てらさき雄介の日記
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| 2007年09月22日(土) |
第5回ミニ県政報告会 |
ミニ報告会も第5回になった。つまり県議として5ヶ月が経とうとしている。4年しか任期はない。ペースを上げた方がいいかもしれない・・・。
さて今日のテーマは‘議員の定数’についてだ。いまだ「これ位が適正人数だ!」と断言できない。
多少でも経験した神奈川県議会と相模原市議会の現員数が多過ぎることはわかるが、人口の大小だけで議員定数は必ずしも決められない。
そもそもデータも少ない。地方自治法により上限数のみ決められていて、あくまで地方の自主性とは言っているが、現実には極端に議員数が少ない自治体はないし、また極端に多いこともない。
それぞれ自らの判断で、ゼロベースで定数を考えていくべきだろう。その結果、議員定数の大小による特徴が、日本の民主主義の経験として蓄積されていく。
そして今日の報告会の結論もそうだったが、議員定数は“議員の仕事とは何か?”にかかっている。経営者たる議員と、チェックマンとしての議員と、主権者の代弁者としての議員では、自ずから相応しい人数が異なってくるのだ。
最近は、地方議会には、議員内閣制が相応しいと考え始めている。その結果議員は経営者になり、人数は今の約半分と言うところか。別組織でボランティアの市民協議会的な組織も必要になる。
繰り返しだがそれを含めて、それぞれの自治体ごとに自主判断していくべき。神奈川県議会でも、この任期中には、新しい定数の議論がされるだろう。実現可能かの前段階として、色々な実験もしていきたい。
【今日一日】 1000事務作業/事務所 1100第5回ミニ県政報告会/事務所 1300党関係打ち合わせ/事務所 1600雑誌愛好会“木鶏クラブ”5周年記念講演会/上鶴間本町 1745同祝賀会/同
西郷どん、ならぬ西郷丼である。父と上野の国立科学博物館へ行った。展示物も興味深かったが、それよりも近くで食べた昼食だ。
上野に近づくと、父が「聚楽台に行きたい。」と言う。上野着の上り列車で上京した方が、多く食べた老舗レストランだ。
父は地方出身ではないが、何かで知っていたらしい。色々なメニューがあるが、総じて値段も安く量も多い。
復刻メニューのなかの、「西郷丼」を頼んだ。温泉卵・ほうれん草・さつま揚・さつま天・豚の角煮・そぼろ・明太子が、丼ご飯にしっかりとのっている。
ハーモニーという訳ではないが、個々にはかなり上手い!一気にペロッと食べてしまった。しかしこれは家でも創れるかも・・・。まあ何でもそんなものか。
夕方はとても大切な、党関係の打合せもあったが、それでも食べ物ネタになってしまった。食べるのは基本だから。
【今日一日】 900私用/都内 (1400まで) 1630党支部議員団打合せ/市役所 2000青年会議所次年度委員会/橋本 2300会合/千代田
先日の会合が県庁そばで深夜に及んだ。タクシーで帰るのは高いし、今日も朝から県庁だったので、昨晩はビジネスホテルに宿泊した。
横浜スタジアム裏という立地だが、深夜チェックイン割引で何と4000円。しかも朝の軽食付きだ。
県議はそれぞれ愛用のビジネスホテルがあるらしい。1期生はいまだ開拓中のよう。個室ではないが、大きな風呂のサウナ系も充実している。
県議会も昔は議員宿舎があったとのこと。電車が発達する以前は必要だったそうだ。当然今は廃止されている。
会合と言っても、主には飲食を伴うもの。本会議などが深夜になることは、そんなに多くない。宿泊は自費で結構だ。逆にそのほうが気楽という面もある。
これから3年半の任期、何泊するかはわからない。元々余り来たこともない関内周辺にも、だんだんと詳しくなっていくのだろう。
【今日一日】 1000民主党県議団政務調査会/県庁 1045民主党県議団部会長会議/県庁 1215民主党県議団会議/県庁 1300本会議/県庁 (1645まで) 1930党関係打合せ/事務所
| 2007年09月19日(水) |
多選禁止条例提案される |
知事の多選禁止条例が提案された。過去2回否決されているので、3度目の提出だ。今日の代表質問でも、自民党からは異議が述べられ、民主党からは賛意の表明がされた。
多選禁止は松沢成文という政治家の、それこそ県議時代からの主張だ。先の知事選でも大きく掲げて再選したし、最近は厚木や大和でも多選批判による市長が誕生している。
また現在、横浜市会へも市長の多選「自粛」条例が提案されている。「禁止」と「自粛」は若干違うが、中田市長は可決されることを優先したのだろう。突っ張るところが松沢さんらしい・・・。
さて今後だが、詳細は総務企画常任委員会で審議される。イメージしてみると、賛成の立場では、実は余り言うことはない。反対の皆さんがどういう理屈をつけるか、逆に興味もある。
すべての自治体で一律に禁止する必要はないが、神奈川県において率先して条例化するのは良いことだ。知事曰く「国の方針を待たずに、先駆けてすることに意義がある。」同感である。可決に向けて頑張ろう!
【今日一日】 900一般質問調整/県庁 (教育委員会・県土整備部・企画部・警察本部各課) 1200民主党県議団政務調査会/県庁 1220民主党県議団会議/県庁 1300本会議/県庁 (自民・民主・公明の代表質問・1815まで) 1830民主党県議団政務調査会作業/県庁 1930会合/横浜市中区
市議時代は2期目から、原稿なしで発言するようにした。話の順番を間違えてはいけないので、項目や数字などのメモはつくったが、そのまま読むという意味での原稿はなしだ。
県議会では、その名も‘読み原(読み原稿の略)’というものがある。役所と調整をしている際、何度か求められたが、なしを想定していたので口頭で趣旨を伝えていた。
また事前調整に意味があるとしても、それは役所も答弁内容を出してこそのもの。こちらが文書で出しても、役所は文書を出さない現状では、不公平かつ手の内を安易に知らせることになる。
しかし先日ある部署と話をしていて、どうも口頭で言い続けてきたことを、しっかりと理解して頂けなかったことに気づく。自分の話べたもあるが、原稿を読解することに慣れた、双方の悪い慣習の結果だろう。
という訳で、不本意だが原稿を書くことにした。今作業中だが、慣れてないので意外に大変・・・。しかし一字一句その通り読むなら、会議をしている意味自体なくなる。あくまで演説なので、原稿は参考で、その場で考えながら発言したい。
さてせっかくなので、今までの調整で珍しかったこと。「この質問止めて欲しい。」については、さすがにはっきりとは言わない。やんわりとだ。それこそ市議時代は、圧力的雰囲気もあったが、ここは知事与党(ではないが)ゆえだろうか。ただ止めろと言われると、逆に止めるわけにはいななくなる。
また「こんな感じでどうでしょうか。」と、頼んでもいないのに原稿案をつくって下さる部署も。最初の調整のときに‘期待する回答案’をこちらから出したことに対する嫌味ではないのだろうが、実は原稿を役所に書いてもらっている議員はかなりいる。情けない!
さてあと10日ほどで本番だ。本会議での発言は、議員の仕事で最も重要なものだ。昔テレビのスポーツニュースで張本勲が、ピッチャーのことを「これで食ってるんだぞ!という迫力が投球にない。」と酷評していた。
プロとして、自分自身とお客様(県民)が納得出来る発言になるよう、残された期間全力で考えていきたい。
【今日一日】 午前中一般質問作成/自宅 1300挨拶まわり(約10軒)/市全域 1700市議と打ち合わせ/事務所 1900一般質問作成/自宅
| 2007年09月17日(月) |
月1日は休みにしよう |
特に予定がなかったので、昨日とおとといは休みにした。スーツも着ずに、パソコンもつけない。
するとどうだろうか。今日は肉体精神ともに充実した感じ。仕事外の私用をしていたが、それでも体調がとても優れているのがわかる。
やはり休まなくてはだめなのだ。議員の仕事は時間がマチマチなので、どうしても不規則な生活になってしまう。毎日びっしり仕事をしている訳ではないが、それでも1日1つは何かあるために、結局仕事モードになってしまう。
昔ある国会議員が、「月に1日必ず休む。」と言っていたのを覚えている。休み自体に意義は見出していないが、仕事を継続的にすっかりするためにも必要かもしれない。
今後は最低月1日は休みをつくるようにしたい。
【今日一日】 終日私用
自民党総裁選で福田氏が圧勝する形勢だ。麻生派以外すべての派閥の支持を得ている。これを“派閥政治の復活”と評する人もいるが、自民党には元々厳然として派閥があるのだ。
‘人間は3人集まれば派閥が出来る’という意見もあるが、自民党の派閥はそれとは似て非なるもの。派閥の正式名称があり、事務所があり、更にはそれぞれ政策集までつくっている。良くも悪くも単なる仲良しクラブではなく、権力闘争をするための集団だ。
民主党の場合は、それ程ではない。あってもまだ仲良しクラブの範疇。それが良い目に出るときもあるが、一方派閥の功罪で「功」の部分も出ない。もちろん派閥は、なければ無いほうがいいので、無理してつくる必要はない。
司馬遼太郎の幕末感のうち、薩摩と長州の分析は興味深い。薩摩は‘お先師’に従う文化。藩主に対する忠誠心が強く、西郷隆盛や大久保利通のようなリーダーが出たのもそれ故。一方長州は‘君と僕’と言い合ったように、兄と弟はいても上下関係ではない。高杉晋作や桂小五郎に至っては藩主の命令無視も数回、御前会議での意見も喧々諤々。
維新後に、西南戦争で多くの薩摩人が西郷とともに決起したのと、萩の乱で前原一誠のみ孤立し自滅したことの違いは、この文化ゆえと論じているのは、あながち空論でもないだろう。
さて私は長州の方が好きだ。最近一層そう思う。映画などで見る親分子分には憧れるときもあるが、政治は不義理と不人情の世界。唯一金銭やポストなどの利権などが介在した結果、一時的に忠誠が成立するときもあるが、その行く末は余りにも儚い・・・。
そして何よりも、私たちは主権者に対してのみ頭を垂れればいい。忠誠というならば、公務員たる私たちの主人は県民であり市民だ。間違ってはいけない。
それでも‘親分、子分’と言うならば、「自分は親分足るに相応しいか。」「子分足るに相応しいか。」そして、「最後まで運命をともにする覚悟があるか。」を自らに問い直すべきだ。
【今日一日】 休暇
| 2007年09月15日(土) |
死についてのサポート |
身内が入院しているせいで、病院に行く機会が最近ある。その身内はまだ若いが、他入院患者はほとんどが老人だ。
仕事柄福祉施設にも行くが、ともに老人と社会について考えさせられることが多い。医療制度も介護保険も、基本的には財政から発したもの。‘いかなるサービスが提供されるべきか’という本質論から出てはいない。
「医療保険は基礎的社会保障ではない」。信じられないことだが、これが行政の公式見解だ。医療ですらそうだから、福祉も推して知るべし。ゆえに“受益者負担”という場違いの言葉が、安易に使われてしまうのだ。
誰でも元気で生きていきたい。そしていずれ死を迎えるときは、まわりに迷惑をかけずにポックリ逝きたい。皆思うことだろう。それをいかにサポートするか。政治の役割だ。
前者については、日々どんなカタチであれ議論している。では後者についてはどうだろうか。誰でも迎える死について、そのサポートを社会は考えているだろうか。
安楽死のことではない。例としては終末医療や、ホスピスなどが挙げられるだろう。それが医療なのか、福祉なのかを越えて、政治も施策を採っていくべきだろう。
【今日一日】 休暇
| 2007年09月14日(金) |
リーダーは実力者であるべき |
先日松沢知事と話していたら「政治家の出処進退は最高の倫理であるべき。」と言っていた。その意味で安倍総理は失格だ。
参議院選挙で敗れたときに、自らの責任を表明して辞めるべきだったのだ。今回の辞職劇を見て、こんな総理を選んだ自らを悔やんだ与党議員も多かったろう。
さて安倍政権は、発足当初から問題が多かった。小泉総理の負債が多すぎたこともあるが、‘リーダーとは’という基本が違ったのではないか。
政治家の力とは役職ではない。現に私など地方議員は、そもそも役所に命令指示する権限はなく、‘総合的政治力’を駆使して政策実現をしている。
安倍総理は、自民党の序列で言えば、真ん中少し上くらい。そんな人がトップに立って上手くいくわけがない。小沢一郎という個性的キャラで、何とか民主党がまとまっているのは、一重に彼が党最大の実力者だから。
今の自民党総裁選もそうだ。麻生氏が万に一つ勝利しても、結果良い政権運営は出来ないだろう。何故なら麻生派は、十数人の少数派閥だから。派閥がいいと言っているのではないが、身内が少ないということは、それだけ気を使う人が多いとうこと。主体性を出せる訳がない。
もちろん全てを超えて、世論の圧倒的支持を得られるなら別だ。しかしそれだけの人材ならば、政党内でも一定の支持を得られるはずだし、結果実力を備えることも出来るはず。
リーダーとはなるべくしてなるもの。無理してなっても、それは続かない。ましてや社会に与える影響が大きい政治は、権力を行使するという怖さと慎重さを肝に銘じて、常にリーダを選んでいくべきだ。
【今日一日】 終日一般質問作成/都内
| 2007年09月13日(木) |
議会のルールは最低限に |
9月議会が始まった。夕方会派内の議会改革プロジェクトチーム主催で、‘議会基本条例’についての勉強会が行われた。
いくつかの先例を見たが、自治基本条例のような原則や総則が多い。言ってみれば当たり前の話ばかりだ。しかしだからこそ必要という意見もわかる。
神奈川県議会では超党派で話が持ち上がっているので、そう遠くない時期に制定作業が行われるのだろう。その際には、より良い内容となるように、会派内で発言をしていきたい。
しかし議会の運営については、ルールの明文化は避けるべきだ。日本は慣習法が少ないが、議会はそのなかのひとつ。それぞれ議会ごとに‘慣例’というルールがある。
‘慣例’というとマイナスイメージが多いが、長年積み重ねてきた経験の結晶でもある。また議会運営は柔軟さが大切。今の会派、大きな会派のみで、ルールをつくってしまうことも疑問だ。
ルールは最低限でいい。議会のルールとは議員そのもの。より良い議会をつくるためには、議員の質を高めることこそ重要だ。
【今日一日】 (以下場所すべて県庁) 930民主党県議団政務調査会 1045民主党県議団拡大部会長会議 1315民主党県議団会議 1345本会議 1430民主党県議団‘医療・福祉PT’会議 1500議案説明会 1600民主党県議団‘議会改革PT’勉強会 1700一般質問調整
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