てらさき雄介の日記
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2020年11月08日(日) 政治資金規正法を何故改正しないのか

国政挑戦の活動を始めてから、諸々の支払いが多い。原則全部自分でしている。政治とカネの問題は、政治不信を生んでいる原因だ。だからまずは全容を把握したいと思っている。

しかし。それでも忘れることがある。払ったはずが払っていない・・・。逆に2度振り込んでしまったことも・・・。私の能力不足もあるが、一方で物理的な限界もある。

亀井静香氏は、以前自らの収支報告の不備を指摘された時に、「いちいち見れない。政治家はそんなにひまじゃない(要約)」と言っていた。事実かもしれないが、それは開き直り過ぎかな。

現在の政治資金規正法は、非常に多くの問題を抱えている。透明化を言いながら、不透明を残していること。IT化を言いながら、ハンコをひたすら押すこと。

政治家にとって無駄な負担にならず、かつ市民に対してしっかり情報公開が出来るよう、何故仕組みを直さないか不思議である。ルールを変えるのは政治でしか出来ないのだから。

●今日一日

終日所用


2020年11月07日(土) 議員の発言は「声」でこその何かがある

街宣車をまわした。運転手さんの都合で、一日4時間にしている。ずっとマイクで喋りっぱなし。疲れたり、声がかれることは一切ない。体質もあるのだろうが、トレーニングもしている。

古くは明大雄弁部の発声練習。駿河台の記念館屋上で「あえいうえおあおー」とやる。その他、「綱領」のようなものも読んだ気がする。

議員になってからは、やはり駅頭だ。2、3時間話し続ける。自然と喉が強くなる。また今はやらないが市議最初の頃は、本会議の登壇前に、カラオケボックスに1人行って、ずっと練習したものだ。

政治家の発言は内容が第一だが、内容だけなら文書でやり取りすればいい話
あえて面前なのは、声でこその何かがある。その意味で、議会のWEB化は疑問だ。

●今日一日

終日地域まわり/衆議院神奈川14区内


2020年11月06日(金) 歴史上の人物も政治家もイメージがつく

歴史上の人物はイメージが出来ている。織田信長も明智光秀もそう。「麒麟がくる」も、既存のそれからはみ出す程ではない。

今を生きる政治家もイメージがある。私もあるようだ。最初の経験で驚かれること。「体が大きいんですね!」「酒が飲めるんですね!」「笑うんですね!」まあこれが多いかな。

体の話はポスターで顔しか見てない方。まあしょうがない。酒の話は、酒が飲めなそう、酒なんか飲まなそう、コーヒーを飲みながら本を読んでいると思われるらしい。

笑いの話は、あえて笑わないようにしているところはある。これだけ市民が苦しんでいるのに、政治家が笑っている場合ではない。黒岩知事の「笑い」展開に、意義も唱えてきた。

●今日一日

終日所用


2020年11月05日(木) 福祉は申請ではなく給付主義に

福祉政策は様々な問題を抱えている。基本的なあり方で言えば、申請主義になっていることだ。

本当に困っている人は、何に困っているのかすらわからなくなる。また過酷な状況に陥る人は、予備知識がない人が多い。生活保護という制度があることすら、知らない人もいる。これまで何人も出会ってきた。

だから申請主義では、本当に困っている人を救えない。給付主義にする必要がある。本人の申請はもちろんのこと、周辺が心配した段階で給付する。その方が時期を捉えた的確な支援が出来る。

日本は伝統的な素地がある。自治会や民生委員など、地域のネットワークが維持されている。情報を拾うことが出来る。

●終日所用


2020年11月04日(水) ハンコの対立は山梨県知事を支持する

河野行政改革大臣の「脱ハンコ」について、長崎山梨県知事が噛みついている。私は後者を支持したい。

小泉総理の時代に「痛みを伴う構造改革」が叫ばれた。結果やっていたことは社会保障費の削減だ。それを必要としているのは、本来政治が手を差し伸べるべき相手。本末転倒だった。

さてハンコ業者が悪いのだろうか。違う。ハンコは日本の文化であり、その背景のもと、ハンコが必要なルールをつくったのは政治。またハンコ業者が政治に圧力を加えた話は聞いたことがない。

自分の責任を人に押し付けている。権力ある政治が、弱い人にダメージを与えている。ハンコ業者の現状は知らないが、恐らくは元々厳しい状況だろう。

ハンコが悪いのではない。ハンコ業者が悪いのでもない。役所の手続きに意味なくハンコを使っていた政治が悪いのだ。違うアプローチが必要だ。当事者の理解を得られない「改革」は上手くいかない。

●今日一日

終日地域まわり/衆議院神奈川14区内


2020年11月03日(火) 息子がホッピーを美味しいと言う

息子は私に似てお酒が好き。しかしホッピーを飲んだことがないと言う。さっそく駅前の馴染みの店で一杯。

「美味しい」と言う。なるほど。まだまだ未熟だな。ホッピーは「美味しい」とか「不味い」とかいうお酒ではない。20歳を超えて飲み始めて、酔っぱらう気分が楽しいのだろう。

20代前半。致し方あるまい。いずれ自分で稼いだとき、自分で美味しいお酒を学んで欲しい。

●今日一日

終日地域まわり/衆議院神奈川14区内


2020年11月02日(月) 橋本酉の市に初めて伺う

橋本酉の市に初めて伺う。通りがかりにお一人、会場内でもうお一人、知った方とお話した。県議の選挙区外だったが、「地元は相模原全市」と活動してきた。ありがたいことだ。

国政挑戦を決意したとき、不安の一つは緑区と南区だった。政令市移行前に4回選挙をやったとは言え、それから10年の月日が流れた。「新しい」土地で小選挙区のどぶ板選挙が出来るのか。

支援者皆様のおかげ様で、段々と浸透していると感じている。ほぼゼロ枚だったポスターも多くなり、あちこちで声をかけて頂くようになった。まだまだ足りないが、励みになっている。

●今日一日

【午前】
地域まわり/衆議院神奈川14区内

【午後】
光が丘地区文化祭/相模原市中央区並木
上溝酉の市/同中央区上溝
橋本酉の市/同緑区橋本

【夜】
事務作業/事務所
支援者訪問/相模原市中央区相模原


ありがとうございました


2020年11月01日(日) 吉村大阪府知事と松井市長の会見を見ながら

現在23時過ぎ。吉村大阪府知事と松井市長の会見を見ながら、この日記を打っている。

夜半から消防団の部長会議に代理出席した。帰宅後すぐにテレビをつけて、開票速報をじっと見つめていた。

途中は複雑な心境だった。賛否は大阪市民が決めること。結果どうなろうと、受け止めるしかない。NHKが反対多数を打った時、良し、と大きく声が出た。部屋にいる子どもに聞こえたかもしれない。

感じたことを端的に述べたい。

「開票速報は、何度見ても嫌だ。自分の選挙でなくても、背筋が寒くなる」

「数分おきに、1票単位で発表する必要があるのかな、結果はひとつなのだから、その時点でいいのでは」

「日本の選挙もアメリカみたいになった。赤か青か、黒か白か、二者択一は政治責任である対話の放棄だ」

「松井市長は、投票した市民に対する感謝を述べているが、議会自身が迷っていることを、市民に問うのが果たしていいのか」

「維新は頑張った、橋下徹氏がいない中で2度目に持ち込んだのは見事、政治家はそうあるべき」

「記者の質問の最初は、松井市長が辞めるかどうか。それは違うだろう。マスコミはもっと市民に必要な質問をしなければ」

「吉村知事、いい顔をしているな」

「これだけ維新が強い大阪で、2度も否決されたのは、都構想という制度の建付けに根本的な問題があったから。私が以前から言っている通りだ」

「この僅差は、市民生活にマイナスだ。繰り返しだが、政治は対話。白黒ではない」

●今日一日

【午前】
所用

【午後】
地域まわり/衆議院神奈川14区内
【夜】
消防団中央方面隊第一分団部長会議(代理)/相模原市中央区上溝


こういう争いは、まちづくりのマイナスでは


2020年10月31日(土) カタチに対する市民の関心は薄い

大阪市廃止・特別区設置に関する住民投票が明日行われる。法律の規定だが、投票までの選挙戦を外から見ていて、どうも健全な議論になっていない。

それはテーマが「府庁と市役所の組織」という極めて内部のものだからだ。市民の投票で決することを、果たして市民自身が望んでいるのか、疑問を感じる場面がこれまで多々あった。

かつて相模原が政令市に移行する際、賛否が厳しく分かれた。私は推進派だったが、反対派からは住民投票を主張する声があがった。まあやって悪いとは思わなかったが、必要性は感じなかった。

市役所がどうなるとか、県庁がどうとか、それは内部でうまくやればいい話。市民はそのカタチに関心が薄く、とにかく税金が適正に使われることを望んでいる。

大阪市を廃止して特別区が出来たとき、住民サービスが上がるという賛成派と、下がるという反対派がいる。そのいずれも想定でしかない。市民に聞いても酷な話だ。

大阪市であろうと、特別区であろうと。また相模原市が政令市であろうとなかろうと。議員と首長、行政職員の力量によってこそ、市民サービスの在り方が変わってくる。民主主義なのだから当たり前だ。

●今日一日

終日所用


2020年10月29日(木) 横山団地集会所の引き続きの存続を

ボランティアサークルの会議。資料に私の「国政挑戦支援」と書いてある。どちらかと言うと政治不介入の団体なので、これまでも私から無理をお願いしたことはない。だからこそありがたい。

出会いは10年位前だ。「地域コミュニティの支援」を、県議会の代表質問で取り上げた。テレビ神奈川で録画が放映され、それを見た方から突然電話があった。「地元のコミュニティ施設が危機にある。話を聞いて欲しい。」もちろん「はい。」と即断した。

お会いして聞いてみると、なかなか難しい案件だった。横山団地集会所を残して欲しいとの意見だが、既に廃止が決まっており、廃止を前提として団地全体の建て替え計画がつくられている。

どうしようか迷った。仕事は適当に受けてはいけない。難しそうなら、先方に期待を持たせずに、正直に「ダメかもしれない」言ってから、受けるのが信条。まったくダメそうなら断るのが礼儀。

熟慮した結果、その依頼を受けた。何より集会所の利用率が高かった。しかも普段は外に出にくい高齢者が、この施設があることで社会参加している。無くしてしまったら、地域のダメージが大きい。また相模原の政令市移行で、存在感が薄くなった県議としての意地もあった。

その後はまさにすったもんだ。県が悪いとか、市がどうなのかとか、いつもの押っつけ合いが始まった。県も市も、同じ市民が払った税金で運営されているのに。その壁は国境のように高い。

しかし私もプロ。過去の経験を踏まえて、成否紙一重の手だが時として有効な、「大騒ぎする」手段を採った。県議会の予算委員会で質問する、知事に直接掛け合う等々、役所が一番嫌がる話をしながら、良い意味でのプレッシャーをかけた。

市役所は味方になってくれた。偶然にも知っている方が担当で、県と真摯に話してくれた。何だかんだと3年位やっただろうか。

最後は人事異動の瞬間を狙った。県の担当者が入れ替わる時、急に「優しく」話を持ち掛け、折衷案を含めた具体的な提案をした。

自画自賛だが、良い仕事をしたと思っている。何故なら、地元の当事者が「県と市が意見を聞いてくれた。感謝している」と言ってくれている。市民の満足感を高めるのは、政治行政の大切な仕事だ。

一方で、この施設は次の課題も新たに出ている。国会議員になっても、継続して取り組む決意だ。またこの話は私ひとりではなく、同僚の県議や市議にもお世話になったことを申し添えておく。

●今日一日

【午前】
地域まわり/衆議院神奈川14区内

【午後】
ボランティアサークル会議/相模原市中央区横山
事務作業/事務所
会合(党)/都内


ありがとうございました


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