#Match #Barca 完璧なシナリオ、完璧なハッピーエンド CL決勝 Barca (3-1) ManU 21:05:02, 日曜日 29, 5月 2011 これが、夢にまで見た決勝ってやつだー! クラシコ4連戦後、バルサファンの心の片隅には、ある種の諦観が芽生えていたはずです――「どうせ優勝しても、また誤審だの陰謀説だのを持ち出してくるんでしょ」ところが、昨年8月に始まったこの物語には、私たちの予想をも上回る完璧なハッピー・エンドが待っていました。ダニの言葉(英訳)を借りるなら、"It's the best answer on the pitch". 試合後の選手や監督のコメントはスポーツニュースのサイトで山ほど読めるので、ここでは控えます。■HILIGHT■ VIDEO ■THE BEST■ 議論の余地なし、陰謀説なし、不満もなし 普段は�爛汽奪�ー�瓩砲呂曚箸鵑秒躇佞鯤Г錣覆�Yahoo.USにもこんな小見出しが躍っていました。『バルサの、マンUに対する過去3年で二度目のCL決勝はまたしても、いかに彼らが支配的であるかを証明したに過ぎない。その事実を否定するものは何もない。UEFAとUNICEFの陰謀だと責めるいかなる口実も存在しない。彼らはただ、それほどまでに強かった』 点差以上の圧倒的な強さでした。私が読んだところ、欧州中のプレスも一致の見解を見ています。 また、アレックス・ファーガソンも試合後のインタビューで「この25年間で最強の相手だったか 」という質問に対し、このように答えています。「そう言わざるをえないだろう。私が監督になって以来、対戦した中で最高のチームだった」 試合MVPにリオネル・メッシが選ばれ、またおそらく来シーズン発表されるバロン・ドールを獲得するのも3年連続で彼だとしても仕方がない。彼が次のW杯ブラジル大会でアルゼンチンを優勝に導いた後で、「ぼくはそろそろ星へ帰るよ」と言ったきりこの地上から姿を消しても、私はきっと驚きません。 とはいえ、近年のバルサの試合にはつきものですが、最高のパフォーマンスを披露した試合では誰か一人が抜きん出ていいわけではない、ピッチの全員がその実力を遺憾なく発揮する というミラクルが、このbiggest matchでも発生しました。でも、これはミラクルじゃないんだな。すでに彼らの頭の中ではスタンダードとして存在している想定内の筋書きなんでしょう。 個人的には、今シーズンはマドリー相手に5-0という伝説の試合をやってしまっているので、今季最高のパフォーマンスとは言い切れませんが 間違いなく五指に入るベスト・ゲームでした。ニュートラルな眼から見ても、面白い決勝だった、との声が大半のようです。私が気に入った、英Guardianの記事に投稿されていたあるコメントをご紹介しましょう。「つまりきみは、"park the bus"戦術(全員引いて守備)を取ってもバルサ相手には負けるし、フットボールをプレーしようと果敢に挑んでも負けるわけだ。エンターテイメントという観点から言わせてもらえれば、ユナイテッドが後者を選んでくれたことを神に感謝するよ」 試合後の、メッシ、ダニ、チャビのインタビュー(英訳付き)VIDEO 最後の大舞台のためにゴールを�犲茲辰討�いた�瓮咼献� やってくれたね、アニキヾ(´ε`*)ゝ W杯でも最多得点を決めたトップスコアラーにもかかわらず、ビジャはなぜか縁の下の力持ちのような気がしてなりません。美味しいところはチームメイトに掻っ攫われてます W杯ではイニエスタ、バルサではメッシ。でもいいんです、彼はここぞという時に結果を出してくれる男。クラシコで2点決め、CL決勝で優勝を確実なものとする3点目を決めてくれた彼に、ましてや今シーズン19ゴールを記録した彼に、シーズン後半の失速のことで文句を言うファンなんてもはやいません。どつかれアニキ ところで、ビジャがゴールを決めた瞬間、膝をついて拳を振り上げたメッシの姿が印象的でしたね。 自身の得点シーンといい、ここまでエモーショナルなメッシもめったに見かけません シーズンを通して言えば、ビジャはもちろん、アフェライ、アドリアーノ、マスチェラーノの獲得は大成功に終わりました。 唯一、シーズン途中から入ってきたイビ(アフェライ)には疑問符がつく見方もあるものの、彼がCL準決勝でメッシに黄金のアシストを決めたことを思えば、もともと安価で獲得した彼の分はすでに元を取ったと言っても過言ではありません(`曲´) そのイビは、試合前にこのような発言をしています。アフェライ「(バルサでの)半シーズンが気持ち良く終わろうとしていると感じている。けっこうプレーしたよ、多くの人はそう考えてないみたいだけど。皆はイビのバルサでの役割は何だったんだ? と言う。でもおれは気にしない。もしレアル・マドリー相手に、メッシをアシストすることで違いを生み出したなら……人々が言っている事のために、夜中に眼が覚めたまま横になっていることはない」 もちろんだよイビ。きみは半年の間に二つのタイトルを手にしてしまったね。これで、W杯決勝での敗戦の痛みも少しは和らいだかなイビ「ういしょっと」 ところで、レッズファンはもちろん、一部のEPLファンからは「ベンチを温めるためにバルサ入り」と皮肉られていたマスチェラーノ。どうですか、彼が今シーズン見せた忍耐力、謙虚さ、プロフェッショナリズムは。 レッズをきれいな形で離れなかった彼ですが、優勝後はリヴァプールファンに向けて「(マンUを倒して)彼らも喜んでくれてるだろう」と発言。彼のプロフェッショナルとしての素晴らしさを、EPL時代は自分のクラブの選手だったにもかかわらず見抜けませんでした。チームのメンタリティに奥行きを与えたアビ ファン・デル・サールのような選手としても人間としても偉大な選手が、有終の美を飾れなかったことには胸が痛みます。しかし、どうしても勝利を手にして欲しかった選手がバルサにもいました。 試合後、プジョルとチャビはトロフィーを掲げる直前までアビダルにキャプテン・マークを譲ることは秘密にしていた、と打ち明けました。これはプジョルの発案だった、とグアルディオラは記者会見で話しました。グアルディオラ「プジョルはトロフィーを掲げる役目に値したが、彼が、アビダルに譲ると決めたんだ」「皆さんの前で、カルレスに感謝を伝えたい」「彼のあの行動がバルセロナというクラブの特徴を表していると思う。ピッチ外での人間関係のよさを示している」 国王杯決勝で敗れた後も、リーガで優勝した後も、スポーツ・ディレクターのスビサレータを始めクラブ関係者は「今シーズン最悪のニュースは、アビダルの身に起こった事であり、最高のニュースは彼が復帰したこと 」と話していましたが、彼の身に起きた悲劇とそこからのカムバックが、このチームをさらに団結させたことは間違いなさそうです。ヴィクトル・カサイのジャッジ そつなく吹いたのではないでしょうか。エブラとビジャに一回ずつペナルティ・エリア内でのハンドはありましたが、取らなくて正解でした。バレンシアにはもっと早く警告を提示して欲しいところでしたが、許容範囲。 しかし、もう一つ特筆すべきは選手たちの姿勢でした。両チームとも、ファウルまがいの接触があっても、笛が吹かれていないとわかるとすぐに立ち上がり、当事者やキャプテン以外が審判に抗議することもありませんでした。審判としても、やりやすかったんじゃないでしょうか。マンUのグッド・ルーザーぶりに心からの称賛を 彼らは真に偉大なクラブだということを、負けてなお証明して見せました。もちろん、内容が完敗でぐうの音も出なかった、というのもあるでしょう。それでも、試合後にペップを讃えるファーギーの表情にもさっぱりとした潔さが滲んでいました。SAF「今夜、我々は疑いようもなく欧州最高のチームに負けた。恥じることはない」 マンUの選手たちのコメントです。ヴィディッチ「僕たちの過去の戦いを見たら、彼らほどのチームと戦ったことはないと思う。僕たちは相手を称えないといけない。彼らは良い試合をして、勝利にふさわしかった」 VDS「バルセロナは本当に素晴らしい。僕らもよく戦ったが、彼らの方がより多くのチャンスを作り出していた。2つのミスをしたことが僕らの首を絞めることになった。とはいえ、僕のキャリアを支えてくれたすべての人々に感謝したい。また、どこかで会おう」 ダニ・アウベスも、試合後のインタビューで「敗戦後もマンチェスター・ユナイテッドはとても品格があった」 と発言しています。 ダニを始めとする、マンUの潔い負けっぷりを讃える発言の言外に込められた痛烈な皮肉 を、私は大変気に入っています ■THE WORST■ 悪い点は見つけるのが難しいくらいですね。きっとマンUサイドから見れば、色々あるに違いありません。ハビ・エルナンデスをアップフロントか中盤に下げてプレーさせるか、試合前に議論がありましたが、結局彼は前線でプレーすることに。この決断が、キャリックとギグスの中盤を手薄なものにしてしまいました。 しかし、オフサイドラインぎりぎりで仕掛けるチチャリートとルーニーを、バルサの守備陣はひじょうに良く見ていましたね。 しかし、ここではこの素晴らしい決勝の緊迫ムードに水を差した、この場面を取り上げて終わりです。ミラニスタ、立場なしメッシ「ファンは大事にしなくちゃな」 ■STATISTICS■ Possession Barcelona 68% Man Utd 32% ピーク時は70% Attempts on target Barcelona 12 Man Utd 1 バルサは16本ショットを試み、うち12が枠内シュート。マンUは試合を通して5回のアテンプト。うち、一度の枠内は、ウェイン・ルーニーのゴールAttempts off target Barcelona 4 Man Utd 2Corners Barcelona 6 Man Utd 0 高さのあるマンUは、CKからバルサの弱点を突ける可能性があったが、マンUのCKは0Fouls Barcelona 5 Man Utd 16
12 メッシは今シーズン、CLで12ゴールをマーク。ファン・ニステルローイの記録に並ぶ。皮肉にも、ニステルがこの記録を打ち立てたのは、彼がマンUでプレーしていた時だった662 バルサがウェンブリーの夜に成功させたパス数(パス総数は772本) 。一方、マンUは419回試みた中、コンプリート数は302本124 チャビはバルサのハートでありマエストロ。味方へのコンプリート・パスは124本。マンUのパス成功率が最高の選手はリオ・ファーディナンドで、40本45 バルサの中盤で、イニエスタとブスケツが交わしたパス数は45本。これは他のどの組み合わせよりも多い。 一方、マンUはファーディナンドとファン・デル・サールの間でチーム最高17本のパスが交わされた。3 バルサのゴールは3ゴール。決めたのはそれぞれ、フォワードの3人。また、彼らにアシストしたのも中盤の3人108085 バルサのオフ・ザ・ボールの動きは見くびられがちだが、試合の大半でポゼッションしているにも関わらず、彼らは全選手トータルで108km以上走っており、これはマンUの全体よりも4km多い 後ほど、選手たちのメッセージ on SNSや各国プレスの反応、フットボール界の反応などを上げます。