だらだら日記

2011年05月18日(水) LCアニメ第2章4巻感想

3巻が、正確には19話があんまりだったので4巻見る前はまたあんまりだったらどうしようと心配してましたが、4巻は安心の出来でした。もっとも、1期4巻のようなひゃっほー大満足!というほどではありませぬ。
ちょこちょこ改変されてるところも、原作の方がいいなあと思える部分もありましたが、おおむね満足。逆に、ここはもっと描いて欲しいと思ってた部分のふくらましもあり、その点ではおおむねどころかかなり満足でした。
ただ、ここは原作準拠でやってほしかったと思える場所もあり、ちょっと残念。
戦闘シーンも、PVで見た時はいつも以上のまったり戦闘なんじゃないかと思ってましたが、蓋を開けるとなかなか魅力ある戦闘になってましたし、全体で見れば70〜80点評価、です。


20話感想
PVでハクレイ様とサーシャの場面を見かけたので、19話でのエルシドとの会話してた夢界の説明を再度やらかすんじゃないかとハラハラしたのですが、そこまでまったりさせる気はなかったようで一安心(苦笑)。でも、使いまわし回想シーンは省いてもいいんじゃないかな……。

イケロスがエルシドさんの名前呼ぶのは、個人的にはちょっと勘弁。アニメだと、冥闘士にも聖闘士のことを肩書きじゃなく名前で呼ばせてること多いけど、名前で呼ばないからこその距離感が表現されないと思うんだよなあ。まして、夢界四神にとっては一人間などどうでもいい、そんな感じであってほしいから、名前じゃなく黄金とか山羊座とか、そういう肩書きでしか捉えない方が良かった。
エルシドさんの吹っ飛び具合が無茶なーってくらい派手になってるのは結構好きです。イケロスの力の強さもそれに耐えるエルシドさんの強さも感じられて。岩壁とか、普通生きてられんでね。さすが聖闘士。

パンドラ様の入浴シーンは、突っ込みどころかと思ってたけど、蓋を開けたら超OKでした。テンマやシジフォスを閉じ込める夢界じゃなく、ハーデスを閉じ込めるためのものとして夢界を語ってるから、くどくどしくも感じない。それに、ここのパンドラ様の胸騒ぎが、物語の最後まで考えると「実はずっとアローンでした☆」の伏線のようにも見えてくるし、そうでなくても夢界にいるからこそ夢界のテンマに干渉することへの伏線になってるので、伏線として十分機能してると思うんですよね。ヒュプノスが更なるちょっかいをかけますの伏線という見かたも出来るな〜。実際、どういう意味での胸騒ぎなのか、後の巻で出てくるかもしれないけど。

オネイロスが小枝で触れる場面については、原作の触れた次の瞬間には夢の中……の表現が好きなだけに、アニメでなんで小枝要ったかわからんです(汗)。耶人たちとはぐれさせるためとかですかね。夢界四神の夢・眠りにおいては絶対的な位置にいる感じは、やっぱアニメだと感じられないなあ……。
サーシャの台詞は、原作ママの「泥だらけだよ」の方がお転婆度高くて好きだなあ。
幼テンマの口ぶりや声の感じは幼いのに、心の中の声はいつものテンマと同じ風に聞こえるのはきっとわざとだよね。カッキーナイス。
アローンは、原作の画板?をパタンと閉じるシーンが好きだったので、違う演出になってたのは寂しいです。
そもそも、ここ、原作だとまだまだ続くよ夢の中!の序盤に過ぎないけど、アニメだとここで終了なんだもんな。そりゃあ、20話予告でサーシャが邪悪っぽい声出しますわ。原作と違って本当のサーシャじゃなかったんだもん。
原作の、エルシドさんも動かしてるけれど、自分たちでも出来ることをやろうとしていたサーシャたちが好きだったので、ここでひたすら「待機だ!」なのは4巻のいちばんの残念どころでした。
オネイロスがテンマを夢界に閉じ込める時の台詞は、アニメ版がかなり好きです。お前ごときを英雄扱いしてやるんだからねっみたいな雰囲気になるし、あっさりエルシドさんが特攻してくるのに「現実の人間は夢の中には入れない」ってのも微妙に間抜けだし。でも、逆に、それを可能とするエルシドさんすげえって部分はなくなっちゃってますね(汗)。

こっからBパート。
アニメのパンタソスがとっても魅力的なので、耶人&ユズリハとの戦闘が追加されてたのは嬉しいです♪ 耳元でささやくとか、ご褒美過ぎるわ! 耶人がちょっと頬赤らめた感じなのもたまらん。攻撃しようとして一瞬手が止まっちゃうのも、らしいなあ。
そして女は女に容赦ないっつーか、原作最終話まで見てからのこの展開はユズリハヤキモチやいてるようにしか見えない(苦笑)。ユズリハが攻撃受けそうとなると、ちゃんと駆け寄ってきてくれる耶人の姿も嬉しいです。
この辺りの原作は、耶人ユズがさっくり寝てるのが神様すげえ感出てて好きは好きだったのですが、パンちゃんの魅力+耶人ユズ効果でアニメの演出も大好きです。
トクサを見ると、原作の消化不良を思い出して腹立ってくるけどな!(笑)
アテナをお姫様抱っこする耶人は、原作だとかっこよく助けてる図かと思ってましたが、アニメだとかっこよく助けた後の図って感じですかね。しかし可愛いなあ、耶人。

ここで割って入るエルシドさん関係も、アニメのふくらましが好きです。画面の切り替え方とかも面白いし。何より、原作だと一刀両断で済んでたパンタソスとの戦闘が見れて嬉しい。「黄金聖衣が呼んだのだ」も分かりやすく解説されてるし。すみません、そういう意味だと分かってませんでした……。
エルシドさんの夢は、自分自身の精進による結果でしかないわけで、他者から与えられてなんとかなる夢ではないからパンタソスの攻撃もきかないって流れもいいなあ。
しかし、剥けた後のパンタソスはいかん……いかんよあれは。設定画だとちゃんと男パンタソスも美人なのに、本編の男パンタソスは美人じゃないから、美人じゃない子が美人に憧れて皮かむってたみたいに見えちゃうよ(苦笑)。

テンマがシジフォスと遭遇する場面はどうなのかな、これ……。なんでテンマが夢の中でシジフォスと出会って、すぐに消えたのか、アニメの流れだと意味がよく分からない(汗)。テンマ一人がすごいんですって感じだけど、なんでそこでシジフォスですかって思えちゃうのがなー。山羊座の小宇宙がシジフォスを求めすぎてテンマにまで影響しちゃったってことですかいな。サーシャが間に入ったからこそシジフォスと接触したものと思ってたので、やっぱサーシャが待機状態なのも含めて、この流れは嬉しくないです。
幼テンマから今のテンマに切り替わる場面は、表現がアニメならではで好きなんだけどな。


21話感想
やっぱ達磨はNGでしたか。OVAとて所詮そんなものか……。中尾さんの声で切り刻むとか言われると正にブ……なんでもないです。

話の構成を変えて、テンマが目覚める話をここに持ってくるのはいいなあ。ほっといても珍しく同時進行だった原作の同時進行感がより出てて。
マンガだとコマ間で幼テンマに戻すけれど、アニメではカメラを回して柱の陰に隠れた瞬間に戻ってるっていうのも、上手いなあと思う。
ハス様かっこいい。いらんサービスでアルバフィカを足したりしてなくて良かったです。マリアちゃんたちの追加はあったけど。いつもいつも、テンマと来たら思い出すのはツインテールちゃんだけなので、どんだけあの子好きだったのよと原作では突っ込みいれるとこなのよね。
聖衣装着シーンはいらんな……。
モルフィウム・コーマの前演出はきれいだなあ。

イケロスがいろいろ言ってると、「でもアスプー兄さんも空間操れますよ……」とか突っ込みたくなるな。
「つーか」は神様台詞的に止めていただきたいところ。基本的にアニメのイケロスは口調が軽すぎるなあ。「〜だぜ」とか言う人だっけかイケロスさん。

テンマの「ぐずぐずしてる場合じゃないのに」はいらん気がするなあ。マジ何もかもどうでもよくて、そんなこと思いもしないくらいなのかと思って読んでました。
モルペウスの攻撃を避けてからの流星拳は、流れもエフェクトもかっこいい。本心テンマに攻撃する時の流星拳も悪くなかったし。
でも、降ってくるエルシドさんはなんか微妙。降ってき方が微妙……。保護しよう発言がないのも、任務の内容を教えようとしないのもなんか微妙。19話ほどじゃないけど、総じてエルシドさんは微妙なんかな(汗)。

シジフォスさん超夢ヒッキー。
そしてアニメは本当にほいほい名前を呼ぶけれど、それは私のロマンじゃない……。エルシドさんはテンマじゃなくて天馬星座と呼ぶのが萌えなんだ。だから、ちゃんと名前で呼ぶシジフォスとの関係性の違いが出るんじゃないか。

原作だと、男か女か分からないけど一応男なのかなと思えてた合体四神用パンタソス、アニメだと明確に女体パンちゃんですね。じゃあ、途中の声も釘宮さんがやるのかな。


特典感想。

ジャケット
9巻表紙のイメージですかね。

リバーシブルジャケット
アニメ版イラストと手代木版イラストが対になってる感じで面白い。
でも、もう一方の絵は80話のが良かったな……。いや、確かカラー持ってるけどさ。持ってなかったかもしれないし。

聖戦の記録
ごめんやっぱ基本アニメのエルシドさんかっこわるいと思ってる! 20話は普通にかっこいいけど、21話でまたもにょもにょって感じだし。
という点で、外伝にいちばん不安があるのはエルシドさんだな……。あれでいいんだったら、原作のエルシドさんも本当はああいう人ってことだし。
他はともかく、中尾さんは絶対指名だろうと思ってましたが、やっぱそうなんですね……。でも、実はカッキーも指名か何かかと思ってました。「人気声優さんに詳しくないので」という文言見ると、あくまでキャスティングは人気声優という前提で決めてるのかなと思えて個人的には萎えるところ。合う合わない以前に人気だけで決めてそうに見えてるだけによけいに……。
パキアはやっぱりアルゴーカルテットの最後の一人だったのかな……。じゃあやっぱり必殺技はアルゴー・ハリケーンだったんかいな。あ、これってTwitterでしか書いてない感想だったか(汗)。

ブックマーク
いつも思うけどこの毎回違う特典ってそんなに見出す価値がないな……。

シジフォスのカード
戦ってる時はかっこいいんだけどな、シジフォス……。

オーディオコメンタリー
いちばんビックリしたのはカルディアの発音でした。ルに強勢置いてました、自分。二高の国の人だもの。
1巻2巻あたり、本編の声とオーディオコメンタリーの声と混ざって聞こえてたけど、4巻は明確に聞き分け出来ますね。本編の音を小さくしたのか、手代木さんの声が慣れて大きくなったのか。3巻どうだったかな。聞き取りにくかった記憶はないので、3巻も今の感じだったかな……。
オーディオコメンタリー、今回は(も?)本編に沿ってない話ばかりですね。
でも、面白い話をいろいろ聞けて良かったです♪
中尾さん絡みの話は、カッキーの国際電話も手代木さんのミーハー発言も楽しい。ハイクオリティーってのは、電話に向かって有名役の演技でもしてくれたってことかなあ。
テンマとシジフォスのオリジナルエピソードが増えてるっぽい? いい感じだといいんだけどな。微妙だったらションボリング。原作86話あたりの耶人とユズとテンマの会話も増えてるみたいで期待。
耶人についてのコメントは、聞いてて「うんうん!」て思うものが多くて嬉しかったです。なんだろう、クレイドル話しててマユムは癒し系だねーと話してる時のようなこの安心感。それに、耶人とテンマの関係性は、ロスキャンを読み始める前にいちばん求めていたものだったので、その関係が大事にされてるのが伝わってきて気持ち弾むッス。
カッキーがモロ星矢世代って言ってると、本当は微妙にずれてる気がしてしょうがないです、毎回毎回。どんぴしゃは童虎の健太じゃなかろうか……。にしても、「牡羊座」ときて、さっとシオンじゃなくムウ様がくるのな。ムウ様が戦闘向きじゃないって発言になるのは、ポセイドンまでの知識によるんだろうか。ハーデス編だと普通に強いし、ムウ様。
最強の黄金聖闘士についての手代木さんの見解を聞いたら、手代木さんの好きな原作黄金も分かるかなあと思ったけど、双子座……ですか……。順当過ぎて贔屓の入ってる感じじゃないからやっぱ分からない(汗)。二強として乙女座がくるのも、おもきし普通ですし。そして蠍座は、LCはともかく原作は、最弱だと思うよわたしゃ……。
でも、これ、ひょっとしたら原作じゃなくLCの話として聞いてたのかな、カッキー。イベントで聞いてるとエルシドさん贔屓っぽいし、自分も山羊座だしってことで、エルシドと言ってほしかったのかなあという雰囲気もあったり? でも、あそこで手代木さんはさっと「シュラ」の名を出すあたり、前提として「原作の」と思ってたような。流れもムウ様の技の話が出たあとだったしな〜。

設定画
山羊座聖衣が山羊座を主張していた。そうよね、本当はまるっと山羊じゃおかしいのよね……。


声感想
エルシドさんの声は100%無理だ!と思ってたけど、「消えた…どこから来る…!?」とか「その先だ」、「研ぎ澄ませ」くらいの声だとわりと悪くない……。平時からこの声だったら嬉しかったのにな……。

以下、新キャラじゃないかもしれないけど、
モルペウス
イメージしてたどっしり声でなく静かな感じの声でしたが、わりといい感じ。でも、時々あーなんかちょっとイメージ違うわーになる。でも本当に時々。基本的にはあってたと思う。



2011年05月17日(火) ビッグ…?

Twitterの方でLCのビッグニュースと思しき情報を見かけまして、ネタバレ平気で2ちゃんのLCスレも見てる人にその内容について聞いてみたら確かな情報らしくてな。
とりあえず雑誌発売前なので伝聞ながら伏せておくけども、ビッグニュースってなんかキャラソンのことだそうで。
がっかり! 超がっかり!!
「3期情報なしかよー!」と叫んだけど否定してもらえなかったので、どうも本当に3期じゃなくてキャラソンがビッグニュースのようで。
えー、それちっともビッグじゃない……。
買うけどさ、そりゃ一応買うけどさ、だんだんケンカ売られてるような気になりつつ、アニメで嬉しくない改変されるくらいだったら獅子も双子も動かなくていいよと酸っぱい葡萄しつつ。
でも、耶人は嬉しい改変も多かったし、マニはアニメで魅力増したので、期待したい気持ちはあるんだけどなあ。



2011年05月16日(月) 本文(の下描き)終了

とりあえず本文の下描き終わったー。
でもまだ表紙Aが終わってないのでとっととしないと。
すげー間に合わない気配だけど、もうちょい粘ってみる……。最悪コピーだったらなんとかなりそうだし。



2011年05月15日(日) デジェル&アルバフィカ語り

もう一気に語っちゃおうってことで、今日は黄金聖闘士語りの残り二人です。
余裕があったら耶人やユズ、パンドラ様とか輝火とか語りたいとこだけど、原稿最優先にしようと思うので……ていうかしないとやばいので……。
あとエルシドさんの外伝に期待する人間関係は、部下トリオ絡みとシジフォスの補佐関係。直接シジフォスについて回ってたかもしれないし、そうじゃないかもしれないけど、ともかくどんな風にサポートしてたか見てみたいです。

水瓶座デジェル
共通点は……クールという言葉の意味を辞書で引きなおしてこいってとこ?
でもカミュ先生、弟子を前にしてないと普通にクールだったしなあ、ハーデス十二宮。デジェルはデジェルで、クールな時はやっぱりクールか。ユニティが絡まないと。
デジェルは、なんつうかシベリアとかブルーグラードとか、イベントが氷河関係詰め合わせってイメージです。ユニティと一緒にその辺関係分け合ってそう。

倒れてたパンドラ様を放置してなければ、ひょっとしたら神の力が暴走することもなかったんじゃ……と思えてくるし、序盤の良いところはカルディアに取られまくってるし、へっぽこな子に思えてしょうがないです、デジェル。
ラダマンティスにあっさり負けたこともあって、どちらかというと黄金聖闘士の中でも弱いイメージがついてますし……。
天井の大海や、押し寄せる波を海底神殿ごと凍らせる力はすごいなあと思うんですけどね……。広範囲攻撃に真価を発揮するキャラなのかな。周りに大量の水のない通常の状態でフリージングコフィンとか使えるのかしら、デジェル。
でも、セラフィナ様を鎮めたという点で、多分他の誰にもできなかったろう大事やってのけてるんですよね。セラフィナ様が元に戻らなきゃ、デジェルが先に死んでおしまいだったかもしれんわけで。なんだかんだで適材適所でいい仕事してるんだよなあと思います。

いちばん好きな場面は、そんなわけでセラフィナ様と一緒に凍っていくところ。しかしデジェルが22才で子供の頃のセラフィナ様との年齢差がわりとありそうってことは、セラフィナ様わりと中年増……?
あと、子どもの頃の外見がわりとやんちゃ風で、でも一人称が僕なのがすごく好きです。場面云々って感じじゃないけど。

外伝で期待してるのは、カルディア絡みかブルーグラード時代。
あと、デジェルって眼鏡っ子だけど遠視眼鏡なんじゃないかと思うので、その辺はっきりすると嬉しいです。はっきりしてくれたらカルディア絡みで描きたいネタがあるんだよなあ。
眼鏡なしで本を読む時は本をかなり離していたり、星見の手伝いをしていたり、遠くを見る時は眼鏡を外していたりするので、99%遠視だと思うのですが……。11巻で本を読んでいたのは持ち込み本じゃなく、転がってた本なんじゃないかと思うのは、その辺のイメージがあるからで。目の前に本があったらとりあえず手を伸ばす子だといいと思うのよ。だから眼鏡なし。本を持ち込むならいっそ眼鏡も持ち込む。そんなデジェルさんであれ。


魚座アルバフィカ
共通点は美貌と誇り高さかな。
ロスキャンを読んでから原作を読み返した時にびっくりしたのは、アフロディーテ男前かっけーってことでした。今思うと、子どものころ読んでた時はアニメの悪印象(ナル&カマ扱い)が原作読む時のイメージにフィードバックされてたんじゃないかなあ。
シュラは勝てば官軍って人だけど、アフロディーテは勝てない官軍に意味はないって思ってそうなイメージ。力がなければ正義も成り立たない。だから、力があり正義を行おうとしていたサガについていた。最後の最後まで、自分の決めた道を貫き通したアフロディーテは、やっぱりすごくかっこよかったと思う。
対して、アルバフィカは、どちらかというと精神的には弱そうなイメージです。自分の外見を意識しすぎて、よけいに周りの反応にこだわってる、そんな人。見た目を評価されようが、自分が自分の誇りを知っていればそれでいいと吹っ切れるような強さはない。見た目を評価されても流せばいいのに、馬鹿にされてるように感じちゃうってのが、必死すぎて痛々しい。
その結果の必死さが、なんだかんだでアルバフィカの魅力を生んでるんですけどね。アフロディーテが瞬に向けて発した台詞のいくつかをアルバが言われてる形なので、どうしても余裕のアフロと余裕のないアルバってイメージになっちゃう……。
見た目がこうじゃなくてもアルバの生き様はかっこいいぜ!って言いたいけど、当人に見た目云々は伏せて伝えたとしても勘ぐられそうな気がしちゃいます(苦笑)。

いちばん好きな場面は、近付くシオンを制する場面。でも、本当にいちばん好きなのは、その後シオンがアルバフィカをサイコキネシスで運ぶシーンです。切なすぎる。

外伝で期待してるのは、ルゴニス先生顔出し。あとマニゴルドと実際どんな感じの関係だったのか。アガシャちゃんとの交流も、本編で描かれたものの他にもあったかどうか気になります。



2011年05月14日(土) シジフォス&エルシド語り+アヴァルス簡易感想

レグルスの時に反省して短くしようとしてたのに、カルディアでまた長くなったので、シジフォスとエルシドさんはもう一括で済む量にしちゃいます。愛がないわけじゃ多分ない……。

射手座シジフォス
アイオロスがほとんど無色の人なので、シジフォスとアイオロスの共通点はよく分からなかったりします……。
ロス兄さんは、故人ということもあって、どうにもミスターパーフェクトに見えます。死んじゃったことで伝説になっちゃったような、そんなイメージ。生きてたら隙も瑕も見えたのかもしれないけど、ただただ完全無欠の聖闘士として星矢たちの前に存在してる人。
シジフォスは、逆に生きていることで皆を引っ張っていってるイメージ。アテナではなくサーシャを守ろうとするような、聖闘士じゃない部分も見せてくれる人。だから、イリアスさんが登場するまでは、先代獅子がアイオロスポジションのミスターパーフェクトなのかと思ってました。実際にはかなりおもろい人だったけど(苦笑)。
教皇の座に無欲なのは、アイオロスとシジフォスの共通項かな。ロス兄さんの教皇に指名された時の「は?」が好きなんですよね〜。その隣のサガの一瞬の不服顔とか。
あとは、アテナをそれまでの場所から引き離した存在としての共通点もありますね。
星矢の背景となったロス兄さんが、アイオリア相手にめちゃくちゃきついこと言っていたので、きっとシジフォスよりはロス兄さんの方が厳しい性格なんだろうと思います。少なくとも、敵も味方も問答無用で助けちゃうようなぬるさはないんじゃないかな。
アニメのロス兄さんは原作のロス兄さんと比べると、地下アスレチックとかあまりにアレなのでなんつうか比較したくない気もするけど、見た目の雰囲気の柔らかさはシジフォスはアニメのロス兄さんから引っ張ってきてるのかなあ……。もっとも、登場したてのシジフォスって、それほど柔和イメージはなかったけど。
でも、私、シジフォスのぬるいところがなんだかすごく好きだったりします。
アイアコスの部下をケイロンズ略で助けた場面や、番えた矢をさっと消した場面など、つくづくシジフォスの優しさを表してて好きなんだよなあ。
あと、シジフォス関係で好きなのは、ほとんどの人物を名前で呼ぶところ。カノン島修行から帰ってきた時にテンマを「天馬星座」と呼んだ他は、ほぼ確実に名前で呼んでるんじゃないかな。下手したら聖域の人間の名前を全部諳んじてるんじゃないかと思えてくるくらいです。
あ、あと、シジフォスがいかにも「私」とか言いそうなキャラなのに基本一人称が「俺」なのも大好き! ロス兄さんは弟を前にしても「私」な人なので、シジフォスが私キャラになってても良さそうなものですが、「俺」なんですよね。アスプー兄さんの、あの外見で俺キャラってのもたまらんのですが、シジフォスの「俺」はさらにたまらんです。

シジフォスがサーシャと一緒に弓を放った時に右手で弓を構えたのは絵的な美しさのせいかな〜と思いますが、以後基本的に右で弓を持って左手で矢を持つスタイルとってるのは両利きとか実は利き目が〜といった設定でもあるのかな。

いちばん好きな場面は、「トン」と言いたいところですが、「聖闘士とは違う気持ちで…」のモノローグかな。
シジハスとシジサシャは別腹好物なので、外伝に期待している人間関係はやっぱりこの二人関係です。
でも、当然のようにレグルス関係とか、イリアスさんとの昔の話とか、10年前にアスプとシジとハス様だけが聖域にいる黄金聖闘士だった時代(あ、セージ様も引退前か)も見てみたい。


山羊座エルシド
シュラとの共通点は「真面目」……かなあ……。
同じ真面目の中で、熱血寄りがシュラ、クール寄りがエルシドさんかなって気もします。地星座らしく根は熱いって感じだけどね。向上心、堅実、真面目、忍耐強さ……なんつうか山羊座性格を擬人化したようなお人だ、エルシドさん。超山羊座、そして超地星座。シュラは逆に、あんまり山羊座っぽくないキャラだと思います。
十二宮の頃のシュラってわりと驕りの見える人だけど、エルシドさんは驕らない人ってイメージ。それに、勝てば官軍って雰囲気でもないしなあ。どっちかというとポセイドン編以降のシュラに近いのかな。でも、いちばんイメージ近いのは実はGシュラかも……(汗)。
シュラは右手以外も聖剣として振るえるけれど、エルシドさんはそれができない。そもそも聖剣じゃなく完成を見ない手刀という意識だったようだし。そういう意味で、シュラとエルシドさんを比べると、確かにシュラの方が完成形でエルシドさんは途上の人って感じかも。その代わり、エルシドさんの場合、生き様が聖剣と呼ばれるものなんですよね。この違いがかっこよくて好きです。

いちばん好きな場面・台詞は、「ただ貫け!!!」。テンマの心のお師匠ですよね、エルシドさん。


* * *


アヴァルス買ってきました。歩くん1巻買ってくるの忘れましたorz
どれもこれも面白かったけど、とりあえず今日はどうしても今のうちに感想書きたいとこだけ。

docca
烈花先輩が幼い外見だったのは、先生と別れた時の見た目にこだわってたせいなのか……。パッと見はコミカルなのに切ないなあ、どっか。

フェティッシュベリー
浅雛さんの影響で成貴派の私も貴成の魅力に気づき始めたのに逆カプ否定なんてひどい!(笑)
でも、告白の邪魔は正直GJと思うのです。あそこで貴ちゃんがひよりちゃんに告白するよりは、間空いてくれる方がまだ逆転の可能性が……。
小宇宙と書いてコスモのルビがふってあるのに過敏に反応しました……。

フィンランディア
俺は兄貴じゃねえ展開キター!
サンタとトントゥはカインとアイリのそれぞれの夢でもあるけど、そこをリセットして付き合っていける関係かどうか、考え直す必要もあるのかも。カインがサンタじゃなきゃダメってことだと、結局はユリス(サンタ)への憧れだけでカインと接してることになっちゃう。
でも、最終的にはそれぞれ自分の目指すサンタとトントゥになってくれたら……と思うんですよね。最終回も楽しみです。ページ的にアメリカのやつも2巻に収録されるかな〜。

Dolci
女の子! ヒロイン!!
話を聞かないという点では困った子だけど、雰囲気可愛いんで許す。

coda
やはりばれてたか。
しかしロシェ可愛い。可愛すぎる。



2011年05月13日(金) カルディア語りもとい妄想

2章OPのブルーグラード見てひゃっほーした後騙されたーっとなった経験があるのだから、特報の言葉だけではぬか喜びの可能性が高いのになぜテンション上げちゃうか自分。
でも、きっと3章発売してくれるって信じてます。2章のブルーグラード映像が使いまわされてもむぎーっと怒らないようにするから3章アニメ化お願いします。

そんなわけで戦ってるところがとても見たいヒーロー語り。
蠍座カルディア
ミロとの共通点はあるけれど、どちらかというと対にあるイメージの方が強いです、カルディアについては。x軸・y軸とも正負逆だったり、同じx軸を挟んでy軸の座標が正負に見事に離れてたりと、対のイメージはまちまちですが。

ミロは、いかにも黄金聖闘士として子どもの頃から持ち上げられ、ちやほやされてるキャラってイメージが強いんですよね。だから、聖闘士、特に黄金聖闘士としての誇りが高い。その筋を外れることを忌む。
相手がアテナだろうが教皇だろうが、自分が許せなかったら「お言葉ですが〜」と文句をつけちゃう。判断基準はあくまで自分。自分が認められるかどうかがまず第一な自分本位。
気質についてはお貴族様のような感じで、微妙に世の中の流れが分かっていないから青銅聖闘士のことはとりあえず侮る。プライドが高いわりに、妙に素直なところもあるから、負けたことも負けそうになったこともあっさりと口にしてみせる。
一見賢そうだけど、なんつうか、氷河ってシベリアンハスキーっぽいよね……と同じ感じの賢くなさげイメージ。パッと見熱血っぽくないのに、なんか結構熱血。

対してカルディアは、とてもちやほやされてそうな人に思えない(苦笑)。
カルディアもプライドは高いけど、聖闘士としての誇りというより、戦士としての誇りが高いってイメージなんですよね。聖闘士はあくまで自分が戦うための位置づけで、その聖闘士になったのに戦わずに死ぬことは何より自分が許せないっていう。
その結果、ラダマンティスに罵られていたように、表面的には自分本位の人間に見える。でも、勝手してるように見えて、本当は意外と周りを見ていたりもする。
口から出た言葉のどこまでが本音でどこから裏があるのか分かりにくい。とりあえず、あんまり素直じゃなさそうな人だなあとは感じる(苦笑)。
いわゆる勉強できる系の知力キャラじゃないけど、頭は良く回るほう。感情的になった仲間を諌める冷静さもある。
あと、ミロもカルディアも仲間思いだなあと思う。ただ、ミロの場合は懐にいれば仲間!って感じだけど、カルディアは分かってる限りでデジェルにしか仲間思いが発揮されてないので、この部分がどれくらいミロと共通してるのかずれてるのかよく分からないや。

カルディアも、キャラの描写が上手いな〜と惚れこんでる一人です。
最初わりと悪印象ついていたのに、話が進むにつれてどんどん印象が覆っていくのもいい。不良品という言葉に二重の意味があったことが後で分かるのもかっこいい。
表現だけじゃなく、カルディア自身のキャラクターもとても魅力的なんですよね。
殊更に偽悪的に見えるのは、やっぱり病気のせいもあるのかなあと夢見がちになっちゃいます。大事なものを作りたくないし、大事なものになりたくもない。でも、自分がそうしない・できない分、人がそうすることへの憧れというか、賛美のようなものがあるのかなあと。自分が諦めているものを大切にしてるデジェルやその交流関係に憧れていて、そうしたら最後の最後にデジェルはデジェルで「カルディアの死を無駄にしたくない」と言ってくれて、ユニティも呼びかける相手にカルディアを含めてくれて。ちゃんとカルディアは環の中にいたんだという話が112話・113話だったんじゃないかと思っています。夢見がちっつうか妄想か。
そんなわけで、カルディアでいちばん好きな場面はユニティを助けてるところだったりします。次点「俺は俺の感じるままに生きてるだけさ」のどこか寂しそうな表情。

あと、カルディアの妄想イメージは、「表に出さない寂しん坊」。寂しいと口にする時は本気に取られない場面か、本気に取られない口ぶりで言いそうなイメージ。
なんつうか、弱み見せたがらなくて、本当にぶっ倒れた時もサボってました〜って態度なんじゃないかと思えてくる、そんなキャラなんですよね。やばい妄想がどんどん広がる。
個人的に、デジェルからカルディアへの態度が終始絶対零度だったのがものすごく萌えだったりします。アニメの追加エピソードで二人が絡んでくれたら嬉しいけれど、デレデレにでれて心配してたら萎えそうなくらい(苦笑)。外伝でやられたらそういうものかと諦めるしかないけどさー。
カルディアの事情を聞いて表情曇らせていたけど、同情も心配も失礼だし、カルディアが嫌がりそうだからしない……とかだといいなあ、と思うんです。心の中では心配もしているし、ここぞという場面を求めているカルディアの気持ちも理解しているから海底神殿にも連れて行っちゃう、デレの部分を表に出さないツンデレさんであればいいと思うのです、デジェルさんは。
でもって、カルディアはカルディアで面倒くさそうな奴に面倒くさいこと告白しちゃったなあと思ってたら態度が変わらなかったからデジェルのこと気に入ってたり、適度に距離を置いてくれるから逆に構いにいけたりするのかなあ、と。
100%妄想ですが、原作読んでてそんな風に見えちゃうんだからしょうがない。いいか、妄想ってのは事実と確信してるから妄想なんだぜ?

そんなわけで、外伝に期待する人間関係は当然のようにデジェルです。
あとはやっぱり耶人かなあ。
カルディアは登場期間の短さもあってか、人との繋がりがさっぱり見えてこなかった人なので、他の人との関係はどんな感じだったのか見てみたい気もします。



2011年05月12日(木) LC外伝予告感想

次回は久しぶりの巻頭カラーロストキャンバス外伝予告感……想?
いや予告について語るだけって感想って言うのかね?

3章キター!!
と一応?付きにしてみたけれど、わざわざカラーで特報を報じるって事はほぼ三期決定と見て間違いないですよね! 6巻発売上映会ってわけじゃないですよね!!(上映会自体は開催されるならテンション上がりますけども!)
わーい、これでやっと動いて喋るレグルス&デフテロスが見れます。でも1章と同じペースでアニメ化するにしても動いて喋るアスプー兄さんは難しそうな気配……。まして、2章のようなスローテンポでやられたら……。
変に引き伸ばして5章立てにするくらいなら、多少巻いていっても4章に収めた方がいいアニメになると思うんだけどなあ。もっとも、3章が売れなきゃ4章も来ないってことになるんだろうけど(汗)。

レグルス&デフテロスの声優さんはいつ発表になるのかなあ。デフは11巻末で登場するキャラなので、チャンピオン本誌での事前発表って形になるのかな。それとも3章1巻上映会があって、その場でカルディアのように発表とか? あるいは2章6巻で久々上映会があって……とか。
まあ、どっちにしても酒井さんはないんだろうから、よほどの人でない限りはどう来てもいいや。

外伝は、一人一作×12って感じの作りみたいですね。
外伝告知を見た時も、手代木さんのブログを見た時も、思っちゃいたけど口にしてなかったけど……アスプロス編は望めないってことでしょうか。
……ですよね、あの人聖闘士じゃなくて冥闘士ですもんね……。いや一応聖闘士のはずなんですけどね。初登場の時黄金聖衣着てたんですけどね。
まあ、デフテロスが主役の回があるなら、回想で兄さんが出てくれることを信じましょう。そうでなくてもボーナストラックって感じにアスプロス編がないとも限らないし。できればイリアス編もセージ様編もテネオ編も見たいくらいなんだけどなあ。

一人一作12本と言っても、時系列に沿って構成されるのかもしれないし、全くの自由時間かもしれないし、まだまだ予想ができません。
退場順でアルバフィカから始まるのか、逆十二宮でアルバフィカから始まるのかも分からない。それこそアルバの次にいきなりレグルスって可能性も否定できないですよね。
アルバフィカは、予告の感じだとルゴニス先生……っつうかルコとの話が来てもおかしくなさそう。マンガで見てみたかったから赤い絆コミカライズでも嬉しいけど、出てくるキャラが分かっちゃってるから別話でも嬉しい。ていうか多分何が来ても嬉しい。

何にせよ、来週からまた毎週の楽しみが始まるかと思うとワクワクします! 本編はすっきり終わらせた上で……ってのがまた憎い。あ、でも、すっきり言っても海王星とトクサと水鏡の名前だけはすっきりしてないけどね! もっとも水鏡については、輝火のストリートギャング仲間だったんだよってことで適当に心の収まりつけることにした。


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