OPだけと思ってΩを再生して、結局そのまままるっと一話分見ちゃうことが続いている……。 何度見ても31話面白いです。
Ω、十二宮編入る前からも面白かったけど、十二宮編に入ってからますます面白くなってきました。 やっぱり、一話完結じゃないのっていいなあ。 両親に愛されてるのが公式設定な龍峰と、両親に愛されなかったパラドクスとの決着が、どういう形でつくのかとても楽しみ。
Ωの黄金聖闘士には牡牛座・双子座と揃って回想シーンがあるので、どうしても回想シーンがお約束だったLC黄金を思い出しちゃいます。キャラクターが似てる・似てないってことじゃなく、表現の方法の部分で。 おかげさまで、Ωの黄金も、ハービンジャーもパラドクスもどっちも見事にキャッチーなキャラになってます。そんなに回想シーン長いわけじゃないけれど、ちょこっと背景描かれるだけで全然違う。 でも、原作の黄金聖闘士って、十二宮段階では回想一切なし。その後を含めても、過去が語られたのってシャカくらい。だけど、見事にキャラ立ちしてるんだから、すごいよなあ。
とんでもない双子座がきた聖闘士星矢Ω31話感想。
パラドクスは氷河に出会ってれば平和だったね……。 どちらにしても愛してはもらえなかったかもしれないけど、最大級にフリーだからね、彼。
さて、予告からハラハラドキドキさせてくれた双子座のパラドクス、とうとう本格登場ですよ! OPでデザインがちゃんと今のデザインになってたことに安心しました。でも、あの前髪の下ろした風のパラドクスはDVDにも収録されず幻で終わるのか……。ちょっと残念。
まずはハービンジャーVS光牙の場面から。 光速の拳は空間に歪みをもたらすってことで、10話の戦闘後に蒼摩を除く全員がワープしていたことに、やっと明確な説明がされたような。10話だけ見ていると、単に衝撃で吹っ飛ばされただけのようにも見えるけど、アレは多分戦闘の衝撃によるワープだろうと、うちうちで話してたので……。 ここで一対一を望むハービンジャーは、光牙を認めたようなもの。この行動が、ハービンジャーとの決着に良い未来をもたらしてくれやしないかと、期待もしちゃいます。下衆いことは下衆いのですが、ただ死なすにはもったいないような良キャラなんだもの。 それに、ハービンジャーが青銅たちをワープさせたこの行動、メディア様にとっては面白くないもののようで……。貴鬼の裏切りはまだ想定内といった様子だったけど、今回は本当に想定外だった様子。 聖闘士を取り込んだはずが、結局身勝手な行動に振り回されて瓦解しちゃえば展開として面白いのに(苦笑)。
とりあえずは下のほうの宮から描写していくことになるのか、ここで双児宮側に落ちた龍峰さんに場面転換。ユナさんは巨蟹宮に落ちたことが後で描かれるけど、蒼摩や栄斗さんはもっと上に落ちたってことなのかな。 かなりのショートカットだけど、一対一で戦闘するしかないってのは大変だよね。その辺はまだハービンジャーがマルス陣営に配慮したってことなのか(笑)。 実際、龍峰も、飛ばされた先が直近の宮だったから、一時は金牛宮に戻るか戻らないか悩んでしまう。 ここで光牙の言葉を思い出し、前に進むことを決意する龍峰が、やっとのやっとで「光牙くん」じゃなく「光牙」と呼ぶのが、ものすっごいツボりました……! 絶対、戦闘中に必死なあまりに呼び捨てになる……って流れしか想像してなかったので。 光牙の言葉に心動かされた結果の呼び捨てといった感じ。ここにきてやっと、龍峰は光牙のことを本当に対等な相手として見たのかもしれないなあ。これまでは、なんだかんだと手のかかる弟分みたいな雰囲気だったし(笑)。
予告からもすげえメルヘン空間だと思ってはいたけれど、迎えに来るリスをはじめ、小動物がぺちゃくちゃおしゃべりするなど、こちらの想像を超えるメルヘン空間になってました、双児宮。あれ、宮の守りである黄金聖闘士の心がそのまま形になってるんだと思うと、メルヘン通り越してメンヘル空間ですよ……。小動物のご主人賛美も、あくまでパラドクス本人が作った像に過ぎないと思うと、マジ怖い。 前回予告を見て「年を考えようよ」と感じられたカラフルきのこを始めとする小物類は幼稚で、パラドクスの幼児性がそのまま現れてるんだろうと思う。 このメルヘン空間、空の描き方が外界の表現と違っていて、そのせいですごく作り物感があるんですよね。柱が空に向かう途中で消えてくのも、ありえない世界で不気味。 予告の鳥を見た時、ただ囀ってるだけじゃなく喋ってそうに見えていたのですが、本当に喋っていたのでなんかすごいと思いました。アニメの動画はそういった違いも描けるということなのか、いかにも話してそうな雰囲気を上手くかもし出せてたということなのか。
双子座の二つ名は「愛と運命を司る」。憎しみのパラドクスを見ていると「愛と憎しみを司る」んじゃないかと思いもするけど、その憎しみも愛ゆえに生まれてることを思うと、やっぱり「愛と運命」で正解なのかな。 パラドクスが素顔をさらしている意味を問われて、殺す方しか頭に浮かばない龍峰さん……。これ、蒼摩や栄斗さんだったらさくっと「愛してくれるのか?」とでも切り返せそうな気もするなあ。 「愛するか」という言葉と共に抱きつかれてさえ、まだ戦闘能力の違いの方が先に頭に浮かぶしね、龍峰さん。真面目というか、発想が戦闘向けに出来てるというか……。 でも、「愛してあげる」という言葉を耳元で囁かれて、さすがにやばいものを感じたのかさっと突き放して拒絶する場面が好きだなあ。「放してください!」の言い方が焦ってて可愛い。
パラドクスが紫龍ファンだってのは、ネタバレで知ってたけど、ラブレター送ってったってのはビックリした。独身時代ってことなので、その時点で紫龍は五感は失ってないけれど、視覚は既にない状態。春麗さんが手紙読んだとしか考えられないんですが。独身時代ってことなら13年以上前だから、「紫龍様好きです!」とか書いてあっても、微笑ましい手紙として読まれてたのかな……。 それにしても、このお茶会、ティーカップは二人分だけど、ケーキはいちいち三個あるんだよね。ここで想定されてる三人目は、憎しみの方のパラドクスなのか、紫龍パパなのか。どっちにしても考えるとぞわぞわしてくる気持ち悪さ。 ハービンジャーのことは名前じゃなくタウラスとしか呼ばないのも、どうでもいい相手には興味がないパラドクスの性格を示すようで薄ら気持ち悪かったです。。
パラドクスの語るマルス像が、けして間違ってはいないのも、なんか怖い。砂漠に花を咲かせるのも、嵐の空を青空に変えるのも、実際にマルスがしようとしていることだし。その前に、花畑を砂漠に、青空を嵐に変える過程が待ってるだけでさ。 マルスの考え方は、既に地上に生きて地球で生きたい人間からすると受け入れがたいものだけど、火星ベースで考えるとむしろ正しいというか……。エリシオンを滅ぼしてきた沙織さんたちと何も変わらないような気がしてきちゃうというか……。あかん、これはパラドクスたちによる錯覚ですね。気をしっかりもたんと呑まれちゃいますね(汗)。 火星テラフォーミング後の世界で「地上の愛の支配者」となろうとするパラドクスの「全てのものを愛し全てのものに愛される」という言葉。この段階ではただのお花畑脳なのですが、話が進むとその理由が分かって切なくなってきちゃう。くるくるキラキラしてるポーズは何度見ても笑っちゃうんだけどさ(笑)。
お茶を全部飲み干す龍峰可愛い。 龍峰に拒まれていざ戦闘となる場面で、平気で花を踏んでるパラドクス。この描写が、後の場面で花を大切にする憎しみのパラドクスと良い対比になってて、上手いんですよね。
テイルズオブエクシリアのCMが正に選択をテーマにしているのはわざとだろうか(笑)。
Bパート。 五老峰で龍峰の危機を察する紫龍……だけじゃなく相変わらず春麗さんも危機を察しててすごい。春麗さんの危機察知能力は、ぶっちゃけパラドクスに負けてないと思う……。正にシュラに真っ二つにされようとしてる場面で真っ二つにされる紫龍の夢を見ていたりと、どんぴしゃな悪夢見てるんだもんな。その辺は春麗さんに限った話じゃないけど、他の例に挙げられるのが星矢だったりするのだから、聖闘士ばりの能力とも言えるかも(笑)。
女性とは戦いたくない龍峰さんは星矢ばりのフェミニストですなー。こういう子、好きですよ。相手が女性でも遠慮なしなレグレグみたいな子も好きだけど。 龍峰の技を軽々と避けるパラドクスは、なんだかんだと黄金の実力を見せ付けてて怖……かっこいいです。 キスで吹っ飛ばすのもすごいしな(笑)。衝撃波が後から来るのは、冗談抜きにすごいと思った。 それに、確かに龍峰の戦闘についての考え方を、お見通しではある……。強敵なのは間違いないんですよね、パラドクス。 ここで必殺技を出すしかないと見通されてて、それでも昇龍覇を撃つのは間違いなんじゃないか、龍峰……。絶対何かし返されるって。 さらっと昇龍覇返ししてくるパラドクスがすごい。体力の関係で連発できない龍峰と比べた場合、パラドクスの方が体力的にも年齢的にも、何百倍も練習してきたのは本当だろうし。なんせ龍峰が生まれる前からの紫龍ファンだからな〜。 「昇龍覇」を伸ばさす言い切る技名の言い方も好き。
子供時代、どこの国に住んでたんだろう、パラドクス。 ハービンさんは、めちゃくちゃアメリカ臭漂ってたけど、パラドクスははっきりとは分からない……。家の雰囲気はビバリーヒルズっぽいねって盛り上がってたけどさ(笑)。 パラドクス、予知能力があるから両親から嫌われてたということだけど、パーティーか何かに向かう両親が盛装なのにパラドクスは普段着なあたりからも、その過去が伝わってきます。事故には一緒にあっているから、ネグレクト気味だけど、家に子どもだけを置いておくと児童虐待罪になるから、とりあえず連れて行くって感じ? 両親からの愛を受けられなかったパラドクスは、紫龍に助けられたことで、愛への希求を確かにしていく。具体的な対象として紫龍を求めているけれど、実際には自分を愛してくれる人が欲しくてしかたないんだろうな、って思えてくる。 この過去を知っちゃうと、パラドクスの必死に愛されたがってる姿が痛ましくて、なんだかほっとけない気持ちになっちゃうんだよ……。なんかもう、抱きしめてあげたくてしかたない。それはそれで押し付けの愛にはなっちゃうけどさ。
「おでかけしたら死んじゃう」という未来を見たパラドクスは、「出かけなければ死なない未来」と「出かけて死ぬ未来」を見たはず。でも、実際には、「出かけて死にそうになったが紫龍に命を助けられる」結果となった。 ここでパラドクスの予知に矛盾が生じてるのも面白いです。未来が二択の結果に依るものではないという描写にもなってるし。
少女時代のパラドクス、ちょっとアルバちゃん似……。 「家族も家も名前も捨てた」ということなので、紫龍はパラドクスだけじゃなくパラドクスの家族も助けているはずだよね。事故でのたった一人の生き残りとかじゃなくて。 家族を捨てた時、LC冥闘士のようなふっきり方をしてなければいいね……。少女修行時代も素顔の子なので、常に殺す気満々なんじゃないかと思うと、家族も殺してそうでちょっと怖いんだ(笑)。 龍峰を愛すといいながら、紫龍しか見えていないのも、春麗さんのことは紫龍を奪ったあの女呼ばわりなのも、怖いです。
クロスロードミラージュは、空間技でもあり精神技でもあり、いかにも双子座の技って感じで面白いです。二択を迫り、選べなければ矛盾に精神と体が引き裂かれる。 旧作を知っていると、龍峰の右腕と左腕の盾が映るのが「矛盾」のネタをはらんでて面白い。知らなくても右半身→左半身→中央と視点の移りが面白いですしね。真っ二つになりかける龍峰って、シュラ戦の原作ネタかなあ。 可能性が高いマルスに逆らって負けた未来で五感を失った龍峰に哀しむのは、春麗さんのみ。負の未来にはあくまで紫龍は登場させない。そして春麗さんに死の未来を予想する……。紫龍大好きで春麗さん憎しなのがありありとしてて本当怖い(笑)。 一方、ありうる別の世界として示される平和な火星では、春麗さんは描かずに紫龍と龍峰親子の微笑ましい姿のみを描いてて……。 パラドクスが紫龍のためにマルス側についたのは、間違いなく本音。こういった未来をパラドクスが望んでいるのも、龍峰の揺さぶりのためだけではない本音のはず。紫龍を助けて感謝される未来が欲しくてしかたないんだろうなあ。 幻とはいえ、肩車される龍峰が可愛い。もうそんな年じゃないんですから〜とばかりに赤面してるのがたまらん。 「嘘だ、幻覚だ、こんな未来あるはずがない」。この時の龍峰の声が、めちゃ揺さぶられてていい演技〜。しみじみ龍峰がカッキーでよかったです。 ところで、分岐と無限の運命を覗き見るのがパラドクスの力って、ちょっとLC杳馬に近い能力かもしれない。 というか、その……LCを読んでると206話を思い出しちゃうんですが。あの話では、結局、杳馬の示した二つの未来のうちの一方に進んじゃうわけですが、Ωでパラドクスが示した未来は選ばれることはない。二つの未来は、あくまで龍峰を追い詰めるための幻に過ぎない。
「龍峰を愛しているから」とパラドクスが最後の選択を許す場面で、映るのは悪の面ってのも、心からの言葉じゃない感じがして面白いなあ。 パラドクスは紫龍さんのためをアピることで勝てると思ったのかもしれないけど、これこそ間違った選択をしたと思う。 龍峰が「父のために聖闘士になった」のは事実。だけど、もはや龍峰が聖闘士として戦うのは、それだけの理由ではない。父以外も理由と出来ることが、龍峰の強みなんですよね。 それに、師によって第三の道を示されたユナ、自分の道を自分で決めようとする光牙、そんな仲間の姿も龍峰にとってはいい手本になってる。 龍峰は、パラドクスの示したどちらの選択肢でもなく、「マルスに逆らって世界を救う未来」を目指す。それは紫龍たちが目指してきた未来でもあるんですよね。 クロスロードミラージュを破られて驚くパラドクスの表情が可愛い。 自身の愛を「愛じゃない」と否定されても、その点ではまだ表情は余裕なんだよね。それくらいではキレませんって感じ。自分の愛が相手にどう映るかは関係ないんだなあ。
昇龍覇の打ち合いで押し勝つのは、一時とはいえ、初めての黄金への勝利だよね。感慨深い。 でも、結果として憎しみのパラドクスが目覚めちゃうっていう。愛を拒絶されることより、愛されないことの方がダメージなんだね、パラドクス……。 やっぱり髪は黒くなるんだなあ。って、アニメだったら白くならないといけないのか。 これって、やっぱり二重人格ってことなのかな。パラドクスは幼少期が幼少期なので、虐待によって二重人格になった可能性もあるのがなんとも(汗)。 自然に満ちた美しい園が消えて広がった禍々しい世界は憎しみのパラドクスの心を映したかのよう。 でも、憎しみのパラドクスは愛のパラドクスと違い、傷ついた花に慈しみを向ける……。この矛盾が、パラドクスとの決着に良い未来を……ってハービンさんについてと同じこと言っちゃうけどさ! なんかもう、Ω黄金も素敵キャラすぎて死んで欲しくないんだよ〜。特にパラドクスは、ちゃんと愛されてる!って思えるようになって欲しい。見てると切ない。特に憎しみさんの方。美人さんでときめくっていうシンプルな気持ちもあるけどさ!(笑)。
次回でハービンジャー戦は決着かな? Ωの十二宮は、一人との戦闘が終わらないまま次の戦闘が始まるのが面白いです。同時進行の戦闘が多くて、なかなか倒せない強敵感も出るし。話の繋げ方が難しそうだから、遺跡編の構成を思うと心配にもなっちゃいますが(笑)。 龍峰とパラドクスとの戦闘が継続中の一方で、ユナさんVS蟹座戦も始まるようですし。 最初は黄泉比良坂が舞台かと思ったけど、巨蟹宮の中での戦闘なのかな。ユナさんを死者の世界に連れて行くのではなく、死者を棺桶経由で現世に呼び出す感じ? ユナさんに向かってくる中に、パブリーンさんも含まれてそうで怖い……。これまで死亡は不確定だったけど、とうとう語られるのかな、はっきりと。お約束の師弟対決もありうるよね(汗)。 はっきりするといえば、小町とアルネのどっちがどっちか、次回で本当にハッキリするかな〜。
ニコ動で√5公式が新星Ω神話のフルバージョンをあげてました。 ははは、フルじゃない方がかっこいいよ……こんな曲もあるんだな。イントロだけかっこいいとかサビだけ好きみたいなのはたまにあるが、フルだとガッカリって初かも。 ラップがなければ良かったのにな……としみじみ思う……。
冬コミ当落が発表されたみたいですね。 今回は申し込んでないので、気が楽〜。
LCアンソロ、コメントも本文も無事受領されました。 すみませんすみません。すごいボリュームのアンソロジーの中のたったの3ページなのですが、その3ページがないと本当に大変というのは理解できるだけに、もうどう謝ったらいいのか……。 層々たるメンバーの中でぷかぷか浮いてること間違いないのですが……っていうかいちばん下手なんで申し訳ないのですが、引っ込みつかなくなっただけちゃうと言われればその通りなんですが、でも引っ込みたくなかったのも事実なんだ……。あんなゴージャスな企画に立候補とはいえ参加させてもらえる機会なんて、きっとこの先ないじゃないですか。 改めて見返して絶対アンソロ向きじゃないだろこの原稿……って感じでハラハラしてます(笑)。 下手したら誰も描いて(書いて)ないんじゃないかという理由で、ハーデス様ネタですよ。実際どうなんだろう……。
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