てらさき雄介の日記
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| 2012年08月01日(水) |
消費増税法案は焦らずに |
消費増税法案の採決日をめぐって、与野党で駆け引きが行われている。与党は「20日」を主張し、自民党は「8日」という。今のところ妥協案は見い出せていない。
果てさて。大切なのは審議を尽くして結論を出すこと。特例公債法、解散総選挙、代表・総裁選の日程、云々云々。別の話をごちゃまぜにするから、元々不透明な政治がより解りにくくなる。
この法案は問題点が多い。国会内は無論のこと、国民世論のなかでも十分な理解が深まっていない。提案した民・自・公の3党は、国民に対してこそ誠意を持った対応をすべきだ。
従って採決を焦る必要はない。元々増税時期はだいぶ先に設定してある。政局的な要素で数日を誤って、今後将来にわたって禍根を残してはいけない。じっくり時間をかけた議論が必要である。
●今日一日
終日私用
| 2012年07月31日(火) |
グアム島の戦跡をまわる |
大日本帝国の跡を辿る旅。グアム島を訪問した。珍しく中学生の子どもと2人旅である。
現地では戦跡ツアーを専門でやっている芳賀氏に依頼。(ガイドブックやネットで実名広告を出しているので氏名を掲載)。約6時間かけて島内をじっくりまわった。
サイパン・ロタ・パラオは、当時日本の信託統治領。一方すぐ近くのグアムはアメリカの占領下。ゆえに日本は真珠湾攻撃と同じ日にグアムを空爆、その後上陸して短期間で占領している。
それから約2年半軍政をしいたが、サイパン島玉砕の後に米軍が来襲。悲惨な戦闘が行われて、ここも再び米軍に占領された。島内には双方の上陸地点や激戦地が、当時のまま面影を残したたずんでいる。
さてグアムの観光客は日本人が約8割。しかしほとんどがビーチや買い物がメイン。最近はトレッキングをする人も減っているそう。ましてや観光地化されていない戦跡をまわる人はごく僅か。
しかしそれでも何日かに数名から、ネットを通じてガイドの依頼がくるそう。中には非常に若い世代の人も。関心を持ってもらえて嬉しいと、芳賀氏は途中何度も言っていた。
日本軍のトーチカ→米軍の上陸地点→当時の軍港→横井庄一さんの生活エリア→野戦病院の塹壕→最後の司令部塹壕→日本戦没者慰霊碑→チャモロ人強制収容所→BC戦犯裁判所→同処刑場。多くの場所を見れた。
さて子どもはどう感じただろう。海外自体が始めてなので、余裕がなかったかな。芳賀氏は私よりも、子どもに多く話かけていた。世界平和の実現には教育こそ重要。同じ考えだ。
また芳賀氏、「戦争がいけない。兵隊さんが可哀そう。それだけでは不十分。何故そんな戦争をしたか。何故負ける戦争をしてしまったのか。より深く考えて欲しい。同じ間違いを繰り返さない為に。」
●今日一日
終日私用
日本軍最後の塹壕。中にも入りました。
日本がつくったチャモロ人(現地人)の強制収容所跡。
| 2012年07月30日(月) |
そんなに急いでどこへ行く |
ユナイテッド航空。成田空港からの出発が約4時間遅れた。最近めったにないことだ。特に羽田発の便などは10分と違えず動き始める。
飛行機が遅れるのは構わない。まったく動じない。文句もない。元々飛行機は落ちれば終わり。航空会社に命を預けている以上、出発時間に文句を言っても始まらない。
しかし機内ではブツブツ言う人も。左隣に座っている知らない女性も「ねえ、問題よね。きちんとした説明が聞きたいわ。」と話しかけてくる・・・。
いや別に。説明を聞いても早くなるわけじゃないし、何より問題があるまま出発する方が怖いのでは。と心の中でつぶやく。
出立後にそれとなく聞いてみた。搭載機材の空港到着が遅れたこと。それによって乗務員を交代させる必要が出来たこと。その変更を空港管制に届け出る書類が手間取ったこと。以上が理由らしい。
この日記を書けているのは、何より無事に飛べたから。飛行機の運行など焦らずゆっくりでいい。安全第一だ。
●今日一日
【午前】 地域まわり/中央区内
【午後】 支援者訪問/都内
| 2012年07月29日(日) |
郵政改革という大きな成果 |
JP(日本郵政グループ労働組合)の大会レセプションに参加。地元支部の役員・代議員から、多くのご意見を伺った。
民主党政権は成果が少ないと指摘されるが、それでも過去の政治を変える結果も残している。
そのひとつが郵政改革法案の成立。小泉政権下で行われた完全民営化路線を一部修正し、今後とも全国くまなく郵政事業が行えるようにしたもの。
特に重要なのは利益の出にくい地域。もはや廃止直前まで追い込まれていた局も多く、まさに住民にとっても死活問題と言える状況だった。
最終的に自民党との協議を行ったので、当初の政府案より後退した部分もあたが、将来にわたる制度設計ゆえ野党第一党との合意は重要。
さて今後。世知辛い昨今。いつまた過疎地や小規模の郵便局に対して「そこが無駄だ」という、まさにツマラナイ指摘がされる可能性もある。
県議会民主党でも郵政問題の勉強会を重ねてきた。今後も現場の皆さんからご意見を伺い、国政に対するチェックを続けていきたい。
●今日一日
【午前】 消防団警備(上溝夏まつり)/上溝
【午後】 JP大会レセプション/富士見 上溝夏まつり式典/上溝 上溝夏まつり待機所&詰所まわり/同
【夜】 緑が丘1丁目自治会盆踊り/緑が丘 緑が丘2丁目自治会盆踊り/同 弥栄自治会盆踊り/弥栄
上溝の夏まつり
上溝夏まつりの宵宮(1日目)。各自治会が設置している神輿の待機所・詰所をまわった。どこも多くの人で大賑わい。
最近のまつりは観客数を誇示する。「昨年は10万人だったが、今年は12万人になりました。」という具合。
しかし元々まつりの原点は、それを行う人たちにある。先祖の霊を慰めるため、豊作豊穣を願うため、自らが参加してつくり上げていった。
上溝に暮らす私が言うのは手前ミソかもしれないが、この上溝夏まつりは地域住民すみずみまで参加している。理想的なまつりである。
また全体の運営は役員さん中心に行われるが、メインの神輿を担いでいるのは、普段は余りまちづくりに携わることの少ない若者。ここも良し。
明日は午前中は消防の警備。午後からまた詰所まわり。夕刻からは式典など県議としての対応。楽しい2日間になって欲しい。
●今日一日
【午前】 JAM県央地協バーベキュー/清川村
【午後】 JAXAオープンキャンパス/由野台 上溝夏まつり待機所&詰所まわり/上溝 下九沢団地ビア祭/下九沢 星が丘連合みこし出発式/星が丘
【夜】 田名清水自治会盆踊り/田名 中央2・3丁目自治会盆踊り/中央
色々な付き合いがある。俳優の支援者が出演する演劇を鑑賞すべく、東京は笹塚のミニシアターまで向かう。
数ヶ月前に‘第一部’を池袋で見た。その第三部。目の前で行われる演技は、かなり真に入り迫力がある。
演技を見ることは、情操教育にいいと思う。これは大人も同じ。音と映像がデジタル化した映画よりも、演技そのものに注目できる演劇は良し。
●今日一日
【午前】 地域まわり/中央区内
【午後】 行政相談対応(福祉)/県庁 保健福祉局からレクチャー/同 事務作業/同
【夜】 支援者出演演劇鑑賞/都内
| 2012年07月26日(木) |
地域共通診察券を作成 |
さて京都の先進施策を調査に行ったが、ポケットカルテの創設者から驚くべき事実を聞いた。
「このカードは全国仕様です。相模原でも一部の薬局で使えます。」とのこと・・・。なるほど聞く限りは、確かに利用が可能である。
今現在、残念ながら試してはいない。薬局などの支払いについて、控除の計算に使えるとのこと。近いうちに試してみよう。
●今日一日
【午前】 国立病院京都医療センター訪問(ポケットカルテ調査)/京都市
【午後】 京都から相模原へ
【夜】 会合(地域)/町田市
京都医療センターで地域共通診察券をつくって頂きました。
| 2012年07月25日(水) |
病院共通カードは着実に |
地元市議有志と県外調査。京都で先進的に取り組んでいるポケットカルテを、実際に運用している病院を訪問して現場の声を伺う。
病院共通のカードをつくることにより、相互に医療情報を共有し、結果患者さんのサービス向上に繋げる。いい話である。
一方で様々な課題があったからこそ、実際には進んでいかなかった現実がある。その点を真摯に見つめねば。一つ一つ、時間をかけて着実に。
●今日一日
【午前】 朝の街頭活動/JR相模原駅 相模原から京都へ
【午後】 完岡医院訪問(ポケットカルテの調査)/京都市内
| 2012年07月24日(火) |
指定管理者制度の問題点 |
指定管理者制度について話す機会があった。公共施設の管理・運営を民間企業や市民活動団体に代行させる制度で、神奈川県立と相模原市立の施設でも、現在はほとんど全てで適用されている。
いわゆる“お役所仕事”を改善しようと始まったものだが、当初の目論見が外れたことは、年を追うごとに明らかになってきている。これは多種多様であるべき施設を、十ぱ一絡げに、単なる“公共施設”と位置付けたことが原因。
元々貸館と福祉施設では役割が違うし、貸館でも性質によって自主的な事業は大きく異なる。一方各施設を指定管理させる時の手法は大差なく、結果として利用者のサービスに良からぬ影響を与えつつある。
全てを横並びで一緒くたにし、“公平”の名の元に制度を一律化することこそ、本来改善しなければならない役所の手法。AはAなりのBはBなりの、趣旨にあった柔軟な管理をすればいいのだ。
●今日一日
【午前】 家庭倫理の会おはよう倫理塾/相模原 朝の街頭活動/上溝駅 事務作業/事務所
【午後】 行政相談対応(警察)/県庁 打合せ(議会)/同 行政相談対応(施設)/南区相模大野 来客/事務所 書類作成(報告会)/同
【夜】 月例ミニ県政報告会(民主党政権の検証)/市民会館 同有志懇親会/中央
| 2012年07月23日(月) |
障がい児の‘措置’入所 |
厚生常任委員会のメンバーで現地調査。横浜市港南区にある‘ひばりが丘学園’を訪問。障がい児の入所施設だ。
入所には‘契約’と‘措置’があり、前者が保護者等の自主性に依るのに対して、後者は必要に迫られて行政の判断で行われる。
最近その‘措置’が増えている。これは親による虐待を児童相談所が把握し、その結果やむを得ず入所に至っているケースが多い。
障がいのある自分の子どもを虐待する。「世も末」と感想だけ述べてはいられない。その原因を社会的に解決するのも政治の責任。
親が悪い。もちろんそうだ。しかし自らも障がい者のケースもあり、個人を一概に責めるだけでは解決に至らない。
入所に至った子どもについては、教育を含めて万全の体制をとるよう努力している。一方で親に対するアプローチはイマイチ。
ここを改善しなければならない。少なくとも虐待によって入所に至った場合は、親に対してこそ再発防止のため根気強いアプローチをすべき。
更にその為には人員と予算がいる。必要ならば用意すればいい。「カネがない」は嘘である。本年度の神奈川県予算は、一般会計で1兆7730億。
障がい児や虐待に苦しく子ども達のフォローが出来なくて、果たして政治・行政は存在意義があるのか。
●今日一日
*厚生常任委員会県内調査
【午前】 県立ひばりが丘学園を視察/横浜市港南区
【午後】 県立衛生看護専門学校を視察/横浜市中区 (公財)実験動物中央研究所視察/川崎市川崎区
【夜】 会合(議会)/横浜市中区
県立の障がい児入所施設“ひばりが丘学園”
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