- Daily *萌* -
DiaryINDEX|past|will


2004年11月20日(土) LAプレミアの前後話

今日、アレクサンダーの脚本家の一人が、ホミサイドの脚本家だった
ことを知りました。とはいえ、調べてみるとホミサイドがもっとも優れた
ドラマだった1-3シーズンにはノータッチだったようです。
またロドリゴ・プリートという最近の比較的若い写真家も携わって
いますが、25th hourや、今度ヒースとジェイクがホモな
Brokeback Mountain にも携わっているようです。なんでこんなことを
調べたかというと、Oさんにウルヴァリンはスピンオフとして映画化
されるらしい、しかも脚本がトロイと同じ、と聞き、確かトロイの
脚本は25th hourのデイヴィッド・ベニオフだった、と気づいたからでした。
そのデイヴィッド・ベニオフはやはりトロイの脚本も手がけてたんですね。
まったく違う二つの作品。トロイは構成そのものに難はありましたが、
脚本そのものは悪くなかったと思うので、がんばって欲しいです。

さてさて、キング・アーサーにも勝る酷評を受けているアレクサンダー
ですが、最新TVスポットが出てきました。これが切ないんだ。
特に酷評しているのはIMdbの素人レビュアーなのですが、IMdbは
やはりとても有力な映画関係サイトですね。このことはニュースにも
なり、急遽WBが新しいTVスポットを作成したという感じです。
こちら
何が切ないのかというと、"the best film of the year"やら
"stunning"やら躍っている文字、ずっとプロレビューをチェックして
いるので、こんなレビューがあったなら見逃しているはずがない、と
よくよく出自に目を凝らしてみると、dark horizonとあります。
なるほどDHは、私もひいきにしている、anti it coolなどよりは
はるかにまともな映画情報サイトではあります。ここのレビューは
概ね信用しています(基本的に自分の感じたことと一致するからですが)。

しかしだ、ほとんど現在のところ、ポジティヴなプロレビューを書いて
くれているのはここだけ。しかも、このTVスポット、DHのレビュー
から二度も引用している! 他はそれほど有力じゃないオンライン
映画サイトのもの。かなしい〜っ。普通、「ワシントン・ポスト」だの
「シカゴ・トリビューン」だの「ローリング・ストーン」だの
有力紙の名前が連なるのに、いい映画サイトとはいえ、あくまで一般的
ではないDHから引用しなければならなかったことの方が、より
悲壮感を漂わせる結果に陥っている気がするのは、私だけではないはず。
これが全米ネットワークで流れたと思うとなあ。

ちなみに、ローリング・ストーン誌はアレクサンダーに、早くも
★ひとつ、という極辛評価を下しています。

ともかく、greatではないがgood、というのが現在までに登場してる
一番ポジティブな意見といってもいいでしょう。


プレミア前後の、コリンとジャレッドの動向に関する記事や
インタビューをいくつか読みました。残念ながら、まだジェイ・レノ
のゲスト出演の映像はアップされていません。
まず、プレミアでの再会は久しぶりの再会ではなく、その前日(11/15)
にMCNのQ&Aセッションにロザリオと三人で参加していました。
微妙な面子だ! これがその時の写真です。


この写真が小さくて残念! でも、二人の距離は人ひとり分に縮まりました(笑)。
妻と愛人で、コリンを挟んで欲しかったなあ。

変わった服を着てますね。

素敵だ。

コリンのジーンズ&胸あけアクセじゃらじゃらはなんとかっこいいのだ。
この人の格好(私服含む)に失望させられたことはない。
ついでに前からわかっていたことですが、彼は足がとても長い。

コリンは、「アレクサンダーの死の原因は、誰にもわからない。
ヘパイスティオンは彼が死ぬ前に死んだ。じゃあ心が砕けたからか?
ロマンチシストはそう考えるだろうな。俺もその一人だよ」
と発言したそうです。

ところでちょっと残念ではありますが面白いコリンの記事が出てきました。
コリンがA Home At The End Of The Worldで男とキスをしたことについて、
こんなふうに発言しました。
「いいや、あれは単にすごく居心地の悪い行為だったよ。
俺がダラス(・ロバーツ)と仲が良くて、すごく好きという気持ちと
同じくらい楽しめなかったよ。俺はジムに行くのは好きじゃないけど、
男と二秒キスをするくらいなら、二十分ウェイトを持ち上げる方を好むね。
もうずっと前から知ってることを教えられたよ。俺は男の子にキスを
するのは好きじゃないね。男の無精ひげがあんたの唇に触れたら不快だと
感じるように、俺にとっても不快だったね。それはゲイの男たちが、
女のプッシーに舌を這わせるのが不快だというのと同じだよ。
俺としてはちょっとパニックになっちゃったよ」

へっへっへ、ついに逃げ出したな、コリン! 彼はダブリンのゲイバーで
踊っていただとか、兄貴がゲイだとか(これは事実)、色々といわれて
いますが、ここにきていい加減嫌になったんでしょうか。
アレクサンダーを撮影したのは、A Home At The End Of The World
の前だと思うので、この発言は興味深いです。もちろん私は、
この発言をそのまま受け止めてはいません。
彼は映画にはもともと使われる予定がなかったことになっていますが、
ジャレッドとキスシーンも何度か撮ったし、フランシスコとも撮ったので、
どういう意図で言ってるか気になります。
私の頭の中では、先日のLAプレミアと繋ぎ合わせて、すでに
懲邪のficが出来上がっています(笑)。

コリンはプレミアにきちっとスーツを着込んできたことが話題に
なっています。「やろうと思えばきちっとキメれるんじゃない!」
なんて言われてます。ヴァル・キルマーは確か服装のセンスが無い
ことを一時期タブロイドで書かれましたが、今回はいい感じでした。
ロバート・ダウニー・ジュニアと友達のようで、二人で仲良く
インタビューに出てましたね。RDJはきっとジャレッドとも挨拶をしたかと。
インタビュアーに「ハンサムに見えるわ」と言われると、ヴァルは
「コリンを見たかい? 彼、今日はハンサムだね」と言ってました(笑)。
そして、この映画は「男同士の愛さ」とも。

コリンは、「今日は私の18歳の誕生日。コリンお願い、キスして!」
というボードを掲げた女の子のもとに走っていって、抱きしめていました。
キスはしなかったそうです。でも、この走ってく姿がカッコよかった〜。
息子は今13ヶ月で、自分の人生で一番素晴らしいこと(息子を持ったこと)
だと言い、今は付き合ってる女の子はいない、と言ってました。

ジャレッドはというと、記事では「ジャレッドはどこか親しみやすくなく
近づきにくかった」とのこと。やっぱりナーバスになってたのかな。
でも、始まる前に誰か(ファン)に後ろからお尻を鷲掴みにされた
らしく、これにはかなり驚いたらしいんだけど、「まあアレクサンダー
だから、ギリシア的愛ってことだろう。許されることだよ」というような
ことを言ったみたいです。
その前日、彼女であるスカーレット・ヨハンセンが主催したアートの
展示会に姿を見せたそうですが、これに対してはインタビューで
「ある人が行って見て来いって言うもんだからね……」と
気のない返事をしたそうです。

ついでに、この展示会があったのと同じ日に、彼は上に貼ったQ&A
セッションに出席しています。どちらが先かはわかりませんが、
服装が同じなので、ハシゴしたんでしょう。ファンがこの日、彼と
遭遇して写真を撮られてましたが、浮かない顔をしてました…。

何人かの方にも送っていただき、ファンサイトにも載りましたが、

これ! おかしいでしょう〜。
「ごめんねスカーレット、ジャレッドは君のこと見てないよ!」
記事の冒頭には、
「ジャレッドのためにも、重要な電話だったらいいけどね」
とありました。そこで、作ってみました。


メールの内容は、
コリン:「明日Q&Aセッションの後、飲みにいこうぜ」

これをパパラッチに撮られたのが、11/14。
スカーレットの展示会とQ&Aセッションでコリンに会ったのが11/15
LAプレミアがあり、死ぬシーンで観客に笑われたのが11/16

そのうえ「男とのキスはやっぱり嫌いだぜ」と彼とキスした男に
言われる。現在、アレクサンダーのアマチュアレビューは惨憺たるもの。
しまいには、後ろからケツを触られる。
なんだかすごくかわいそうになってきた。
今月がこれ以上彼にとって過酷にならないことを祈ろう。

コメントもこちらから。私が旅の途中で撮っただいたいが欧米の風景写真が表示されます(地味に交換してます)



2004年11月19日(金) HBOの映像

順番に片付けていこうと思います。
この三日ほど、アンジーやコリンが皆さんもよくご存知、日本でも
NBCチャンネルで見れるジェイ・レノ・ショーやコーナン・オブアイアン・
ショーなどに次々と出ています。昨日、コリンがジェイ・レノと
対談した時ですが、彼はジャレッドがいかに美しかったかという
ことを話したそうです。今夜あたり、ネットで見れると思うので、
見たらまた感想を書きます。

プレミアでもプレスセッションでもジャレとコリン、まったく
一緒にいないんだから! くやしい。なんかコリンがやけにジャレッドに
そっけない気がするなあ。早くショーを見たいです。

この日記に直接飛んでいる方もいるようですが、できることなら
サイトのトップ経由で飛んでください。サイト自体も見ている場合は
日記に直接飛んでもかまいません。中には検索ワード繋がりで日記に
飛んで、日記だけを読んでいる方もいるようですが、サイトはこちらです。
http://slash.sakura.ne.jp/
エンピツには解析機能があるので、トップ経由じゃない方が多くなって
くると、この機能をオンにしようと思います。
それから、日記のフォームメールを使用する際は、できるだけ名前とメール
アドレスを(両方とも)お願いします(必要なら返信します)。

最近は、コリンやジャレッド、アレクサンダーに関するメールや
書き込みをたくさんいただくようになって、私も嬉しいです。
来年オンリー開催するか? (気が早い)。
イベントなどでは冗談でそんな話はしてましたが、昨日鏡月さんと
電話で話してる時もそんな冗談になり、鏡月さんに「お茶会」という
もののことを詳しく教えてもらい、
「あ〜だめだ! お茶会なんてそんな大変なことできない!
私にはやっぱり絶対オンリーは無理!」
と言ったら、
「別にお茶会にこだわらなくてもいいじゃん」
とツッこまれました。

でも来週ハワイで見て、こらM&C以上にブレークするわ!
とわかったら、積極的に普及活動をしたいです。
逆に、ハワイから何の音沙汰もなくなり、帰国後もいっさい
アレクサンダーのことを語らなかったら、そういうことだと
思ってください。
イベントで会ったら、まったり微笑んで
肩をひとつポンとたたいてやってください。

数日前にHBOで放送されたアレクサンダーのfirst look映像。
これ見た限りは、すごいけどね〜映画構成に問題があるのかなあ。

HBOのfirst look


最初のムービークリップは上の画像をクリック↑
ちょっと音が聞こえないのと、聞き取れないのが重なってわからない
ところも多いです。

とてもすべてのショット、すべての台詞に感想をつけられないので、
目立ったところだけ。

最初にオリュンピアスを羽交い絞めにして「私に従え」と命じる
フィリッポス。彼女をレイプしようとします。アンジーとヴァルの
演技は高く評価され、映画が公開されてコケなければ、ヴァルはオスカーの
助演男優賞にノミネートされるだろう、と言われています。

その直後、コーナー・パオロ演じる少年アレクサンダー。
誰が隣にいるかわかりませんが、女性のような声
"like achilles"と言ってるのかな。オリュンピアスかと思ったけど、
もしかして少年ヘパイスティオン?
「アキレスのように」といわれた後と、王子が何か言うんだけど
私には聞こえないー。"...never hurt me" 何と言ってるんだろう。

そのあと、ジャレッドが「王は生きている!」と叫んでアレクサンダーの
手を引っ張り上げようとするんですが、アレクサンダーはこれを拒んで
いるようにも思えます。

「馬のように跳ねて、別の幻想に分け入りたい」と話す大王。
ブケファラスに乗って野を駆ける少年アレクサンダーの感動的なシーンも
あります。

オリュンピアスとアレクサンダーのシーンも随分出てきています。
このクリップ内にはありませんが、オリュンピアスが息子に、
フィリッポスはお前に王位を与えることはない。なぜなら、エウリディケ
は子どもを生み、フィリッポスはその子どもに王位を与えるつもり
だからだ、と。アレクサンダーが「彼は私を愛している」と反論するも、
オリュンピアスは、お前が年を取ったとき、その子どもは今のお前のように
20才の若者になるんだよ、と話します。
なんて説得力に満ちた素晴らしいダイアログ!

でも、見ていると母と子の関係はそれでも感動せずにはいられないものが
あるみたいです。既に出てきた映像で、ちょとうるうるきました。
大王の有名な台詞「9ヶ月腹を借りただけにしては、随分手痛い賃金だな」
という台詞もあるらしい。肩を揉まれてる時かな。

ここから続く映像の中には、バゴアスも登場します。
インタビューがはじまると、アジア人の容貌の女性が登場するのですが、
こういうシーンを見るとオリバーストーンでやっぱりよかった、と思ったり
します。

新しい大王とヘパのシーンも登場しました。
アレ「子どもの頃、母は私を神聖な子だと。だが、父は私を弱いと。
 私はどちらだ、ヘパイスティオン?」

心の悩みを打ち上げるアレクサンダー。ヘパイスティオンは心配げに、
というより「また始まったのかよ!」とでも言いたげな表情。
ちょっとジャックとスティーブンみたいな感じもするな(笑)。


次はクリップの2です。


フィリッポスがみっともなくコケてアレクサンダーに
「お前は追放だ! 私の土地から出ていけ! こんちくしょう!」
と叫ぶシーンが。

大王が血だらけになって、多分ダレイオスに対して「臆病者」呼ばわり
するシーンがあります。

パルメニオンが大王に、「あなたの父はあなたを誇りに思うでしょう」
と言うと、大王がパルメニオンを抱きしめます。いいなあ、このシーン。


次はクリップの3です。

最初にプトレマイオスが出ますが、いい感じです。
真ん中をすぎたあたりで、手紙を読んでいる大王の肩を揉む
ヘパイスティオンが登場します。たぶんオリュンピアスが言っている
ことが書かれているんだろうと思います。お前の
コンパニオンたちは影となって、お前の名は永遠に歴史に残り、
他の追随を許さない、ということが書いているのを、ヘパも一緒に
読んでいるのが面白いです。母親の手紙さえ共有する二人。

その後、パルメニオンが「私たちにマケドニアの空気を吸わせてください」
と嘆願するシーンが。映画の中の彼の役割が見えてきます。


4です。この中に、大王がちょっとおかしくなっているシーンがあり
ますが、ヘパが死んだ時か、クレイトスが死んだ時ではないでしょうか。

年老いたプトレマイオスが大王の石像を見ているシーンは感動的です。
大王が、おそらくプトレマイオスを立ち上がらせて、
「言え」と言っているシーンも気になります。その前の一言は聞き取れ
ません。

それにしてもヴァル・キルマーとコリンは深いことを言うなあ。
疲れてしまったのでこのへんで。

コメントもこちらから。私が旅の途中で撮っただいたいが欧米の風景写真が表示されます(地味に交換してます)



2004年11月18日(木) ショッキングなヘパの最期

萌えてばかりはいられません。昨日のプレミアを経て、たくさん
のレビューが上がってきていますが、アレクサンダーに関する
意見は真っ二つに分かれています。半分は、「今まで見たオリバー・
ストーンの映画で一番くだらない映画」、「人生の3時間を無駄に
費やしたいなら、映画を見るべき」と酷評し、半分は「今年一番の
映画だ。オスカーも遠くない」「こんな胸打たれる映画はない」などと評しています。
私がひとつだけ確信していることは、この映画は映画史に残るような
傑作ではないだろう、ということです。ここまでボロクソに言う人が
大勢いて、かつ「大王ファンだけど、せいぜいトロイ級だね」と言う
人もいるということは、goodではあってもgreatではない、と言えるでしょう。

ただし、少し気になるのは、戦闘シーンすら意見が割れていることです。
「素晴らしい戦闘シーン」と言う人もいれば、「見たことも無いほど
ひどい戦闘シーン」と言う人も。
憶測を立てるなら、これには主に二つの理由がありそうです。まず、
象との戦いのシーンは見ごたえがあり、とてもいいということで
同意を見ているもようです。ですが、最初の(グラニコス?)
の戦闘シーンは砂漠で撮影されていて、すごい砂嵐の中での戦いらしく
何が起こってるのかよくわからないらしいです(見る人によっては)。
これがリアリティを追求した結果なのか、単なる撮影ミスなのかは、
オリバーのみぞ知る。
もうひとつの理由は、後半の(あえてどこでとは言いませんが、それなりに
納得のいく)戦闘シーンで、画面がナチュラル・ボーン・キラーズ
よろしく画面が赤っぽくなるらしいです。これがとてもばからしく見える、
という意見がけっこう聞こえます。

戦闘シーンを離れると、大きく批判を受けているのはアクセント問題です。
もうひとつは音楽なのですが、私は聴きすぎて耳がばかになってるので、
この意見の吟味は保留に。

面白い意見として、こういうものもありました。アレクサンダーの
ことなんてちっとも知らないし興味もないが、大王の愛人の男とは、最後には
キスをしたりファックをしたりしてくれると思って期待していたのに、
最後まで見つめ合いで終わったことには、ひどくがっかりした、というの
です。つまり、二人の愛が最初から最後まで、観客の眼には「平行線を
辿っていた」結末に、肩透かしを喰らい、逆にテーマが見えなくなったと
いうことでしょう。確かに、大王とヘパイスティオンの関係、大王史に
おいて、ヘパがなぜ、いかに重要か(つまり彼の死が大王の寿命を縮めた
という事実)を事前に知らなければ、一体何がどうだったのかと思う
かもしれません。

ネガティブにこき下ろしている意見がすべて、知識がないからとか、
「知的ではないせい」と簡単に片付けることは出来ません。確かに、こうした
ことが、いかにこの映画にとって不利になっているかは、色々なレビューを
見ていてわかりました。たとえば、こんな意見がありました。
大王が戦いの前に兵士たちを鼓舞するためスピーチをしていると、
鷲が頭上で旋回し一声鳴きます。すると、大王はいったんスピーチを
中断してそれを見上げ、それから「ゼウスは我らと共にある!」と
叫びます。このレビュアーは、「あの鷲のくだりはなんだ? スピーチを
中断する一間も、鷲もくだらない」と書いていましたが、これは明らかに
鷲が古代ギリシアにおいてゼウスの化身だ、ということを知らないための
反応です。一方私はこのシーンを見て感動しました。

しかしレビュアーがつけたほかの映画へのレビューを読んだり、
文章の中で述べられていることを吟味したりすると、彼らの中にも
理性的に解釈できる映画を見る眼が肥えた人が大勢いることもわかって
きました。それを聞くと、やはりこの映画には欠点が多いように思えます。

たとえば、時間軸です。「10年前」「20年後」と過去や未来を
行ったり来たりするらしいのです。これは確かにきびしい!
しかも会話ばかりで劇が続くものだから、3時間はファンでも長いと
感じるそうです(もちろん、スラッシャーは例外です)。

しかし、実はこうしたことよりも、いたくショッキングな話を聞き、
朝から動揺しています。
このショッキングな話の内容は、いろいろと考えてみたのですが、
今後の皆さんの観賞の明らかな支障になると判断したので、詳細は
書きません。
大筋を書くと、ヘパイスティオンが死ぬシーンで、なんと笑いが
起きたというのです。それはオリバー・ストーンが演出したヘパイスティオン
の死際、それに対する大王の反応が引き起こしたものなのですが、
聞いたときは本当にショックだった。何がショックかというと、
映画のヘパイスティオンの死際は、話を聞いた限り恐ろしく残酷で、
恐ろしく感動的で、恐ろしく哀しいのです。私はこの演出を聞き、
この話とマッチすると思われる、既出の大王が気狂いになるシーンを
繋ぎ合わせ、胸をズドンとやられたような気分になりました。
すでに見たアレヘパファンによると、このシーンは
映像としては物凄く美しいし、ジャレッドも、コリンも、迫真の演技
とのこと。
話を聞くと、笑う人がいた(一部では大勢だったとも)というのは
残念ながら予測できる事態です。しかしながら、フォーラムにも
「ヨーロッパ人は誰もこのシーンで笑わないだろう」と書き込みが
ありましたが、私の予想では、日本人なら誰もこのシーンで笑ったりはしない
でしょう。余談ですが、別の書き込みで「そういう人たちはいるんだ。
私は、旅の仲間のボロミアが死ぬシーンを見て、隣の若い女の子たちが
笑っていたのを、決して忘れられない」ともありました。実は私も
RotKであった、こういうことが。
「他人の反応に影響されないことだ」と言う意見が書き込まれており、
賛成ですが、ハワイで一発目見て、ヘパが死ぬシーンでまわりに
笑われたらどうしよう。どんなに侮辱されたと感じるだろう……。

しかしショックなことはまだありました。実際これが一番ショックだった。
なんと、プレミアでヘパイスティオンが死ぬシーンを見て、観客から
笑いが起きた時、ジャレッドが遅れて会場に入ってきて、笑い声を聞いたと
いうのです。
もしこれが本当なら、彼はどんなふうに感じただろう。胸が痛いです。
コリンや他の役者と違い、キャリアを確立したとはいえないジャレッドは、
この映画に色々な望みを託してたかもしれない。しかももしおばあちゃんが
見てたら、と思うと居た堪れなくて苦しいです。
開場前笑顔が少なかったのはナーバスになってたからじゃないといいけど。

また、実際かどうかわかりませんが、こんな嫌な話も。
ある大学で試写会がおこなわれた時、あんまり長すぎて、ヘパイスティオン
が死ぬシーンで「カット(しろ)!」という声が飛んだとも。
彼らはもちろん、アレクサンダーとヘパイスティオンの愛に心を
動かされなかった人たちです。ネガティブなレビューでも、二人の愛を
こき下ろしたりするのを見ることはまずありません。
ですが、アレクサンダーは、どれほど深くヘパイスティオンを
愛しているか、どれほど彼と一緒にいたいと思っているか
を繰り返し繰り返し繰り返し見せつけ、
見ていてうんざりする、という
意見はけっこう見かけます(笑)。おおいにけっこう!


二人に関する愛のやりとりは、正直こんなに期待していなかったので、
自分の中で処理しきれずいっぱいいっぱいです……。
たとえば、映像でも見ましたがこれ。

母オリュンピアスからの手紙を読む大王の、肩を揉むヘパ。
それは少なくとも騎兵隊長がやることではない!
お ま え ら さ て は 夫 婦 だ な 。 

前に、ロクサネが夫であるアレクサンダーが、自分よりもヘパイスティオン
を愛していると気づくシーンがある、と書きましたが、噂では(噂ですが)
どうもヘパが猿を可愛がってる時のようです(んな漠然としたことを
言われても)。

ヘパ、アレ、そして気のなさそうなロクサネ。
ネタバレはしたくないので読んでいません。
本当はヘパの死に際も読む気がなかったんですが、
間違って読んでしまいました……。

あと、はっきりとはわかりませんが、二人とも服を着たままで
ベッドに寝転がってるシーンがあるらしいんですが、これは私が前に
日記で「こんなシーンがあるといいな♪」と書いたそのまんまではないか!
イッソスでダレイオスのベッドに寝転がり、天蓋を見上げ、
「これが、王というものなんだな、ヘパイスティオン」と言う大王。
映画とぴったり当たってたら拍手してくれ!

最も決定的なシーンがもうひとつあります。ロクサネとの結婚式
の前夜の出来事です。映画の始まり方と対比させて考えると
「オリバー、見事だ!」と言うしかありません。これは、多分映画そのもの
の一番大きなネタバレになるので、伏せておきます。ただし、
二人がおこなうことはセックスではありません(笑)。

話は打って変わって、映画においては父フィリッポスにも男の愛人が
登場するようです。これはパウサニアスを指してると思いますが、
見たところ、クレイトスも愛人扱いなのかも。

クレイトスとフィリッポス。ゲイリーのクレイトス、かっこよすぎ。
そして気づく……フィリッポス/クレイトスは、かなり萌えかもしれない
ことに……。

でもってこれを見ると……自分を抱く男の息子(アレクサンダー)を
可愛がる年上のアニキ、クレイトス(ハァハァ)。
うぎゃっフィリクレ(笑)、たぶん書きそう……。

たぶん同人界ではアレクサンダーは受になると思いますが、
大王自体は受けっぽいんだけど、ヘパとのやりとりを見ると
攻に見えるんだよなあ。難しい人だ。私はヘパ受寄りのリバで、
他の部下とはあれ受だったりするのかな。
最近個人的にブームなのは、メムノン攻アレクサンダー受です。

HBOの映像については、また。

コメントもこちらから。私が旅の途中で撮っただいたいが欧米の風景写真が表示されます(地味に交換してます)




WEB拍手のレスはこちらから DiaryINDEX|back|new

RPSのきわどいのはマイピクに上げてます。気軽に申請してください。

変態の本性を晒しているアカ。slash ficレビューなども。Follow me now!

Not His Day (footballのID&PW制同人サイト)
RPS小説のページ。ID&パスがわからなくなったらこちらから再入室をどうぞ
ジン |MAIL |HomePage