昨日の日記に収まらなかったので、続きです: 【チャプター6】 剣闘士たちは稽古を行っている。ガイドレスは親友のデモスと木刀を交えて戦っているが、カエリウスのことを思い出した隙をつかれて地面に倒されたりする。デモスは、彼と主人の関係をからかう。その様子を、苛々した様子でヒエロクレスが見ている。 訓練場に、主人の妻ヴァレリアナがやってきて「主人のキャリアにとって大事な剣闘士たちを検めたい」などと言い出す。彼らは一列に並ばされる。さすがにガイドレスは、この女と道が交わることはなければと思っていたんだがな、、と思う。個人的にこういう展開大好物 v(^曲^;)v ヴァレリアナは彼らを人扱いせず、言葉で侮辱する。やせ細った奴隷のことは「怠けていたからだ」と言い出すので、仲間たちと劣悪な環境を生き抜いたガイドレスは、リーダーとして思わず「怠けていたのではなく、放っておかれたのです」と口を出してしまう。 ヴァレリアーナはガイドレスをターゲットにして言葉でなじる。そこへ、カエリウスが登場し、アホ妻に断固とした態度を取り、彼女を追い払う。この間も、奴隷と主人はいちいち視線を交わしたりしている。問題は解決したものの、ガイドレスをはじめ、奴隷たちは憤っている。 カエリウスは妻の処遇に困っている。彼女が、やっと築きつつあった彼と奴隷たちの前向きな関係にヒビを入れたことが無念でならない。故郷に送り返したいが、子どもが生まれてくるまではできない。 ガイドレスは、カエリウスに呼ばれて居室にやってくる。妻の行いを謝りたい、という主人。だがガイドレスはまだ怒っていて、氷のように冷たい声で「あなたの妻のことなんて構ってません。ところで、用件はそれだけですか? それとも、まだおれに何かお望みで?」 ド淫乱な主人はまたムラムラきちまって、謝るだけと思っていたのに、ガイドレスを誘ってしまう。すると奴隷は怒って主人に圧し掛かり、 ガイドレス「おれの望みは、ドミヌス、あなたをもってしても与えられません。もう二度と、まるでそれを私に与えたがっているかのように尋ねないことだ。あなたの望みを言えば、もちろん私は全力でそれを与えますがね。だがおれを、あなたの柔らかな肌や、締まりの良い尻や、甘い誘いの言葉で眼がくらむほどの痴れ者だと思わないことです」 カエリウスは良心の呵責を覚え、謝罪する。 カエリウス「おまえが望んでいるものはなんだ? おまえの魂は何を叫んでいるのだ?」 主人の無神経に我慢の限界のガイドレスは、あろうことか、かつて誰にも話したことがない想いを口にしてしまう。 ガイドレス「あなたには死者を蘇らせることができるのか? おれの魂はただ一つのもののために叫んでいる……ケルセス」 カエリウスは強張り「ケルセスとは誰だ……? 愛人か?」 ガイドレス「愛だ。唯一の」 そしてガイドレスが語るには、かつて彼が暮らしていた東方の町に、ローマ人の軍隊がやってきて虐殺や略奪を行った。その軍隊はカエリウスの伯父が派遣したものだった。ちょうどその時、ガイドレスは議会に出席していて武器を所有しておらず、どうすることもできなかった。村は焼かれ、人々は泣き叫び、多くが虐殺された。そんでもって、ガイドレスが愛していたケルセスは眼の前で殺された。 ガイドレス「彼は生前人を傷つけることなどなかった。だがその優しさの報いは、私の眼の前で殺されることだった」 過去を帳消しにしてくれるか? おれの心を取り戻してくれるのか、と言われ黙り込むしかないカエリウス。 カエリウス「おまえを捕えたのが、私の伯父が派遣した男たちだったとは知らなかった。すまない、ガイドレス……おまえの心を取り戻すことはできない」 ガイドレス「そうだろうな。あんたの虚しい謝罪は、自分のために取っておけ」 だがガイドレスは、どうして誰にも、親友デモスにさえ言ったことがない過去を、この男に話してしまったのか、と思っている。 それでも空気の読めない主人は、自由を与えると言っては「どこへ行けというんだ? 故郷は破壊され、愛する者も失った」と返され、「では剣闘士訓練所を任せようか」と言っては「おまえからは何もいらねっつってんだろーか!」と叱られる。 とうとう堪忍袋の緒が切れたガイドレスは、杯をテーブルに叩きつけ、 「あんたは�爐海譴鰺燭┐燭蕕匹Δ�――�瓩箸曚兇�。まるで私が�爐修譴呂いぁ� それこそまさに、あなたの家族が私の愛する者を死に至らしめたことを忘れさせてくれるものですね�瓩箸任盡世Δ里魎�待しているかのように!」 おれの望みは彼の元へ行くことだが死ねない、復讐を果たすまでは――ガイドレスの心の闇は深いのだったヽ(´Д`)ノ カエリウスは、そのような愛を理解できないかのように、じっと自分の奴隷を見つめる。もちろん、ローマ人の彼には理解できない。 カエリウス「死にたいんだな」 ガイドレス「そうだ。おれのことなど放っておけ、この奴隷の巣窟に。ドミヌス、ここが私が属している場所だ」 カエリウス「それがお前の望みなら」 カエリウスはガイドレスにキスをするが、奴隷は返さない。もう少し二人の会話は続く。主人が本当に心を痛めている様子で、彼を理解しようとしていることを、ガイドレスはふしぎに思う。 ガイドレスは宿舎に戻る。あらためて、おれの目的はあいつを殺すことだな、と決意を強めるのだった。 【続】 ------------------------------------------------------------- ちょっとツメが甘いな〜、喋りすぎだな〜と思うところも無きにしもあらずですが(そうは思わない? それはジンたんがうまくはしょっているからだ´Д`;)ノ、主人が妻に手を焼いているところや、生活に疲れていて男漁りに慰めを見出しているようなあたりが色っぽいなあと思います。 次の章まで読んだんですが、今日はここまで。
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