バルサが国王杯敗退したおかげで、本を読む時間がたっぷりあります。 ここ数日夢中になって読んでいた「風の影」というバルセロナを舞台にした本、よかった。久しぶりに、本の登場人物に恋をしました。内戦前から内戦後の独裁政権下の時代まで横断する冒険小説。死や絶望、憎悪すら包み込んでしまうユーモアが絶妙。個性的でありながらあくまでどこにでもいる小庶民である無数の登場人物が、主要人物から端役に至るまでビタッとおさまってる。少年時代の友情と裏切り、残酷でロマンチックな男女関係。浦沢直樹が漫画化したら、きっと素晴らしいだろうなあ。 私が恋したキャラクターは端役ながら、「ここまで完璧だからこのまま退場するまでコケないで!」と思わず祈ってしまったほどのキャラでした。そして期待は裏切られることなく、退場まで完璧でした。作者自身、この私のお気に入りのキャラに肩入れしていたような気がします。あとは主人公の相棒となる反体制派の自由主義思想家。このキャラも同じくらいお気に入り。 特に過去のパートは萌えたなあ。要所要所、若干ご都合主義なところはありますが、青春小説として、このくらいはいいんじゃないでしょうか。 ちなみに、会話の中に地味にサッカーネタも登場します。登場人物が「マドリーのCFにゴールを決められる」夢を見て、自分たちの間違いに気づくというシーンも(笑)。 バルセロナ出身の作家によって語られると内戦当時の様子も、初めて知ることも多く興味深かったです。作者は細心の注意を払って政治色を感じさせない作品に仕上げていますが、もう少しカタルーニャ主義者について触れてくれると個人的には痒いところに手が届く本だったですけどね。内戦中は、バルセロナ市民はほとんどが両極化していった左右どちらかの陣営についていたのかと思っていましたが、そうではなかったんだ。 web拍手からイケル/チャビSS第二段にご感想をくださった方、ありがとうございました。そんなに萌えていただけたとは(嬉)。内戦ものを読んだ後だと、なんだか余計にこの二人が(主にチャビが)愛しくなってきました。 MPに向けて、内戦&内戦後の小説の続きを書こうと思います。 将来バルサをしょって立つはずの坊やたちが、本格デビュー前に萌えを提供してくれました。ダルマウ、ムニエサ、ガイ、チアゴその他。みんな可愛い。 ん? リヴァプール? まあ私に言えることは、アーセナル以上に残念なチームがいたってことですかね。
|