だらだら日記

2017年05月11日(木) スピーシーズドメイン44話感想その2

45話がもう発売しちまう(こっちではしてる……)って恐ろしい時期ですが、ようやっと44話感想その2。ニコニコ静画で27話も公開されたんでよけいに今更感ある。
44話で特にいいなーと思ったシーンその1が、100メートル走の紅川。……の後の足震えてる場面。いやそりゃもう、先頭切ってビッグマウスを実践してみせるところなんか、さすがのアドリブ力ですよ。競技決めの43話やこれまでの話を読んでる読者からすると、パフォーマンス枠じゃなく実力を買われての人選だと分かるから一位の結果も納得ですよ。そんなわりといつも通りにかっこいい紅川が、一瞬にして「可愛いな!」に変わったのが例の足震えコマ。
和泉は「長渡弄りとか流石狙い目分かってんな!!」と言ってて、実際パフォーマンスの一環になっちゃってるけど、海回で長渡さんが自分のこと好きなのか気にしてた紅川のこと考えると、弄りというよりガチ告白に近かったのでは……と思えてくるんですよね。ちょいちょい木下さん経由だったり長渡さん本人の反応だったりといったものから、長渡さんはやっぱり紅川のこと好きなんだろうと思わせるものの、海後の二人に特に進展があったかは読者的には分からないまま。なので、紅川にとっても「好きなのかな?」で止まっていて本当のことろはどうか分からなく、告白めいた気障台詞を言ってもいい反応してくれる保障はない状態で体育祭まで来てたんじゃないかな、という印象になる。
紅川の性格からして、好きでもない相手にああいう公開告白をするとも思えないんで(それこそ弄りになってしまう)、「自分のこと好きなのかな?」から「自分は好きだな」に気持ちが変わっていて、涼しい顔してやってのけたようで内心ドッキドキだったんかなーって感じが、あの足の震えから想像されてなんか好きなんです。公開プロポーズって実際のところ状況と人を選ぶと思うのでリアルだと否定派なとこあるんだけど、気障な台詞よりなにより、緊張っぷりが良かった。その辺、海で何があったか知らない日佐戸&和泉には分かってないんだろうなーって感じも好きです。
がしかし、長渡さんに好きだとしっかり伝えたわけでも付き合ってくださいと言ったわけでもないわけで、長渡さんからするとほんとにパフォーマンスの一環でしかない?と悩んじゃったりするのかも。土和さんと田中以上に進みにくい状況になっちゃってそうな(笑)。「かっこつけすぎる」という台詞が実際のところ「かっこよすぎる」の長渡語なとことか、一番が似合うと言われた後の表情とか、長渡さんの可愛いとこをいっぱい楽しめたので、ちょいちょい紅川×長渡さんの進行状況も知りたいところ……。

44話で特にいいなーと思ったシーンその2で、いちばん好きなコマが、大機の「今日の見せ場はここじゃない」の場面。発明品の使用を封じられて二位の結果に収まった大機だけど、実際のところ勝とうと思えば勝てた気がするんですよね、大機だし……。風森さんと参加するリレーこそ一番の見せ場だと思っていて、そっちでは驚異の走りを見せるんだよなあ。可愛い。
あと、これは43話の感想でも書こうと思っていたことだけど、大機が「風森さんは勝つ」と信じ切っている場合の風森さんの勝率ってどんなもんなんでしょうね。弓矢の時は二回とも風森さんが的に当てることが出来る(一回目は無意識だったとはいえ)と信じていて、実際にあの結果だったわけですが、走りは他の物理要素が無ではないとはいえ関わりにくそうだから、大機の能力の範囲が気になるところ。

田中&土和組も当然のように可愛かったです。
二人三脚は同性ペアのようだし、ロミジュリは魅重義&羽井の見せ場っぽいし、体育祭で田中&土和のセットでの活躍は見れないのかなと思っていたら、まさかのまさかで障害物競走もペア競技。阿吽の呼吸っぷりが可愛いなあ。

蛍樹さんは二年になったら放送委員になればいいんじゃないでしょうか。田中と一緒に実況・解説したらめっちゃ楽しそう。

魅重義&羽井組の感想は、45話読んじゃった後だとめっちゃ書きにくかったので45話感想でまとめて書こうと思います……。



2017年04月12日(水) スピーシーズドメイン44話感想その1

体育祭、始まったー!(厳密には前回冒頭カラーで始まってたー!)

口上中、黒樹さんが頬紅潮させてるのは興奮してるせいかと思えるけど、樹心院会長はひたすら照れのせいな気がする(笑)。白組・青組・赤組で済むところを白の戦士・青の戦士・赤の戦士と呼ばなきゃいけない竜ヶ原のノリ、素のエルザさんにはめっちゃ向いてなさそうで、なんかもうがんばれ!って感じです。ビッグマウス見本示してるとこに鈍足をツッコまれてるのも可愛いし、それで怒っちゃうのも可愛いし、編み込みポニーテールも可愛いし、はーもう会長可愛い。

今回、初登場キャラも多くてにやにやします。炭水化物感すごい名前の米盛だんごさんは、厳密には前回登場してるから初ではないけれど、天狗の愛宕くんにリポーターの百蛇川さん、翼人の羽原くんに前から名前だけは出てた鬼王さんとてんこもり。あと何気に校長先生初だよね……? 一瞬まともっぽいけど、最後の攻めっぷりはさすがに竜ヶ原の校長やってけるだけのお人だなと思いました。

米盛さんは、前回の登場時も一応体操服で「盛」の字の「成」までは見えてるんですね……。だがしかし、だんご……。本名なのかだんご……。いっそ偽名と言われたいくらいの名前ですが、アンリミテッドさんと比べると普通の名前な気がしてくるだんご。

鞍馬先輩は鼻の長さは普通だけど、愛宕くんはめっちゃ天狗候なビジュアル。天狗系の亜人は名字に特定の漢字一字(または部首)が含まれるわけじゃなく、天狗関係の名字を背負ってる形になるんですね。ノリッノリな嘘解説、楽しい。

百蛇川さんは亜人なのかな、人間なのかな。名前に蛇は入ってると蛇系の亜人の可能性もあるのかな?って気がするけれど。

羽原くんは、ビジュアルめっちゃ好みですね! 網に引っ掛かってるせいで顔はいいけど頭は残念枠に見えちゃうけどビジュアルはほんとめっちゃ好みですわ! いや、残念枠に見えるというより、翼のことを考えずに障害物競走選んでる時点で本当に残念キャラなのか?
いやしかし、受け狙い(パフォーマンス加点狙い)であえて障害物を選んだ可能性もなくもないかも……? 翼人、どの競技でも不利だって羽井さんが言ってたしなあ。

鬼王さんは、魅重義とも個人的に知り合いっぽく、がっつり話に絡んできそうな雰囲気。りのんちゃんインちゃんのような魅重義中心ハーレム形成員(当然第一夫人は羽井さんである)になりたい系キャラなのか、完全に別理由で突っかかってくるタイプなんか。下手すると、この辺の面子がディスりあい参加する可能性もあったり……?

羽原くんと組んでる特に初登場でもない田中さんは、クッキング部を去る土和さんを見送る様子から、勝手に上の学年かと思ってました。思えば、学年カラーのリボンが土和ちゃんのものと同じなんだから、3巻時点でクッキング田中さんと土和さんが同学年だってのはすぐ分かりそうなものなのにな……。
今回、「私は田中」と喜んでる女子は学年カラーがピンクのようなので、多分違う学年。
終業式の時に目立っていたドワーフの松土と人間?の阪本も再登場し、いかにモブを覚えてられるかが勝負の漫画になってきましたよー。ちなみに、その勝負に勝てて得られるのは自己満足のみです。松土くんのような目立つ容姿の亜人だと覚えやすいけど、ひっそりこっそり再登場している1−5以外モブもいたりするのかもなあ。

あと宇田さんの髪型がサンズちゃんっぽくて、オータムの悲惨極まりない運動会を思い出しました。

メインキャラの感想はまた後日〜。



2016年12月31日(土) 2016年

マンガは基本的にこれといって新しいものにドはまりすることはなかったものの、最後の最後にジャンププラスの封神演義がめっちゃ面白いことに気付かされて人生を20年損してた気分にさせられた年でした。
いや、あれほんと面白いわ……。ジャンプから遠ざかってた時期だったので、連載当時は本当に読んだことなかったんだよな。西遊記なんかで馴染んでた○○の正体は△△の化けたものだー!って感覚とか、宝貝の多様さとか、原作小説もこんな感じなんだろうな〜と思わせるものがあってすごく楽しい。まだ無料連載分しか読めてないけど、ちゃんと単行本で最後まで読みたい。

アニメは、いろいろそれなりに楽しんではいたけど、なんだかんだとこれまた最後に来たユーリ!!!が印象深い。話が面白いというよりキャラ萌えが強かったのはこの作品だけかも。

星矢30周年だったけど、LCが終わってしまって超しょんぼり。

大体そんな一年でした。



2016年12月18日(日) スピーシーズドメイン39話と40話感想

39話の時、感想は日記で書くぜと宣言してたものの、なんだかんだで書けずじまいで40話掲載号が出てしまったので、まとめて感想UPします。別チャン自体は関西発売日に買ってるものの、そうすると逆に読んだ当日にTwitterで萌え叫ぶことが出来ないので、感想垂れ流してしまうという……。
39話は特に内容もきわどめのネタなこともあり、Twitterで呟いて変なスパムアカウント類に近寄られても嫌だなあ、みたいな気持ちもあり(笑)。
まあ、なんにせよ語りたいこともたまってるので、一気に吐き出しますよ! わっしょーい!


スピーシーズドメイン39話感想
予告でインちゃん出てくる回なのは分かってましたが、まさかのインちゃん主役回。
インちゃんのことを案じた土和さんが行動に出る……までは分かるんだよー! 自分の代わりに田中のもとに強制転送させれば、田中の面倒見の良さにインちゃんも感銘……までは多少夢見がちながらもまあ分かるんだよ。
だが、小学生女児が好きでもない男(と好きな男)に肌をさらす意味を、なぜ理解しないのか、土和さんー!!! 本人が毛深いからなの? 裸を裸と感じないの?? 珠景ちゃんも本命じゃないっぽい魅重義に裸エプロンして平気っぽかったもんなあ……。今回も下半身下着ですし(上半身はブラなのかブラ風部屋着なのかなんとも)。
インちゃん、入浴シーンで乳首券が発行されていることにまず驚き。どこぞのマンガでは痴女力の活用により通常場面でも靄を引き寄せることができるキャラもいますが、インちゃんは人間だし痴女じゃないし、出ちゃってる乳首はひたすら出たままであります。まあ、アニメ化するなら謎の光が画面に登場してありえない隠し方をしてくれそうですが。これはあくまでマンガ作品。
すなわち、見せたくもない男子・見せても構わない男子・読者に対し、インちゃんは本人の予想を超える露出をしまくってるんですよ−!
ここで素直にありがとうございます、とか言えれば萌えを求める人間の正道な気もしますが、いかんせんこれまで子供らしい可愛さをバッチリ見てしまっている身。そんなインちゃんが状況が状況とはいえ乳首も見えるレベルの裸を男子にさらしているのは、なんとも気まずく……。というかさらし相手が男子でなくとも見てるこっちが気まずく……。
田中的にはこれこそラッキースケベの頂点なんでしょうが、土和ちゃんが気になってる田中にとっても魅重義が気になっているインちゃんにとってもただのアンラッキースケベですよね、この状況(笑)。ほんと、土和さん何を思ってこの状況を狙ったんだ……。確かに田中は紳士丸出しでインに自分の服着せてきっちり送り出しそうな雰囲気ではありましたがー。その点、土和さんの田中認識は間違いないなって再確認できましたが!
しかし、インちゃんは田中の恩を受けるまでなく、頼りになりそう……というか頼りたい魅重義の元へワープ。木下さんは兄弟丼がどうのこうの言ってましたが、インちゃんは魅重義にぽーっとしてるの継続してると信じていたわたくし、インちゃんが魅重義のもとに現れた展開は、これだーこれでなくてはいかんのだーと大喜びでございました。
インちゃんにとっての魅重義は、リノンちゃんのように自分の体を武器に積極的に誘惑しようとしたというより、裸を見られてもいいから頼りにしたい(と同時に可能であればその気持ちをアピールしたい)相手だったのかな、と思います。リノンちゃんがサキュバス的アピールをしっかりしてたことは驚きでしたが、正直そこで本当に手を出されてたら問題がえらいこっちゃなので、相手にされなくて正解だったと思いますよ……! 児ポはダメ絶対。
リノンちゃんに服を借りたインちゃんの様子は、服レンタルものの定番にニヤニヤしました。すなわち、胸が余って腰はきちきち(逆パターンは胸がきつくて腹がゆるゆる)。この、胸が足りてない描写、めちゃ分かるー!って感じなんです。16ページの1コマ目、このインちゃんの上体を下げ気味にするとカップの位置に胸が追い付かなくて微妙に浮いた感じになる、というのを見事に描いている様に乾杯……。スピドメの胸描写は巨乳だけじゃなく貧乳もツボであった。
失恋者同士で仲良くなる流れもすっごく可愛い。お互い、羽井さんとの関係を応援できる気持ちがあるっていうのも大きかったんだろうなあ。これでどちらかが羽井さん認められない!という姿勢だったら、上手くいかなかった気も。つまり、本当にインちゃんに友達ができるきっかけになったのは田中ではなく羽井さんではないのか。しかしここであくまで田中評価上げちゃうところがさすがの土和さんですね。
土和ちゃんがめっちゃ田中好きじゃなくて、田中がインちゃんと同年代だったら、少女マンガ的には田中とインちゃんがくっつく方向に向きそうな気もするんだけどなー。なんで相馬なんだろう。少女マンガではないからですかね。単行本のおまけマンガだと相馬が一方的に迫ってる感じなので、例の事故の時の組み合わせも「二人きりじゃなければ出かけてもいいです」とインちゃんが折れた結果だったりするのかな。もし今回インちゃんが送られてたのが田中じゃなく相馬のとこだったらどうなってただろう……と妄想してみたんですが、あれはあれで何をされるか分からないということもなく、せめて初潮が来てればとか失礼なこと言い出してぶん殴られそうなくらいで特に何事も起きない気もしました。手を出してたら出家じゃ済まんぞ。児ポはダメ絶対マジほんと。


スピーシーズドメイン40話感想
予告で黒樹さん出てくる回なのは分かってましたが、むしろドワーフ回。
黒樹さんの恋愛事情ってことで、黒樹→奥田のドキドキ恋愛相談会でも始まるのかと思ってましたが、いやあのなんていうかその黒樹さんは黒樹さんでした。どこまでも黒樹さんでした。「あいつは俺の彼氏だからな!!」の台詞を見た段階で、読者としても7ページ3コマ目の羽井さんの表情しちゃったくらいに黒樹さんでした。いやほんと、これ絶対両想いなわけないなと3ページにして確信させてくれる黒樹さん……(笑)。好きだわー。リアルに近くにいたらがちんこうざそうですが。
奥田くんは、ほんとかっこいいなー。強面だしイケメンじゃないけど、黒樹さん(基本チョロい)ならこの状況は一発で恋に落ちてもおかしくなかろうて。そして自分が好き→相手も自分を好きに発想が転がる黒樹さんなら両想いだと勘違いし始めてもおかしく……いや黒樹さんとしては通常営業だけど、あの流れで勘違いできるのはやはり普通はおかしい……。
黒樹さんの話を聞いてからの羽井さんの反応がいろいろ楽しいのですが、その様子を実況する蛍樹さんの台詞がいちいち面白くてツボでした。「恋愛ソムリエのテイスティングに全く引っかからなぁーい!!」「この隠し玉にはみねちんもニッコリだ!!」「男女と見ればひとまずカップリングする羽井美根さん、若干引き気味にアウト判定です!!」の台詞回し、めっちゃ絶妙でテンポ良くて好き。羽井さんの「要出典気味ではないでしょうかぁ!?」も好きです。
奥田くんの好きな人は、流れからすると土谷さんかな。「優しさだけで惚れたりしない」の発言、切ないッス……。一年生のメインメンバーは両想いが多いので、こういう一方通行ばっかの関係を上級生組で見れるの嬉しい。両片想い至高主義だけど、片想いがフィーバーしちゃうのも好きですよ!
土谷さんがフレスヴェルグリーダー候補に挙げてる鬼王さんは鬼、血ノ宮さんは吸血鬼っぽいとして、沙魚川さんは人魚とかなのかな。でも足が魚だとさすがに大変そうだから、半魚人系なのかな……。いや、魚顔とかじゃなく、耳が魚のひれっぽかったりするタイプとかで。そういえば、蛍樹さんって一応エルフ系統の名字なんだなあと最近になって気付きました。
土谷さんの付け髭が外れてからの一連の流れも素晴らしいです。ヒゲのない土谷さんはわりと田中のストライクゾーンみたいだし、好みのラインの可愛い子に直タッチしつつ弱いとこ見せられたら見事な赤面になっちゃうのも納得。しかし、それを見ちゃった土和さんが心穏やかならぬのもすごく納得の流れで……! 上機嫌だった21ページの土和さんが22ページで様子のおかしさに気づいた後のコマとか、もうすごい好き。自分の好きな自分の特徴をそれ込みで好きになってくれてると思ってた、それが思い込みだったかもしれないと気付かされる場面。土和さんはなんであんなに自信満々でいられるんだろうすごいなーと思ってたけど、田中が「ヒゲのあるアンリ」ではなく「アンリのヒゲ」を好きでいると思っていたからだったのね……。もっと自信を持てばいいって、アンリのヒゲが好きという気持ちに、ということだったのか。
土和さんのヒゲが燃えちゃったのは、今回のエピソードの前のことなのか後のことなのか。田中は確かに土和さんのヒゲはないほうが好み。だけど土和さんにヒゲのない姿を押し付けかねないから改造ヘアアイロンを人手に渡すくらいには土和さんのヒゲへの気持ちを大事に思ってはいるんだよー。
スピドメはあまり話を引っ張ることがないので、ヒゲ問題も次回には解決してるかな。



2016年09月21日(水) 「君の名は。」感想

「君の名は。」を「君の名は」と書かれていると「里見☆八犬伝」を「里見八犬伝」と書いてる人に対してと同じくらいのもやっとを感じる口ですが、ティーンエイジャー&リア充カプに大人気と評判の「君の名は。」、ぼっち鑑賞してまいりました。
観たのは先週のことなのですが、二回目を観る前に感想吐き出すだけ吐き出しときたいので、ざっくりと書き並べてみます。

「君の名は。」、名前は聞いたことのある、作品名も聞いたことのある、公開されるたびにオタク界隈では何かしら話題となる新海誠監督の作品ということで、この作品についても夏前からぼんやりとは知っていたのでは、と思います。
……が、特に意識し始めたのは、少年ラケットサイン会のために山手線に乗った時。参加券入手のタイミングか実際のサイン会のタイミングか記憶が定かでないのですが(サイン会の時はオリンピックの広告が目立ってたから、多分参加券入手の方だと思う)、パンフレット表紙にもなっているキービジュアルが使われたポスターに惹かれたのがきっかけでした。
青空を流れる彗星、二人の立つ場所を隔てる光、そして「まだ会ったことのない君を、探している」というコピー。うわっ、これめっちゃ好きなやつだ……とまあ、さっくり捕まりました。現実の世界で出会う前に非現実的な世界で出会っているって、最高にお約束が素敵なやつじゃないですか! しかも東京ドームシティで新海誠が描く宙展がやっているということは宇宙が絡むわけか! めっちゃ観たいわ! ていうかとりあえずTenQとやらに行ってみたいわ! 東京ドームシティの最寄駅知らんわ……!

そんなこんなで公開中には観に行こうと決意し、公式サイトも見てみたのですが、あらすじ紹介でまた沈没。「辿り着いた先には、意外な真実が待ち受けていた」って、これ会えんやつだ……! パラレルワールドか生きている時代が違うかのどっちかで、会いに行った先で彼女は存在しないやつだ……!
PVの類を見ていると、以前に隕石が落ちたことがあるようなので、隕石が落ちたことのある世界とない世界のパラレルか、隕石が落ちる世界で隕石が落ちないようにすることでパラレル化するやつかなまほろば砲! どっちにしても二人は会えない! 空間的遠距離恋愛切ない……!
とかなんとか先走って切ながりつつ、入ってきたネタバレがほぼ「新海誠の薄味」のみの状態、しかし新海誠の濃縮状態はよく知らない、かろうじて接したのは「星を追う子ども」コミカライズ版1巻(フェアで無料で読めた)と「言の葉の庭」冒頭のみ(フェアで無料公開されてたが全部見る時間がなかった)という状態でいざ鑑賞。

冒頭、大人姿の三葉が描かれているのを見て、なるほど三葉の方が実は年上というオチか、いきなりネタバレだな、などと思う。はいはいはい、合ってるけど君合ってないよそれ。覚えてないけど多分瀧の成人姿も描かれてたはずだよ君。
PV等で語られていた「見ていたはずの夢は思い出せない」や「目が覚めるとなぜか泣いている」という文言から、入れ替わりについて当初は記憶・認識していなかった二人が、ある時から記憶が残り始める展開かしら……と思っていたらさにあらず。最初からきっちり覚えてはいる。事情を呑み込めてないけど入れ替わりを認識している(最初はただの夢だと考えてはいるけれど起きた出来事を覚めたら忘れているような展開ではない)。
最初は、二人の入れ替わりはかなりコミカルに描かれていて、素直にニヤニヤさせられます。特に東京生活にテンションあげてる三葉(姿は瀧)が可愛いのなんの。三葉in瀧の時に思わず可愛く思ってしまう司や、逆に瀧をそれまで異性として意識してなかった奥寺先輩が三葉な瀧に惹かれていくのも面白い。
だがしかし、瀧のいる場面で描かれたカレンダーは2016年のもの、三葉がいる場面で描かれた黒板の日付は2016年とは違う曜日といった台詞なしで貼られた伏線があったり、平日のつもりで支度をした瀧in三葉が妹に休日であることを知らされるなど、二人の生きている時間の流れが異なることはきっちり描かれており、そこからもう切なさ乱れ撃ち。
三葉の世界での日付・曜日はわかるものの、算数に弱い私はそれが何年のものかは分からないまま、お互いスマホを持っているのだから十年・数十年単位の時間ずれではないはずだと考えながら、どうしてお前らは新聞を読まないんだテレビを見ないんだ現代っ子めともやもやしてました。私の子供の頃の時間ずれ作品だと、カレンダーや新聞やテレビの日付で時間ずれに気づくんだよ……! おのれスマホで全てが完結する現代っ子め!

奥寺先輩と瀧とのデートをお膳立てした三葉が、身支度しながら泣いてしまう場面あたりから、本格的に切なさが増していきます。この後髪を切ってしまう三葉について、確かに失恋は失恋だけども諦めるのは早いよ!と思いもしたのですが、実際には彼女はもっと手痛い失恋をしていたことが後で判明する……という構成がにくい。けれど、瀧が「ずっとなにかを、誰かを、探している」と思うようになったのも「星の降った日」からだとしたら、状況も相手のこともよく分からないまでも、なぜか自分を知っている様子で話しかけてきた女子高生のことが心に残り続けていたのかもなとも思えてくるわけで、両想い時期は二人被っていると言えなくなくもないような。少なくとも三葉が渡した組紐を大事に持っていたのは確かだしね……!
三葉との入れ替わりがなくなった瀧が、必死になって彼女の住んでた町へ向かおうとする場面も切ない。途中の名古屋駅や五平餅にニヤニヤしながらも切ない。特に図書館で被害者名簿を見る場面。テッシーと早耶香の名前が並んでいることから、当然三葉の名前もあるだろうと分かってはいても、胸に来るものがありました。切ない。

ここからの展開は、未来の出来事を知る人間がタイムリープして過去を変えようとする展開の亜種になるわけですが、瀧(姿は三葉)では父親を説得しきれず、三葉本人の説得でやっと成功する、けれど瀧(姿は三葉)が父親と会ったことが父親を動かす大きな理由となる……というのは、入れ替わりとタイムリープと両方合わせた設定だからこそという感じで面白かったです。
いやほんと、この映画、斬新という評価や感想を見かけはするけれど、設定とストーリー面に関してはむしろべったべたにべたなんですよ。
夢の中で別人の人生を体験する。
人格入れ替わり。
特に男女入れ替わり。
時を超えたやりとりから恋へ。
同じ時間を生きていると思っていたら実は数年ずれている。
過去に戻って災害を回避しようとする。
忘れたくない人なのに忘れてしまうし思い出せない、でも心には残ってる。
記憶のない二人が再会する。
これ全部、手垢ついてるレベルでべったべた。もういっそベタドラマとして作ってるんじゃないかたりらリラ〜ンと思っちゃうくらいですが、何がすごいってこれだけ要素てんこ盛りなのに話がきっちりまとまっているし、さらっと素直に楽しめてしまうということ。そして、それぞれの要素に無駄を感じられないこと。これはもう技としか言いようがない。
カタワレ時に二人の時間が奇跡的に交錯するのも、お約束お約束と思いながらも素直に泣けてしまいました。お互いがお互いの片割れなんだよな……と。

ただ、タイムリープに関しては七瀬ふたたびの漁藤子システムがしみついてる私。瀧が三葉に未来を与えたとしても、その時点で過去を改変しようとした瀧と改変されて生き残る三葉との幸せはありえないんじゃないか。三葉はいつか(タイムリープの記憶はない)瀧とまた出会うかもしれないけれど、瀧の側は三葉のいない世界を生きるしかないのではないか……そんな風に考えながら見ていたので、ご神体のあるクレーターのそばで改変のために頑張ってた瀧が改変後の世界にあっさり合流した場面では、以後の涙が引っ込んだ代わりに「ハピエン約束された!」と心の中でガッツポーズ取ってました。
記憶のない瀧と三葉が再会して、名前を尋ねあう場面に至って、タイトルの意味まできっちり回収ですよ。ただのタイトルオマージュインスパイアに終わってないんですよ……!
でもまあ、自分だったら多分好みで、改変前瀧と改変後三葉とは別世界の存在にして、バッドエンドのようだけど見方によってはハッピーエンド……みたいな話にしちゃってたかなと思います。というか、そういう話を予想してたんで。そういう意味では、あくまで自分の中ではという枕付きで、ここまで見事なハッピーエンドにもっていく感覚は「斬新」と思えるものでした。改めて考えると、確かに今作のようなW主人公で自分が予想していたようなバッドなハピエンは難しいような気もしますが……。

RADWIMPSの歌についてはなかなか映画を見てる最中は歌詞にまで気が行かなかったので、展開とリンクしてるのを確認するためにも、劇場でもう一回観てみたいです。

あとこう、とてもとても「踊り場ホテル」や「タビと道づれ」を読み返したくなったぞー!

背景美術の美しさは本当に見事でした。新宿見覚えある新宿……! 古川にも行ってみたいなー。



2016年03月11日(金) LC外伝老双子編最終話感想

終わったぁあああああロストキャンバス外伝老双子編最終話「決意のとき」感想。

大トリをハクレイ様がぶんどっていった。
ちょっとくらいは本編主人公の影が出て来るかと思ってたけど、ちっともでした。そしてこれがシリーズ最終話ってことは、シリーズ全体のラストシーンをハクレイ様が、ハクレイ様がもってったっつうことでっせ! 似合う! そういう大トリもってくの似合う……!
とか書きつつ、実際には単行本描き下ろしマンガが16巻にも載るだろうし、真の大トリはまた別にいるのだろうとは思ってます。15巻がハクレイ様おまけだったから16巻はセージ様かな? あ、でも、アスプロス巻のおまけマンガほぼデフテロス話だった。16巻のおまけが今度こそセージ様だなんて分からないわこりゃ……。

とりあえずそんなハクレイ様インパクトは横に置いておいて、老双子編最終話の流れはすごく好きだしすごく良かったです。
残り一話でイティアさんとがっつり戦ってなおかつイティアさんを納得させてちょっとくらいゲートガードが救われる最終話って可能なんかどうなんか!……って心配してたけど、相変わらずこの手の心配は杞憂で終わってくれるのでした。

イティア様の「テロスジケオシニ」は一人で一時に全武器使えるハイパー技だし、しかもその場で回収できるみたいだし、正直「イティアさん&クレスト先生時代にこれでも聖戦勝てなかったのってどんだけだよー! 双子神戦もなかったのにー!」と思わされる強さ。……あ、そうか、あの時代だとアスミタの数珠がないから冥闘士の無限復活が防げないのか……。ハクレイ&セージ時代にOVA通りの流れで双子神が現れたなら、イティア&クレスト時代には同じ戦法(聖域に誘い込んで結界を敷く)を用いてなかった可能性も高いし、双子神戦もなかったのにというより、順番が逆で、双子神が出て来るまでもなかったってことなのかな。とはいえ、双子神は今回は聖戦が本格化する前から動いてるわけだから、単純に前回はやる気がなかっただけかもしれない。
双子神のささやき戦術は相変わらず効いてんなー。すかされたのはアローン相手くらいかね……。イティアさんが、自分の理想や人間を信じきれなくなったその考えを、良くないものとして自分の死と共に終わらせようとしている場面の一連のモノローグがじんわりと好きです。ゲートガードと違って正気の状態でアテナを裏切ろうとしてたわけでもないし、ハクレイ様とセージ様を倒して自分の理想にけりをつけようとしたのが全き彼の本心かといえばそういうわけでもない。だから、生前何が何でもイティアの味方であろうとしたゲートガードが、イティアさんの理想に初めて触れた時の姿で現れてハクレイ様を支援した場面は、アテナのためでも聖域のためでもなくイティアさんのためにイティアさんを止めに来たんだなあという感じでなんだかえらく泣けてしまったのでした。

セージ様が教皇になることが決定打になるのもすごい好きでなあ。
なるほどアテナの言う「全て」にこれも含まれるのか〜と思ったし、「継げと」のコマのセージ様めっちゃ美人だし、15巻読んだ後だとイティアさんが目をかけて教皇に指名しようとしていたハクレイ様が更に教皇に見込んだセージ様が実際に教皇になるという運命がディスティニーな感じだし、もう絶対教皇と教皇代理が支えあってる未来しか見えないし、世代交代しました感あるし、そうするとこれまで実現化できなかった理想の世界を次の世代では果たせるかもしれないし、少なくともその理想を追いかけてくれる子が立場を継いだわけだし……などなどあれこれ考えさせられて、まあこれなら成仏できるよなあと納得展開だったのでした。
この年で教皇ってめっちゃ若い教皇だなーとか思ったけど、考えてみたらアイオロス兄さん14歳で教皇になろうとしてたんだから実はそんなに若くもない……年齢的に……。
ロス兄さんがあのタイミングで教皇になったからには、射手座の聖闘士は次の育成をするつもりだったのではと思ってたけど、セージ様は教皇と黄金兼任(しかも結局マニゴルドに出会うまでずっと兼任……)してたわけだし、ロス兄さんも教皇と黄金と兼任してた可能性もあったのかな。

イティアさんは第二第三の自分とゲートガードの登場は予想してるし、正にハクレイとセージなら人間の理想に絶望しないだろうと言われてる横で思うところありそうな某先生なんか見事にその予想を体現してくれるし、理想の人間社会どころか理想の聖域でさえ18世紀じゃデフテロスは差別されるし20世紀じゃ日本人も差別されるし、実現化されちゃいない。
正に「そんなにも簡単に変わる」ことない世界という感じがするし、でもそれが簡単じゃないからこそ、いつかの未来に人間が辿りつけると信じる人たちの姿が眩しいんだよなあ、と最後の最後まで思わされた物語でした。それが話の全部ではないにせよ、星矢読んでもND読んでもLC読んでもそういった部分は通して感じるんですよね。

そんなわけでとうとうLCが終わってしまって、結構な虚脱感です。
十年近い連載かあ……すごいよなあ……。自分はそのうちの8年弱ってとこなのですが、それでもはまってる作品の連載期間(コンスタントなもの限定)はカルバニア物語に継ぐ長さじゃないかな。で、カルバニアは単行本派なので、雑誌で追いかけてる作品としてはLCがこれまでの人生で一番長い作品かも。
次回作はLCや七芒伝のようなアクションファンタジー系をまた読んでみたい気もしつつ、罪つづる街のような作品も好きなのでそっち方面も期待しつつ(しかし別チャンにはすごく合わない気がする)、ひとまず6月の単行本を心待ちにしています。
あとさ、ユズリハ外伝は単行本収録されたけど、耶人ユズとかテンサシャとかアローンとミーノスとか、小宇宙通信のオリジナルストーリーの耶人とテンマの過去エピとか、収録されそうにない話がいろいろあるじゃん!? その辺を収録したエピG0巻のような本が出てくれてもいいと思うんですよね私! 画集では収録が望めそうにない設定ラフやキャラプロフィール含めてさ……!
REDでまだ読切が載る可能性もゼロってわけじゃないしさ……!
終わったと言っても完全に終わったわけじゃなくない? 少なくとも16巻を読むまでは完結じゃないんだよ……!
そんな叫びでLCの感想を終えようと思います。手代木先生、本当にお疲れ様でした&ありがとうございました!



2016年02月11日(木) LC外伝老双子編7話感想

LC時代に聖戦が終わらなかったのはデフテロスを差別してたからですかねロストキャンバス外伝老双子編第7話「変容」感想。

終わるのもうちょい後にしよう?
次回クライマックスとか止めよう? 老双子編が最終回ってことは、LC外伝自体が最終回ってことで。つまり、なんだ、クライマックス来月じゃなくていいんじゃないかな? 来年とかでいいんじゃないかな……?
……うわーん、終わるのやだよー!
どんだけごねてもいつかは終わるって分かっててもやだよー!!
そんなわけで、あたかも最終回ショックで購入した日(昨日)に感想書けなかったかのようなありさまですが、実際には特にそういうわけでもなく、単純に別の都合で今日も結局簡易感想です。明日にはリベンジ……! そして萌えに萌えた別チャン他作品感想も!

今回の話は、冒頭でもちょっと触れたけれど、この時代では差別のない世界を是としていたハクレイ様とセージ様が、次聖戦の時代では聖域内でのデフテロスの差別を見過ごす形になっていること、クレスト先生が次聖戦の時代には聖域の理想と道を違えていることなどがあるから、老双子編だけ見るとなんてことなかった今回のアレコレもLCおよび外伝を通して考えると妙にやるせない話に変わっちまうな……とか思いながら読んでました。
別にセージ様もデフテロスの差別待遇を肯定してたわけでもないし、ハクレイ様が聖域にいたらまた状況変わってきてたのかなとも思うけど、デフテロスといいシャイナさんによる謎東洋人差別といい、聖域の差別思想って250年経っても500年経ってもなくなっちゃいないんだよなあ。あ、邪武による氷河の血筋差別も追加で。
なんつうか、イティア様やゲートガードの行動理念にLC作品全体で説得力持たせてる感じ? 人間そんなに強くはないし、人間そんなにすごくもないし、「いつか」を待てずに心折れちゃうのも無理らしからぬことなのかなあ、とかさ……。
とりあえずイティアの裏切りは、ゲートガードがそういう方向に持っていこうとしたというより、イティアさんの心の揺れにゲートガードが共感した結果なんだなあと思いました。愛か……そうか愛か……。いや、敬愛激しいキャラは自分も普通に好きなのでそこの単語が愛でもちっともかまやしないんですが、煽りやがったな!って気持ちも微妙になくもなかったり。みんな過剰に反応すればいいよ……!
体を保てなくて消えてくところとか、聖衣が闇に染まっていくところとか、今回のゲートガードも何かと切ない。こういう流れで牡羊座の聖衣が失われていたから、アヴニールの聖衣が重複しても問題なくいけた……というかむしろ聖衣調達のためにもタイプワープさせられた感じになるのかな。

今回、しっかり顔が描かれてたのは射手座のアエラスだけだけど、獅子座と蠍座と双子座もちょろっと登場してて万歳でした。獅子座と蠍座の髪型新鮮……。男性の三つ編み好きなんで、きっちり描写されてるの見たかったなあ。


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