だらだら日記

2014年03月26日(水) 人形劇ホームズ

人形劇ホームズ、2話目もやっぱり面白かった。
しかし、新聞のテレビ欄でヒロインに宮沢りえ登場と書いてあったのに当のヒロインが出なかったのはどうかと思うね。明日のキャストにいるんだろうけど、先走りすぎだろ(笑)。
この人形劇ホームズ、ともかくワトソンが可愛いです。高木さんが実に良い演技してるけど、そもそも脚本段階でお人好しなキャラ作りがされるんだろうと思う。原作でもホームズよりは真人間な描写だったけど、それでもここまで癒しの存在じゃなかったと思うぞ。
今回の話は、原作だとナポレオン像にルビーを隠してたんだっけ? 元々のホームズをしっかりと覚えてないので、また読み返したいなあ。



2014年03月25日(火) 小夜ちゃん退院

今更ながら、グローバルフォークテイルの主題歌CDを購入しました。
OP曲はクリアしなくても聞けるけど、EDは初めて聞いた。どちらも好きな曲です。3曲目も好き。
それにしても、LC双子は本当に恋愛な歌でも両思いな歌でも片思いな歌でも失恋な歌でも友情な歌でも家族な歌でもしっくりくること。恐ろしい。
二人で生きていこう歌でも一人で頑張る歌でも君の事忘れられないよ歌でもいけるんだよ。恐ろしい。
「月曜から夜ふかし」で親族間は体臭に敏感という内容を放送していて、娘は父、母は息子、異性間の兄妹(姉弟)はそれぞれの臭いが苦手だそうですが、同性間の兄弟はどうなんだろうと考えずにいられなかったんだよ。恐ろしい。


CMで見かけて面白そうだと思っていた人形劇ホームズ、見たらやっぱり面白かった。
山寺さんがホームズの声優さんっぽいけど、あんまり昨今の山寺さんっぽくない。こういう声のサガなら、LoSサガに限らず聞いてみたい……! いや、置鮎さんのサガは好きよ? でも、それとこれとは別問題としておいといてな。
主題歌のナノは、爆弾アニメの主題歌の時は両声類の呼び名に相応しく女性ボーカルとばかり思ってましたが、今回のホームズではきっちり男の人なんだなあと思えました。……って、ナノの性別を私はよく分かってないから、本当は女の人だったら確かに間違いなく両声類なんですね(汗)。


自分の古い原稿や雑誌の古い切り抜きを処分しようと思い、スキャナーでがりがりとスキャンしています。「がりがり」は擬態語ではなく擬音語で、ちょっと心配になるような音をたてながらスキャンしています。
捨てたと思っていたヴァラノワール本の原稿が見つかったのですが、ミュウとリュートの小説を読み返したらやっぱり自萌えした。なんて便利な脳みそ。


小夜ちゃんが無事に帰ってきました。
おなかのごく一部だけちょこちょこっと白い毛が生えている黒猫なのですが、手術のために見事に毛が剃られてしまっていて、無事にまた白い幸運の毛が生えてくれるか、ちょこっと心配。



2014年03月24日(月) 小夜ちゃん入院

今日は雑誌のアンケートを書いているのでデフテロスについてあれこれ書くのはお休み。
さすがに車田水滸伝はもうちょっと原作知らなくてもなんとかならんかと書いておいた。セインティアも星矢の前提がないと分かりにくいかもしれないけど、車田水滸伝は星矢を読んでる自分でも大丈夫かという勢いで説明なくキャラが登場するからな……(汗)。


今日は猫の小夜ちゃんが入院しているので、そこはかとなく寂しい。
電話がないってことは、特に問題は起きてないのだと思うからそこは安心しているのだけど。早く明日になれー!



2014年03月23日(日) デフテロスの凶星扱いのこと・2

昨日の日記でカノンの秘匿理由について不吉云々関係ないっしょと言ってますが、手代木さんが不吉云々の解釈をカノンの秘匿に与えて、そこからデフテロスの設定を作った可能性を否定するつもりはなくて。
ただ、その場合でも、カノン自体にケチがつけられたのであって、「双子座だから」「双子座に双子が選ばれたから」というのは理由にならないと思うんだよなあ……。というのも、その時々で不吉扱いされるならともかく、「双子座=不吉」とする認識が聖域内にあるならば双子座の聖闘士に対して一度は「兄弟いる?」と聞いちゃいそうじゃないですか。でもって実際にいようがいまいが「いないよ〜」と言わなきゃいけないじゃないですか。それはなんか非常に間の抜けた会話な気がしてしょうがないのです……。隠れる以前に隠れてない、っていう。
その認識がごくごく一部にのみ密かに伝わっているとして、LCを軸に考えると「ではどこに伝わっていた?」ということになるんですよね。最終的に聖域に残ったのはシオンとテネオだけという描写だったので。じわじわとテネオのように戻ってきた候補生なりなんなりがいたにしても、その中に双子座=不吉と考える人がいたというのは条件がニッチすぎる。スターヒルの文献に残っていた……という理由ならまだ有りかもしれませんが、それだとデフテロスが教皇にも隠されていたこと(ただしデフテロス認識)と矛盾してしまう。そもそも神託を与えたデルフォイの巫女たちはアスプロスのせいで全滅。
そんなわけで、デフテロスとカノンの秘匿の理由は別とするか、同じ理由であっても不吉のレッテルは個々にはられたと考える次第です。

ちなみに、原作だけを見れば、聖域内に双子座=不吉認識の解釈はそれはそれでありだと思います。私個人の解釈は異なるというだけで。
不吉認識が広く知られている場合、間抜けた会話が交わされる可能性はあるけれど、狭く知られているかもしれない。LCと違って、前聖戦がどういう結末だったか事細かには語られてないから、伝える人たちがいるかもしれないということで……。


デフテロス&アスプロス少年期
「人前に姿を見せるなとあれほど言っておいたろう」(153話54P)
「凶星の子は聖域から出してはならん。必ず隠し通さねばならんぞ」(デフテロス編1話)
共にアスプロスを指導する教官の台詞。デフテロスのことをいないものとして扱いたいけど、聖域の外に出してもいけないという面倒な状況が窺い知れます。
この「隠し通す」というのが、どこから何からというのがはっきりしない(汗)。153話でもデフテロス外伝1話でも教官と数人の候補生(または雑兵)がデフテロスを知っていることは描かれているのですが、彼らがなぜ知っていたかについてはよく分からない。つまり、この件についての最高責任者でてこーい……! かつて叫んだ「最初に凶星の卜を出した責任者、出てこーい!」についてはデルフォイの巫女だったという結論が出ましたが、以降のデフテロスの差別待遇についてはどこがしめてたのやら。
デフテロス認識で(略)なのでセージ様はデフテロスのことを知らなかったとするなら、黄金候補生のアスプロスをその候補から外させないために、任命権のある人達には知られないよう努められていたとも考えられる。実際には青年期にはデフテロスの存在は教皇にも知られ、その事実自体はアスプロスを黄金の座から追い落とすこともなければ教皇候補から外すこともなかったけれど、教官達がどう思っていたかは分からない。
デフテロスにマスクをつけさせることを鉄仮面的な意味合いで見るならば、顔を見れば悟られる貴人との関係を伏せるため、という理由が考えられるけれど、黄金候補生ってそんなにすごい存在なんだろうか……。いや、すごい人達だとは思うけれど、でもなあ……。
聖域の外に出してはいけないというのも、「凶星だから」というそのものの理由なのか、「凶星が聖域にいるという事実を隠すため」「アスプロスに凶星の弟がいることを隠すため」といった凶星という事実に付随してくる理由なのか分からない。

そもそも、「凶星とはなんぞや」という部分からよく分かってないんだよな……。「災いの星の下に生まれた」「邪悪さは隠せん」と言われているので、「凶星=邪悪」と教官に思われていたのだろうけど、実際のところデフテロスについては善性の方が強く描写されているから、どこが邪悪だと突っ込みたくなっちゃう(汗)。肌色だけで決め付けたのかよ、と。まあ、ペルセウスの盾を噛み砕いて使えなくさせたり、兄のためにデジェルを殺そうとしたヤンデレっぷりは邪悪といわれりゃ邪悪な気はしますが。
ユズリハ外伝では「凶星の兆し」が「魔星が降り立つ」という結果を表していたので、巫女たちの予言としては「双子のうち片方は魔星となる」というピンポイントな部分を指していた可能性もあるのかしら。108の魔星ではないけど、冥闘士になったのは事実だしな、兄さん。単に良からぬ存在いう意味としても、教皇を殺そうとしているんだから十分邪悪ですし……。
良くない結果を招くという意味での「凶星」であれば、そりゃデフテロスがいたせいでアスプロスはおかしくなったのだから、しっかり凶星してるけどさ……。でもデフテロスがいなかったら、あそこまで必死に聖闘士になろうともしてなかったとも思うんだよな……。
「双子のうち一人は凶星の下に生まれる」という神託と「最強の聖闘士となれる星座の下に生まれた」という神託が対の物で与えられたなら、一方が凶星だったら必ずもう一方が双子座になるという意味で取れる。もし、アスプロスが本当は凶星だったというのが事実ならば、デフテロスが本当は最強の双子座だったということになる。でも、実際にはどっちもアスプロスが担ってる感じ。「双子は最強の聖闘士になる」とまとめて予言され、「でも一方は凶星」という予言であれば、双子はどちらも双子座の聖闘士になっているので、アスプロスが凶星という事実があったとしても矛盾はしないのだけれども。
具体的な神託がどんなだったか見たいなあ……。サーシャの時のように、地図だけ渡されてるようなあんまりな内容でもないんだろうし。

結局、話を楽しむためには、「理不尽な理由で差別されていた弟を必死に守っていた兄がいた。だがその兄は変容してしまった」という部分だけ分かっていれば十分なので、外伝になっても子細語られるとは思えないし、そこまで必要な情報かと言われればちっともそんなことないしで、気にするだけ無駄だって分かっちゃいるんだけどさー!
でも、なんで凶星とされた方をとっとと殺しちゃうわけにはいかなかったのかとか、追放で済まして聖域と無縁の存在とすることで認められなかったのかとか、そうまで隠したいなら監禁じゃ駄目だったのかとか、あれこれ疑問があるから考えちゃうんだよ……!
聖域内部でも知ってる人が少ないデフテロスを、存在が分かっちゃってる牢に入れたらその時点で存在バレバレだから、テンマが入ってた牢が不可ってのは分かる。本当に教皇にも隠されてたなら、絶対あかん場所です、あそこ。でも、聖域を出てはいけないというゆる〜い軟禁状態で見つからないくらいには、隠れきることが出来るなら、人目につかない場所で監禁できる場所があったんじゃないかと考えちゃう(汗)。
隠したいだけなら、それこそ影道総帥のようにデフテロスだけ他所にやるとか、双子が生まれる前でも生まれてからでも母親ごと聖域を放逐するとかでもいい気がするし、その方がデフテロスにとってはかえって楽だったんじゃないかと思うけれど、あくまで聖域内に押し込めていたのは凶星を監視する必要があったということ?
あるいは、殺すわけにはいかなかったのかというのも、正直疑問なわけですよ……。本編描写によると、アスプロスが黄金候補生の自分を盾にして、デフテロスが死ぬなら自分も死ぬばりの脅しをかけてくるんで手を出しにくくなってますが、そこまでデフテロスの存在が許されないならもっと前段階で殺しておく方法はあったんじゃないかなあ、と。病の身を放っておかれるような消極的な死は避けられていないし、外伝で描かれている青年期を参考とすると、それなりの罪を犯せば処刑はOKの様子だから、死んでは駄目・殺しては駄目というわけでもないっぽい。
さすがに悪いお告げだけで命をとるわけにいかないということだったのかしら……。

ここにきて「話の都合」という現実が重くのしかかってくるわけですが、そうは言ってもやっぱり気になる。
だって、どの範囲で知られてて、どの範囲まで行動が許されていてってのは、デフテロスの衣食住に大きく関わってくるんだもんよ……。
アスプロスが双子座の聖闘士になった後なら、「住」については双児宮だと作中で明言されてるけど、修業時代はどうしてたんだろう。屋根のある場所にいることは許されてたのか、野宿だったのか。あとご飯と服。デフの分の配給はあったのか、アスプが自分の分を分けていたのか。
そういう、「まあ要らんだろ」と思われそうなことがすごく大事だったりするんだよう。アスプロスが食堂で「ちょっと多めにお願いします」とか言っては、余らせてデフのところに運んでいるのと、みんなの食事中に人目のつかないところでご飯を与えられているのとじゃ、全然違う。全っ然違う。私にとっては大事すぎることなので二回言います。全然違う。(三度目)



2014年03月22日(土) デフテロスの凶星扱いのこと・1

デフテロスが凶星扱いされていた件や、その存在について、もろもろ考え中。
まず前提として、デフテロスが凶星として影に追い込まれているのは、「双子だから」ではなく「デフテロスだから」としておきます。というのも、あの凶星扱いを「双子だから」と考えて、「じゃあなぜセージ様は問題扱いになっていないのか?」と考える人もいるみたいで。そこは、「セージ様が問題とされていないのだから双子で生まれること自体が問題とされるわけではない」と考えた方がいいんじゃないかと。
もともと双子について畜生腹としたり良からぬものと考える風習もあるところへ、理由が分からないまでも原作でカノンもいない者扱いされていたからよけいに混乱しがちですが、デフテロスの凶星扱いはデフテロス単独の問題で考えた方がいいと思うんです。双子だから、双子座だからはとりあえずくしゃぽい。あくまでアスプロスとデフテロスの二人に限定しての神託だったということで。
というか、自分はカノンのいない者扱い問題について、めっちゃ秘匿の影武者程度の存在で、不吉だなんだというおまけ要素はないと思っているので。だから、サガに何かあれば(=命を落とすなど)カノンが双子座を引き継ぐことになるし、サガが教皇になってもやはり空きが出来る分カノンがそこにおさまることが出来るんじゃないかと。


デフテロス&アスプロス生前
「双子のうち一人は凶星の下に生まれるだろう」(デフテロス編1話)
「生まれた」ではなく「生まれる」であり、「だろう」と推量で語られているように、この神託はアスプロスとデフテロスが生を受ける前に受けられたもの。これを踏まえると、二人の母は何かしら聖域に関わる人間だった様子。シジフォス外伝においてシジフォスが一般兵の居住区で育っていたことから、デフテロス・アスプロス両者の親も、少なくとも一方は一般兵以上の立場であった可能性がある。もちろん、ロドリオ村や薬師の村など周辺地域や、ジャミールのような関係地域出身の可能性もあるけども。
ひとまず、この時点でデフテロスについて確実に知っていたと言えるのは、二人の母(父については定かではない)と、その周囲の人間。

黄金聖闘士という特別な立場とはいえイリアスとアルケスに個人的な交流があったことがシジフォス外伝で表現されてる限り、アスプロスとデフテロスについての神託が聖域上部に知られぬよう下されたことも、不可能とは言えない。
ただし、教皇に知られていないと思っていたのはあくまでデフテロス個人の認識なので、双子の生前からセージ様がその存在を知っていたことも否定できない。



2014年03月21日(金) デフテロスとアスミタ

昨日の感想に書いていた美衣さんとソニアさんの必殺技について。
「ヘブンズメイルストローム」と「アンタレスメイルシュトローム」の「メイルストローム(メイルシュトローム)」は、「渦潮」という意味のようで。厳密には特定の場所の渦潮を指す言葉のようですが、広義で「渦潮」になるみたい。
技の効果は全然違うし、属性も星座にあわせていかにも水な美衣さんと、蠍座の心臓が燃えてる火のソニアさんとじゃ違うけど、部分的にとはいえ同じ単語が入る技名なので、今後も美衣さんを見るたびにソニアさんを思い出しちゃいそうです。つらい……。

ぽっかり気分がやるせないんで、LCの双子について無駄に妄想するのを再開しますかね。
久しぶりに12巻を読み返したのですが、喧嘩鬼モードのデフテロスの言動のひどさが、先月読んだばっかりの本物の喧嘩鬼先生と比べてあんまりすぎてもう……。喧嘩鬼好きな人は、この辺のエピソードは怒って良かったんじゃないかと思うほどです(笑)。
私は男坂より先にLCを読んでいて、かつ97〜99話のデフテロスより先に100話のデフテロスを見ていたので、男坂を読んで「ほんとに喧嘩鬼が元ネタだったんだ〜」と思うに留まってたのですが。バックナンバーで97〜99話を読んだ時の「喧嘩鬼先生と比べて怖え」って感想は一生忘れんよ。ことあるごとに言ってるよ。
そう言えばあの頃は、ある意味LCは車田版ジャイアントロボ(今川版)でいいんじゃないかと思ってたんだよな。スターシステムでもろもろ車田ネタ盛り込んでるんじゃね?と。まさか、その後5年の年月を経て、リアルに車田版GRな車田水滸伝が始まろうとは……。まあ、車田水滸伝はスターシステムとも違うっぽいけどね。総帥と喧嘩鬼は出れるかな、ドキドキ。神様側で主人公サイドの敵となって登場したらやだなあ。特に総帥は、原作の最後でも日本Jr.がそろって竜ちゃん側のセコンドに入っている時にも剣崎側のセコンドに入ってたような子なので、神様側についてた剣崎が本当に剣崎だったら、剣崎の味方につくかもしれない……。

車田水滸伝はさておいて、デフテロスの話に戻りやす。
100話の喧嘩鬼デフテロスは、アスミタ評で「人のために力を奮う彼(テンマ)がうらやましい」と言われてるので、ここで既に本当は他人のために行動したがる性格だと描かれてるんだよね。
ああもう、本当にこういうキャラ好きだ。すごい好きだ。なのになんで私アスプロスの方が好きなんだろう……。わけが分からないよ。順と殉なら殉の方が好きだとこないだ実感したし、鸞丸と蘭丸なら鸞丸の方が間違いなく好きなのに、なんでLCだと明らかに良い子とは言いがたいアスプロスが好きなんだよー!
ひょっとしたら、自分の好きなデフテロスが思いっきりアスプロスのことが好きだから、それにつられてアスプロスが好きだと錯覚してるんだろうか。でも、殉はしっかり順のこと好きだけど、やっぱり私が好きなのは殉の方だなあ。そこは変わらんなあ。

ちっともデフテロスの話に戻ってなかったorz。
デフテロスの存在がどれくらいの人間に知られていたんだろう(特に黄金の中で)というのは、双子好きでなくてもLC好きなら気になるところだったんじゃないかと思います。
LC本編では定かには描かれていなかったこの件について、外伝では答えを出してくれました。と言っても、明確な答えとまではいかない感じなんですけどね。
本編を読む限り、アスプロスの生前にデフテロスを知る人間として考えられたのは、第一にアスプロス。デフテロスを鞭打っていた指導官とその周囲の人間。「会うのは初めて」という言葉から面識がないことは定かながらも教皇セージ。「ここへ来て確信した」という言葉から面識もあったと察せられたアスミタ。あと、一応杳馬。
そして、外伝で明らかになったのが、教皇暗殺未遂の半年前より、デジェルが教皇からその存在を聞かされていたということ。また、「正式に管理下におく」というデジェルの言葉より、聖域全体ではないにしても多くの黄金がデフテロスの存在を知っただろうことが想像されるようになりました。
この「デフテロスを正式に管理下におく」という言葉がその通り実行されたのなら、教皇暗殺未遂事件で既にアスミタとデフテロスが知り合いだったのは、デフテロスの存在がある程度公になったためだった可能性がある。アスミタだけが事前にデフテロスと知り合っていたわけじゃなく、童虎がデフテロスを知っていたのと同等以上の意味があるわけでもなく……。むしろ、デジェルの方が知り合い度レベルとしては深いくらいで。
といっても、現時点ではまだアスミタが事前に何らかの形でデフテロスと知り合ってた可能性は皆無じゃないさ……! 知り合ったのがデフ外伝以降だとしても、あと二年半でも友好深めるには十分さね。微妙にアスミタの一方通行な友好っぽく見えるけど十分、十分。でも、アスミタとデフテロスの距離がそう近いわけでもなかったんだという155話での印象は、半年前に知り合ってその後交流を深めたパターンの方がしっくりくる気がします。
うん、これはもう、デフテロス外伝でのアスミタ登場は期待しないほうが良いな。……というか、デフテロスとデジェルの雰囲気が良すぎて、デフとアスプロスの他はデフとデジェルだけきっちり描いてくれればいっそ外伝の軸がぶれないと思えたくらいなので……。やっぱ、自分にとっていちばん大切なのはデフテロスとアスプロスの描写なんだなあ……。他はわりと二の次なんだな(汗)。



2014年03月20日(木) セインティア翔8話感想+車田水滸伝1話感想

感動の翔子ちゃん初装着ですよ……! セインティア翔Stage08「再会」感想。

美衣さんの技がソニアさんの技を思い出させて涙……。
ソニアさんの技は「アンタレスメイルシュトローム」だったけど、シュトロームとストロームは同語源なのかな。
エンジェルスプラッシュもヘブンズメイルストロームも蹴り系の技のようで、さすがに美脚が悪を討つとくりかえし言われるだけのことはありますね、美衣さん。エンジェルスプラッシュは普通の蹴りで、水しぶき関係はエフェクトだけなのかな? ヘブンズメイルストロームは泡で覆ってから蹴りの勢いで水柱でフッ飛ばす感じの技? 後者は思いっきり水属性技だなあ。やはりΩの隕石落下(正確にはアプス落下?)以前から絶対星矢世界って属性の概念あるって……。水鏡先生の氷槍百蓮華も、氷そのもので攻撃する技のようだし。

アテの服装に鎧っぽい部分がありながらも、従来の星矢世界の鎧のようにオブジェになりそうな雰囲気はなかったので、セインティアは聖闘少女たちは聖衣がオブジェになるけどエリス側はオブジェ無しになるのかなあと先月までは思ってました。最近はLC外伝も牡牛・射手と分解装着図不要話が続いていたし、それはそれでもはやスタンダードなのかもと思っていたところへ、今月のエモニちゃんの邪霊衣の登場キター。絶対とは言えないけど、いかにもオブジェとして組んだら花の形になりそうな。分解装着図にも期待していいのかな〜。
エモニちゃんが戦闘モードになったら、ミックまで邪悪顔になったのは笑いました(笑)。あれはいったいどういう存在なんだ。「ナイトメアスキーム」の時はエフェクトとして巨大ミックを背負っちゃってるけど、子馬やいるかと違って、なんか背負うのを許されないものを背負ってるように見えるのは気のせいか。気のせいなのか。だって笑えちゃうじゃん、邪悪に目が光るテディベア……!
エモニちゃんはここで完全敗北&退場なのかも気になりまする。

邪武と斗樹戦は、なんのかのと正規に聖衣を勝ち得ていた邪武の優勢だったようで。
斗樹は、セインティアの中では初の人死に……だよな……。流星学園での出来事は犠牲者は出なかったし、これまで響子さんや美衣さんが倒していたのは邪精霊の、しかも分身だった。響子さんは連れ去られはしたけどまだ取り戻せる可能性があった。でも、斗樹は本当にもうあかんのだな……。城戸家を呪う気持ちはやっぱり彼の中にあったものだろうけど、それ以上に聖闘士になり、生きて日本に帰ることが第一に心にあったろう彼の最期を見たら、二話分しか出てないキャラなのになんとも悲しくなってしまった。死んだ身が利用されたのではなく、種を植え付けられることで生きてる死体状態で良いように使われちゃうってことなのかな、邪霊士。解放されるのは、こうやって花となって消える時しかないんだろうか。
しかし、こうして見ると、邪武は青銅十人の中ではいちばん沙織=アテナという事実に近いところにいたキャラってことになるんですね。エリスの攻撃であっさりやられちゃってたけど、エリスが「アテナ」と呼びかけていたのはちゃんと聞こえてたかな? まあ、沙織さんがアテナであるかないかに関わらず、邪武にとって沙織さんは女神なんですけどね(笑)。

エリス復活登場はあまりの早さにおったまげました。プレではサガの乱終結後にやっと本格戦闘やりますよって感じだったし、そもそもまだ聖闘少女が響子さんと美衣さんと翔子ちゃん(ただし候補生)しか出てないってのに、もう目覚めちゃって大丈夫なのか、エリス……というかセインティア翔! まさか打ち切りとか言わんだろうな!
ハラハラしながら読み進めていると、黄金の林檎で生命吸いとろう発言まで出てきて、「まさかの映画版展開か……!」と大混乱。
いや、映画版の話が悪いわけじゃない。劇場版星矢の中ではいちばん好きな話です。でも、沙織さんがとっ捕まって、弱りまくっていくところをただ助けに行く話になったら、セインティアがセインティアである意味がすごく弱くなっちゃいそうじゃないですか。聖闘少女が少女として沙織さんと接している話がすごくいいんですよ、セインティアは。沙織さん不在で聖闘少女たちが出揃ってみんなで助けに行こうって話なら、野郎どもでいいじゃないですか。
何より、沙織さんが連れ去られちゃったら銀河戦争前に片がついてないといけないから、久織さんの絵のサガが見られる可能性が0のままセインティアが終わっちまう……!
うわーんと思いながらめくった30ページ目。降ってくる流星にドキドキしながらさらにめくって32ページ目。
翔子ちゃんキター!
ついこないだ岩から抜け出たとこなのに、いつの間に聖衣を授かっ……てはとっくにいるようなものだけど、聖衣をまとう聖闘士として許されたのだ翔子ちゃん。美衣さん同様「もう修業を終えたとでも!?」と驚いていたら、特に前回の描写と今回の描写で時間がずれていたわけでもなかったようで、翔子ちゃんはいまだ修業中の身とのこと。だらだら修業編をするわけじゃなく、さくっと本番戦闘(しかもボス戦)を持ってくるあたり、テンポが良いなあ、セインティア。
幸いなことに、エリスの器は元聖闘士で、その身内が元器候補。エリスの攻撃の手が緩むのも、未熟ながら翔子ちゃんが聖衣をまとえるのも、そのために響子さんが助力を与えられるのも、両者の繋がりと過去があってこそ。でも、響子さんが聖闘士となり、翔子ちゃんが器の運命を回避したのは、二人揃って……特に響子さんが……結果を変えようと努力したからなんだよね。けして流されないよう、希望の未来をつかむために。
そのきっかけになった王子の存在感たるや。セインティアって、その場に登場してないキャラまで格を上げてくるからすごいわ。

今はまだ自力で聖衣をまとうことはできない翔子ちゃんは、仮免状態ってところでしょうか。
エリスにとり憑かれながらも、響子さんが自分を取り戻して翔子ちゃんの拳に力を与える場面にはじわっときました。アテナを守るためにエリスを倒したら、下手すると響子さんまで死んじゃうかもしれないってのに、聖闘士としても姉としても健気過ぎるよ響子さん。
さすがにここで決着がついちゃうわけもないので、半覚醒エリスは一時撤退、翔子ちゃんは修業のし直しってことになるのかな……。修業場面が全くないのも寂しいので、仮免からきちんとした免許になるところも見たいぞ。響子さんの手助けが無くても一人で流星拳うてるようになってやっと本物の聖闘士ですぞ?

今回、翔子ちゃんがスパッツ姿で現れたので、聖衣をつけたら腰パーツの下はスカートなしのスパッツ状態になるのかと思ったのですが、スカートの下にスパッツというプリキュア的なスタイルでした。
ポニテのままの聖衣姿も一度くらい見てみたいけど、必ず髪おろすことになりそうかな……残念なり。

とりあえずマユラ様は、もう城戸沙織=アテナは完全に認めてるってことでいいんですよね。アテナの元へ行けという名目で戸隠から城戸邸まで飛ばすってことは。……考えてみたら、それで無事な翔子ちゃんも大概丈夫だな……。
ミライやシナトではなく翔子ちゃんを飛ばすってことは、一応聖衣を持ってる分だけ翔子ちゃんのほうが戦力になるという判断なのかしら。それとも、あくまで戸隠組は城戸沙織のためには動けませんというポーズ? 妙に動くとダイダロス先生のような目に遭いかねないからなあ……。一応、戸隠は聖域サイドというポジションなのだし。

今回で内容的には2巻目終了っぽいですね。3巻には新聖闘少女も登場するだろうか。2巻表紙が美衣さんか沙織さんか、複数キャラかも気になる。ミライたちが表紙にこれる日が来るかどうかも気になる……。


REDの表紙かっこいい車田水滸伝Episode01「迫りくる過去の亡霊」感想。

プレ連載が0話だった。
……いや、セインティア翔のプレ連載は、0話目というより雰囲気見せって感じの、イメージ映像です☆みたいな感じのものだったから、車田水滸伝のプレもそんなようなものかと思ってたんですよ。
本格連載が始まったらもろもろ話が分かるようになるかと思ってたんですよ。
でも0話でした。思いっきり前提でした、あの回が。読んでないと今回からじゃさっぱりだよ。いや、読んでるけどさ。読んでたけどさ。

とりあえず、原作のもろもろのエピソードが、まず「神話からずれたもの」ということなんですね。
ある意味ものすっごい冒険してる物語だなあ……。原作という前提をまず間違ったものとして扱おうとしているわけで。といっても、そうやって「間違っている」とねじ伏せてくる力に対し歯向かおうとする物語のようだから、原作否定にはなってないんですけどね。
逆に冒険が足りなく思える箇所は、今回の氷河VSアイザックのように既定の対決しか見られないのか……という部分。スコルピオンVSミロとかリンリンVS順、ランランVS殉のようなクロスオーバーじゃないと見れないような対決に期待してたんだけどな(´・ω・`) 。
プレでも竜児VS剣崎のような見たことある組み合わせでの戦いだったし。あの剣崎も、運命を歪められたから竜児を消しにきたってことなんだろうけど、そもそもあれはリンかけの剣崎なんだろうか、本当に。竜児や小次郎や星矢は、各世界の記憶・認識を持ったまま今の世界にやってきた当人っぽい雰囲気だけど、剣崎とか今回のアイザックとかどうなんだろう。蘇ったとか言ってるけど本人ではない可能性もあったり?
聖衣はない世界だけど、鱗衣はあるってのも、大概神さまこずるくないですかって感じですし。剣崎やアイザックが本人でも、神さまの駒扱いで洗脳に近い状態になってたりするのかなあ。

リンかけについては麟童がいるので2があること前提で話が進んでるけど、星矢は冥界から帰ったあとも特に気絶しっぱなしじゃない、NDには繋がらない無印舞台から続いてるっぽい車田水滸伝。いや、ひょっとしたら、NDクリア後の未来かもしれないのか。
車田ヒーロー総結集ということで、もっといろんな作品のキャラが出ることに期待してたけど、リンかけ・風小次・星矢ばりに大仰なことになってない話は不参加決定なのかなあ。……ボクシング漫画のリンかけが大仰なことになってるのがそもそもおかしいといえばおかしいんですが。

現状の車田水滸伝は、がゆんの絵きれいだなあと雰囲気は相変わらず良いなあという部分が強くて、大変に内容がないような作りだなとは正直思う……。
物語部分が弱いから、ある意味いちばん同人っぽく見えちゃうのが残念だなあ。世界観も原作あってのもので、スターシステムとはまた違うし。いや、プレの段階ではそこが高評価ではあったのだけど、本格連載が始まったところであまりにも車田水滸伝ならではの部分が見えてこないんで……。
でもがゆんの絵は本当にきれいだな。それは本当に昔っから見事なもんだよなあ。


エピソードGAの連載開始号のいちごの広告見て、とりあえず1話目だしカラーだし一度は買おうかと思うけれども、やっぱりいちごのハードル高い。REDの方がまだ低い(汗)。


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