購読中のマンガ誌に載ってるから、好きなシリーズの新作だから……といった形ではなく、全く新規に作品にはまることがあるとは思ってなかった昨年末。 いや、ほんとに、マジで、とんだところに落とし穴があったもんです、刀剣乱舞……。自分史上もっとも「旬」な作品にはまったという点でも記念すべき作品。リアルタイムで考えれば星矢人気の方がすごかったんでしょうが、当時は単純に漫画を楽しんでただけで、同人がどうこうとかグッズがどうこうとかってはまり方じゃなかったからなあ。
マンガは、相変わらずチャンピオンやらボニータやら秋田書店ばかり雑誌は買ってました。単行本はもうちょい幅広い。あと、すっごい久方ぶりに公式アンソロジーなど買ってたり……。
アニメは、基本的に原作付きで面白そうなのを見るって感じで、はまる作品はなかったなあ。オリジナル系で見てたのは乱歩奇譚くらい?
あ、あと、Dlifeの存在を知り、海外ドラマをいろいろ見れるようになったの大きい。気づいたの12月だけど、もっと早く知ってれば良かった……。
| 2015年12月11日(金) |
LC外伝老双子編5話感想 |
これは良いどんでん返しロストキャンバス外伝老双子編第5話「静かなる炎」感想。
「洗脳された黄金達の守る宮」に天秤座が含まれていなかったのが、こっちの意味とは……! 洗脳されてない=ハクレイたちの味方という意味ではなく、洗脳されるまでもなく敵だったということで? きちんと顔が描かれたらなんだかんだと蝶の紋様が浮かんでるかもしれないけど、今現在の雰囲気はどうも分かっていて聖域に背いてる様子。ゲートガードが首謀者で彼を倒したら終いになってしまうのだろうかと寂しく思っていましたが、本当にいい意味で裏切られました! いや、天秤座ではなく展開に、ですよ!(笑) あと、ゲートガードが老双子外伝のラスボスだと、外伝全体の最後を締めるラスボスもゲートガードということになってしまい、カイロスと比べるとやや見劣りしちゃうなあ……とも正直思ってたので、その点でも本気の裏切り黄金が他にもいたこの展開は嬉しい。けど、どっちにしても、この展開だとミューがラスボスになっちゃいそうなので、カイロスと比べて寂しいことは寂しいか。LoSのように蝶は出てきても特にミューとは関係ないって話になるかと思ってたけど、見事に繭まで出てきちゃったからなあ。や、LoSもハーデス編やったらあの蝶は実はミュー関係でしたって描写になるのかもしれないけど。 しかし、微妙に冥王軍の部外者っぽいカイロスよりは冥王軍の一角が敵であるほうが冥王神話外伝の締めとして相応しいような気もしたり。口火を切ったアルバちゃん外伝の敵が一冥闘士だったのだから、むしろ締めも冥闘士が妥当な気もしまくったり……。
さてさて、最後の5ページでやっと登場する天秤座のことはひとまず脇に置いておきまして、待望の祭壇星座技がかっこよかった冒頭感想に戻ります。 いや、ほんとかっこよかった……! 正確には「技」というより「能力」といった感じですが、炎が銀色というのもそれが広がって陣を成すのも、どっちも視覚的にすごく魅力的で! カラーで想像しようとしても自分の脳力に限度があるので、カラーページで見てみたかったなあとすごく思った! ここぞという秘匿の能力だから、アルコンも黄金のゲートガードすらも祭壇星座の真の力を知らなかったというのもたまらないじゃないですか……! ああもう、こういう切り札的存在ってそれだけでかっこいいッスよ! ハクレイ様かっこいいよ……!! 奔放なようで、無闇な祭壇能力の発動もしなければ口外もしない、根の部分がしっかりしてる人と見込まれての任命だったんだろうなあ。前にOVAでハクレイ様が教皇内定してたかのごとき描き方されてたのが気になってたのだけど、セージ様に蟹座を譲らずにハクレイ様が黄金になってたら、実際ほぼ内定だった気がするわ、これ……。 原作だとムウ様が聖衣の階位ではなく「要は小宇宙です」の迷……名言を残しているけれど、この外伝でゲートガードが階位と聖衣そのものの能力にばかり負った発言をしてるのが面白いです。こういった比較の妙は、本編・外伝ともLCに通じて流れるものだなあと改めて思う。いや、まあ、小宇宙の燃やしっぷりがすごかったとしても、それすら封じめるのが祭壇星座の恐ろしい部分なんですが。一応、剥奪能力の効果範囲はそれほど広くなく、自分を中心にしか陣を敷けないということでいいのかな……。遠隔剥奪できるなら、さっさと天秤座も剥奪しちゃおうぜとか思っちゃうわけで。
ゲートガードは、今回の話でただのヤンデレというより真面目な理想主義者が暴走しちゃった感を増してきて、急にこっちの好き度も増しました。いやあ、好きだわあ、この手のキャラ。そもそも聖域に来る前から人間に対する不信があって、それを覆せないまま育ったことで妙なエリート意識が生まれちまったような。強くより良き者が上に立つことでまとまる平和。ハクレイ様が聖域で乱していたものをゲートガードは「調和」と表現していたけれど、本当は彼の中では「秩序」だったんじゃないかな……。イティアさんの理想とする「調和による平和」とは、その点で食い違ってるんじゃないかなって気がする。 イティアさんとの出会いの場面もなんか切なくて好きだな。神に見捨てられたと思っていた時にあんな風に手を差し伸べられちゃあ、そりゃアテナ<教皇にもなるよなって感じだし、聖戦の時しか降りて来ないアテナよりもよほど教皇の方が人間の平和を信じ守り続けていると考えるようになってもおかしくなさそう。 あと、ちょっとこう、ゲートガードとイティアさんとの出会いが、マニゴルドとセージ様との出会いも思い出させてさ……。そりゃ、「一番の人」にもなっちゃうよなって感じでさ……。私はOVAが来る前はマニゴルドの故郷を滅ぼしたのは普通に人間なのかと思ってた口なので、よけいに二人が被っちゃうんですよね。マニゴルドの故郷を滅ぼしたのが実際に冥王軍ではなく人間だったら、セージ様との良い出会いがあったとしてもゲートガードのように人間不信になっちゃう部分もあったんかなあ……。まあ、そもそもの前提(故郷が滅んだ原因)が違う二人なので、並べて考えてもしょうがないんですが。
ハクレイ様とゲートガードの間に天秤座が割って入る場面、すごく好きです。剣の振るい方がかっこいい。と同時に、「お前、武器使用許可めっちゃゆるいな!」とも思っちゃいます(笑)。LCでは天秤座よりよほど祭壇星座の方が聖域の要だからこれでいいんですかね!(笑) 特にハーデス側につきたいとい動機は無さそうなゲートガードと違い、天秤座はがちんこで冥王軍寄りな感じなので、素顔と思想とあれやこれやが明かされるの楽しみです。
* 他の別チャン感想。
スピーシーズドメイン 風森さん(十年後)による大機くん下の名前呼び、たまらんス。しかも呼び捨て。当の大機が全然動揺してないのがアレですがな! 気にならないの!? 六花による風森さんのあだ名が勘違いによるものだってのが、長渡さんでなく十年後風森さんによって指摘されてる時点で、十年後風森さんの知識はあくまでシミュレーションによるもので確定された未来ではないと信じて、田中死亡回避頑張ってください、全員。田中が死ぬと聞かされただけで既に涙目の土和ちゃんのためにも……! もし、これで大機の発明がシミュレーターではなく観測による予知として作られていたら、死亡回避できなかったかもしれませんが……。風森さんが大機の発明なしで矢を当てた場面、発明品を介さなくても大機の意思次第で大機の考えるように世界が動くという意味があったように見えて、つまり大機がガチの予知をしようとしたら揺るがない未来を見ちゃってたんじゃないかって感じになってきまして。 大機はあの世界で唯一魔法(と本人は認めないだろうけど)の使える人間なんですか……? ガラスを通り抜けるスマホは中身いじってる発言してたけど、結局テレポートは既存の携帯にアプリだけ入れてますよね、君!
魔法少女・オブ・ジエ・エンド トーン髪に騙されてたけど、あれ結局楓さんだったんか……! 一部から貴衣×楓派だったから二部で描かれた未来は嬉しかったし、楓さんの貴衣への深い献身もめっちゃ泣けたのだけど、結局最終章では楓さんと貴衣のカップリング成立しない可能性もあって気になります。つくねちゃんも悪い子じゃないんだもんなあ。あすかが恐いだけだって既に明かされてるもんな。
マンガ家への道 すっかり別チャン読者に面白い週チャン作品を紹介しようコーナーになってる感のある当企画。AIの遺電子面白いッスね! 掛丸さんの登場にも期待してます。
みつどもえ 吉岡さんと羽井さんとどっちがカップリンガーとしてより迷惑なんだろう。
セトウツミ 40ページでも飽きないな、やはり。 それぞれが好きなようにあれこれ考えてる中で、ばっちり以心伝心できてる瀬戸と内海のつうかあっぷりに萌えればいいんですか、今回。 ……と思ってたら、いつも以上に内海に重い展開ぶっこまれて笑う前に暗くなるしかなかったです。こういう環境の内海が瀬戸に救われてる部分があるってのもまた萌えるんだけどもさ……。
映画闘論 別チャン読者に面白い週チャン作品を紹介しようコーナーpart2。 何気にすぐ死ぬファンは必見じゃないですか、今回。なぜすぐ死ぬにジョンというアルマジロが登場してるのか、ここで初めて明かされたようなもんで。元ネタがちゃんとあったんですね。
| 2015年11月11日(水) |
LC外伝老双子編4話感想 |
最終話じゃなかったよ良かったーロストキャンバス外伝老双子編第4話「混迷の聖域」感想。
メットなしフランキスカさん可愛い\(^o^)/ 短髪牛だったこともあって、ちょっとハービンジャーさんを思い出すデザイン。 メットありバージョンならとっくにLC本編でも登場してた前聖戦牡牛座なので、ハビさんに似てるのが偶然なのか(というか、ハビさんが似たのが偶然なのか)、狙ったのか、意図せずそうなったのかは分からないけれども、とりあえず自分の中のフランキスカさん声は矢尾さんになってしまいました。老双子編、アニメ化ムリでもドラマCDにくらいなってくれてもいいのよ……?
前聖戦編、フォースソアやブルリングスパイクのような新必殺技いっぱい出てきていいですな〜。技のタイプは違えども、ゲートガードのフォースソアは発動時のエフェクトはちょっとスターライトエクスティンクションに似てる感じあるし、フランキスカのブルリングスパイクもグレートホーン同様に瞬発力あっての技という共通点があるんですよね。パワー部分はタイタンズノヴァと共通だし、牡牛座は基本的にパワー&瞬発力の聖闘士なのかなあ……。GAのロスト聖闘士で牡牛座が出てきたらどんなキャラになるのか楽しみ。 ゲートガードは命の技、ハクレイ様は基本死の技という、対比もなかなかに面白い。しかし、これまで黄金候補生だったこともあってか基本的に蟹座の技ばかり使ってきたハクレイ様が、次回はひょっとしたら祭壇星座の固有技を使ってくれるんじゃないかと、そっち方面でドキドキ期待しております。祭壇星座の聖衣が白銀のわりに丈夫というのは今回描かれてますが、聖闘士の特性として教皇代理になるだけの理由が祭壇星座の何にあるのかよく分かってないので……。大全でも教皇代理説明はあったけど何故どうしては書かれてなかったし、ギガマキも特にはなかった……よなあ……。あと、ニコルさん、技名出てたっけ……? あー、やっぱギガマキ復刊してくださいよう。秋田書店でのコミカライズでもいいんですよ? その担当が手代木さんでもいいんですよ……!?
セージ様VSフランキスカ戦、セージ様の戦法がかっこよすぎです。魂を使った囮……そんな手もあったのか……。考えてみたら、アヴィドが魂で館を作れるくらいだから、影分身くらいできらあな! なおかつ、この戦法だとフランキスカの攻撃で解けた霊魂がフランキスカの魂に絡まる形になるので、めっち効果的にフランキスカを攻撃&死界の蝶とその侵食を燃やせるってのがまた上手いなあ、と。怒ったフランキスカが「正々堂々と勝負だ!!」と叫んだ時、「いいとも!」と笑って返すセージ様の雰囲気がたまんなさすぎでしょ、これ!! 蟹座ならではの実に真っ当に自分の技を生かした攻撃じゃないですかーと外野としては思うけど、セージ様は非正攻法という認識なのかなあとかこの余裕っぷりめーとか、いろいろニヤニヤさせてもらいました。セージ様には地獄の寝業師の称号を進呈させられるわ……。 我に返った後のフランキスカの台詞のアレコレが、意識を奪われたり乗っ取られたりしていたのではなく、本当に思考・思想を偏らせる洗脳然とした内容だったのが地味に好きだなあ。「お、俺は何をしていたんだ!?」じゃなく、なんであんな風に考えてたんだろう・行動しちゃったんだろうというのが。
ゲートガードが教皇大好きなのは前回でも書かれてましたが、今回のフランキスカさんの台詞により、アテナよりも教皇大好きであることが明らかに……。 いや、でも、マニゴルドもサーシャとセージ様と比べたらセージ様のが好きそうですしね。いざ二者選択を迫られる場面があったら、サーシャをとるでしょうが。他にも、LCの聖域はアテナの元に一体でありながら、アテナ第一ってわけでもない人多い……よなあ……。それが高じるとゲートガードさんになってしまうのか。 ゲートガードさん、めっちゃ嫉妬してますね、ハクレイ様に。ヤンデレ指数が限界値を遥かに突破しておる……。
矢座のアルコン、前回は特に思うことなかったのですが、今回の頑張りがすごく良すぎて一気にきゅんときちゃいましたよ。すっごいギリギリのタイミングでハクレイ様を助けて見せるとことか、最初の方はゲートガード相手に敬語が抜けないところとか。ゲートガードに振り返られてビクッとしちゃうとこの可愛さと、それでもめげずに立ち向かうところは、耶人好きのハートを射抜かれた気分。こういう子、めっちゃ好みなんだよー! アルコンの名前は、ギリシャ語ではなくスペイン語の「鷹」の意味かな?
予告やアオリを見た感じ、次回クライマックスという感じじゃないので、全5話よりは長そう。シオン外伝のように収録するに十分な長さの外伝が残ってるわけじゃないし、全6話や7話というのも難しい? セージ様とハクレイ様とそれぞれ表紙を分けて全16巻完結……とかなのかなあ……。寂しいなあ……。 あ、そういえば、14巻表紙の教皇シオン、めっちゃきれいですな……! 美人! 若干緑味も入ってるけど、影のあたりは茶味が濃さそうだし、黄緑髪よりは金髪イメージのが強いのかな、今度の表紙は。
ところで、前回感想で5年前幼双子いくつ!?と考えてた答えが老双子編1話目にとっくに登場してたことなど気づいてはいたのに、月一日記(というかLC感想だけあげてる日記)に成り果ててるせいで感想追記できてなかったので今ここで懺悔。 老双子編の若双子は17才、五年前12才でしたね! 反省!! セインティア感想もGA感想もろくに書けてないし、もうちょい前のペースに戻したいです……。
* 他の別チャン感想も。
セトウツミ いつものだらだら会話にかこつけて内海の心配してる瀬戸と、なんだかんだとそれを受け入れる内海のやりとりに萌えすぎごろんごろん。
それいけ小関さん スピンオフのスピンオフがくるとは(笑)。小関さんの微妙に大人じゃない面が見れてなんだか可愛い。
みつどもえ ひとはさんの「親友」主張可愛い。
マンガ家への道 最近週チャンからの出張多いな〜。掛丸さんの登場にも期待したいとこですが。 パンダのこの仕切りなおし連載の理由が窺えたけれども、やっぱりただの延長じゃいかんかったのか……って気も……。
百足 お泉さん可愛いよなあ。恋人つなぎ……。
スピーシーズドメイン 蛍樹さんの告白が田中と組んでの仕業だったとは……。前回の引きでは、てっきり田中→土和を後押しするためのエセ告白かと思ってましたよ。途中のアレコレはとにかく相手に先にギブさせようとしてたんだなあと思うとアホ可愛くて良い(笑)。この二人の男女でマブダチな関係たまらんです。 余裕の土和ちゃん、田中にアンリを取られたくないシスコンインちゃん、 自分のこと好きなのかもとなったら意識し始めちゃうだろ紅川くんなど、今回ラブがコメってる描写多くてニヤニヤです。 羽井さん→魅重義も相変わらずの可愛さですが、魅重義から羽井さんへのベクトルが実際どんな具合かはっきりしないから、魅重義×羽井に萌えきれないのが辛いわー。
| 2015年10月09日(金) |
LC外伝老双子編3話感想 |
OVA版前聖戦より戦況厳しい……ロストキャンバス外伝老双子編第3話「裏切り者」感想。
ひょっとしたらでLC世界にも聖闘少女が存在する可能性。 そして爆乳アテナが登場しない可能性。よくて最終回にギリギリ登場。 アテナのお膝元でクーデター勃発というのも具合が悪いから、設定的に聖域から遠ざけておく必要はあるんでしょうが、そうは言っても寂しいぜ……。 老双子のW主人公作品じゃなく、クレスト先生も含めた三面の物語であれば、ブルーグラードでの一幕が描かれる可能性もあるかもしれませんが、これ前聖戦編じゃなく老双子編ですし。そうなると、爆乳アテナの出番はもう期待できないかなって思うじゃないですかー。 護衛についてるのが「洗脳された黄金達の守る宮」のイメージイラストに加わってない気がする天秤座なのか、オウルなのか、ひょっとしたらの聖闘少女なのかも知りたいけれど、あんまり視点移すとぶれぶれの話になりかねないからなあ……。
今回のカラーは、水瓶座外伝の時は結局分からなかったクレスト先生の眼の色が分かったのが嬉しい(いや、サイン会情報で緑目ってのは明かされてましたが)。 ゲートガードはわりと派手な赤髪でした。眼の色は、蝶の紋様のせいでよく分からんなあ……。 あ、あと、なんだかんだとセージ様&ハクレイ様の眉は地のものじゃなく引き眉っぽい表現なんだなあと思いました。LCでは眉頭だけ残して剃ってる設定でもおかしくないと思ってたのに……!(笑)
今回の外伝の5年前の話で老双子がこの外見ってことは、老双子外伝での老双子はいってて16〜7歳ってところなんだろうか。射手外伝冒頭でのシジフォス(12歳)と比べてもやや幼い? 小学校なら高学年くらいかなとは思うのですが……比較対象用にハイ☆スピード引っ張り出すべき? こんな風に教皇に試された過去があると、自分が教皇になった時も相手を試していいという発想になっちゃうのかもなあ……。こういうお試しってほんと人を選ぶものだし、下手するとこうやって試されることで不信感を増すケースもあるわけで、個人的にはあんまり嬉しくないやり方なんだけどなー。だって、あれじゃん、セージ様がアスプロスを試そうとしなければ、あんな悲劇は……(デフテロス外伝を思い出す)……あ、すみません、試す試さない以前にあの人もうあんなでした。 つってもやっぱ、差別NG思想のイティアさんに育てられていて、デフテロスの差別待遇を見逃していたことには釈然としないもんがあるぞぐぬぬ……。人間の(精神面の)進化は緩やかだってのは、乙女外伝で描かれてはいたものの。聖域脱走未遂事件段階で、今回の老双子のようなお試しを受けてたら、アスプロスだって自分を死なせてデフテロスを助けるよう言うくらい……(再びデフテロス外伝を思い出す)……あ、いや、やっぱ俺が死ぬからあいつを生かせというくらいなら維持と根性で二人で生き延びる道を探りそうですね。 もうマジで杳馬と出会わなかったら良かったんじゃねえの……!? 杳馬死ね(誠死ね調)。死んでるけど! 死んで生き返った後もまた死んだけど!! どうでもいいけど、セージ様がハクレイ様をかばう時の台詞、小宇宙も戦闘力も上ってのも、セージにはない剛胆さも評価ポイントとして分かるけど、無邪気さは微妙にどうかと思いました。セージ様はハクレイ様の無邪気なとこが好きなのねー。
ゲートガードは今回の話を見てると、めっちゃイティアさん好きなヤンデレにしか見えませんな。教皇が死んでも教皇代理にもなれない、多分次期教皇候補に数えられてるかも怪しい、そんな状態だから反乱を起こした(というか冥王軍に隙をつかれた?)風にしか見えませんよこれ。教皇の思想が好きなあまりに反乱起こしたケースって、全星矢シリーズで初じゃねえの?
みんな大好き(要JARO案件)前聖戦での牡牛座の聖闘士、ようやっと名前登場ですね! フランキスカさんかー。微妙に長い名前。 セージVSフランキスカをがつんと描いてくれることに期待したいけど、レグルス回想でハスガード様VSバレンタインに期待して肩透かしされた経験上、あんまり高望みしちゃいけないって分かってますから……! 来月で終わりそうにないから二巻構成を期待してるけど、大半がキャラプロフィールで埋まっててもおかしかないんですよね。ファンブック一冊出すよりは安上がりだとかって……。
前教皇のイティアさんの名前は「柳」のギリシャ語でいいのかな? フランキスカはフランク族の投擲武器で斧の名?
| 2015年09月11日(金) |
LC外伝老双子編2話感想 |
予想以上の惨状だったロストキャンバス外伝老双子編第2話「侵食」感想。
最高10人裏切った可能性\(^o^)/。 いや、ゲートガードが理解して冥王軍と繋がってる首謀者だったら、セージ様同様洗脳されてるだけの黄金はノーカンにして、裏切ったのはゲートガード一人だけだとも言えるし、洗脳されて裏切ったセージ様も含めるなら11人裏切ったとも言えるし、ゲートガードも冥王軍から洗脳されただけなら黄金で裏切ったのは0と言えるのかもしれないし。 ひとまず、確実に裏切ってないと言えるのがクレスト先生だけってのはすげえな……。 実際のところ、老双子外伝が1巻構成だったらあと2話で終わり(寂)だから、牡羊座以外の裏切り黄金は登場する余裕ないよなあ。でも、まかり間違って2巻構成だったら、馴染の牡牛座さんの登場する可能性もあるんで戦闘もあって名前も分かるかもしれないと期待。1巻構成でも名前だけでも分からないかと期待。……なのだけど、11月にもシオン外伝後半が発売されないとなると、12月・1月の連続発売で占める可能性が強いかなあ。ほんと寂しい(´・ω・`)。
今回、目次を見て掲載位置はセトウツミの後だと勝手に判断し、じゃあLCの途中ページにぶち当たる可能性が下がるしセトウツミから読んでいけばいいかとセトウツミ目当てにページ開いて読み始めたのですが。 センターカラー別枠……でしたね……。 おかげで、ついついスピドメも読んじゃったじゃないですか。 セトウツミのラブコメっぷりとスピドメのラブコメっぷりに当てられた後読んだおかげで、セージ様とハクレイ様のやりとりもひたすらイチャコラして見えたじゃないですかー!! あ、こういうの書くからコンビ萌えなのかカプ萌えなのか分かりづらくなるのか。イチャつきおってと言いたくなるほどな関係性のコンビ萌えです。 でもほんとに、冒頭の聖闘士候補生になるエピソードいい……。「どこまでもお供します!」と「生意気だぞ! セージのくせに!!」のやりとり可愛い。そんな二人をほのぼのと見てる長の花飛ばしてるニコニコ顔もいいですなー。ゆったり三つ編みの男性キャラ、すごいツボなんですわ。 老双子の若双子時代をたっぷり楽しめるけでも美味しい外伝だと思ってたのに、さらに幼双子時代まで見られるとは。御馳走様です。 セージ様とハクレイ様の、お互い足りないところを補い合ってる繋がりがたまらんですなあ。双子だから容姿は似てるけど……ってのがまたいい。長が二人に聖域に向かうよう言った時、ハクレイ様はとっさに反論して言葉を返すけど、セージ様は黙って考え始めるのとか、ほんと二人の違いが見事の描かれてて素晴らしいです。 それはさておき、LCの設定だと、ジャミールから聖闘士を輩出するようになったのは、セージ&ハクレイの世代から……という感じなんですね。冒頭の描写で、聖闘士っぽいのは聖衣箱を背負ってるけれど、ジャミールの民っぽいのは戦闘の訓練じゃなく念動力の訓練をしてるだけのように、NDだとどうなのかなあ。その辺絶対描かれないだろうけど、再開楽しみ。 このエピソードとは特に関係しないけど、「閉ざされたこの地では〜」の台詞が長のものなのに一見ハクレイ様のもののように見えるのは、単行本で直らないかなあとちょっと思った。あと、ジャミールでのアテナの図が仏像に囲まれて観音菩薩のように表現されてる謎の神仏習合っぷりに受けました(笑)。そりゃチベットならチベット仏教主流なんだろうけど、特にアスミタ向けにカスタマイズされてたわけでもないんだな、ジャミール……。
セージ様とハクレイ様の戦闘は、「すげえ! かっこいい……!」と思ってたけど、読み終えてから振り返るとある意味茶番なのかしら。セージ様の側はガチバトルの気分だし、ハクレイ様も真相究明しようという気持ち自体は本物だから、特に双方が演技してるってわけでもないのか。いや、でも、「生半可な演技」って発言からすると、戦闘以外は「本気の演技」な可能性もあるぞハクレイ様(笑)。 それより、ハクレイ様は黄泉比良坂に肉体ごと逃げることでダメージ軽減したのかと思ったけど、鬼蒼焔を使った時には「魂となったその身で」と言われてるから体は現世に残ってたってことなんだろうか。それとも、黄泉比良坂で冥界波で魂はがされたってことなのかな。一応「一足先に冥界に落ちよ」の場面で魂だけになってるってことなのかしら。ちょっと分かりにくくて混乱した(汗)。
アヴニールさんが前聖戦での牡羊座になった時は、討ち死にした先牡羊座はきっとかっこよく冥王軍と戦ったに違いないと考えてたんですが、ひょっとして同士討ちだったのか……。いや、冥王軍の罠にはまってこうなったなら、おのれ冥王軍という部分に変わりはないのか。 地上の平和を願う志は本来同じだったのに……という、サガたちと同じ扱いになるのかな、ゲートガードさん。
ひとまず、描かれてなくても爆乳アテナ様が降誕済ということだけは確定したんで、3話以降にひょっとしたら出ないとも限らないですね。駄目元で楽しみにしておきます。 前教皇は、前回の話で誓い云々って言ってたから、もうちょっと出番があるのかと思ってたら、あっさり暗殺されててどうなるんだこれ(汗)。
| 2015年08月17日(月) |
セインティア翔24話感想+LC老双子外伝追記 |
ほぼ一月遅れですがアンケート書くついでにセインティア翔Stage24「悪意の庭」感想。
エモニちゃん復活登場やったー。 下手したらこの先の戦いの相手は邪霊士ばかりで、邪精霊はアテを最後に出て来ないんじゃと思ってたので(一応アカデミーでちょろっと出てはいたけれど、そのまま邪霊士スカウトして終わりなんじゃと思ってた)、エモニちゃん復活登場はほんとの本気で予想外。しかもロリ卒業して少女姿になっているという、一粒で二度美味しい良キャラ登場してくれました。 しかも攻撃の仕方がえぐいえぐい。見事に美衣さんの痛いとこついてくれましたね。 これまでの描写からして、確かに美衣さんは自分が沙織さんに必要とされるかどうかを気にしてる風ではあったからなあ。瞬が聖域の同行に志願してくれた時の表情も切なくてなあ……。 沙織さんのためなら見返りを求めずに生きようという美衣さんの覚悟自体は嘘じゃないんだろうけど、気持ちがついていけてないのかなって気もする。28ページ1コマ目で美衣さんの目に涙が浮かんでいるのも、痛いからというだけではないんじゃないかと思えて。
そんな美衣さんとエモニの戦闘の場に現れたカティアさんの、ものすごい車田オーラ背負いっぷり。 自分が仕える沙織さんと、自分を助けてくれた善サガとのために、双方の命を顧みない勢いで双方のために動こうとしたというとんでもない過去を持つ彼女が、ちょっと離れた場所での黒サガVSアイオリアに一切影響されずに戦えるのか気になってしょうがないまま、あと数日で次号の発売日です。 エモニ戦は全部彼女が始末つけちゃうのか、それとも美衣さんの復活再起はあるのか……。
アイオリアVSアイオロスや、アイオリアVSアイオリア(悪鬼)はちょっとのページでもかっこいいですね。 黄金聖闘士のこういうとこ、ほんとずるいよなー。
* LC外伝老双子編1話今更追記。 発売日(関西発売日)に読んで大慌てで感想を書き、とうらぶイベントとコミケの準備(一般ですが)で慌しくて再読したのが今日になってで、今になってやっと気づいたのですが、ザフィリさん普通に死んどるね、これ……! ハクレイ様の死なせないという台詞、自分が先に加担してたらという前提ですね、これ。で、同様に先にアレコレ知って死なせなかったケースがセージ様ってことなのかな。
| 2015年08月11日(火) |
LC外伝老双子編1話感想 |
いねさん大歓喜ロストキャンバス外伝老双子編第1話「揺れる聖域」感想。
一話目だけなら親世代外伝だった。 目次見てよ、慎重に隅っこのページ数をチェックしてLC探してよ、そんなんしてると予告類でのネタバレに出くわす危険はほぼなかったのですが、どうしても本文自体に出くわす率が上がっちまうわけでよ。 そこにルゴニス先生を見かけた時は、「うわあああルゴニス先生!!!!!」という叫びと同時に「あ、あれ? 老双子の若い頃は??」という戸惑ってしまいました。遡ってカラーページに到達し、「大丈夫大丈夫、この内容とアオリと扉絵なら若い頃もきっと来る」と思いつつ、聖戦から20年前という舞台設定にニヤニヤせざるを得ませんでした。20年前ってことは、大体ルゴニス先生が23、4歳ってことか〜、と。 セージ様とハクレイ様の会話に上るザフィリって誰やねんと思いつつ、読み進めると、まさかまさかの先代蠍座でまた大歓喜。イリアスさんやルゴニス先生と同世代の黄金聖闘士をまだ見れると思わなかったので。ていうか、これが最後のそういう人物になっちゃうのだよなあ……。聖戦ちょっと前のある意味盛り上がりに欠ける時期とはいえ、イリアス・ルゴニス・ザフィリ世代が主人公の話も読みたかったですよ、ほんと。最終章とかやっぱ止めない……?
それにしてもザフィリ、黒髪短髪の蠍座っていう新鮮なビジュアルがいいなあ……。Ωも黄金聖闘士は新キャラでしたが、聖衣デザイン自体が結構違っていたので(基本のシルエットは近いのがまた憎いデザインでしたが)(まあ厳密にはアニメ星矢自体、聖衣デザインが何かと異なるわけですが)、この聖衣にはこういうデザインのキャラも似合うというワクワク感にはちょっと欠けてたんですよね。LCが終わってしまったら、あとはNDが再開しないと黄金聖闘士の新キャラデザインは望めないんだろうと思うと寂しいなあ。さーびーしーなー! つっても、さすがにファンのわがままで引き伸ばしてもらうのも限界だとも思うので、アンケートであんまりごねれぬ(´・ω・`)。 ザフィリさんの名前の意味が「サファイア」なのかな。一応ギリシャ人ということでいいのかね?
LCは、アテナやハーデスが覚醒する前どころか降誕する前から冥王軍が動いてるから大変よね……とザフィリさんの焦る様子を見ながら思いましたです。 NDでも童虎が急いて事を進めようとしてたけど、冥王軍が動き出したのはアローンのハーデス覚醒と同タイミングっぽかったからなあ……。アテナがなかなか来なくてやきもきしてたのは一緒だけれども。 レグルスの過去エピソードやシジフォス外伝のように、魔星が動いたら動いたでアテナがいなくても個別対応してくのが普通と思ってたけど、そこにまだるっこしさを感じる人もいたんだなあ……。確かにアテナが戦える力を得る前に冥王軍が万全の状態になったら、ほぼ勝ち目もないわけで。 とは言え、アテナがいなければポセイドンで……ってのも、十分以上の悪手だと思わなくはないです。まして、陰腹代わりに陰スカーレットニードルアンタレスされても、復活したポセイドンが聖域自体を敵視して動いた時に責任逃れで既に死んでるみたいな感じになっちゃうじゃないですか! その覚悟はどうかと思うのほんと……! でも、「一つのものを信じ動かぬ事」の恐ろしさは、ちょっと分かる気がする。動く動かないがともかく、一つの流れしか許されない圧力ってなんだか怖い……。
イリアスさんの登場は、ルゴニス先生以上にテンション上がりました。踊る魚と蠍に割って入るライオンかっこいい。同じ黄金聖闘士から最強と言われてるのもたまらんのう。 イリアスさん、シジフォス外伝より更に若い頃でやや童顔だけど、年齢としては26、7歳だから本編エルシドさんくらいなんですね……。病気じゃない頃のイリアスさん……ときめくわー。 教皇よりある意味立場が上なクレスト先生の命で動いたのも、なんか特別感があってかっこいいじゃないですか。しかし、当のクレスト先生がザフィリ死なせるつもりはない派なのに、イリアスさんはこの際構わず毒人間が触れてやれ派だってのは、微妙に意思の疎通ができてない感じでいいですね! なんかルゴニス先生が一人振り回されてる感ありますが、そこがなおいい(笑)。
ヤングクレスト先生の思念派による登場は、エピGの童虎(思念派で若い)登場を思わせてくれました。 デジェルに対してクレスト先生が先代の水瓶座に当たるのかどうかは、これまでは微妙な感じでしたが、今回の話で直近の水瓶座はクレスト先生だったということでほぼ確定って感じですね。ものすごい在任期間の短い水瓶座がいればまた別だけど、前任がそのまま指導者になってデジェルを鍛えた方がなんかしっくりくる。 しかし、最古の聖闘士という表現がめっちゃかっこいいけど、前聖戦では表立っては動けなかったのだと思うと、戦力的には疑問符がいるお人だな、クレスト先生。かつての戦友との誓いよりガーネット様を取ったってのもアレですしな……。もっとも、デジェル外伝でも何かと「夢」というキーワードが頻出し、今回もクレスト先生が「一時の悪い夢」と「夢」というキーワードを出してる限り、クレスト先生については冷静だったあんたさんが十数年後にはその悪い夢に呑まれちまって……と思いはしても、作品として破綻した印象は与えないところはお流石。
今回、最後まで読んで「ひょっとして前聖戦の裏切り者はセージ様だったの!?」と驚かされましたが、再度読み返してみると「あの時の誓い」を「一時の悪夢とは思っておりませぬ」というハクレイの台詞からも裏切ったのがセージかハクレイという伏線にはなってるんですね。でも、そこがブラフで、誓いの相手がクレスト先生と前教皇である以上、実は裏切ったのが前教皇という可能性もなくはないような。 ところで、クレスト先生の戦友が前聖戦の教皇ってことは、前教皇も前々聖戦の生き残りだったってことになるのかな……。クレスト先生が唯一の生き残りという描写はなかった……よね?
老双子外伝の基本舞台は240年前ということですが、この240年前が「約」じゃなく厳密なものなら、LCの基本舞台においてハクレイ様とセージ様は257歳だったってことになるんだろうか。 聖戦はこの外伝の更に数年後だとしても、ハクレイ様とセージ様は十代で聖戦を迎えてた可能性もあるんだよなあ。ちょうど原作黄金の大多数のように20歳の時に聖戦を迎えた可能性もあるんだろうけど。
今回、ページ数は44なので、二巻構成でなければ残り三話なのかなあ……。 あと、14巻発売には間があるっぽいから、9月には出ないっぽいなあ。
追記。 ザフィリさんがここで死んでないなら、結構なことをやらかしちゃいるけど、この人がカルディアの師匠になってる可能性もあるのかなって感想に書こうとしてて忘れてた。 次の世代を育てることが贖罪……とかで。したら、カルディアに会って彼が蠍座の聖闘士になれる星のもとに生まれてると気付いたクレスト先生が、ザフィリさんに勤めを与える感じになるのかな〜とかいろいろ妄想。
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