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2011年11月11日(金) 『Rome Ep.2:How Titus Pullo brought down the republic.』WEB拍手レス

Rome、16話途中まで見た……ブルータスの受け受けしさはもはやカシウスには受け止めきれないレベル。んで、アグリッパ/オクタヴィアヌス? なにこれ? アントニウスとヴォレヌスは、プッロがいない3,4カ月の間に終わったんだな……まあ、当然です。もともと破滅的な二人だ。

しかしカエサルやオクタヴィアヌスを描いた歴史物で、ここまでクレオパトラをどーでもよく扱った作品はないですね。重要人物だけど、ちょっとカワイイ普通の女。

ちなみに、今回青字はありません……だって裏設定いらんくらいcanonなんだもん。
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【Ep.2】ルビコン渡河



アントニウスは護民官になるためにローマに戻る。彼が率いる第十三軍団の精鋭50人と共に8年振りにローマに戻ることになったプッロとヴォレヌス。このエピソードはアントニウスのキャラのデベロップメントに重点を置いている。「護民官には品位と慎重さが必要ですよ?」という台詞の後に、羊飼いの娘を木の下で犯しているアントニウスと、事が終了するのを一列になって待っている小隊笑 こんなアントニウスがどんどん好きになっていくのは、たぶん私に同じくらい品位と慎重さがないからだと思います。
プッロ「帰ったら街中の娼婦とやるぜ」
ヴォレヌス「品位を保て」
プッロ「彼(アントニウス)に言ってください」
ヴォレヌス「……あの方は特別だ」
二人の間にいるオクタヴィウス様がちゃんと会話に乗っかってきてちっともガキンチョじゃないところがいいです。ヤッた後のアントニウスの雄叫びにエコーかかってるし。

プッロ&ヴォレヌスがアントニウスと一緒にローマに帰ってきたのは、たぶんオクタヴィウスを送り返すためですね。鷲奪還の功績が認められたこともあるのかな。母親のアティアに友達だ、と言ってるくらいだから、ガリア滞在中も二人がオクタヴィウスの相手をしてたんだろう。鷲を取り戻して以来、二人はそれなりに仲良くするようになったんだろうけど、それもオクタヴィウスが間にいたからかも。アティアの家でプッロのことを「私は彼の上官」と、最初の頃はあくまでこいつは友達じゃないですオーラ発散しまくりなところが笑えます。

アティアの家で、信心深くて、共和政信奉者だとはっきり明言するヴォレヌス。一方プッロは「神官は悪党だ。おれは神に自分で頼みます」と言い、ここにもヴォレヌスの保守的な一面が出てる=しきたりや風習を守ることが大切。言ってしまえば、時代遅れの男。
「共和政は保たねば。どうして変化が必要なんです?」とアティアに言うヴォレヌスにまだ少年のオクタヴィウスが「民衆は苦しみ貴族がいい思いばっかしてるから」とすでに内側から腐り始めていることを指摘するところが面白いです。

オクタヴィウスのキャラのデベロップの過程は、ただただ素晴らしいの一言に尽きます。このドラマは何を取っても匙加減がスゴイと思う。

オクタヴィウスはカエサルが軍を率いてローマに攻め込むという噂があると言う。ヴォレヌスは「それは冒涜です。誇りある兵士は従いません」と返す。この発言が、Ep.2のキーワードですね。一方、プッロは「おれは誇りなんかないからカエサルが象を連れて来てくれりゃいいと思ってるよ。んでポンペイウスもカトーもやっつけちゃえばいいよ。法律なんて関係ないね」 なーんも考えてません。で、ヴォレヌスは怒っちゃう。

ここで今更オマエが説明するまでもない、と言われそうですが念のため、Romeにおいて押さえておかなくてはならない大事な背景その1:ここでいう共和政というのは、「人民の大部分が統治上の最高決定権を持つ」政体のこと。ローマの元老院やヴォレヌスのような一平民までもが、当時カエサルを怖れていたのは、彼があまりにも強大な権力を握るようになったため、独裁者になるのでは? と人々が勘ぐり始めていたから。裏を返せば、カエサルやアントニウスが作中で気にし過ぎと言っていほど「民衆パワー」を気にしているのは、当時まだ民衆が政治的決定権を握っていたから。プッロは何も考えてないけど、共和政信奉者のヴォレヌスは500年間ローマ人が血を流しながらもなんとか維持してきた共和政が崩壊することを怖れている――その兆しがある。しかも、もし現実となる場合、それは彼が仕えているカエサルによって断行される……というジレンマを、彼は抱えている。

つまり、彼らはエサルを経てオクタヴィアヌスが初代皇帝となるまでの大きな転換期を生きている。まあ、これがスゴイことだというのは現代人の私たちにもわかるわけで、だからこの時代を、カエサルやアウグストゥスのことを、2000年経っても私たちは歴史の授業で叩きこまれるわけだけど、だからこそシェークスピアだって戯曲で描いたし、現代人も映画やドラマですでに散々描いてきたから、Romeはアプローチを変えてみたわけですね。「よし、どうせなら、為政者の側からだけじゃなく、時代に翻弄される民衆の視線を通して描こう!」

この作品の野心的なところは、そこだけじゃない。平民が時代に翻弄されるばかりじゃ面白くないじゃないか。このEp.2の原題が��How Titus Pullo brought down the republic.�瓠覆い�にしてティトゥス・プッロは共和国を崩壊させたか)であることからもわかるように、翻弄されているはずの民衆代表その1(プッロ)とその2(ヴォレヌス)が、実は時代の流れを変えていた、という大胆不敵な切り口なわけです。

……話を元に戻します。「おれは上官です」という発言に「まあ階級上、だけっすけど」と口を挟むプッロにブチ切れるヴォレヌス。隊長に怒鳴られて反射的に姿勢を正すプッロに萌え〜。(←結局コレ)

通りに出て、ぎこちなく別れを切り出すヴォレヌス。一応寄っていかないか、と家の場所を教えるも、プッロは遮って「幸運を」これって、最初見た時はただのお誘いなのかと思ったけど、よく考えると、ヴォレヌスがアホを家に誘うわけがないですね。そしてプッロが「幸運を」と言っているということは、ヴォレヌスは8年ぶりの妻との再会が怖くて、プッロを連れて行こうとしたってことなんでしょうね。プッロの方は誘われたのを断ったんじゃなく、ただ売春宿に行きたかっただけ。

妻との再会のシーン。8年も戦場にいてお互いの顔も知らないような家族。でも一目見て、お互いがわかる二人。でも妻ニオベは乳飲み子を抱いている。早速頭に血が昇って問い詰める隊長に、もうすぐ14になるあんたの娘の子どもよ! とニオベ。娶った時、まだ13だった妻。女の扱いを知らず、ほとんどプッロに対するのと同じような態度しか取れないカタブツ隊長ヽ(´Д`)ノ 不器用すぎます。剣をテーブルに置く大きな音にびっくりする妻。戦場しか知らない男と、娘二人&乳飲み子だけで8年も暮らしてきた女の、埋められない溝。8年ぶりの夜も一方的に挿入するだけ(たぶん)の隊長と、どっちらけの妻。前戯なしだ。間違いない。

ところでこのエピソード、そこらじゅうでアントニウスのキャラが炸裂しています笑

一方、酒と女に溺れた後、ギャンブルに注ぎ込んだ金をイカサマ師に巻き上げられ、怒って酒場で乱闘するプッロ。簡単に人殺しまくるんだから。
これが主人公ってところが。でも今思うと、この頃はまだ荒くれ者のプッロが、その後のヴォレヌスと付き合っていく過程でいろいろ学んでいくんですよね。Ep.11で「プッロにはヴォレヌス以外友達もいない」ことがわかるんですが、プッロにとって、ヴォレヌスは運命の人なんですよね。しかもこれが、canon(公式設定)なんです。その事実をプッロが受け入れていく、、、そこがまた、感動的なんです(●´ω`●)

話戻って、喧嘩で頭を怪我して、隊長の家に転がりこんでくるプッロ。染物屋の裏、というミニマムな情報でも隊長の家を割り当てるなんて野犬並の嗅覚です。この後、麻酔なしの時代の皆大好き外科手術が始まり、プッロは頭を開かれて改造人間になります。ちゃんと医師に自腹切って治療費を払ってあげる隊長と、そんな夫に不満たらたらな妻。プッロが迷惑をかけて、隊長が代金を払ってあげるシーンはしょっちゅう出てくる。亭主関白な隊長は、自分の娘とその恋人にも、強い父親の権威を見せつける。

改造人間として復活したプッロが、隊長の娘の子ども(ということになっている)である赤ん坊をあやしているシーン、萌える(;'Д`) 赤ん坊抱えた男夫婦、たまらんなあ。ヴォレヌスは帰ってきてこっそり聞いているんだけど、夫の冷たさに困惑していると告白するニオベに「あの人女に疎いんです。ガリアにいた間も女には(捕虜も含め)いっさい手を出しませんでした」とプッロ。8年も女日照りだった隊長orz 部下の可愛い男くらいには、さすがに手を出したんでは。この時代の軍隊ですから、若い兵士を抱くことは浮気でもなんでもなかったはず……でもどうかな? カタブツ隊長だから。

ニオベは微笑み、プッロに「ありがとう……あなたは友達じゃないって言ってたけど」腹イタでした…! プッロは隊長をかばってあげてるのに、妻には「あいつ友達じゃないから」と言ってある隊長



さて、元老院はカエサルを「ローマの敵」とみなすかどうかで揺れている。ポンペイウスたちは、敵と見做せばカエサルがローマに進軍してくることを怖れて、アントニウスに護民官の拒否権を行使させようとする。プッロとヴォレヌスはアントニウスの護衛を任されるが、カエサルを敵とみなし交戦したい勢力によって暴徒に襲われ、流血沙汰に発展。ヴォレヌスは負傷し、プッロに抱きかかえられてアントニウスらとともに退散。プッロが隊長を守った記念すべき第一回目。、過去にも戦闘中にあったかもしれませんが。

ガリアへ戻ると、カエサルは演説で兵士を煽りたてながら、ローマへ進軍することを宣言(もちろん、カエサルはこうなるよう望んでいたし、仕向けてもいた)。ここで、アントニウス救出の際に活躍したプッロが兵士たちの前に呼び出され、カエサルに功績を讃えられる。一緒に来るかときかれ、元気よく「ハイ(´∀`)!」 兵士たちも一緒に鬨の声を上げる。もしこの時、負傷したのがヴォレヌスではなくプッロだったら、、立場が逆だったら、この物語はここで終了していたかもしれません笑



ラストシーンはルビコン渡河。有名な「賽は投げられた」のシーンです。ルビコン渡河の意味をwikiからとってきました。「共和政末期の古代ローマにおいては、本国である「イタリア」と属州ガリア・キサルピナの境界線の役割を果たしていた。軍団を連れてこの川を越え南下することは法により禁じられており、その南下行為はすなわち共和国に対する反逆とみなされた」

軍団はルビコンの北側で一度解散し、兵士たちは、各自で移動しなければならなかった、というのはよく考えるとすごいですよね。何万もの兵士たちが、川辺で解散になるわけです。また、軍の最高指揮権を持つ者(独裁官など)は、元老院の許可がなければ、ローマに入ることも禁止されていました。独裁者が軍事力を掌握して体制を転覆させないために考え出されたことなわけですね。

そんなわけで、ルビコン渡河は共和国ローマへの反逆を意味していた。ちょうど怪我して荷車でお持ち帰りになっていたヴォレヌスは、窓から外を見ると河が見えて愕然とする。怪我でもさせて寝かせておかないと、ここはお持ち帰りできないですよね。かいがいしく看病しているプッロに萌えます。

ヴォレヌスは「おれは反逆者じゃない…!」と大慌て。前述した通りの共和政信奉者、そのうえ祖父の代から共和国に尽くしてきた軍人一家で育った(マリウス以前は軍役は義務だったが、父親は志願兵のはず)ヴォレヌスにとっては、世界がひっくり返るような出来事だったはず。彼の「カエサル……カエサル……なんてことを」というつぶやきがいいです。ともかくも、彼はこうして自分の意志とは関係なく、共和国にとっての反逆者になってしまったのでした。



ラストのラスト、実は乳飲み子は娘の息子、というのはウソでニオベの息子だということがわかります。

私はイタリアへ行った際、ルビコンのすぐそばを通りましたが、なんとバスの乗客が皆眠っていて、ガイドさんが「こちらがルビコン河で〜す♪」と紹介してくれるのを控えました。忘れたのかもしれません。そんなわけで、いまだ見たことのない、渡ったことのないルビコン河(自己暗示)、いずれ行ってみたいです。

以上! 長いよっ!!



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Web拍手レスですヾ(´ε`*)ゝ
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>私も!
>狼読んでみたいです!ジンさんの原点では???
そうかもしれないです、でも今読み返すとたいしたことありませんww でもいまだにこう言っていただけると、嬉しいです ありがとうございます〜

>Yさん
>このなかの一曲を耳にして、誰だろう?と気になっていたので、紹介して頂いてありがとうございます。わかって嬉しい♪
控え目に言ってすごく好きです、Mumford & sons(´ε`) 年寄りくさく、「若い人たちなのに……」と言いたくなる曲ばかりですがww 曲もいいですが歌詞にも彼らのスピリットがこめられてますね。ちなみに、I gave you allなんて、プッロ→ヴォレヌスぽい……

>ななしさん
>『ウソになる前に』、すごくよかったです…!久しぶりのジンさんの映画ficで、しかも藻豆前提のブラピ/豆(!)で、オーリも登場で、すごく読み応えがあって…。切なく爽やかな読後感でした。

そう言っていただけて、UPしたかいがありましたヽ(´Д`)ノ 藻豆という表記もなにやら懐かしくて微笑ましい昨今ですが、今トロイのことなど思い出しても、あの頃の萌え映画って指輪の余波を受けて出てきたんだなーと改めて感じます。だから豆とオーリが共演してるわけですけどw

自分の文章って時間を置いて読むと、他人のものみたいで楽しいです。

>狼はずっと、また読みたいと心願っていましたので、そうだとしたら嬉しいです!!!!でも、もったいなくて読めないかも…(謎な心理です/笑)
当時読んでくださったんですね、ありがとうございます〜。ちょっと前に読み返したら、今なら書かない、入れない描写もあり、良くも悪くもむず痒かったですw

>ななしさん
>できるだけジンさんの書かれた作品をそのまま読みたいです。役者さんの名前はそのままの!

おっそうですかヾ(´ε`*)ゝ ご意見ありがとうございます。過去に書いたものを、壁の落書きのように一覧にして、ジャンル分けさえせずに放置しようかと思ってたんですが、RPSは役者名が出てるのでそうもいかないかな、、と思っていました。やっぱり、パスワード&ID制にすべきか、また考えてみます〜。

>FANさん
Fanさんこんにちは。さきほどメールいたしました(^ε^)ノ ブラピ豆w 一読ありがとうございました。お豆さんの相手についても、メールしましたww

>ヘパイスティオンものも大好物なのでまた読ませていただけると嬉しいです。
この時期に古代ギリシアものを掘り起こすなどして、さらに古代萌えに拍車をかけてしまいました。大王ものも、また書きたいな……。

>そういえば、Romeそんなにいいのですね。大そうリアリティがあるそうで。
すでにobsessionの領域であります。今さらハマるなって感じですが、萌える、という意味では、たぶん過去にはまったTVシリーズの中では、一番じゃないかと。面白いドラマが見たい、という動機で見始めたのに(いやホントです…)、萌えまくってシャウトしまくりの面倒臭い人になってます。

>たしかに名前が変わっていてもすぐに読ませていただけるのはよろしいかもですね。
「恋愛小説家」のようにモデルが誰とあらかじめ教えていただいているとS/Xという事で脳内変換して楽しませていただいてますので;D

そうですね、名前、とくにファミリーネームなら変わっていても、想像に支障が出ないんじゃないかなーなんて思ってもいます。ファンならぴんとくるだろうし、来ないなら、それはそれでいい気もします笑 それか、その場ですぐわかるような簡単なパスワード。slashとか ←とここに書いて本当にそうする可能性大いにあり


>martianさん
お久しぶりです、martianさん! メッセージくださって、どうもありがとうございます♪

>指輪物語の頃から、映画やドラマや本や歴史や旅や犬やリャマ(!)や、ジンさんが日記でお話されていた色んな話題にいつも刺激を受けつつ
リャマwww ここに上げていただいた中に二つもアニマルなワードが入っているwww 私の与太話を肴に一杯ひっかけていただければもう満足です(いつからmartianさん酔っ払いキャラ)。

>2005年制作の「エンパイア」というドラマで、カエサル暗殺後に姿を隠していた若きオクタヴィアヌスを剣闘士タイラノスが守りながら、二人で逃避行を繰り広げるという、とんでもねー設定です。
これ……これ、笑ってしまいましたwww しかも映画ではなくて、ドラマなんですか? それで全10シーズンだったりしたら泣くしかないですwww 

>なんとか助けに入らないといかんタイラノスが見つけた口実というのが、「The whore is my property!」なんですよ!
苦しいですwww もうそこでオクタヴィアヌスのことをwhore呼ばわりしちゃうんですねww またオクタヴィアヌスの役者が「ヒーローズ」で未来を視る画家を演じた俳優だというのは、まだ見ていないのでわかりませんが、けっこう冒険してますね(^曲^)v

ぜひRomeの後で見ようと思います。たま〜に、古代ものやファンタジーものって、ゲイな獣欲を満たすためだけに作られたような作品がこっそり存在したりしますね。私がはるか昔見たファンタジーでは、ムキムキ戦士が人質になった王族を助けに行くのですが、その人質がやたらセクシーな衣装の上目遣いが色っぽい王子でした……おいおい、そこはお姫様、だろ。

貴重すぎる情報、胸にしまっておきます。どうもありがとうございました〜。

コメントもこちらから。私が旅の途中で撮っただいたいが欧米の風景写真が表示されます(地味に交換してます)




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