というわけで、キング・アーサーを拿捕し損なったヘタレな女です。 劇場のカウンターなんかで気づかなくてよかった、とそれだけは思って います。一週間なんて、もうすぐさ! それに帰ってすぐに原稿に戻ったら捗ったので、神様の思し召しと思う ことにいたします。 タカミさんはハンス・ジマーは神! と言ってましたので、音楽も 楽しみになってきました。前の「ティアーズ・オブ・ザ・サン」の 時も、フュークワー監督はハンス・ジマーを採用してました。 あの時も物凄くよかったのを覚えています。ヴァンゲリスでもとくに 文句はないけど、アレクサンダーにはハンス・ジマー似合っただろな。 ところで、不穏なニュースが飛び込んできました。コリン兄貴の発言 なんですが、「オレはジャレッドとはキスしてない」と言い出しました。 もしかして、ヘパイスティオン、この期に及んで友達どまりか!? まさかジャレッドが拒否して代役を使ったなんていわないでくれ! バゴアスが出てくるので安心していたんですが、彼は大王のセクシャリティ へのこだわりのなさを表す存在であって、ヘパはあくまで友達、なんて ことも……それはそれで、アレとヘパの絆がちゃんと描かれていれば いいんですが、気になります。 最近は攻ヘパイスティオンの受化を我がスタンスにしようか、 なんてファラミアの時と似たような事態に陥っていますが、世の 大王ファンの主流もやはり大王受のようなので、おとなしくリバぎみな 大王受にこのカプを考えるようにしてみてます。最近海外の大王スラッシュ メーリングリストにも入ったんですが、皆大王受け! それでもって、 大王受があまり好きじゃない人は大王×バゴアスのサイトに 流れてることが判明。このカプに関しては、マンフレディと メアリー・ルノーが影響力を与えまくっています。マンフレディは ヘパアレ風な大王小説を書き、ルノーは大王/バゴアスの名作を世に 送り出してます。マンフレディだけではなく、大王の物語を書く人は 内外問わず、もちろんメインスポットをあててるのは大王なわけで、 つまりどこを見ても、ヘパイスティオンの扱いはヘパファンには切ない ものになってます。阿刀田さんくらいだ〜。 でも、だからこそ自分の中のヘパ像というものを構築していくのが 楽しいです。大王/バゴアスの、バゴアス贔屓なficなんかを読んでる 時の、自分の心のツイスト、痛みっぷり(笑)に喜びを見出して います。大王がバゴアスといちゃつき、クラテロスとの刃傷沙汰で 大王に「私がいなければ、お前は無意味だ!」と言われる ヘパイスティオンのficなんか読みたくてたまらない。しかも、 それまたバゴアス視点でヘパイスティオンが被虐的なまでに悪く扱われて たりしたらもう最高です。こうなってくると彼を悪く描いてる鬼畜攻もの とかも読みたくなります。 そしてドラえもんをシバいて入手したアイテムを使って 古代ギリシアへタイムスリップ&性転換し、ムキムキマッチョ男 になって彼を強奪し、「もう大王のことなど忘れろ! 俺が骨の髄まで 愛してやる!」とジャレヘパの眼を見つめて唱えたい。 ヘパが大王を忘れるのには随分時間がかかるだろうなあ。五年くらい花に 水をやるように愛さなくてはなあ(妄想)。 アレクサンダー大王に関してはリスペクトしつつファンですが、 とても彼の愛人になりたいとは思わないです。 バルシネにならなりたいけど、彼女も殺されますしね。 こっそり正直なことを言うと、私は大王自身になりたいです。コリンに 翻弄される周囲の人間にではなく、コリン自身になりたいです。あのコリン の身体やコリンのすばらしい肉体、あの声、考え方、演技力を自分のもの に出来たらなんていいだろう!! そして数多の美女たちに平手打ちを くらってみたく。決して平手打ちをする側にはなりたくない(つまり彼に 平手を喰らわせなきゃならないほど彼にコケにされたくはない)。 コリンになったらコリンペニスを毎晩扱けるんですよ。 それもハンサムな男たちを想像して(死)。ああっすばらすい。 どうしよう、ジャレッドとかがこのオレ、コリン・ファレル様 に緊張ぎみに近づいてきて挨拶してきたら。←爆笑 ジャレッドの眼の中にコリン・ファレルを前にしていることの喜びと 羨望と緊張が見える。あわよくばオイシイ話にありつきたいと思ってる ジャレッド。もうこうなったら彼をどうとでもすることが出来る。 有名プロデューサーを紹介するかわりに彼をベッドに誘うことだって。 なんて、そんな本人うまいこといってるわけはないですね。彼には 彼なりの苦労と悩みが。彼はブラック・アイリッシュですよね。 スペイン系ムーア人の侵略者や貿易商人との混血児が起源ということですが、 黒髪(黒眼)のアイリッシュは昔は蔑みの対象だったそうです。 アイルランド人というだけもtwistedだと思ってしまいますが、 きっとそんなとこが、彼の反逆児としての魂に遺伝的に影響を与えている はずです。わはは。 実際、彼もアイリッシュとしての自分を誇りに思ってると言っています。 こんなことを書いている暇があったら、原稿だ!
数日前に、うまいこといって免許を取得しました。札幌から手稲までは 一時間くらいかかるので、一発で合格しなきゃと勉強した甲斐がありました。 この数日、原稿に万進していますが、その気分転換はドライブです。 母と兄が助手席についていてくれるので、なんとか危機は回避して ますが、何度か凄い目に遭ってます。むしろ本当に凄い目に遭ってる のは、私より私の周辺の人かと思いますが。 さきほど、兄と二時間ドライブに行きましたが、深夜だし大雨だしで、 いい経験になりましたが、何度か死ぬとこでしたv 発進した時、フロントガラスが大雨に叩かれているのを黙って見て いた兄に、 「ワ、ワイパーはつけなくていいのか?」といわれました。 そうかあ。世の中にはワイパーなんて便利なものがあったか。 母とは温泉に行ってきました。自分で運転して行くのはやっぱり 嬉しいです。 まだ、友達は恐ろしすぎて乗せられませぬ。トンちゃんも、落ち着きが なくて運転している私の膝に乗ってくるので今は同乗させられないのが 残念です。 狼の続編はやっと狩と公を再会させるとこまで到達できました。 これからは比較的滑らかに書けそうです。 キング・アーサーなどのことはまた明日。 ギリシアの愛のこともまた後日。
原稿をやっていて、更新が遅くなっております。 まだ続編も60Pまでしか到達してなくて、あと10日ほどで 書き上げられるのか、不安な毎日です。 アレクサンダーのトレイラーはやっぱりデマだったのでしょうか。 うーん残念! 楽しみにしていたのに〜。 前に書いた古代ギリシア&ローマのホモセクシュアリティに 関する昔のドキュメントのソースブックを読み始めていますが、 面白いです。突然アレクサンダーや彼の部下たちの話なども出てきて、 「これがロビン・レイン・フォックスなども書いてた あのエピソードの元になった文章か」と思ったりします。 簡単に言うと、この本は古代のパピルスや石版に残った詩や戯曲や 文献や手紙において、ホモセクシュアルに言及している部分を 抜き出して本にした、というものです。 最初に読んだ箇所は詩と小話の章ですが(これが一番面白いという 噂も)、古代人のロマンスに感動しています。現代にも増して、 連中はロマンチシストだ! まずはアレクサンダーに関係する箇所ですが、 プルタルコスの歴史書か何かに書かれていたこと。 この本は英語なので、ギリシア人の名前が英語名で書かれており、 知っている人物でも私にはピンと来ない場合があります。たとえば このプルタルコスはPlutarchになってます。なんか変なことを書いて しまうかもしれませんが、お許しをば。また、文章は概して回りくどかったり 詳細すぎたりするので、必要に応じて割愛しています。 「デメトリオスについて。 兄がアンティパトロスに殺されてから、デメトリオスはニカノール (アリストテレスの義兄弟で、アレクサンドロスとカサンドロスの将軍) と共に暮らした。そして彼はカサンドロスの友人となり、強大な権力を 手に入れた。初期の頃の彼の昼食は、ボールの中のヴィネガーに 浸した沢山のオリーヴとチーズという具合だったが、ひとたび裕福に なると、モスチョン(謎)という最高の料理人を雇い入れ、毎日 ご馳走を食べた。また彼は、二年のうちに3ブロックからなる豪邸を 買い、自由市民の少年たちや貴族階級の女たちを酷使(abuse)した。 男の子たちは皆、デメトリオスのボーイフレンドであるディオグニスに 嫉妬した。そこで男の子たちは、デメトリオスが昼食の後でトリポッド 通りを歩くのを知っていたので、そこで待っていた。最も美しい 男の子たちが、デメトリオスに見初められたくていつも通りに集まっていた。」 なんかすごい話だ。デメトリオスは大王と大王死後、カサンドロスの 部下といいますが、武将のデメトリオスと同一人物のようです。 そしてプルタルコスはもう一つデメトリ雄の逸話を書き残してくれてます。 デメトリオスはアテネ(軍神)に対し申し訳ないなあと思っていたといい ます。というのも、彼はアクロポリス(アテネ)の解放した時、 あんまり沢山の男の子や女たちをレイプしすぎて、そのことで街に 汚名を残してしまったなあ〜と何気なく思ってたそうです。 しかしこのデメトリ雄は、男の子にはそうとう眼がなかったらしい。 アテネにデモクレスという男の子がいました。あまり誰かに対する愛情を 吹聴するのはよくないことですが、このデモクレスに対しては、勇気を 出して突進するのもやりがいがある、というものです。デモクレスは 既に青年(14〜19歳)に達していましたが、彼はその美しさをあらわす 「美しきデモクレス」という愛称から逃れることはできませんでした。 しかし彼は大勢の男たちからの求愛、贈物をしたり、脅しをかけたり する手に乗ることはなく、最後には、ジムナシアやレスリング・スクール にも行かなくなりました。 ジムナシアとは運動競技場のことです。男たちは日夜、素っ裸でここで 運動競技に励んでいました。もちろん何から何まで正しい意味での 運動競技だったかというと疑問です。男たちは、ここで男の子の お相手を探したり、恋人と運動競技のようなものをしたり、汗を掻いたら 共同浴場で欲情したりしました(ストレートに)。ちなみに彼らが 朝から晩まで男の子のことで妄想していられたのは、奴隷が働いていてくれた からです。女たちはたいてい家の中にいました。この奴隷の働きがあった ために暇というものが出来、古代人は頭を使って色々考えることが出来た といいます。哲学者ソクラテスも、こうした理由で人間が「考える」ため に、奴隷は必要だ、と言っています。 さて、デモクレスはどうしても男にケツを掘られるのが嫌でした。 というより、そりゃ「俺のものにならねばどうなるかわかってるのか」と 脅しまでかけられたら、逃げ出したくなります。 彼はそこで、運動競技が出来て、しかもお風呂に一人で入れる場所を 見っけて通い始めます。どうしても運動競技はしたかったみたいです。 はて、ここでかのデメトリ雄、再登場。デメトリ雄は、デモクレスが この秘密のお風呂に通ってると聞きつけ、ちょうどぴったりの時間に 待ち伏せします。デモクレスがお風呂に入ると、デメトリ雄はフリ珍勃起 で襲い掛かります。やばい、フェネコール様とかぶってきた。 「あ、逃げられない」と悟るデモクレス。もはや彼の節操もこれまで。 しかしデモクレス、ここで悲劇の選択を。彼は熱湯の釜に中に飛び降り、 死んでしまったのです。 ああ、なんて惜しいことを……あと一歩だったのに、デメトリ雄(違)。 きっとデメトリ雄、この三日後にはまた別の美男子を追いかけたことで しょう。ちなみにこのデメトリ雄、確かヘパイスティオンの護衛として、 大王にあてがわれたことがあります。大丈夫だったのかな〜ヘパイスティオン。 ヘパ「あの〜、デメトリオス、そんな凄い眼で俺のふくらはぎを凝視しないでくんない?」 色々と小話を読んでいますが、デモクレスのような例はひじょうに 珍しいです。この時代はホモが異常ではなく、現代の少女たちが年上の 男優に恋焦がれるように、少年たちは普通に(特に権力のある)男たちに 求愛されるのを待っていました。 一体デモクレスは何がそんなにいやだったのか。 実は痔だったという仮説を立ててみるのも悪くない。 この本には、マケドニアの話も載っていますが、やっぱりマケドニアは 凄い! アレクサンダー大王を育んだ土地なだけあって、格が違います。 マケドニアの街には、こういう条例があったそうです。 「若者に関して:ジムナシアにて、若い男どもを男の子たちに近寄らせたり、 お喋りをさせてはならない。もし違反した者がいれば、ジムの管理人は この男を罰し、彼らから遠ざけること。 ジムの使用禁止対象について:奴隷や、解放された自由市民やその息子、 男娼、小売商人、酔っ払い、狂人にジムを使用させてはならない」 もちろん、女性はこの「対象外」にすら書かれていません。 いーじゃん、おしゃべりくらいさせてあげたって。 これは特異な例で、ジムは社交の場として男たちはお相手を見つける ために毎日鍛錬 ロビン・R・フォックスも「マケドニアの男たちの愛は激しく、持続した」 と書いていましたが、このマケドニアの男たちのホモエロチックに ついて、theopompusはフィリッポス王時代の宮廷に遊びに行った時に このようなことを書き残してくれています。 「ギリシア人やその周辺諸国において、性質的に粗野というもの があるとすれば、すべてはマケドニア人に端を発し、彼らは フィリッポス王の宮廷で、ヘタイロイと呼ばれている。 フィリッポス王は男たちにおそろしい量の酒を飲むことを許可し、 ダイスゲームを奨励している。 彼らの恥ずべき、容認しがたい行いといえば、彼らはすでに 男として成長を終えているのに、髭(や体毛)を剃り落として スベスベ肌を保ったり、またある者は 髭を生やしている者同士で乗ったりしている のである。彼らは2、3人で酒宴を開くが、ここで 彼らはコンパニオンとして相手をもてなすのではなく、むしろ セックスの相手としてもてなす。彼らは戦士とは呼べない! 彼らは娼夫だ!(エ〜ン)」 こんなマケドニア男たちに蹂躙されまくった ギリシア&ペルシアの男たちに合掌。 捕虜になったアテネ男(推定25歳)「えっええ〜!? だって最後に ダーリンに後ろを責められたのはかれこれ5年前なのに、もうヤリ方 忘れちゃったよ〜っ」 アレクサンダー自身は、クラテロスが催した酒飲み大会にて、 ある武将の恋人の男の子の美しさにすっかり参ってしまったらしい のですが、この武将が気を利かせてか何か知らんが、「大王様にキッス をしておいで(あわよくば夜の相手もして気に入られておいで)」と恋人に 勧めたそうです。でもアレクサンダーはぶんぶん首を振って「やめろ!」 彼いわく、(部下の恋人だからか)分別を失ってしまうと困るから、 とのこと。そこでなんだか知らんが、「さすが大王。やさしい! 分別のあるひと!」 と無分別な賞賛が入ります。 古代ギリシアって、本当に素晴らしいですね(何が)。 まだまだオイシイ話がたくさんあります。今度は頭が痛くなるような ヘタレ男:職業詩人セオグニスの「恋人へのうらみつらみな詩の数々」 などを紹介します。
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