20話まで終了。あと2話! オクタヴィアヌス様へのアグリッパへの生温かい放置プレー、最高だなあ……。そして人生に躓くとなぜかプッロが見えなくなり、アントニウスに走るヴォレヌス。このドラマ、腐れ縁が多すぎます笑 --------------------------------------------- Rome[Ep.3] An Owl in a Thornbush --------------------------------------------- ![]() 冒頭、アティアが奴隷を気晴らしに鞭打ってるところをギャグにしてしまう、このドラマのニコニコサディズム、大好きです。 カエサルにローマ側の防御地点を探りにいく斥候任務を任されるヴォレヌス。このシーン好きだ ウビア人の騎兵部隊を率いる。連れていくローマ人兵士はプッロのみ。総司令官の前でも不機嫌そうなヴォレヌス。二人が去った後、カエサルは「おまえの部下はなぜあんなに不機嫌なんだ?(what makes Your man Vorenus so morose?)」と尋ねるが、この任務を授かったのも、鷲奪還・護民官のアントニウスの護衛などで、アントニウスに目を掛けられたからだと思われる。ガリア時代から、ヴォレヌスとアントニウスの腐れ縁は始まっている。実はこの関係はシリーズの最後まで続くことになり、二人はslashも多いです 人としては決して好きではないのに、上官と部下としての相性だけはいい。アントニウスのろくでなしだけど軍人としては優秀で、部下からは好かれている人となりが実に魅力的。 ![]() カエサルの質問に対して「生真面目な奴ですから、われわれは罪を犯したと思っているんです。神が厳しく罰すると」とアントニウス。 カエサル「ヴォレヌスは信頼できる男か?」 アントニウス「第十三軍団でも筋金入りの男です(Oh, deep 13th, him)冥界にだってついて行きます」 部下の性格はすでに見抜いている。嗅覚でわかるんですね ところでこの時代、一個軍団は騎兵などを含めると兵士六千人で構成され、そこに軍団長1人、千人隊長(大隊長)5人、百人隊長50人おり、首席百人隊長というのは、第一大隊の第一中隊を指揮する下士官とのこと。首席百人隊長は、総司令官が開く作戦会議にも通常出席したそうです。当時、貴族の子弟は戦場経験がなくても将官クラスに配されたので、さらに第十三軍団はカエサル軍の主力軍団なので、現場を指揮する下士官の中でもトップクラスのヴォレヌスに対する兵士の信頼は相当厚かったはず。ここでは、アントニウスがこの時点ですでに、実はすごーくヴォレヌスを買っていることがわかる。実は、、、というのは、この二人の腐れ縁の面白いところなんだけど、アントニウスは本人を前にしてはめったに褒めないどころか、いつも檄を飛ばすだけ飛ばす。そして頑固な部下がいよいよポッキリ折れそうかな〜? というところを見計らって、「おまえのような優秀な部下が必要だ」とささやくわけ。間違いなく、Romeの見どころその1はアントニウス閣下のいやらしさ。後半ではこの男の下で、ヴォレヌスは部隊長、将官クラスまで昇進。アントニウスは、カエサルやオクタヴィアヌスにだけは「あいつは信頼できる」と言っています。本人には絶対に言わないけど、ヴォレヌスはお気に入りの部下。 またいらん脱線をしてしまった…(;'Д`) 私、プッロ/ヴォレヌスと同じくらい、アントニウス/ヴォレヌスが好きです ![]() ところで、ヴォレヌスが不機嫌な理由はEp.2に書きました。カエサルの政治理念に共感できないものの、軍人としてはどこまでも忠実。そのへんジレンマが彼のキャラの魅力的なところだけど、一枚も二枚も上手のカエサルやアントニウスのような成熟した男たちは、そんな彼をうま〜く懐柔して利用していくことになる。 斥候任務に出た二人とウビア人騎兵たち。夜は、ばか騒ぎをするウビア人たちからは距離を置き、たき火にあたっている隊長を気遣って、水を差しだすプッロ。プッロは隊長に敬意を払うようになっている。もともと軍人としての優秀さは認め合っていたし、改造人間にはなったものの命は助けてくれた相手に、忠誠心が芽生え始めたんだろう。 彼にはわかんない政治のアレコレに悩みながらも、カエサルの命令には従う隊長を、ちょっとずつ「カッコイイな」と思い始めてるんです。←別に青字にする必要ないcanon. んでもって、普段から女の話ばかりするプッロに、妻との関係について命令口調で相談する不器用な隊長ヽ(´Д`;)ノ そんな隊長を、今度は「鬼みたいな顔してっけどカワイイな」と思うプッロ。 プッロ「わざと嫌われるよう仕向けてるんだと思ってました〜」 隊長「わざとなわけないだろバァカ!」 プッロ「知りませんよ、頭がいいのはあなたでしょ?」 ニオベを愛してるのに愛してもらえないならおれはあいつの奴隷だ……そんなの許せん、と隊長。 プッロ「どうせもうすぐ死ぬんだから別にいいじゃないですかぁ」 隊長「死んだら誰が冥界の神に捧げものをし、おれの墓に葡萄酒をかけてくれるんだ?」 いちいち細かい隊長。すると、そのくらいならおれがやってあげますよ? とプッロ。部下→隊長への敬意がうっすらと感じられ、「ありがとう」と返す隊長が微かに意外に思っていそうなところがいいです。 ![]() 翌朝、二人はローマの正規軍と出くわすが、プッロはまたもや隊長に対する命令違反。この後ガッツリ怒られたんでしょうか。相手の兵士たちは顔立ちも幼い新兵ばかりで、戦闘にさえならない。実はこの時期、ローマの防衛にあたっている三個軍団は新兵ばかりで、カエサルはこの点をついてきた。ポンペイウスたちは、カエサル軍の進軍スピードに恐れをなし、いったんローマを捨てて退却することを決意する。ポンぺウス側には、キケロ、カトー、スキピオに加え、母がカエサルの愛人で子供の頃から彼に息子のように可愛がってもらっていたブルータスがつく。 そんな事情も知らず、ローマへ向かうプッロとヴォレヌス。「女のハートを掴む方法」として繰り出すプッロの方法がことごとく的外れ。「敵の心臓を見せるとおっかながるが、ホントは濡れてる」などと言われてもいまいちピンとこない隊長に、 プッロ「「一番大事なことはコレです。奥さんと寝る時は、あそこのちっちゃい出っ張りを責めれば、奥さんは花のように咲き乱れます」 隊長「(むっとして)なんでおまえが知ってる?(how do you know this of her?)」 プッロ「は? ……女なら誰だってありますよ!」 隊長「……そ、そうか」 女に疎すぎです、隊長。 知らねーのかよ、とプッロにとっては衝撃だったに違いない。 夜、寝転がって星を見ながら「アレどうなってんだ?」と話し合う二人が可愛い(●´ω`●) でかい鳥に掴まれば天にあいた穴(星)から出ていける、というプッロに、「それでも無理だ。哲学だよ、哲学。難しい話だ」といい加減なことを言う隊長。すっかり打ち解けてる。 プッロは友達がいない男だから、隊長とこうして与太話をしながら過ごす穏やかな夜(明日死ぬ運命だとしても)を通して、「この人といるとなんか落ち着くな」と思うようになっていったんだな 普段は兵士仲間と下品に大騒ぎして過ごしたことしかない。隊長は寡黙で、女の話にさえ付き合わない。気難しくて感情表現がド下手だけど、心の中では家族や国のことを真剣に思っていて、指揮官には、信条に反していれば不満を態度に出すこともやぶさかではないけど、任務は忠実にこなす男。そのどれも、プッロには欠けているもの。ローマの城壁が見える距離まで迫る二人。正規軍の姿はない。その様子にショックを受けるヴォレヌス。「神はローマを見捨てたのか」本当は正規軍にいるはずだった自分。 二人は荷馬車に乗った男たちと遭遇。男たちは、ポンペイウスの部下で、ローマの国庫の金をこの混乱に乗じて横領しようとしている。農民を装った男たちが、軍人の靴を履いていることに気付くヴォレヌス。交戦になる。 ![]() プッロは男たちに奴隷にされている娘に一目惚れするが、男たちを追走しているうちに、荷馬車に引かれた女は積み荷ともども行方がわからなくなる。娘を気に掛けるプッロに、ヴォレヌスは「任務優先だ」と言って譲らない。 プッロ「冷たいですね(you are a mean bustard)、それがあんたの問題だ。あんたの中には愛がない」 ローマに入城し任務を果たすヴォレヌス。その場で剣を捨て、プッロに言う。 「任務は果たした。悪事はもう十分だ。辞めるよ」 プッロ「それじゃ逃亡兵だ」 ヴォレヌス「おれは反逆者だ。逃亡兵くらいなんだ」 プッロ「第十三軍団を見捨てるんですか!」 「じゃあな、プッロ」と別れを告げられるプッロの視線が切ないです。自分の主義を曲げられない隊長。頭が固いなと思いながらも、プッロはやっぱり惚れ直さずにはいられなかったに違いない(^曲^;) 妻の愛を得られますように、と血を捧げて神に祈るヴォレヌス。プッロのはちゃめちゃな助言はそれなりに役立ったようで、再会すると妻に「きれいだ」と言う。「13のおまえを娶り、すぐに戦場へ行ったが、ずっとおまえをないがしろにしていた」過去は忘れてやり直そう、と言われ、ニオベは落涙する。彼女には、夫には決して言えない秘密がある。自分はいつもぶすっとしているけど、石で出来ているわけじゃない、と言うヴォレヌスがいい感じです。 ところで13ですぐに戦場へ行ったのなら、娘二人の年の差は何なんでしょうか? 長女と次女の間には4,5歳の年の差がありますよね。ついでに、このドラマで娘二人の名前がほとんど出てこない理由は、ローマの習慣に則っているなら、二人とも同じ名前、ヴォレナだからではないでしょうか。それとも、次女の名前も出てきましたっけ? 当時女には名前さえなく、ヴォレヌス家に生まれたらヴォレナ、ユリアス家に生まれたらユリアだったそうです。女たちは物扱いだなあ…。 プッロの方は隊長に捨てられて、例の女でも助けに行きます。ついでに、積み荷の金まで見つけて仰天する彼は、なーんも考えず金をがめちゃう。 時を同じくして、カエサル軍が、正規軍が退却し蛻の殻となったローマに到着します。 ![]() ところで今回のエピソード、タイトルはAn Owl in a Thornbushですが意味がわかりません Owlは何のことを意味してるんでしょうか。でもRomeのこうした考え抜かれたタイトルは大好きです。裏設定でも二人がまだヤッてないので、つまらない感想に終始してしまいますが、5話あたりで初エッチだと思ってます(←その宣言いるのか?)ところで感想を書くと、いろいろ気付かされていいですね。書きながら気付くことも多いです。
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