5年前の自分はお絵かき掲示板で毎日絵を描く余裕があったのに、なぜ今の自分はできんのか……。 時間のやりくりが下手になったなあ(泣)。
話・作画・アクション・演技・演出すべてにおいて最上級聖闘士星矢Ω24話感想。本当に良い時とそうでない時のむらがすごいな、Ω。
人外、だー! いやまあ、そんなこったろうとは大方予想されてたけど。 自分の正体を聞かされた光牙が、人外の部分については特に感慨なさげで、それでいいのかとはちょっと思った。でも、光牙の場合、赤ちゃんがどこからくるかも分かってないかもしれないので、あの出生を聞いても、人外な自分に気づいてないのかもしれません。キャベツ畑の代わりに隕石墜落現場で拾われたくらいに思っているなら仕方ない。うん、仕方ない。
個人的な予想は隕石と一緒に落ちてきた赤ん坊ってところかと思ってたのですが(宇宙人予想)、隕石が落ちた時の光と闇のエネルギーから生まれたってことだと、それこそ童虎外伝の流星パターンの存在なのかしら。 でも、沙織さんが地上に生を受ける時と同じような誕生でもあるのよね。だから、アリアも含め、神様が降誕してる可能性もゼロじゃなく。 24話で明かされた光牙の秘密が、あくまで秘密の一部でしかなかったから、もう先が気になって気になって仕方ない。しかも、今回ひさびさに次に引っ張る話の作りだったから、余計に……! アリアちゃんと光牙が対となる存在なら、アリアちゃんの光がひときわ強まった時に光牙の闇が生まれた理由には、共有する光を取り合ってるからって可能性もあるのかなあ。アリアの光が濃くなれば、光牙の闇が濃くなる。逆も然りで。 もしそうなら、光牙の完全な闇落ちを防ぐために、アリアちゃんが光牙と同化していなくなってしまう展開もこないともかぎらないかも。20話の、それ言ったらアリアちゃんが沙織さんに会えないフラグ立っちゃうよ会話から不安引きずりまくってるんで……心配……。アリアちゃんがいなくなっちゃったら、エデンがマルスを裏切る流れも上手く生まれそうだし。 あるいは、アリアが光の小宇宙、光牙が闇の小宇宙を持って生まれ、光牙の闇の小宇宙は何らかの形で隠されて光に偽装されてるとか……。どちらにしてもアリアちゃんと同化する可能性はあるのがな……。 アリアちゃんの光の小宇宙は沙織さんと同種だけど、光牙の光の小宇宙は多分星矢と同種なのとかも、何か意味を持ってくるのかも。光牙は少なくとも命を蘇らせることはできないもんなあ。
シャイナさん、仮面をつけずにきちゃったのは聖闘士やめたから……ってわけじゃないのか。掟どこいったほんと(笑)。 魔瘴を受けると、とりあえず聖衣はつけれなくなるんですね。今回も装着したかと思ったらエア聖衣で。いや、エア聖闘士でも仮面は必要だと思うよ!
ここは任せて先に行け展開はやはり熱い。 真っ先に打って出るのが龍峰だってのが、攻守とも突出してる彼の性格がよく出てていいなと思った。装着シーンもかっこいいし、縛られた状態で敵をぶんまわすのとか男らしかった(笑)。
忍者のさすがの汚さも良かったです。
鯨座の攻撃を防いだユナさんはともかく、まだ敵が待ってるかもしれないのにユナさんに加勢してていいのか蒼摩。おかげで、ここで戦わないと見せ場ない!と焦ってるように見えちゃった。ごめんね蒼摩。
今週もエデンが可哀想&可愛かった。 さすがに、雷の遺跡に連れてきたところで、コアの破壊に協力してくれるわけじゃなかったか……。アリアの望みは分かった上で、それを断ち切らせようとしてたんだね。光牙たちを倒すことで。 でも、アリアは光牙たちに巻き込まれて行動してたのではなく、自ら望んで世界を守るためにマルスに敵対していた。そして、その望みは、エデンのものとまるで食い違ってるわけじゃない。エデンの望みはアテナとしてのアリアと共に美しい世界を築くことだけど、「美しい世界を守る」だけなら「父を止める」という道もあることを、アリアが示してくれた。今はまだその道を認めることが出来ないけれど、いつかはアリアが示した道を進むことになるんだろうな、エデン。 「自分の道は自分で切り開く」というΩのテーマを、真正面に表しているのが光牙で、反対の立場から表しているのがエデンなんだなって思う。父の決めた道に疑問を抱いても、結局は他の道を選べずにいる。「アリアをアテナとして作る新世界」という流れしか見えていないから、アリアちゃんの気持ちに気づけなく、その結果アリアちゃんも苦しめて自分も傷付いて……。 アリアちゃんのことも大切だけど、父のことも姉のことも大事で(メディアについてはまだよう分からん)、がんじがらめになっちゃってるエデンを見てるとすごく痛々しい……。
ソニアさん、雷の遺跡を止めたのがエデンと思ってるのか、エデンがやられたと思ってるのか、どっちだろう。 どっちにしてもソニアさんも含めて闇に巻き込まれ……。ソニアさんの悔恨と贖罪も語られるのかと思うとワクワクします。蒼摩とあわせて26話待ちかな?
沙織さんの赤ちゃんの抱き方が危なっかしくてハラハラした。 光牙がいる時点で星矢たちの聖衣が旧聖衣、マルスはロウソク状態&宇宙な銀河衣と、12話で語られた様子と違っていたけれど、どっちが作画ミスなんですか。既に衣がおかしくなってる方ですか。宇宙金属化してない方ですか。
予告のちみっ子たちが可愛い……。 龍峰の悔恨の相手は山猫座かな?
まだアヴァルス買ってないんだけど、次号の新連載枠にもやむさんがいないので、やっぱりもやむさんの新連載はブレイドかなって気がする。 シークレット連載×2が本当に新作といま殴W連載だったらいいのに……。
レグレグ外伝が今からすっごい楽しみで楽しみで楽しみ。ゲストキャラにシジフォスやハスガード様や耶人が出てくれるといいなあ。
Ωのゲーム、ジュリアン様(というかポセイドン)とソレントも出るとな……! うわー、楽しみです。 パブリーンさんやソニアも出るそうだけど、スピアはやっぱ無理かしら……。
人様の感想で初めて気づいたけど、童虎外伝最後のページ、飛眼と牡丹ちゃんだけじゃなく狐もいたのね。 童虎がこぼした分、ちゃんと白龍様が拾ってたのか! さすが白龍様。
こっからは昨日書こうと思ってたのに書き忘れてたことだけど、老師について。 老師が仙境の出身ということは、白龍様も老師のように人間が龍になったの? それとも、童虎や飛眼たちが白龍様にとって仙境の同胞であるように、老師のことも仙境の仲間という意味で同胞と呼んでるのかしら。
| 2012年09月11日(火) |
LC童虎外伝最終話感想 |
きれいに結ばれましたロストキャンバス外伝天秤座編最終話「悲しき瞳の飛眼」感想。
なんか中華ファンタジーって感じだった……! この夢か現か現か夢か分からない不思議な感じの話の作り、面白いなあ。
飛眼の思想はハーデスやウェスダに似ているけれど、またちょっと違う方向を向いてるのが面白いですね。ハーデスやウェスダはどっちかというと神様視点で人間を見ているけれど、飛眼は人間でありながら人間を外から見て非難しているような、そんな感じ。ひょっとしたら、海闘士の考え方はこんな風だったのかもなあ……って思えるような。自然と抗するもの・身勝手な存在として人間を見、滅ぼそうとする存在。 翻って童虎は、人間の善性を信じている。人も命の流れの一部と考えて、人間の立場から全ての人間の味方をしようとする。飛眼と童虎の対比が上手いんだよね。 で、この童虎の考え方が、つまるところアテナの聖闘士の基本なんだろうなあ。人間を信じ、全ての人間と生き物に生きる資格があると考え、味方をする。テンマやサーシャがアローンのことを最後まで諦めなかったように、飛眼のことも諦めようとしない。聖戦でこぼしたくなかったのは仲間たちだけじゃなく、アローンや輝火のことも含まれるんだろうな。 でも灰のことは思い切りこぼしてるね☆とは思ってもとりあえず言わない(笑)。
童虎の攻撃を受けそのまま死のうとした飛眼に手を伸ばした童虎の、小宇宙の制御が出来なかったという理由付けの場面も好きですが、その後の牡丹ちゃんの「離さないで」と叫ぶ場面がもっと良かった……! 「最後だけでもあたしを視て」という台詞も。牡丹ちゃんは飛眼に生きてほしいけれど、「最後だけでも」と言っちゃうからには手を振り払われることも覚悟してたのかもなあ。 ずっと兄のために行動して、兄の味方であろうとしていた牡丹ちゃんのいちばんの願いが、兄に視てもらうことだってのがもう。牡丹ちゃんは飛眼にいつ見られてもいいように動いていたのに、本当には視てもらえてなかった。少なくとも、牡丹ちゃん自身はそう思っていたんですよね。「妹がいる世界」を愛しいものとして考えるのではなく、「私欲にまみれた世界」を憎いものとして考えてたんだもんな、飛眼……。 そんな飛眼に、とりあえず小さな世界から始めさせようとする童虎見てたら、紫龍が農耕民族ばりばりになってても仕方ないと思えました(笑)。NDどうなっちゃうんだろう、紫龍……。
で、こっから怒涛の辻褄合わせですよ……! 天秤座聖衣を装着するのは243年ぶりと言ってた原作老師の言葉、五老峰から離れまくって大丈夫かいというツッコミ、気質含めて流星がテンマ似なこと、全部最後の8ページで解消しやがった……! 実在しなかったのか、流星。いや、存在はしてたのか。してたんだけど、存在してないっていうか……。いや、なんか、めっちゃ説明しづらいよ、この子の存在! 力の一部が具現化しただけなら、部隊長してたり白澤たちに認識されてたりするのは、矛盾してると思う。本当だったら、流星は、白澤によるクーデターが完了したその時点からしか存在してないんだから。 なのに、白龍を慕う一派の部隊長として、流星は灰たちに認識されている。 でもほんと、「認識」の問題なんだよね。そう「思われてる」だけで。それを証明するものはどこにもなくて。流星が本当にいたのがいつからか、そもそも本当に存在してたのかさえ分からない。物語は童虎の夢として帰結したから。 全てを「童虎の夢」としたのが、童虎の心臓を戦いの前に戻すための白龍様の技であったなら、時空をいじれるくらいの能力者だもの、仙境の人物全員に流星の存在を刷り込ませることができてもおかしくない。だけど、流星がテンマに似た姿を得たのは、下手すると流星という名を得たのすら、童虎と出会った時に童虎の心を映した結果かも知れないという……。 この、どこからが虚なのか実なのか分からない感じ、すごく不思議で面白いです。 何もかも夢の中の物語だったようで、でも現実に戻った童虎のひげは剃られていて衣服や体には戦いの名残のように汚れや傷みが残っていて。童虎と依林ちゃんたちの会話を、飛眼と牡丹ちゃんが見つめていて。全てが依林ちゃんと出会う前に戻ったわけじゃないんですよね。
そんなわけで童虎外伝も無事終了。 次の外伝は、レグルスとのこと。 ……えーっ! まさかここでレグルス来ると思わなかった。レグルスは少年マンガ全開でくるかと思ってたので、女性向けらしい奇数巻にレグルス外伝は予想してなかったですよ。 女性向けと少年マンガの交互ターンを止めちゃうってことなのか、エルシドさんみたいにまさかの少女マンガ展開が待ってるのか……。 ぶっちゃけ、奇数巻はアルバちゃん外伝以外の二作が微妙なので、よほど好きなキャラに来てもらわないと自分の中で盛り上がらないんじゃないかと心配だったので、レグルスで女性向け展開でも問題はないっちゃないのですが、でもやっぱ少年マンガ外伝で見たいなあ……。いや、でも、その辺は本編で十分満たされてるから、イリアスさんと奥さんの出会い編とか期待したい気もする。あ、でも、そうしたらまたもや耶人の登場が期待できないことに……。 ど、どうなるの獅子座外伝……。 童虎外伝の総ページ数が176ページっぽいので、単行本のおまけがどうなるかもハラハラ。
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