたので
なければ、邪魔するな」

アンティゴノス「7じかん!?」
パルメニオン「お父上でさえせいぜい5時間だったものを……」
誰か(レオンナトス?)「誰もヘファイスティオンの腿の威力にはかなわん……」

わざわざこんな大げさなミニチュアを使ってそんなことを宣言しなくとも
よかろう、アレキサンダー。



アレキサンダー「お前の腿などヘファイスティオンの腿の魅力には
かなわん!」
カサンドロス「オーケー、オーケー、前言撤回するから」

日本のアレキサンダー・オフィシャルサイト

前回書きましたが、日本のオフィシャルサイトがかなり充実しました。
大王の通史を載せているのは素晴らしい。そして、名前をアレキサンダー
とヘファイスティオン以外はギリシア名で統一しているのも、素晴らしい!
about the movieのcastのところのジャレッドの写真も実に美しい。

ただし、storyはほとんどネタバレになっていますので、読まないことを
おすすめします。途中まで簡単に眼を通すのは、失望回避も兼ねていいかも
しれません。
プトレマイオスが「王の生涯のただ一人の生き証人」ということはないと
思いますが、うまくまとめていると思います。映画を見終わって読むと、
「なるほどこういう解釈があるか」と考えさせられもしました。
今思うと、やっぱりここに書かれていた「禁断の愛」はアレキサンダーと
ヘファイスティオンの関係のことだったんですね。

ここにある壁紙、あんまり美しいので自分で加工し直して使っています。

こんな感じ。

今のところ、映画公開後に書かれたfanficはほぼすべて読んでいます。
fanfiction.netにも通いつめてます。もうカプや受攻に対するこだわりも
なくなってきました。アレキサンダーは海外でも受攻論が燻っています。
海外はこれに関しては日本より柔軟ですが、「アレキアンダー」に限っては
議論になることがあり、決まって誰かが「くだらない。どっちでもいいよ」
と言っておひらきになります。自分に関係のない(たいしてハマってない)
カプに至っては、「リバでいい」などと簡単に言えるものの、本当に好きな
カプに至っては、どうもこだわっちゃう、というのは普通のことだと思います。

こうした流れを見てて、ある事実に気づきました(大げさな)。
逆カプというのは、ファンがお互いに尊重しあい、認め合う寛大な心さえ
あればちっとも差し障りになることではないと(笑)!
映画以前、大王はファンの間では受でした(前の日記に書いたとおり)。
でも映画でどうもヘファイスティオンは受っぽい、ということでヘパ受が
増えてきたのですが、それに対しお互いに「ずっと大王は受だと思ってた
けど、ヘパの受もいいね」「これはこれとして、楽しいよね」
「まあ、リバでいいんじゃない」という意見が増えるにつれ、私自身も
うん、まあそうだよな〜別にこだわる必要なんてないや、と自然と
受け入れられるようになってしまいました。

ただ問題は、古代ギリシアではリバは滅多にないってことなんですよね(爆笑)。
一番受だの攻だのにこだわっていたのは、腐女子よりも当の古代ギリシア男
たちであった……。
古代ギリシアには、大人の男、あるいは身分が高い側でありながら受を
する男のことを、「尻にしまりのないやつ(カウノプロクトス)」、
「尻の広がった奴(エウリュプトロトクス)」「尻に穴をあけてる奴
(ラッコプロクトス)」「揺さぶられ男(キヌメノス)」
などという
どうでもいい罵り言葉がありました。個人的には、「揺さぶられ男」
が好きです。なんかリアルで(笑)。ただし、マケドニアはもっと大人の
男同士のホモが横行してたから、また違ってたと思います。

そんなわけで、大王受だろうとヘパ受だろうとクレイトス受だろうと
カサンドロス受だろうと読んでいます。アウチ!(いきなり) 今日
読んだ大王攻カサンドロス受が よ か っ た … … 。
やっぱり皆、映画を見て同じこと考えてたんだなあ。私の頭の中の想像が
そのままficになっててびっくりしたほどです。
大王の逆鱗にわざと触れるようなことを言い、ベッドで組み敷かれる
カサンドロス。犯されながら、本当はこうして欲しかったのだ、と
気づいているような彼の複雑な心理。「アレキサンダーもカサンドロス
も、お互いを嫌っているように振舞いながら」
レイプに至るという
描写に め ま い が。アレカサは私もぜひ書きたいです。
カサンドロス「許さない。私をこんなに傷つけた男を。その子々孫々まで
許さない」とかいう女の情念のようなものを抱くジョナカサ。

プトレミー視点の話もありました。それと、これはまだ読んでいませんが
ヘファイスティオンを失った後の、アレクサンダーとアッリダイオスの
心の交流、というものもありました。

クレイトス視点の、プレスラッシュどまりの激しくファンになってしまった
ficがありました。よくぞまあこんあふうにクレイトスの性格描写を
やってのけたもの!
http://www.livejournal.com/community/atgstories/43794.html#cutid1

いかにもマケドニア的な粗野で無骨で、忠義に篤いクレイトス。
自分が若い頃から見ていた、「フィリッポス王のワインをこぼさないように
必死に運んだ少年(ヘファイスティオン)」が、アレキサンダーのえこ
贔屓のためにいまや自分と同じ位階。経験豊富な年上の男としての分別が
ありながら、江戸っ子気質のため(笑)うまい説得なんて出来ない。
思ったことをずばっと言っちゃう。鼻持ちならない美人の坊やが小憎たら
しくてしょうがない。でも作者がコメントで認めてるように、「憎いのか
可愛いのかわからない」のが本音。ヘファイスティオンを
憎らしく睨みつけながら、「可愛い顔しやがって」「ガニュメデスみたいに
馬に乗りやがる……本人も心がけてるやがるんだ」などなど思い、
回想の場面では、ついつい「スピタメネスがお前の可愛い顔に見惚れて
判断を誤るとでも思ってるのか、子犬ちゃん」と口がすべり、ヘファに
殴られるというエピソードが語られます。クレイトスって、兄貴分ですよね〜。
年下の可愛い子分はいつも大事にするけど、いざその子分が力を増して、
自分と対等に振舞いだすと、やたら腹を立てる。

まあ、この部分はさわりであって、後半では、これまた素敵なアレキサンダー
との関係が語られます。幼い王子が自分のところに走ってきて、
「私が大きくなったら、お前は私の将校になるんだぞ!」などと言います。
よく王子を肩車してやったりもした……あの頃は、本当にオレは王子のことが
好きだったさ。と回想に浸るクレイトス。

やっぱり私はクレイトスが本当に愛していたのは、フィリッポス
なんだろうなあ、と思います。内心、「あんたのガキは、あんたのかわりには
なれないよ。たとえガキがあんたより偉大でもな……」とか思ってたかと
思うとんもーーーーーーーー! 

ほんとやばい、ゲイリー・ストレッチの魅力。クレイトス受をもっと読みたいです。

でも、昨日発掘したficの中で一番のヒットはこちらです。
the world within

作者の返信も入れると現在までに62個のコメントがついています。
スタンスはリバみたいですが、今回はヘパ受です。
映画の中で、アレ&ヘパ&バゴアスがひとつの空間に三人きりになる
ことが二度ありますが、そのうちのひとつのシーンの延長。
このヘファイスティオンは、オットコマエでかっこいい。私もこのくらい
オトコマエなヘファを書こう、と思いました。

バゴアスは、ヘファイスティオンという男が大王にとってかけがえの無い
人物らしい、ということを聞いていますが、具体的に二人の関係が
どうなのかは知りません。そこで、カーテンの陰に隠れて二人のやりとりを
盗み見ます。
ヘファイスティオンは大王に対し同等の人間らしく振るまい、遠慮があり
ません。大王の求めに応じてフェラチオしてもらうヘファイスティオン。
その後、大王のもしゃぶろうとするんですが、大王は「いや、もっと
お前が欲しい」と。
ヘファイスティオンは承知し、ベッドに移動します。
アレキサンダー「ベッドに横になれ」
ヘファイスティオン「いや、今夜はお前に跨りたい」
アレキサンダー「(笑って)騎乗位は俺の方がうまいぞ」
ヘファイスティオン「今度な」

壷の中の潤滑ジェルを手に取るヘファイスティオン。それをアレキサンダー
の指に渡して、彼に解してもらうというのがたまりませぬ。
そういうわけでアレキサンダーはバコバコやります。
終わったあとの、ベッドでのやりとりもスイートです。
アレキサンダーが先に寝てしまうと、ヘファイスティオンは起き上がり、
バスタブ(ダレイオス王の)に入ります。湯に浸かる時少し顔をしかめる
ヘファイスティオンがセクシーです。バゴアスは、自分のような宦官や女たちとは違う
堂々とした体格の戦士が、アレキサンダーのでっかいアレを全部受け入れた
なんて、すごい……悔しい……と思います(笑)。というかコリンと混同
してないか。
ヘファイスティオンは風呂からあがると、簡単に体を拭きます。そして、
「お前がそこにいるのはわかってる」と、突然バゴアスが隠れている
カーテンの前までやってくるのです。
知っていたんだ……! そして最初から見せ付けたかったんだ!
バゴアスはカーテンの裏から出ます。彼はその時、ヘファイスティオンの
蔑みや優越感に満ちた視線を予想していましたが――ヘファイスティオンの眼は。
バゴアスはその眼の中に、ヘファイスティオンがアレキサンダーと築いてきた、
長い、彼の知られざる年月を見出すのでした。

He may begrudge the time I spend with his king, but if anyone would understand how I feel, it is Hephaistion.

彼は私が王と過ごす時間を妬むかもしれない。だが、もし私がどう
感じるか誰かに解釈できるとしたら、その誰かはヘファイスティオンだろう。

ヘファイスティオンは「今夜は王の面倒は私が見る」とシンプルに告げます。
バゴアスはその意味を理解し、頷きます。
「私たちは距離を狭めなくてもいい。だが、私たちはお互いを恐れることも
ない」と、バゴアスは思うのでした。

いい。たまらなくいい。やっぱヘファイスティオンにはこのくらい男らしく
あって欲しいですね。映画ではもっと可愛いんだけど……。

ところで、今日までに通販を発送しました。明後日には皆さんの家に
届くはずです。

コメントもこちらから。私が旅の途中で撮っただいたいが欧米の風景写真が表示されます(地味に交換してます)



2004年12月05日(日) RLFのメイキング本、アレ/ヘパficの紹介


絵になるなあ、このふたりは。

帰ってきてから溜まっていた仕事を片付けたりしています。
毎日何度もアレキサンダーのアーカイヴや情報サイトを覗いては
新しいficが上がっていないかチェックしてます。自分はずっとまともに
書いていない! 指輪やM&Cやトロイなども長いスタンスでやっていこうと
思っているので、気長に付き合ってやってください。
でもそろそろ役者島も続きが書きたくなってきたぞ。

今日はアマゾンで二万円分本を買ってしまいました。古代ギリシア&
ローマ系の本で、到着が楽しみ。その中には300spartans というDVDも。
テルモピュライの隘路にてギリシア同盟軍のために玉砕した男たちの話
です(の、はずです。タイトルで勝手に想像して買いました)。
そのうちのひとつが15000円もするんですよ〜。イギリスの?図書館に
収蔵されてるような本なので高いんだそうだ。
「アレキサンダーの将校たち」という逃す手は無い本。

ハワイで映画のロビン・レイン・フォックスによるオフィシャルガイドを
買ったんですが、これが凄く面白いんだ! RLFの学者らしくない快活さ、
そのうえで紳士的なところなどが伝わってきます。まだ1/3までしか
読んでいないのですが、日本語訳が出たらおすすめします。

オリバー・ストーンとの出会い、その時に二人で話し合ったこと
(オリバーは「ヘファイスティオンは美しい。アレキサンダーもかつて、
彼にそう言ったと思うか」と訊いた、などなど)、あるいは自分が
名著「アレクサンドロス大王」を書いて以来、断続的に齎された
映画界からのオファーの話など、ひじょうに興味深いです。
メル・ギブソン、スピルバーグ、バズ・ラーマンなどを含む大勢の
映画関係者がアレクサンダーの生涯を映画化しようとし(すでに一度
なっている)、そのうちのいくつかは脚本まで仕上がっていたほどで、
それらに対するRLFの率直な考えが書かれています。
たとえば、スピルバーグなどの着想にはあからさまな無関心を見せ、
一度などは、製作会社のオーナーにまで会いに行き(たぶんアポなし)
「君のとこで作ろうとしてる映画はひどい。全部やめて
作り直すべきだ」と直談判し、実際に企画を転覆させたりという
テロリスティック情熱的なことをしてくれています。
あるいは、オリバーと会った時に彼ははっきりと、ちゃんと歴史考察に
基づいていなければダメだ、ということを伝えています。

オリバーの理解力にRLFが感銘を受けたことなども。二人の率直な意見の
交換が素晴らしい。
ほとんど伝説的な女流作家メアリー・ルノーに、RLFは一度手紙を貰っており、
その話も興味深いです。メアリー・ルノーの力は強いですね。もちろん
オリバーも彼女の作品に影響を受けてますし、企画段階で
「東方の第三者の眼で見たアレキサンダー」はユニークだけど
メアリー・ルノーがすでに(バゴアスで)やっている(からだめだ)、
という話も載っていました。

メアリー・ルノーのヘファイスティオン像は映画とはかなり違い、そのことも
あってか、私がいつもチェックしている大王サイトの管理人が昨日こういう
話をしました。「メアリー・ルノーは素晴らしいけれど、みんなこの映画は
彼女の小説がベースだとは思わないでほしい。あるいは、この映画を見て
はじめてこのペアリング(や大王自身)に興味を持った人に、一番の権威は
メアリー・ルノーだ、と安易に言わないで欲しい。というのも、やはり
この映画は彼女の作品とは違うものだし、彼女が書いたアレキサンダーは
やっぱりフィクションなんだから」
これには賛成です。掲示板で教えていただいたとおり、メアリー・ルノーの
代表作で、アレキサンダーの愛人だった美貌の宦官バゴアスの視点で、
大王と彼の周囲の人々の人生を綴った物語、「the persian boy」は
日本でも中央公論新社から翻訳、出版されるそうです。
メアリー・ルノーは日本でも知る人ぞ知る作家で、先日「ハドリアヌス帝の
回想」のレビューでも、「同じく著名な女流作家であるメアリー・ルノー
の本が日本でいまだ翻訳されていない事態は残念だ」と書かれていました。

一方、日本ではやや有名なイタリアの作家マンフレディの本は
ベストセラーではありますが、大王のファンはこの本を高く評価しては
いないようです。
アレキサンダーとその思想が理想化されすぎているとのこと。私はまだ
読んでいませんが、自分がどう感じるか楽しみです。
キリストの「最後の誘惑」で知られているNikos Kazantzakisの
Alexander the Greatは、1941年に刊行された若い世代向けの本のよう
ですが非常に評価が高いです。
彼はギリシア人でありながら、アレキサンダーを理想化することには抗って
この本を書いているそうです。

私が前に紹介し、ハワイでも積まれているのを見たスティーヴン・プレスフィールド
の本は最新の大王ノヴェルといった感じです(少なくとも広く知られている
範囲では)。

SPのヘファイスティオンはセクシーだし、アレキサンダーも理想化せず
書いているところが好きです。残忍性と同性愛を描ききれているか、は
大王ノヴェルでは大きなポイントです。
ヘファイスティオンと出会ってとき、その美しさと馬を扱う技術の高さに
敗北感を抱くアレキサンダーがなんともいいです。
ヘファイスティオンの父アミュントールは自分がアテナイ贔屓のため、
そのことがいつかフィリッポス王の不興を買って息子のキャリアが
ダメになることを恐れ、ヘファイスティオンを長い間ペラの宮廷から
遠ざけていたため、ペラの男の子たちにとってヘファイスティオンは
転校生(笑)だった、というのも実においしい。

そして、ペルシア語を勉強中、うまいこと発音ができない少年がおり、
その変な発音に皆がげらげらと笑い出すと、ヘファイスティオンが
真っ赤な顔で立ちあがり、「私たちは誇り高いギリシア人なんだぞ!
これからこの素晴らしいギリシアを背負って立つんだぞ! ペルシアと
戦い、彼らを征服するためには、彼らより賢く、正しく、勝れた存在に
ならねばならないんだぞ! なのにこんなことで子どもっぽく笑って!」
と怒るシーンがあり、最高ですv

映画の印象では、どこまでもアレキサンダーのイエスマンで陰に隠れている
存在でしたが、こんなオマセなヘファイスティオンもおいしいですね〜。
私にとってのヘファイスティオンはいつもおませちゃんです。
映画では逆に、ヘファイスティオンの子役はぼやーっとしてましたが(笑)。
子ヘファ、子アレキサンダーの名場面で、みんな固唾を飲んで見守る中、
一人だけあっちゃ向いてます(笑)。子アレのコーナー君と同じ
くらい、もう少し大人びた子を使ってもよかったなあ。やはりあのシーンで、
ヘファイスティオンがアレキサンダーに見惚れる、のは必要だったと思うので。


メアリー・ルノーの映像化権は、メル・ギブソンが押さえているそうで、
HBO(米ケーブルTV)でTVシリーズ化するかもしれない、
と言われていました(さてどうなるのか)。
HBO、しかもMLベースとくれば思いっきりホモってくれるはずです。
以前読んだ記事に、他の大王の映画化の動きに関して、RLFがちょっと
過激な発言をした、ということが書かれており、面白かったです。
これはバズ・ラーマンの映画に対しての発言で、彼はオリバーの脚本
は素晴らしいと思ったけど、ラーマンの脚本は(見せられた時)、
「からっぽ」だと思った、と言ったそうです。

さて、そろそろアレキサンダー/ヘファイスティオンficが各地でアップ
され始めました。でも、中にはメアリー・ルノーベースのものも多く、
特にヘファイスティオンの描写がジャレッドと一致せず、それを受けての
前述した発言だったようです。ルノーベースもあっていいと思うんですが、
確かに私なんかが読みたいのは、ジャレヘパですね〜。

ルノーベースの人からは、フラン・ボッシュは綺麗だったけど、映画の
バゴアスは気に食わない、という意見も多く出てきています。少女のような
美少年のはずなので、背が高すぎるし、年上すぎる、とのこと。
その前に、映画のバゴアスは個というものを殺しすぎ(笑)!
大王とのベッドシーンは、カットの場面が早すぎて、正直あの後
二人がセックスしたとは思えませんでした。ラブシーンは撮影してるはず
なので、DVDで見れたらいいんだけど。


映画ベースのアレ&ヘファのficでけっこう素敵なものが出てきてます。
ただし、大きなネタバレになるようなものはとりあえず紹介を避けます。
ロクサネの一人称の短いficなど、よかったなあ〜……。

あるficでは、映画の中で少年アレキサンダーがフィリッポス王に言われた
ことを、大人になりへファイスティオンに言う、というシーンがあり、
感動しました。
幼い頃、父に言われたことをじっと秘めて育ったという演出。それを愛する
人に言う。うーん、唸らせられます!
そのフィクの感動的な台詞(映画にはない):
“The sun rises,” Alexander said, “in your eyes, and sets in your smile.
You are the world to me. The hope of the new day I find here, with you.
I need no sun, Hephaestion, you will suffice until the end of days.”

おお〜なんつー美しさだ。

Sun and Starsというタイトルの美しい話も。ヘファが腸けなげです(笑)。
映画のネタバレになるので詳しくは書きませんが、大王は花嫁のベッドに
行かねばならんというのに、ヘファに息の詰まるような告白されて大王が
困り果てると、「いいんだ、私はお前に幸せになって欲しいんだ。
ロクサネやバゴアスが、お前を幸せにできるなら、私はいつでも自分の
立場を譲る」などとこれが女だったらひじょーに計算高い(笑)
ことを言ってアレキサンダーを翻弄します。

でも、現在出てきてるアレ&ヘファはだいたい、それほどサッピィでも
荒唐無稽でもなく、いい感じです。

私も漏れなくその一人ですが、アレ&ヘファが「セックスが何か知り」
お互いを求め始める……という類の、「初体験&友情→恋愛」ficが
沢山出てきて、ハァハァです。やっぱりおいしいよね〜。

そのうちのひとつが、少年アレキサンダーがとても魅力的。
友達もいなくツンとしてて、いつも庭のベンチにイリアスを持って(笑)
座ってるアレキサンダーに、ある時きれいな少年ヘファが話しかけてきて、
自分が王子だということにまったく物怖じしない様子で隣に座ります。
それからずっと、ヘファは彼の隣の位置を占める存在となり、最初は
うざいとしか思っていないのですが、そのうち、小袋の中のイリアス
のことを、ヘファが「今日も持ってきたの?」というように指摘して
くれるのを待つようになるアレキサンダー。
かわいすぎ!
ヘファが「誰が一番好きだい」と訊くと、アレは「もちろんアキレスだ」と。
そして、「お前はパトロクロスだ」と言ってしまいます。

ところがある時、二人で風呂に入っていると(共同浴場か)、背中合わせ
のヘファがハァハァしています。なんと、マスを掻いてアレキサンダーの
名前を呼んでいるではないか!!
アレキサンダーは怖くなって逃げ出してしまいます。
でも、やがて二人はお互いの気持ちを確かめ合います。ヘファは眠っている
アレキサンダーに口付けし、「もう堪えられないんだ」と言います。
二人は愛し合い、その後、アレキサンダーはヘファにすべてを与えた…
というオチ。まあ物語としてはなんてことはないんだけどね(笑)。

もうひとつ、馴れ初め編。これがまたかわいい。
地図を作成するのに、ヘファイスティオンがペンを片手に夢中になって
いると、アレキアンダーは自分に無関心なことが悔しくなり、インク壷に
指を入れてヘファイスティオンの頬にインクをつけます。
ヘファイスティオンは顔のインクをこすって取ろうとしますが、逆に
顔中インクだらけに。この時、何歳なのだろう、という疑問が生じる。
二人は追いかけっこになり、縺れ合って倒れます。ヘファはアレの上に
乗っかってます。すると、アレは情熱的にヘファを見つめ、キスしようと
します。ヘファは驚き、びくつきますが、すぐに気持ちをリラックスさせます。
するとアレキサンダーは「待て」と言って体位を逆転させてヘファの上に
のっかり、ヘファのしわくちゃのトーガを肩からスリップさせます。
待てよ、何歳だ?

いやでも何歳であれ白いトーガを肩からスリップさせるのはたまらない。
ジャレッドだと思うとカチンコチンコ。
それで何をするかというと、インクでヘファの胸に何か描きます。
「何て書いたの?」ヘファが尋ねると、アレは"mine"と答えます。
すると、愛らしいヘファ、恥ずかしがり、でも一途な光を眼にたたえ、
「私は前からおまえのものだよ」と! ハァハァ……!
そうなるとたまらず、アレキサンダーははげしく、技術の無い
キスをします……ちゃんちゃんv (え!?)

この二人、かなりの割合でバ、バカップル!? バカップル!?
私が先日アップした「潜む陰」もばかっぷる気味ですが。
実際映画で、あれだけバカップルっぷりを発揮されては、フィクでも
それを追随するしか。私はもう、アレキサンダーの
「へ、ヘファっヘファイスティオンヘファイスティオンっヘファ(略)」
に対して、ヘファイスティオンがいつ「…俺たちバカップルぽくない?」
と言いだすかとそればかりが気になって。でもそうするとたちまちアレキサンダー
は「いいではないか……たとえバカップルだろうとも。私はお前を愛してる。
そしてお前も。それでいいではないか……」などとのたまい、ヘファを
腕に抱き、ヘファも抱きしめ返して「ああ……そうだなアレキサンダー……
お前とこうしていられるなら脳が腐ったってもうどうだっていい」とか言い、
しかもそれが将校たちが揃ってる作戦会議中だったりするわけだな。
もちろんプトレミーやペルディッカスは表情ひとつ変えずいちゃつきが
終わるのを待ってるわけだな。「今日はいつもより長いな〜」


もうひとつ馴れ初め系萌えficを紹介。
http://www.fanfiction.net/s/2156804/1/
これなんですが、うーんいい! 二人のPOVで語られてます。
「いつからだろう、彼への純粋な友情が、愛と欲望に変わったのは…」
てな感じです。ヘファイスティオンに、はっきりとした欲望を抱きながら
どこか臆病なアレキサンダー。
それに対し、ヘファイスティオンは

I knew from earlier this year that he has started to look at me
differently. It was no longer the innocent brown eyes that had
captivated me as a youth, but with the eyes of a man.

「今年の早い段階で、彼が私を違う目で見るようになったことには
気づいていた。それはもはや、私を魅了した無垢な若者の茶色い眼では
なく、男の眼だった」

あーいいなあー少年が雄男に変わる時!
けれどヘファイスティオンは、「もちろん彼が正しい言い方でその気持ちを
告げてくれたら、自分のすべてを与える用意がある」けれども、アレは
もっとも高貴な身分の人間だし、二人が築いてきたこれまでの友情が
壊れることも恐れています。
彼と寝たいけどそれだけじゃ嫌だ、というヘファイスティオン。

この後、二人は川遊びをするのですが、当然の展開として縺れ合い、
おっぱじめそうになります。しかしここに、なんとかっつー友達がやってきて
二人は離れます。なんとかっつー(将校の名前ではない)若者は二人に
「君たちはやっぱりそういうことになってたんだな」と言いますが。
アレキサンダーはヘファイスティオンを抱きしめ、「このことは、今のところは、
黙っててくれるか」と友人に頼みます。友人は承諾します。
アレキサンダーはヘファに言います。「話し合う必要があるな。今夜、
食事の後で私の寝室に来てくれ」

ヘファイスティオン、イエィ! ついに夢が叶う! というところで、
無情にも続マーク。

あー続きが楽しみ。
また良質ficがアップされたら紹介します。でも、ずっと前に紹介した
バゴアスと三人のficほど萌えるものには出会えないなあ。あれはたぶん
ヘファが攻なんですが、彼がとっても魅力的です。
ヘファ攻アレ受ファンのコミュニティにあがってる話もかなりあり
ますが、これがまたすごくいいのが多いんだ〜。映画の二人とは違う
んですが、こっちはどちらかというと、ヘファイスティオンが大王に
もっと遠慮のない感じが多いです。私は、あんまりヘファが大王をラフに扱う
ものは好きじゃないんですが、対等な感じは好きです。というか、
大王が男らしくさえあればなんでもいいです。

今日もまとめて随分書いてしまいました。
明日は日本のオフィシャルサイトの紹介など。ひじょうに美しいです。
また、名前はアレキサンダーとヘファイスティオン以外はギリシア名で
統一するようで、よくやってくれた! ヘラルド! 一番理想的です。
私も日本語版の表記に倣うよう心がけます。
指輪のSEEも劇場公開するらしいですし、色々とやってくれますね。




コメントもこちらから。私が旅の途中で撮っただいたいが欧米の風景写真が表示されます(地味に交換してます)



2004年12月02日(木) こまごまとしたいろいろなこと

帰国しました。連日ハワイからレポを書いてましたが、
あの頃はしあわせだった……ぎゃーっ禁断症状。本当に
困った。明日には危篤状態に陥るかもしれない。いよいよになったら
今月もう一度ハワイへ……観たい。たまらなく観たい。あの映画を。
男たちの生足を! 監督命令で剃ったという彼らの生足を!

ペルシアの男は剃ってたらしいけど、ギリシアではその習慣がなかった
んですよね。コリンも剃らされた発言はしてましたが、なぜ?という
ファンの問いかけに対し、別のファンがジョークで、
「彼らはペルシアに攻め入って、男たちの美しい足に感動して、
自分たちもああなりたい、と思ったんじゃない」と言ってました。
映画で剃ったのは見栄えが悪いからでしょう。
男たちを美しく見せようとするオリバーの挑戦は涙ぐましい
ほどです。もちろん成功している。この映画の男たちの美しさは、
ヨーロッパ的です。オリバーは母親がフランス人で、フランス語も
できるそうで、彼のアメリカ人離れした芸術性のルーツ見たり。

昨日アップしたレビューに書いた通り、コリンは言いました。
「俺はこの映画を本当に愛しているからこそ、今回ばかりはいつもは
読まない批評を読んだんだ。そして傷つけられた」
彼は批評家のことを批判しはじめ、自分はこの映画を愛してる。誇りに思う
と主張しています。批評家の批評は彼のキャリアにとっては決して
プラスになることではありませんが、でも言わせてください。
GO COLIN! GO! WE ARE BEHIND YOU!

確かに欠点はある。でもこんな無残な叩かれようはあまりに不公平です。
この不公平さはルーツを辿れば結局は「ホモ嫌い」に行き着くことが
わかってくると、さらに哀しいです。
ホモだから嫌いだ、という人はまだいい。もっと厄介なのは、そんな自分の
気持ちにすら気づかずこの映画を嫌っている人たちです。
嫌いといわないまでも、ホモのシーンには(たとえどんなに素敵な男優同士でも)
おかしな形の雲を見るよりも興味が湧かない、という人は、まったくこの
映画を楽しめないはずです。
二人のキスシーンやセックスシーンがなくてよかった。
もしあったら、どんな野次や妨害が入ってたことか……。
オリバーは正しい選択をしましたね。

モンスターはレズの話でした。私はレズではないけど、二人の関係に
とても感動したし、いい映画だとも思いました。でも私は10年くらい前なら
レズに偏見があったので、その頃見てたらもしかすると「そんな気持ちに
なるわけないじゃん!」と捉えてたかもしれません。
でもきっと、自分はレズフォビアだとは認めなかったでしょう。そして
「モンスター」がレズエレメントのせいで好きになれない、という事実に
すら気づかなかったかもしれません。きっと、「ただくだらない」と
言っていたと思います。

またここにきて、アメリカンとヨーロピアンの戦争が勃発しています。
様々な板でけなしあい。「この映画は、アメリカ人の知能レベルをよく
表わしてくれた」などという記事まで出てきてます。これは、
アメリカ人は「考えさせられる映画」を好きではない、という意味です。

ちょっと話題になってたことで、「コリン・ファレルは
男とはセックスしてるよ。彼は詳しいことは言わないけど、そのことには
全然躊躇がない、と認めている、と言ってた」という書き込みを見て
どきどきしてます。そうであってくれや!
だって、ジャレッドのことも「かわいい」と認めたようですが、
リクルートのDVDコメンタリーで、ぼそっと「…見ろよ、彼かわいいよな」
と共演者のことを言う箇所があり、慌てて訂正のようなことをしてました。

これはRPSでいつか書きたいと思ってることなんですが、彼はサッカープレイヤー
だった父親がおり、兄のイーモンはゲイで、そうなってくると
コリンとしてはとてもじゃないが「自分もゲイだ」とは家族に言えない
んじゃないか、と勝手な妄想を働かせてます。ただでさえ父親と険悪な時期
があり、最初は祖父、父と同じくサッカー選手になろうと思っていて、その
期待にこたえることが出来ず、そのうちイーモンがゲイだと公表してしまって
からは、とてもじゃないが自分も男が好きだなんて認められないはずだ!
↑すでにそういうことになってるのか。

彼はダブリン時代ゲイバーで踊ってたなんて話もありますが、
彼と寝た男の話では「彼はいつも男と寝る時"あんたがはじめてだ"
と嘘をつく」らしく、す、すげーリアルで萌える。
いかにもコリンじゃん〜。ficに使おう……。


ジャレッドインタビュー

ジャレッドのインタビューを見ました。8分もあり、一度通して見た
だけなのですが、色々と面白いことを言ってました。覚えている限りでは、
・自分はヘファイスティオンという男が好きで、彼とアレキサンダーの
 愛を理解できる
・アリストテレスやアレキサンダーの本をかなり読んで勉強した
・映画選びで大事にしてることは三つある。良い脚本、良い監督、良い共演者だ
・コリンは寛大で、大きな心を持ってて、リーダーシップがり、
 アレキサンダーに似てるところがある
・二年のブランクがあったから、少し心配していた(ヘファイスティオン役を演じることに)。
・アレキサンダーとヘファイスティオンの愛は、映画において一番大切だ
・ニコラス刑事と共演する「lord of war」世界に銃を売り捲る映画
・次の映画は、手術台で心臓の手術をされた男が、麻酔をかけらえたのに
 自分の身に起きたこと(心臓を開かれることなど)をすべて覚えている、
 というような話

あとはアレキサンダーが偉大なのは何故か、という質問に対し、
たいして気合の入ってないことを言ってました(笑)。いや、この
質問は難しすぎる。大王ファンである私でもまともに答えられません。


ヴァルのインタビュー

このクリップは、ヴァル・キルマーのインタビューなんですが、
「フィリッポスは自分の息子と母親の関係を嫉妬してますね。
母親役のアンジョリーナ・ジョリー...」
と言おうとして、「アレキサンダー・ジョリー」と言って
しまいそうになるとこ、大爆笑です。
しかしインタビュアーが「映画は批評家に叩かれているね」という
話をします。でもヴァルはこの映画を誇りに思うと言ってます。


日本でブレークするのは早くても来年一月……世間的にどうであれ、
腐女子の間では間違いなく大ヒットです。そして、すでに私は大王繋がり
の海外の友人たちから、「日本で同人誌が出たら送ってくれ」と
通達がきているので、もしこの日記を読んでいるアナタが同人誌を作れば、
アナタの同人誌は海を渡ることになります! ←どんな誘い水だ。

私はもう今から5月くらいにオンリーイベントをやる、とかいう
バナーを出してもいいくらいです(本気じゃない)。
とりあえず、2月の映画オンリーはアレキサンダーをプッシュして出します。


コメントもこちらから。私が旅の途中で撮っただいたいが欧米の風景写真が表示されます(地味に交換してます)




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