とりあえず色々終わりました。
待機日はまだ「とっとと時間が過ぎたらいいよ！」と思えたものですが、通夜の日になったらもう「通夜が二週間とか三週間とか後ならいいのに……」と思うようになり、葬式なんかもう「どうして自分にはフリージングコフィンが使えないんだろう……」とだいぶ疲れたことを真剣に考えるようになっておりました。
正直、死後の世界とかさっぱり信じてない人間なので、死に目に会えなかったことが悔しくて悔しくて、一生悔やみ続けるだろうと思います。死んでからどんなに好きだったか言いたくてもできないんだから、せめて最期にそばにいて手を握っていたかった。それでも、前日に会った時に「もういい、もうえらい」と繰り返すから、「えらいのえらいのとんでけー」と子どもに言うような言葉に笑ってくれた思い出があるだけ、まだマシかもしれません。
ことあるごとに「もう帰る……」と泣き出すか「もう寝る……」と控え室の寝室で丸くなるといった、いい年からげて小学生のように役に立たない情けなさでしたが、私の打たれ弱さを知ってる親戚だったので最後まで甘えきってしまいました。

能動的に何かする気になかなかなれず、誰かと楽しく話しているうちは何とか元気も出てきますが、ひとりでいると故人を思い出しては涙が出てくる始末。
「泣いてもいいけど元気出せ！　Ｂ’ＴＸ貸してやる！」と言われて借りたＢ’ＴＸがものすごく面白くて、確かにちょっと元気出ました。正直、車田がこんなに面白いマンガを描くとは（←ひでえ）。……や、なんか、記憶のある車田マンガといったら、星矢のほかは打ち切りなので話がさっぱり読めない男坂とか、個人的にはデクレッシェンドな風小次とか、何がなんだかわけのわからないリンかけ２くらいなので、比較すると自分の中で好きな車田マンガ第２位のポジションに躍り出ました。

そういえば、私が初めて自分で買ったジャンプは１９８６年の３７号だったのですが（確か、多分）、正確には買ったんじゃなくて買ってもらったような気がするなあ……ということを思い出したりした。
星矢が好きでギリシア神話や星座に興味があったのではなく、星座やギリシア神話が好きだったところへ星矢を読んで好きになったんだということも思い出したりした。
そんでもってその前に、チェンジマンがあったことも思い出した。
だから、ペガサスとかドラゴンとかフェニックスといえば、最初は後ろに星矢とか紫龍とか一輝がつくんじゃなくて、前にチェンジがつく人間だったんだよなあ。

身内に不幸がありまして、しばらくまめなメール連絡はできません。
コミケは、
月曜日 東地区 "パ" ブロック 02b
にてスペースいただきました。

読み返したら痛々しかったので、アップしないでおきますよ。

ヤンチャンの広告で今でも泉谷さんがウルフガイ描いてることを知ったロストキャンバス１０７話感想。

とりあえず、お疲れ、カルディア！
三杉ずんとか言ってるなや先週の自分。

蠍月間に蠍座が逝ってしまいました。ラダマンティスなんて今日が誕生日なのに逝ってしまいました。（いや、ＬＣラダマンも１０月３０日生かは分からんけど）
やっぱり、カルディアは先の短い体だったんですね……。「命にはリミットがある」という台詞もですが、ラダマンティスの言う「不良品の聖闘士」という言葉が、彼は精神的な意味で用いていたんだろうけれど、カルディアの身体的な不具を示唆しているようで、カルディアのどこか寂しげで生き急ぐような有様の理由を感じていたものでした。
カルディアの場合、本格登場が１００話なので、７話で脱落するというのはアルバフィカ以来の短期集中決戦、しかも純粋な戦闘期間は最短ではないかと……。もっと活躍して欲しかったけれど、花火のように一瞬の燃え盛りしかないことにカルディアの設定だと説得力があって、活躍の乏しさを嘆く気持ちにはならんかったです。リアルタイムで読み始めて初めてのキャラ退陣だったので、すごく悲しくなるかと予想してたけどそうでもなくて、なんというか「カルディア頑張った！　かっこよかったぜ！！」とすっきり感じられました。寂しいことは寂しいのだけども。
だから、読み終えた時もそんなに泣けたりはしなかったのですが、後になって「デジェルに死んで欲しくなかった」と思った瞬間にわっと胸に来ました。涙腺ゆるみました。カルディアの願いもデジェルの夢も結局は叶わない。カルディアはデジェルに生きて色々為して欲しかったろうになあ、と。「デジェルに死んで欲しくない」ではなく、どうしたって過去形でしか語れない、ＬＣの厳しさよ……。
次、このままデジェルなのかな……。

ロスキャンは、力でどうしようもない部分を、聖闘士たちが知恵と工夫で覆していくのも好きなところです。それでアルバフィカＶＳミーノス、蟹師弟ＶＳタナトス戦が特に好きなんだと思う。
だから、カルディアも、カタケオの他に何か駆け引きがあるといいと思っていました。隠し針、良かったです。かっこよかった。天まで届いたよすごいよ。アニメ設定な伸びる爪が（といっても後期は原作ミロもそこそこ伸びてたっぽいですが）、武器を奪われる視覚効果になっていい表現でした。あ、でも、考えてみたらアルバもマニゴルドもカルディアも捨て身攻撃系なんですな……。
スカーレットニードル止めのアンタレスは蠍の心臓であって相手の心臓じゃないということを、かつて星矢を読んでたころは分かっていたのに、ここのところすっかり失念していた自分に沈没です。最初から心臓撃てばいいじゃんと真剣に思ってた（苦笑）。本当に、あれは１５発まで打ち込んで初めて成立する技だったのだなあ。（途中で倒れる敵ばかりにしても）
見習えミロと思ったけれど、読んだらミロも氷河には左手でアンタレス撃ちこんでました。まあ、単純に画面配置の問題だけで、アンタレス以外も右だったり左だったりしてましたけどね……。

お約束な回想もちゃんとあって良かったです。
デジェルとのだといいなと思ってたので満足だとも！（笑）　デジェルもカルディアもいちいちいい表情してたしよ。
ポセイドンとの交渉にカルディアを連れてくことについて、「落ち着けデジェル、もっと適役が……！」と叫ばずにいられなかったものですが、カルディアの体のことをデジェルは知っていたと思うとなんとなく納得いくような。ひょっとしたら神と一戦交えることを想定していたようだから、それこそここぞという場面として選んでくれたみたいになるじゃないですか。（だいぶ夢見がちになってきた）
デジェルからカルディアに対しても、こっちが想像してたより友好的なベクトルが向いていたのかも。絶対零度とか言ってて悪かったよデジェル。蠍がすごい仲間思いだったり、水瓶がクールなようで私情挟みまくりだったり、その辺りが二人とミロ＆カミュとの共通点かな……と思いました。

ブラウニーの最後のラインナップが公開されました。私が見た時はまだ渡辺さんのタイトル表示画像もなければ２８日に１作品追加としか書いてなかった状態でしたが、今はもう大丈夫？
ものすごく宮本カラーな雑誌の気配がぎゅんぎゅんしてるんですが、これで違う人だったらごめんちゃいってなくらいにあれなんですが。もやむさんカラー掲載だといいなと思ってたけど、正直面子が豪華すぎて無理そうな気がしてきました。多分表紙が渡辺さんだし、陽ノスやＲ２がカラー復帰でもおかしくなさそうだし。やっぱり紹介ページのモノクロイラストが扉絵だったりするのかな、クレイドル。

ミヤチさんからいただいたアンソロ表紙ラフのあまりの素敵さに身悶えております。主催がどうとか置いといて、一はこぶね好きとしてこの表紙がスペースに置いてあったら狂喜乱舞で購入します。しかも、これで中身が私のマンガオンリーだったりしたら超テンプラですが、アンソロなので中身も超ゴージャスとくら。既にいただいてる原稿も、早く皆さんにお届けしたい素敵作品で、まとめる自分自身が冬コミが楽しみという状態です。
で、当落発表が３０日だったか３１日だったか覚えてないというどうしようもない現実。ハロウィンだったかな？　３１日がハロウィンだっけ？
自分の原稿は、５枚確定＋予備５枚のつもりでしたが、計算したら＋３枚でいいようなのではこぶねアンソロに関しては８枚＋表紙というここのとこで一番少ない原稿状況になりそうです。ブラウニー感想を含めたペーパー代わりの無料本が出せたらいいな〜。
はこぶねアンソロはもう進めてるから駄目だけど、今後の原稿は枠線をＰＣ上でひこうかと思ってます。ゆがみを気にして位置あわせするより、いっそ楽かもしれん……。