てらさき雄介の日記
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長い定例議会が終わった。一般質問の調整を開会前から行った。会派政調会としての仕事もあった。多選では深夜まで会議をした。
これから1ヶ月ほどは、相模原にいることも多くなるだろう。また休会中だからこそ出来る、県庁内での仕事もある。精力的にやっていきたい。
そうだ。21日の日曜日は、後援会で旅行会をする(ホームページトップに記載しています)。まだその人数が集まっていないので、今週末はそれにかかりきりだ・・・。ご参加お願い申し上げます!
【今日一日】 (以下場所県庁) 1000民主党県議団政務調査会 1120民主党県議団1期生の会 1220民主党県議団会議 1300本会議 1445民主党県議団拡大部会長会議 1510民主党県議団12月定例会打合せ 1730富士工業労組定期大会/淵野辺 1830事務作業/県庁
明日で9月定例会は終了。その前日である今日は“調整日”と呼ばれている。恐らく最初は通称だったのだろうが、今では議会局発行の日程表にもそう書いてある。
何をするかと言えば、その名の通り‘調整’だ。今日まで審議してきた各議案・陳情などについて、その審議内容を確認して会派内で採決態度を決める。
更には国に対する意見書など、超党派で成立させるのが望ましいものは、各会派間での協議も行う。
‘調整’するテーマは数多いので、各委員会単位で集約される度に、全員で団会議を開催して承認という流れだ。途中議案以外の案件も入ったりする。
情報公開の本旨は、政策立案の過程を明らかにすること。今日行われた‘調整’の過程を、どうやって議会として県民に知らせていくかが課題だ。
【今日一日】 1000民主党県議団政務調査会/県庁 1030松沢成文知事に予算要望提出/県庁 1300民主党県議団会議/県庁 (以降断続的に開催。1930終了。) 2000会合/横浜市中区
昨日は、深夜11時40分に委員会再会となった。日にちを越えて委員会を開催する場合は、‘延会’手続きが必要となるためだ。
その後知事と行政職員、そして各会派が入り乱れて、様々な調整が行われた。新聞にも書いてあったが、過去多選(自粛)条例に反対してきた自公が、今回は態度を変えて、妥協点を探してきたためだ。
結果、知事は「禁止」条例を通すことを最優先し、付帯意見として“施行日を地方自治法の改正時とする”を付けることで合意した。
被選挙権を制限するには法の根拠が必要との、自民党の意見に配慮したことになる。しかしこの主張には一理あり、民主党も議論の結果受け入れることにした。
妥協することについて、最初は「おやっ?!」と思わなかった訳ではないが、話し合いで一定の結論が出ることは、議会政治にとってむしろ望ましい。結果オーライの傾向はあったが、上手く多選禁止を制度化することが出来た。
採決したのは朝方4時20分。さすがに眠いし疲れた・・・。しかしお年寄りの議員も頑張っている。こういう時の気合いは、見習わなくてはならない。
しかし議員は深夜だろうと朝方だろうと、時期を捉えて議論するのが仕事だが、県幹部約50人がこの時間まで待機していたことは、無駄も多かったのではないか。
さて今回の審議では、色々貴重な経験をした。今後に活かしていきたい。
【今日一日】 深夜 010民主党県議団会議/県庁 200総務企画常任委員会/県庁 (440まで) 帰宅、睡眠・・・。 1300挨拶まわり(数軒) 1500事務作業/事務所 1800事務作業/県庁
| 2007年10月09日(火) |
総務企画常任委員会3日目 |
3日目だ。今日は各会派とも、知事の多選禁止条例に絞って再質疑を行った。そして採決の前に休憩となり、現在夜8時10分。再開の見通しはたっていない。
3日間にわたる委員会での質疑を、多選禁止条例に賛成の立場から、そして行政に対するチェックマンとしての議員として、冷静に聞いてきたつもりだ。
そもそも無理を感じたのは、委員会の出席者。この条例について議員が議論する相手が、知事本人でなく役所の職員だということ。
松沢知事は県議時代に、時の長洲多選知事を見て、その問題を意識したという。遠い地域の理屈のみの話ではなく、実際に体験したことから条例への思いが出ている。
しかし主に答弁する課長は、事務を預かる役所の職員。政治家ではない。理路整然と答えてはいるが、松沢知事の“思い”は伝わってはこない。制度上やむを得ないことだが、だからこそ根本的な疑問も感じる。
さて今日は深夜に及び、もしかすると朝方になるかもしれない。奇しくも今日は委員会で、職員の残業抑制について報告を受けた。何とも言えない感じだ。
しかし実質的に被選挙権を制限することは、議会制民主主義の根本に関わる大きなテーマだ。議員同士の議論を省略すべきではないし、朝方だろうと明日夜だろうと、最後まで気を抜かずに頑張っていきたい。
【今日一日】 (場所以下すべて県庁) 930民主党県議団政務調査会 1030総務企画常任委員会 1230民主党県議団会議 1500総務企画常任委員会 (1800に休憩に入る) 1950民主党県議団会議 現在23時15分。いまだ休憩・調整中・・・。
筑紫哲也さんがテレビに出ていた。回復されたことを嬉しく思う。昔に比べ年をとったと思うが、ジャーナリストとしての発言は、今でも他と比べ群を抜いている。
単なる司会や番組進行、あるいは視聴者の代弁に終始する出演者もいるが、それならばあえて長い時間を使ってテレビは見ない。映像も含めて、インターネットで十分な時代だ。
社会で起こっていることは、一目見た断片だけでは真実かわからない。しかも政治権力は元来隠蔽体質を持っている。そこに切り込んでいくのが、ジャーナリストとしての仕事だ。
しかし筑紫氏と言えど、ある意味過去の人。本来ならば、次の世代にこそ頑張って欲しいものだ。昨今この業界で、これは!という人が見当たらないのは残念だ。
マスコミ、特にテレビ関係者と話をしていて思うことだが、社会全体に対しての責任を、より自覚する必要があるのではないか。
政治は世論で変わる。司法もまた制度改変など、新たな試みをしている。第四権力たるメディアも本来の役割を果たすために、自ら変わらなければならない。
【今日一日】 1000事務作業/事務所 1100機関紙ポスティング/中央 1300街頭演説&ビラ配り/中央 1500事務作業/事務所
| 2007年10月07日(日) |
次期衆議院候補について |
昨日も今日も、相模原をまわった。すると何度となく、「民主党の衆議院候補はどうなった?」と聞かれる。通な関係者からは「例の件、どう?」という感じだ・・・。‘その気’がないことを早々に明言したので、皆さん私には聞きやすいのだろう。
しかし回答は出来ない。隠している訳ではない。公党の活動は公開が基本だから、知っていれば誰にでも話す。本当に、その後どうなっているか知らないのだ。そもそも私には、この件で意見を言うことすら許されていない。
そんな民主党のあり方に疑問はあるが、まさに決戦の総選挙に向かって、何だかんだと揉め事をつくるつもりもない。小沢党首が政治生命をかけてやると言っている以上、私もこの件では自分を押さえて頑張るつもりだ。
そういう訳で、以後も「知らない。上(県連・本部)で調整中。」としか答えられない。それが事実だがら。ただ余り時間が過ぎると、新たに決まる候補者の運動時間が、その分少なくなってしまう。何とか今年中には決めてもらいたい。
【今日一日】 900上溝レクリエーション大会/上溝 (1500まで。途中抜けて挨拶まわり。) 1540相模のねぶたカーニバル/中央
テロ特措法の延長は認められない。また今後も自衛隊の海外活動は、慎重を期すべきで、基本的には他分野での国際貢献を模索すべき。
この点で民主党と私の主張は、完全に一致している。しかしその後だ。先般小沢党首が、アフガンに展開中の治安維持部隊について、自衛隊の派遣が可能との見解を出した。「国連が認めている」との理由で。
そもそも‘国連決議’には、多種多様な形式があり、安全保障理事会に至っては、米中ロの影響力がとても強い現状にある。例え決議が出ても、実態としてそれが国際合意とは、とても言えないような状況もあった。
小沢党首はかつて湾岸戦争で、アメリカに戦争経費を供出したことがあった。当時苦肉の策として‘国連が認めている’と理由付けをした。過去を責めている訳ではない。しかし日本と世界との関わりを、過度に国連に依存すべきではない。
‘国連で認められている’ことを、軍事力を展開する際の、最低限の条件とするなら理解できる。しかし国連で認められているからと言って、それを理由にして自衛隊を派遣するのはどうか。
現在の国連が、実態として国際世論を集約してない以上、日本の国益も考えて、慎重な対応が必要と考える。
【今日一日】 900よこやま幼稚園運動会/横山 930東プレ労組定期大会/南橋本 1040みたま祭り/古淵 1200挨拶まわり(十数軒)/市南部〜中部 1530事務作業/事務所 1700相模大野万灯まつり/相模大野 1830渡辺良一市議後援会会合/田名
| 2007年10月05日(金) |
議会基本条例について |
“自治体の憲法”とも呼ばれる自治基本条例を、最近多くの自治体が制定している。神奈川県も、制定に向けて作業中だ。
同じく議会として、本来の役割とは何か、県民との関わり方はどうかるべきかなど、基本的事項について定めるべきとの意見がある。
民主党県議団としても、プロジェクトチームをつくり、現在調査研究を精力的に行っている。
名誉職的な議会から、まさにプロとしての議会に変えていくために、「議会とはどうあるべきか」を皆で考えることは大切。現に今日行われた会議でも、中身のある議論を多くすることが出来た。
一方、議会のあり方を明文化して定めることに、いささかの疑問も持っている。
一、議会改革とは、すなわち議員改革であり、現行制度でも議員がレベル向上すれば、自動的に議会のレベルも上がる。ルールでしばっても、議員が変わらなければ、結果意味がない。
一、議会の運営は常に柔軟であるべきで、現在の議員が、現在の会派構成のまま、将来にわたっての拘束を条令でかけるのはどうか。むしろルールがない自由な状態のなかで試行錯誤してこそ、今後のより良い議会政治に結びついていく。
一、‘議会の憲法’というからには、今後議員が常に意識しうる、重い存在の条令にしなくてはならない。しかし実態として、つくっただけになる傾向も、自治基本条例などではある。
こんなところだ。しかし上でも述べたように、つくること自体は良い。私の懸念をクリアできるような内容に、今後していけるかどうかが勝負。
【今日一日】 午前中私用 1500民主党県議団議会改革PT‘議会制度チーム’会議/県庁 1700民主党県議団議会改革PT‘政務調査費チーム’会議/県庁 1830民主党県議団と県政記者クラブとの懇談会/横浜市中区
“歌人・咢堂と津久井”という本が出た。津久井町在住の方による著書だ。尾崎行雄が生前読んだ歌のうち、ふるさと津久井を扱ったものが、丁寧にまとめられている。
尾崎行雄は政治家として、後世にその名を轟かせているが、歌人としても相当だったらしい。そこに着目した人は過去少なく、著者のご努力に敬意を表するものである。
さて今日は、著者と、津久井の‘尾崎行雄を全国に発信する会’有志の方々と一緒に、尾崎行雄3女である相馬雪香さんを、永田町の憲政記念館内の尾崎行雄記念財団に訪ねた。
約1時間色々なお話をした。途中著者から、調査時にどうしてもわからなかった点について、直接相馬さんに質問もあり、大げさに言えば歴史の新事実も発見出来た。
本も数度読んだが、正直歌については全く知識がない。しかし政治家として尊敬する尾崎行雄が、晩年にふるさと津久井の歌と読んだことは、多く感じ入るものがあった。
政治家として、同じような不屈の信念を持てるように、自己向上にむけて努力したい。
【今日一日】 900上記著者お迎え/津久井青野原 1100尾崎行雄3女相馬雪香さんと面会/千代田区永田町 1600事務作業/事務所
| 2007年10月03日(水) |
総務企画常任委員会2日目 |
県議会には、8つの常任委員会がある。議員はどこか1つに所属する。
総務企画 防災警察 環境農政 厚生 商工労働 建設 文教
議会の委員会は、役所の組織ごとにわけられていて、総務企画は県庁の‘総務部’と‘企画部’を所管する。
・行政計画 ・財政計画 ・税務 ・市町村との調整 ・基地対策 ・行政改革 ・人事管理
などが主な役割だが、“他の委員会の所管でないもの”も扱うので、社会情勢によって新たなテーマが加わることもある。
今日は、民主党から財政健全化について、公明党から基地対策について、憲政会から行政改革について、それぞれ質疑が行われた。
答弁がずれている場合などを、委員長が質してくれる姿勢は良い。会派に関わりなく、議員対行政で審議をしているのだから。
懸案の知事多選禁止条例は、3日目に主な審議をすることになった。改めてご報告したい。
【今日一日】 930民主党県議団部会長会議/県庁 1030総務企画常任委員会/県庁 (1700まで) 1930連合神奈川議員団会議/横浜市西区
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