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2014年12月12日(金) ダウントン・アビー&トーマスにはまる

前回のファサボイパート@GCは好評でした。ご感想をくださった皆さん、拍手をポチってくださった皆さん、ありがとうございました。また少し休んだので続きを書こうと思っています。

遂に公開迫るホビットの話もしたいところですが…



二週間ぶりのブログです。無事米国に戻りまして恙なく日々を過ごしてます。こっちはクリスマスムード一色でわくわくです。

この二週間で何をしていたかというと、『ダウントンアビー』にはまってました。twitterでも散々流していましたが、ゲイの邪悪な(?)第二執事(under butler/S5)のトーマスにハマり、役者のロブ・ジェームズ-コリア―の情報も含め、漁ってました。

日本では日曜日の夜11時から、NHKで放送しており、現在はS2のE2まで放送したはずです(スターチャンネルではS3まで放送終了)。母もハマり、なんと父まで見ている始末です。私はといえば、S5まで見ました。米国では来年1月からS5の放送が開始。私はamazon.ukのインスタント・ビデオでS5を見たので、米国まで飛び越えたことになります。


トーマスはGoTのシオン以来、久し振りにガツンとやられたキャラ。ある意味で彼は私の新しい扉を開いてくれました。受も攻もいける、いやむしろどっちも見たい! そもそも、こんな日本のアニメキャラみたいなやつを好きになったことなど今まで一度もありませんでした。ところが、彼はやってくれたんですね。身長が190センチ近くあり、乙女が好きそうな執事服、エレガントな所作と冷笑、ドS感たっぷりでBLかよっ! って感じのキャラです。これだけならまったくピンと来なかったはずですが、この男がゲイなんですねえ…しかも惚れた男に対しては純情&一途というギャップ。他の男性キャラは涙をぐっと堪えるのに、トーマスが泣くときはワンワン泣くので、そのへんにもやられてしまいました。

でも結局私がトーマスを好きな理由は、「所詮はワーキングクラス」「自分で思ってるほど賢くない」「脚本家ジュリアンと役者ロブが絶妙に醸し出す間抜けっぷり」など、人間臭いところがあるからです。S1のラストエピソードで、「執事やめまーす」としれっと言い放ったシーンを受けての結果、S2での戦場のシーンは傑作でした。



トーマスの良さは何といっても男の趣味が良いところです。ポルノが人々のセックス観にカタストロフィーをもたらす以前の時代、いわゆる戦間期が舞台なので、彼自身、BLというよりJuneって感じの耽美な恋愛に憧れてます。

公爵さまを手懐けるトーマス


オスマントルコの美形の大使に一目惚れするトーマス


失明した美青年将校の面倒を見るトーマス


下僕の美青年にセクハラするトーマス


残念ながら、彼は恋愛運はありません。脚本家ジュリアン・フェローズは、英国では1960年まで同性愛行為に及ぶことは重罪だったので、それ以前の時代をゲイとして生きる辛さが、トーマスというキャラの核心部分だと言っています。トーマスが周囲の善良な人々を苛める理由は、第一に人より出世したいから。第二に(こちらの方が大きな理由だと思いますが)、恵まれた環境で愛されて真っ直ぐに育った者たちが単に妬ましいからです。

ここから以下、S5までのネタバレを含みます↓


S3では、彼はジミーという美青年の下僕に恋をします。ジミーのような若くてハンサムな男が現れるとすぐ嬉しくなっちゃいます。でもストレートのジミーは散々セクハラされて嫌がります。なのにトーマスはオブライエンという悪女に騙されて、ジミーに手を出してしまいます。ジミーは動揺&激怒し、この一件が召使部屋では大事になります。
ジミーは警察に通報しようとし、召使部屋の長である執事カーソンはトーマスに辞職するように言う。ここで面白いのは、これらのやりとりが男たちの間だけで進行していくという点です。唯一、事態を把握している女性は階級的にカーソンと並ぶ立場の中年女性ヒューズさんだけ。もう一人、料理長の中年女性パットモアさんも、トーマスがゲイだということを知ってるけど、口には出しません。トーマスが瀬戸際に立っているという噂は旦那様のロバートの耳にも入る。
ロバートは従者のベイツに「トーマスのことは誰も知らなかったわけではないだろう?」と言います。一部の年配の女性と男たちは、彼がゲイだということを知っていて見て見ぬ振りをしている。彼らは「確かにトーマスの魂は堕落しているけど、何も彼だって好き好んであのように生まれてきてしまったわけではないし、その点は同情にすら値する」という風に解釈してるわけです。ロバートに至っては、「イートン校で私にキスをしようとしてきた男子生徒がいたもんだよ」などと言って、ベイツと苦笑いしてるわけです。脚本家のジュリアンが凄いのはこういうところで、酸いも甘いも知り尽くした人生経験豊富なキャラクターたちと、「ゲイは罪だ! 通報する!」といきり立つ血気盛んな若者のキャラクターを書き分けて、それぞれの考えや立場をうまく見せてくれるところです。

そんな中、辞職を迫られたトーマスに執事カーソンが「おまえは穢れているが…」と言うと、トーマスが遠慮がちに「私は穢れてはいません。あなた方とは*同じではない*けれど、穢れてはいなんです」という台詞を吐く名場面があります。

S5に至っては、トーマスはゲイであることをやめようとします。ロンドンに行き、電気ショック療法や投薬などを試し、散財し体調を崩し、いよいよになってドクターに相談する。するとクラークソン先生は「知らないふりをするのはもうよそう。きみのその*問題*は治療して治るものではない。自分を受け入れて付き合っていきなさい」とアドバイスするんですが、ああ、やっぱり先生も知ってたんだ笑 

役者のロブは「トーマスは汚くて悪巧みをするやつだけど、根っこの部分には本当はちゃんと心があると思うし、彼は間違いなくvulnerability(弱さ・脆さ)を隠して生きている男だ」と言っています。


(ネタバレ終わり)

クロウボロ公爵にキスをした時は、なんて理想の攻! と思っていたのですが、今では彼が攻められてる/愛されてるシーンも見たい、と思っています。ほんとーにどっちも美味しい。どちらも読めるし書ける。そもそも私は攻っぽい受が大好物なので。普段は&外面はtopだけど、本命相手にはbottmとか最高です。

脚本家のジュリアンもトーマス人気は把握してると思うので、S6ではぜひぴったりのお相手との恋愛を用意して欲しいです。

これは素敵なトーマスのシーンのコンピレーションですが、これを見てしまうと楽しみがなくなってしまうかも。多分使われているのはシーズン3までのシーンです(違ったらすみません)







コメントもこちらから。私が旅の途中で撮っただいたいが欧米の風景写真が表示されます(地味に交換してます)




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