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2014年02月09日(日) GC77とTrue Detective

ギロチンシティ77

S2E3を開始。twitterでも書きましたが次回はハーディジョーでHシーンあり(メインじゃない)、その次はヘムトムでたぶんHあり(私がその前のハーディジョーで疲れ切っていなければ…)です。次回のハーディジョーパートは、多分二、三日のうちに書けると思いますが、、、ちまちま予定が入っているので結局週末になるかも。

マーティンとはそう簡単に会わせられないばっちんをいつまでも出さません。S2E3である程度決着がつくことがあるので、ひとつ大きなテーマが片付いたらバッチの視点で書くことを始めたいです。

前回は拍手とご感想をありがとうございました。正直、このようなエピソードフィナーレで反応があまりないと、私は何を必死に書いているのだろうと途方に暮れてしまうところなんですが、皆さんの温かい励ましを受けて「このために書いているんだ!」という思いを新たにすることができました。
やっとファスとぼいが恋人同士らしくなってきました。もしも犬まで飼い始めたらもう夫婦じゃ夫婦じゃガハハ もう少し関係が深まれば、番外編などでもこの二人のいちゃこらSSなども書けるようになるじゃあないかー! というわけでここまで来れて私も泣くほど嬉しいです。


ところで今日はヒドルストンの誕生日であると同時に私の誕生日です! WEB拍手経由で「おめでとうメッセージ」をくれた方、ありがとうございます(´-`) 今猛烈にハマっている役者と誕生日が同じだというのはなんだか奇妙な気がしますが、彼が今日幸せなんだろうな〜と思うことで、私も便乗して幸せになれますたとえ私は独り寂しくケーキ食ってBDやHBOのテレビ見て過ごすだけだとしてもだ。

さて、最近旬の俳優といえば、マシュー・マコノヒー。現在日本でも公開中のウルフ・オブ・ウォール・ストリートにも冒頭10分くらいだけ登場し、こちらで見た時は観客が大爆笑。拍手まで起こるんじゃないかという人気ぶりでした。そのマシュー・マコノヒーが現在主演しているHBOの新シリーズがTrue Detectiveです



主演はマシュー・マコノヒーとウッディ・ハレルソン。脚本はThe Killingでその名を知らしめたニック・ピッツォラット、S1のエピソードは全8話とも、ファス主演のジェーン・エアの監督ケイリー・フクナガが撮っています。シリーズは来年以降も続く予定ですが、シーズン1でいったん、事件は終わり。シーズン2からは、別の刑事たちが別の事件を解決する物語になるそうです。そういう形態を取っているから、マコノヒー&ハレルソンのような大物映画俳優を使うことができるようです。マコノヒーも「脚本を見てすぐにやりたいと思った。シーズン1でお役御免になるという点も、他の撮影に支障が出ないので気に入った」と言っています。

舞台はルイジアナの田舎(脚本家はルイジアナ出身)、エピソード1は2011年、ルイジアナの警察署で、主役である二人の元刑事が、インタビューを受けている場面から始まります。ハレルソン演じる元刑事マーティ・ハートは黒っぽいスーツにネクタイを締め、それなりにキャリアを積み重ねてきた雰囲気。今は警備会社で働いている、と言います。マコノヒー演じるラスト・コールはだらしない長髪にみすぼらしいシャツ、人生の落伍者のような出で立ち。二人は別々の部屋でインタビューを受けています。

彼らが語るのは主に、二人の関係について、そして17年前にルイジアナの小さな町で起こった連続殺人事件について。若い女性が殺されたこの事件は未解決のままで、どうやら刑事たちは今になって何か手がかりを掴んだらしい。しかし古参の刑事をそれぞれ別々に呼び出し、あまり事件とは関係のないことまで語らせるのはどういう理由があってのことか。本人たちも疑問を感じているのですが、まず視聴者はその謎に釘づけです。17年前にさかのぼった映像になると、二人が現在まったくの別人のようになっていることがわかる。

この話の面白い点は、なんといってもこの二人の刑事の関係です。ジェームズ・エルロイの『ブラックダリア』のバッキーとリーの関係を彷彿とさせ、二人が一人(か二人)の女を巡って緊張した関係にあるところなども共通点があります。そもそも、今となっては古いタイプの男前としか言いようのない古典的な彼らのパートナーシップは、舞台となっている1995年頃というよりは50-80年代の海外ミステリや映画の方がしっくりはまりそうな気がしますが、まあ二人の関係はハードボイルド。エロチックならぬエルロイチックです。
たとえばこんなシーン。二人は被害者の女性が働いていたと思しき売春宿の場所を聞き出すため、とある男たちのもとを訪れる。男たちは口を割ろうとしない。二人は一度は車に戻るが、コール@マコノヒーはハート@ハレルソンに「待っててくれ」と言い残し、もう一度男たちのもとに戻る。腕まくりし、問答無用で彼らを痛めつけるコール。車で待っていたハートのもとへ、澄ました顔で戻ってきて聞き出した情報を教える。何があったかも聞かず、黙って車を走らせるハート。

映画『ブラックダリア』のバッキーは、ジョシュ・ハートネットなんかじゃなくマシュー・マコノヒーが演じるべきでした。出っ歯つけたらもう完璧。

この物語の面白いところもう一点。The Killingもまた田舎で起こった少女の殺人事件を丁寧に描いたことで高評価を受けました(原作はデンマークですが)。こうしたドラマの古典的名作といえばツイン・ピークスですが、TDもルイジアナの保守的で閉鎖的なコミュニティ、狂信的で無知な田舎者ばかりが暮らす町を舞台にしています。
古風なハートは伝統的な価値観を大事にする保守的な男。表の顔は良き父、良き夫ですが、実は浮気しています。割と権威に弱いです。
かたや、謎多きコールはテキサス出身。テキサスもまた一般的には保守的な土地として知られていますが、彼は変わり種。結婚したが幼い娘を事故で失い、それがきっかけで離婚、厭世的になり生きる意味を失い自暴自棄になったところで精神科に行くことをすすめられ、ド田舎の殺人課に送ってくれるよう頼み、実現した。そんなコールは、寡黙ですが世の中を知っている。何気ない会話を通してそのような彼のパーソナリティが伝わってくる。たとえば彼は「パリに一ヵ月いた」という。パスポートさえ持ったことのない人々にとって、彼はまるで外国人。
ハートはある日、相棒コールの家を訪れる。その家にはマットレスと本以外、家具らしいものは、生活を感じさせるものはほとんど何もない……。でも十字架はある。その下で裸になり、コールは瞑想することがある。
相棒を組んで三ヵ月後、ハートはやっとコールを自宅に招く。一人前の男は酒を飲むもんだ、と考えているハートは、コールに酒をもって来いと言うが、彼は「飲まない」という。「おい二度とそんな馬鹿げたことは言うな」とハート。夜、ハートの家を訪れたコールは、なぜか酔っ払っており服も乱れている。その手には酒ではなく花束。その日は彼の娘の誕生日だか命日だかだった。
ハートはコールに個人的な質問をする。2人が相棒になって3ヵ月目のこと。それまでお互いのことは何もきかない、というのがまた男っぽいです。
保守的なハートの最初の質問は「キリスト教徒だよな?」コールは違う、と答える。
ハート「じゃあ何を信じてるんだ?」
コール「こんなくだらない会話はすべきじゃないと信じてる」
そしてコールは、人間の自我(or自己認識能力)の発達は進化における大きな失敗だった、なぜならそのせいでおれたちは自分たちを何者かだと信じてしまった。本当はただのモノに過ぎないのに、と語り出す。世界は神によって創出されたと信じているような、ダーウィンの進化論さえ信じられていないド田舎では、コールの存在はあまりにも異端すぎる。

この物語の魅力はコールの異端性にあり。「でもおまえは自宅に十字架を飾ってたじゃないか」とハート。「ただ瞑想するだけだ。磔に遭っているのはおれ自身だ」と答えるコール。単純なハートには相棒が理解できない。

コールが異端性を発揮するたび、私はぞくぞくわくわくしています。そもそもこの殺人事件にも悪魔祓い的な儀式要素が含まれていて、もしかするとこの物語のテーマは�牋枌辞瓩覆鵑任呂覆い�、と思っています。

TDはこちらでは今日の夜、4話が放送される予定です。


私が惹かれるものは常に�牋枌辞瓩任后�ゲイという存在そのものが、最近はそうでもないが歴史においては異端扱いされてきました。GCでもやっていることは異端と正統派の戦いです。たとえばジョーは体制派の中に紛れている異端です。マーティンも学生時代は反体制派の活動を行っていたし、今セロンやバッチがやっていることも極右という異端で、クリスもテロリストのレッテルを貼られた少数民族という異端性を背負ってる。ファスも特権階級出の有力者でありながら異端。異端は楽しい!! というわけで腐女子という異端者である私は踊り出す! 異端ばんざい!

何度も書いていますが、異端を扱った映画として名作なのは『薔薇の名前』です。萌えもあるし、未見の方はぜひ。X-MENも異端を扱った物語ですね。


コメントもこちらから。私が旅の途中で撮っただいたいが欧米の風景写真が表示されます(地味に交換してます)




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