てらさき雄介の日記
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2021年02月25日(木) 神奈川県内も多くの地域特性がある

県議会の本会議。一般質問の最終日だ。横浜・伊勢原・相模原の議員が登壇した。議員がそれぞれテーマを設定するため、県内各地の課題を把握することが出来る。

さて神奈川県は、他の都道府県と比べると面積は狭い。故に地域特性が少ないように思われがちだが、実際はかなりの「違い」が存在する。方言のようなものすらある。海と山、都市と町村、定住率や人口動態など。

自分が相模原市民であることを意識しても、神奈川県民であることを意識する市民は少ない。これは全県同じような傾向である。国内や海外に神奈川県人会が少ないのは、「神奈川」というコミュニティが昔はなかったからだろう。

神奈川県議をつとめて14年になる。広域行政はどうあるべきか。特別自治市移行の是非を含めて、近い将来、政治のテーマになってくる。しかし大阪のような「大騒ぎ」は避けたい。冷静な議論こそ肝要だ。

●今日一日

【午前】
事務作業/神奈川県庁

【午後】
立憲民主党・民権クラブ県議団会議/神奈川県庁
本会議(一般質問)/同


2021年02月24日(水) 人員と予算の絶対数が足りない

議会で長く厚生委員会に所属していると、その分野の市民からのご相談が多くなる。

県の担当者に連絡すると、大方はしっかり受け止めてくれる。県庁はいい意味でも悪い意味でも縦割り。福祉のセクションには、長くその位置にいる「専門家」が多い。ノウハウが蓄積されている。

コロナで明らかになったのは、その人員と予算の絶対数が不足していること。この責任は政治にある。この非常時にケチな理論がまかり通っているのは問題。今やらないで、いつやるのか。

●今日一日

【午前】
本会議(一般質問)/神奈川県庁
障がいサービス課よりレクチャー(コロナ対策)/同

【午後】
立憲民主党・民権クラブ県議団会議/神奈川県庁
本会議(一般質問)/同
行政相談対応(障がい者福祉)/神奈川県庁
打合せ(党)/横浜市中区


2021年02月23日(火) 朴正煕と金載圭がサシで飲むマッサ

『KCIA南山の部長たち』。韓国では大ヒットしたそうだ。一方日本では、放映している映画館が少ない。一番近いのは立川のシネマシティだった。久しぶりに行ってみた。

朴正煕大統領の暗殺を、犯人の金載圭KCIA部長を主人公として描いている。暗殺に至る経過やそのシーン、また当時のソウルの街並みがどう描かれているのか、強い関心を持った。

最後まで面白く見ることが出来た。印象に残ったのは「宴席」だ。暗殺自体も宴席だった。朴正煕大統領が使う秘密も宴会場も出てくる。戦後長くないということもあるのか、座敷に少し日本風の面影があるように見える。

クーデター当時の思い出を語りながら、朴正煕と金載圭が二人がサシで酒を酌み交わす、少しグッとくるシーンがある。そこで朴正煕は、「久しぶりにマッサを飲むか。これは混ぜる量が難しいんだ」と言う。そして自ら瓶を持ってつくる。

このマッコリをサイダーで割るという飲み物を、私はこれまで知らなかった。甘いもの同士を割る。元々度数が低いマッコリを更に薄める。その意味で想像もつかなかった。今度つくってみよう。元より今は韓国でも、余り飲まないらしいが。

●今日一日

終日所用


2021年02月22日(月) 地球環境戦略機関に県が3億円支出

県議会本会議で一般質問。立憲の柳瀬吉助議員(川崎市宮前区)が、公益財団法人地球環境戦略研究機関について取り上げた。もの凄い名前であるが、実は県主導の第三セクターである。

地球環境が重要なのは言うまでもないが、果たして自治体の神奈川県が取組む課題なのか。年約3億円の補助金を出す意味はあるのか。私も以前から疑問に感じていたし、質問で取り上げたこともある。

この組織はバンコクに事務所があり、以前訪問したことがある。当日、第一線で活躍する研究員と色々な話をすると、神奈川県の関連団体という意識自体が薄く、私が訪れた理由を逆に聞かれたものだ。

第三セクターや特殊法人の全てがムダとは言わない。しかし昨今は社会保障の経費まで切り詰めている。その合言葉は「予算がない」である。過去のしがらみから脱却する時だ。県の関わりを変える必要がある。

●今日一日

【午前】
会合(団体)/町田市
本会議(一般質問)/神奈川県庁

【午後】
立憲民主党・民権クラブ県議団会議/神奈川県庁
本会議(一般質問)/同


2021年02月21日(日) 政官財のトライアングルこそが本命

昨日の日記で、菅総理を「上弦」と書いた。するとある方から、「総理なのだから、鬼舞辻無惨ではないのか」と問われた。政治関係者だったので、いささか驚いた。そんなはずはないだろう。

菅総理は鬼舞辻無惨を守るために、その先兵として前線に出ている。位は高いが、私たちが打倒するべき本命ではない。前任者の安倍前総理も同じ。長期の政権を明け渡しても、現に何も変わっていない。

総理やその候補者を選び、使えなければ切り捨てる。決して自分に直撃が来ないように、周りを配置して事態を冷静に見極める。その存在こそが鬼舞辻無惨
だ。

日本の場合、それは個人ではない。戦後、いやそれ以前からこの国を支配してきた構造。もっともわかり易く、かつ近い言葉は「政官財のトライアングル」だ。自民党とは、その「政」の中核組織。

今回の総務省接待事件は、表面に出てきた小さな問題だ。炭治郎が最初に戦った「お堂の鬼」レベルだ。まさに週刊誌ネタと言える。

なぜ背水の陣の覚悟を持って、経団連による巨額の献金を取り上げないのか。自民党・国民政治協会に対するものだけで年間数十億円。派閥や議員の党支部を加えれば、その上のケタになるだろう。

合法だから良しとはならない。何故なら国の支配者たちは、法律をつくることが出来る。巨悪とはそういうもの。ちなみに「見返りのない」企業献金なんてあり得ない。企業がそれを行ったら、刑法に規定する背任罪だ。

大企業が巨額の資金と集票能力を使い、自らが有利な法律や予算をつくらせ、結果として市井は苦しくなる。

政治家が官僚を使う。経済界が政党や政治家を使う。官僚と経済界は天下り等によって一体化している。この「政官財のトライアングル」こそが、私たちの打倒しなければならない本命だ。

●今日一日

【午前】
所用

【午後】
事務作業/事務所
打合せ/同

【夜】
団体会合/町田市


2021年02月20日(土) これでは鬼舞辻無惨にたどりつけない

鬼舞辻無惨を倒すためには、少なくとも上弦を突破しなければならない。菅総理や麻生財相は、まさに上弦だ。絶好の機会は、国会の本会議場や予算委員会。倒すべき相手が、目の前に並んでいる。

しかし何故だろうか。下弦にも入っていない小物を相手にしている。総務省局長とか、名前も知らないような閣僚、千葉のラウンジ議員を攻めても、かえって自分たちの戦力が削がれるだけだ。

また相手もそうだが、テーマも考えた方がいい。スキャンダルでは手足の傷だ。すぐに回復してしまう。政治家の急所を攻めないと、致命傷を与えることは出来ない。同じことの繰り返しが、続いてしまう。

政治家の急所とは「政策」以外にない。現政権の現在の状況は、まさに突っ込みどころ満載。上弦に狙いを定めて、そこを色々な技で責め続ける。そうすればその先の活路が開けるはずだ。

麻生財務相は、現金給付を否定している。この困窮時に財政出動をためらっていることは論外。氏の言う「財政再建」とは何であるのか。堂々と問い質せばいい。

茂木外務大臣は、中国の香港政策や尖閣への圧力に明確なメッセージを発信していない。日本は経済的にも不利益を被っている。ミャンマー国軍との関係も疑わしい。また世界最大の米軍駐留経費負担は、どのように協議していくのか。

菅総理は、生活保護の扶養照会や、選択的夫婦別姓について、一定理解を示しながらも、自らがリーダーとして、その解決に向かう覚悟はがない。万事評論家のようだ。世論はオリンピックに懐疑的。そのギャップをどう受け止めているのか。

その他もたくさんある。ターゲットと責める場所、そのやり方が違っている。これではいつまで経っても、鬼舞辻無惨にたどりつけない。

●今日一日

終日所用

鬼舞辻無惨


2021年02月19日(金) 今後の活動のこと

ポスターの張替えは順調に進んでいる。それでも「外してくれ」と言われることもある。国政挑戦で新規開拓したものが多いので、これは致し方ない。衆院選と県議選では、市民よって視点の違いがあって当然だ。

もちろん出来るだけ残したい。この間のスタッフの努力の結晶であるし、私の今後の政治活動にとっても大きな財産だ。もう2、3か月位かかるかもしれないが、市内全域のメンテナンスを完了させたい。

さて今後の活動のこと。定例県議会が終わり、かつコロナがひと段落したら、街頭活動なども再開していく。タスキや旗は当面いらないかな。改めて街の雰囲気を感じたい。そこから先は、また考えたい。

●今日一日

終日所用


2021年02月18日(木) 生活保護の扶養照会は廃止を

代表質問で他会派が、生活保護の扶養照会を取り上げた。私も長く疑問を感じていた「制度」だ。生活保護は受給申請に萎縮を生んではいけない。また元々頼れる親族がいないからそうなっている訳で、形式的な問い合わせになっている現状がある。

今の生活保護は、一度受けたら抜け出すのが難しい。身ぐるみ剥がれて1文無しになるのを待っているから。生活困窮者の事由は様々だ。外形的な条件は少なくして、早期申請、早期支援。そして一日も早い自立を目指すように変えていく必要がある。

●今日一日

【午前】
立憲民主党・民権クラブ県議団厚生部会/神奈川県庁

【午後】
立憲民主党・民権クラブ県議団会議/神奈川県庁
本会議(代表質問)/同


2021年02月17日(水) みなとみらいのアパホテルに泊まってみた

みなとみらいの新しいアパホテルに泊まってみた。建設中からその大きさと立地は多くの関心を集めていた。また昨年は、県が全棟借り上げてコロナの宿泊療養施設にした。

さて本日。かなり空いているのだろう。税込みで1泊3800円だった。エントランスに入って、まずその立派さに驚いた。大浴場も万葉倶楽部なみ。部屋のテレビはとても大きい。映画は全て無料。その他様々なサービスが付いている。

一方で、これまでのビジネスホテルと違うのは、対面サービスを徹底的に排除していること。経費節減の究極的手段と言える。チェックインからチェックアウトまで、ホテル社員と一回も話さずに終えることが可能。

旅館やホテルのサービスとは、「かまうこと」だった。石ノ森章太郎の「ホテル」がその典型だ。その逆で次の時代の勝負をかけている気がした。外泊の機会はとても多い。今後の宿泊業界は、どう変わっていくのだろうか。

●今日一日

【午前】
行政相談対応(施設)/神奈川県庁

【午後】
立憲民主党・民権クラブ県議団会議/神奈川県庁
本会議(代表質問)/同


とにかく大きかったです


2021年02月16日(火) 同期の松本清会派団長が登壇

本会議で代表質問。立憲会派からは松本清団長(横浜市泉区)が登壇。約2時間にわたり県政喫緊の課題を取り上げた。

松本議員は私と同じく2005年の初当選だ。同期の議員は当然に、選挙を経るたび段々と減っていく。今現在、立憲民主党・民権クラブ県議団には、作山友祐議員を加えて3人しかいない。

気が付けば、本会議場の座席も一番後ろだ。「中堅」「長老」としての役割が残されているか、そのことに意欲を感じられるか。今後の課題である。

●今日一日

【午前】
地域まわり/相模原市中央区内

【午後】
立憲民主党・民権クラブ県議団会議/神奈川県庁
本会議(代表質問)/同


各会派からの代表質問でした


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